1959-12-09 第33回国会 衆議院 商工委員会 第10号
○金刺参考人 私は十年計画でやって、すでに五年に入りましたからあと五年ということを申し上げました。これらについて短縮の可能性については財源の問題であります。今一カ年五億五千万円の収益を上げております。それだけの財源を他に求められればそれだけ短縮されるわけでありますが、今のところはその見通しがありません。その点につきましては先ほど申し上げた通りであります。 その次に、土地によっていろいろの事情がある
○金刺参考人 私は十年計画でやって、すでに五年に入りましたからあと五年ということを申し上げました。これらについて短縮の可能性については財源の問題であります。今一カ年五億五千万円の収益を上げております。それだけの財源を他に求められればそれだけ短縮されるわけでありますが、今のところはその見通しがありません。その点につきましては先ほど申し上げた通りであります。 その次に、土地によっていろいろの事情がある
○金刺参考人 ただいまのお話でございますが、そういう関係は全然ありません。いわゆる競輪関係者というのはボスをさしておると思いますが、いわゆるボスと称しておりますが、それは私の先ほど申し上げましたように、一番競輪が早く昭和二十四年に発足したのでありまして、その当時、二カ月かそこいらで四月ごろに大きな騒擾事件が勃発して、全国で初めてああいう大きな事件が起きました。それはどういう原因かといいますと、警備に
○金刺参考人 川崎市長であります。ここは意見を述べるところでありますから、討論会ではありませんから今の意見に対する弁駁は、私はいたしません。競輪をやっておるのは、実は私の市が一番古いのでございまして、一番体験を持っております。悪い面もよい面もすべての点を知り尽しております。こういう際にすべての点を、ほんとうのことを言うことが最もいい判断を皆さんに与えることだろうと思います。 まず、私どもが驚いたことは
○参考人(金刺不二太郎君) 只今のお話はその通り御尤もでございまして、過般も給与ベースを国で上げたために、殆んどこれは地方も都道府県も市町村も上げております。これに対する財源も結局その前には国でこれを見て頂きましたが、全然見てくれない。で、中には小部分でしようが、給与の改訂さえできないところがあるということも聞いております。そういう工合でありまして、年末手当の支給も国で法律できまれば地方も当然やらなければなりません
○参考人(金刺不二太郎君) 大体いろいろ法人割等が変りまして、増収になる見込はこれは私の市の場合においても若干増収になります。ところが、予算編成に当りまして人体一〇〇%予算に組んであるわけです、調定額というものが。ところが今の納税というものは一〇〇%行かない、国税でも何でも……。源泉で取るやつだけ一〇〇%行く。で今の一〇〇%の調定額は一ぱいに見ておりますから、完全な一〇〇%にするにはプラスマイナス零
○参考人(金刺不二太郎君) それでは着席のまま失礼いたします。只今申上げましたように、この学校の建築費、需要費等にたくさんの金が要りまして、予算の二〇%以上を費しております。これがまあ自治体の一番大きな難点であります。教育の問題こそ、これは各市民が一番重きを置いております。で、特に只今申上げましたように、市に人口が集中しております。昨年の国勢調査でわかりますように、農村から都市へと集中しております。
○金刺参考人 私は簡單に要点だけを申し上げたいと思います。ただいま自治体公安委員の代表の方からお話がありましたが、大体同意見であります。私は警察法を改正するということでありますならば、やはりその根本は警察の機能のいわゆる合理化、能率化でなければならないと思いますが、今自治体公安委員の代表の方から申し上げました内容を、私は一歩飛躍しまして、これを根本的に考えますと、警察が国警と自警にわかれておること自体
○参考人(金刺不二太郎君) 競輪の問題でありますが、これは誰が考えても教育上いいとは言えません。これは賭博行為です。併しこれは国家が決めたことで議員提出で以て国会で決まつたから、我々がやつたのでありまして、この点をよく御認識願いたいと思います。 先ず第一点は、法律が決まつたから地方財政が困つておつて、この競輪を作つたのでありますが、併しながらその当時資材が非常に窮屈でありまして、特に川崎市で競輪を
○金刺公述人 それは結局一時借入れというようなむりなことをして支拂わなければ、とても一般勤労者は食べて行かれませんので、高い利息を拂つて銀行から借入れて、拂つているような状態であります。
○金刺公述人 全国市長会の会長代理をしております川崎市長であります。 都市の財政状態でありますが、御承知の通り戰災を受けた都市は、大体二百余の都市のうち八十都市に及んでおります。それで戰争中は、とにかく戰争に勝つまではというので、道路、橋梁にいたしましても、営造物にいたしましても、そのままに放置されておりました。その上に六・三制の学校の建築などが強要されまして、非常に財源難に陥つておりますところへ
○公述人(金刺不二太郎君) 地方公共団体の内容によつて非常に差があると思いますが、自分の知つておる範囲におきまして、特に自分の市等におきましては、市有つまり公有、市の所有しておる土地というものは、大体公園或いは学校等に対しましても不足をいたしまして、特に六・三制によりまして学校の増築等がありますが、この建築の敷地には非常に困つております。住宅を建てるのにも困つておりまして、まあ我々の都市におきましては
○公述人(金刺不二太郎君) 僕は他に打合せがありまして、誠に恐縮ですが、若し御質問がありましたら、今お願いしたいと思います。
○公述人(金刺不二太郎君) 川崎市長でございますが、住宅金融公庫法案がここに審議中でありまして、住宅のない人逹が住宅を建て得るようになるということは誠に喜ばしいことであります。申上げるまでもなく我々の生存の三大元素と申しまして、衣、食、住の中の食の問題はやや片付きましたが、衣の問題と住宅の問題が最も今痛切に困難を来しておるわけでありまして、これが対策につきましてはお互いに苦慮しておるわけであります。
○公述人(金刺不二太郎君) 川崎市長の金刺不二太郎であります。自治体の財政についてでありますが、御承知の通り二百四十に近い都市のうちその半数は戰災を蒙つております。戰災による関係、それから戰時中道路、橋梁、営造物等がとにかく戰争に勝つまではというので放置してありました。その外に警察、消防、衛生等が市に移管されました。その外に御承知の六・三制によるこの学校の費用、特にその大部分を占めております学校の建築費
○公述人(金刺不二太郎君) 本法案を通覧いたしまして我々が最も重要な考えますことは、しばしば意見がありましたように、この最も重い責任の任に當る公安委員の問題でございます。公安委員の選定を一歩を過ちますならば、しばしば意見がありましたように、地方のボスがこの警察を左右するということになるのでありまして、この公安委員の選定について、意見を申上げて見たいのでありましす。大體只今の大阪市長さんの意見に贊成であります