2001-02-21 第151回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
○参考人(鈴木佑司君) 非常にポイントをつかれた質問だと思いますが、二つほど実は切り口を用意させていただきます。 一つは、細川内閣のときに建議され発足し、村山内閣のときに完成をいたしましたのがあの例の安全保障懇談会でして、その安全保障懇談会の基本的な考え方は地域的総合安全保障、これはアメリカが非常に強く反発をし、後々再定義、そしてある面でいうと今のような形に戻ってくるという例のジョセフ・ナイ報告が
○参考人(鈴木佑司君) 非常にポイントをつかれた質問だと思いますが、二つほど実は切り口を用意させていただきます。 一つは、細川内閣のときに建議され発足し、村山内閣のときに完成をいたしましたのがあの例の安全保障懇談会でして、その安全保障懇談会の基本的な考え方は地域的総合安全保障、これはアメリカが非常に強く反発をし、後々再定義、そしてある面でいうと今のような形に戻ってくるという例のジョセフ・ナイ報告が
○参考人(鈴木佑司君) 組織より機能と申しましたのは、今、川村さんがおっしゃったように、私自身も、実はユネスコは世界を五つの地域に割っておりまして、欧米と申しますと、これは北米、ヨーロッパ、旧ソ連プラスイスラエルという四十九カ国もあるんですけれども、アジア太平洋が二つ目、三つ目がラテンアメリカ、四つ目がアフリカ、五つ目がいわゆるイスラム国家というふうに割っているわけです。 何が難しいかと申しますと
○参考人(鈴木佑司君) こういう機会を与えていただきましたことを感謝いたします。 私は、三ページにありますように、実はNGOの活動で国連に長くかかわってまいりました。特に、ニューヨークではなくてパリに国連のユネスコという組織がございますけれども、このユネスコを支える民間NGO活動は実は一九四七年に、つまり日本が国連に入る十年ほど前に仙台市で初めて生まれまして、現在は世界に五千の兄弟がおります。そういう
○参考人(鈴木佑司君) 国際化の問題につきましては、私がアメリカのワシントンにいるときに、議会でアフロメーエフというソ連の参謀総長が参考人として証言をしたことが大変衝撃的でありました。国際化というのは、知りたい相手から意見の聴取を直接する工夫をすべきである。ジャーナリストや官僚だけがとってきたものをアメリカで議論することがどんなに大きい間違いをするかという意味で言うと、アメリカを体積で持ってくるべきで
○参考人(鈴木佑司君) 一年後には湾岸戦争はアメリカで忘れ去られ、再び日本とアメリカ、アジアの問題が世界政治の中心になるであろうという予測がぼつぼつとアメリカで出てまいりました。 では、日米はどういうふうに変化するであろうか。 二年ほど前、アメリカの財務長官ニコラス・ブレイディがロンドンで、アメリカは現在お金がないけれども頭脳がある、日本はお金はあっても頭脳がないということを言いました。これは、