1982-03-16 第96回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
○金光参考人 私は、実験林を扱って、実際に山の木を扱っております科学者というのか、生物学で見ますと、やはり生き物が枯れるという事実はどうしようもないこととしてあるというようなことが一点あるんでございますが、私は、枯れてもよい松林、これは松自体もほかの樹種と大変厳しい生存競争をして、そして自分の種属の松を繁栄させるように林をつくっておるわけでございます。ある場合にはほかの樹種に負けて松林がなくなる場合
○金光参考人 私は、実験林を扱って、実際に山の木を扱っております科学者というのか、生物学で見ますと、やはり生き物が枯れるという事実はどうしようもないこととしてあるというようなことが一点あるんでございますが、私は、枯れてもよい松林、これは松自体もほかの樹種と大変厳しい生存競争をして、そして自分の種属の松を繁栄させるように林をつくっておるわけでございます。ある場合にはほかの樹種に負けて松林がなくなる場合
○金光参考人 御質問いただきましたが、松くい虫は過去二十年あるいは三十年、日本全国にどんどん広がっていっておりまして、この被害がどうして拡大したのか、また今後どこまで拡大していくのかということについては、私、先の見通しについて定かにできませんが、先ほど西口参考人の方からございましたように、材線虫が外国から入ったのではないかという強い疑いを私どもが持っているということもございまして、もし外から来たものであるとしますと
○金光参考人 東京大学の金光でございます。私は農学部附属演習林におりまして、森林学、森林昆虫学を専攻しておりまして、松くい虫問題に最も深い関心を持っている者の一人でございます。 私は、森林というものが長い年月の間に絶えず変化するものだという見方をしております。こうした観点から、現在の松林、特にいま問題になっておりますアカマツ、クロマツ林ができ上がった過去を振り返ってみますと、最近の数百年におきまして