○公述人(金城芳子君) あまり急ぎましたので、そういうことに触れなかったわけなんですけれども、実は沖繩の心でございますか、アメリカに対してたいへん敵がい心を持っておりますけれども、実は日本本土に対しても不信感を持っているわけなんです。現に戦争のころに日本の軍人が結局沖繩を守ってくれなかったというんでございますが、戦中だったものですから、あるいは日本の軍人がそういうふうなお気持ちになったのかもしれないんですけれども
金城芳子
○公述人(金城芳子君) ただいまの環境と子供の問題なんでございますけれども、私が沖繩に帰りまして、そしてコザとか、そういった基地のある町を見まして、どうしてもこれはピンと来たわけなんでございます。私は三十年も、児童相談とか、それから家庭相談をやっておるものですから、その勘というんですか、そういうものが来るわけなんでございます。たとえばアメリカの兵隊さんは、結局戦地のつながりのような気持ちで沖繩で暮らしているわけなんでございます
金城芳子
○公述人(金城芳子君) 御紹介にあずかりました金城でございます。
私は、沖繩の出身でございまして、東京に出てまいりましてもう五十年になっておりますので、沖繩から離れてもう半世紀もたっておるわけでございます。ところが、沖繩の今日の状態を見ますと、やっぱし沖繩の心というもの、それを先生方によく御了解いただかなくっちゃ、これは沖繩がまたたいへんなことになるというふうな危機感にかられまして、沖繩の女の人は
金城芳子