2016-05-27 第190回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第5号
○野村政府参考人 宮城県におきましては、今回、さまざまな地元との話し合いの中で少し堤防の位置を八十メーターほどセットバックしたというのは、途中で設計変更をしてございますけれども、その設計変更前の最初の計画につきましては、平成二十四年度には地域住民を対象とした説明会を一度開催していると私は承知をしてございます。 これは、例えば蒲生を守る会、自然再生協議会にも参加しておられました環境団体と承知していますけれども
○野村政府参考人 宮城県におきましては、今回、さまざまな地元との話し合いの中で少し堤防の位置を八十メーターほどセットバックしたというのは、途中で設計変更をしてございますけれども、その設計変更前の最初の計画につきましては、平成二十四年度には地域住民を対象とした説明会を一度開催していると私は承知をしてございます。 これは、例えば蒲生を守る会、自然再生協議会にも参加しておられました環境団体と承知していますけれども
○野村政府参考人 委員御指摘のとおり、蒲生干潟地区北側七百メートルにつきましては、ことしの二月に議会承認を経て契約が締結されているところでございます。それで、その契約に基づいて受注者が現場で工事着手をするときには、鳥獣保護管理法に基づく許可を得ておく必要があると理解をしてございます。 したがいまして、工事の契約時点やあるいは工事着手に向けた準備段階では許可を得ている必要は必ずしもないものと理解をしております
○野村政府参考人 お答えをいたします。 蒲生干潟地区を含む七北田川の河川堤防は、今委員の御指摘のとおり、東日本大震災による被災を受け、河川管理者である宮城県において、河川災害復旧事業により整備が進められているところでございます。当該堤防の建設に当たっては、河川管理者である宮城県が住民の意見や環境にも配慮しながら事業を進めているところと聞いてございます。 なお、蒲生干潟地区における堤防の整備については
○政府参考人(野村正史君) 国交省では、全国の洪水予報を行っている河川等におきまして、氾濫が発生した場合に、氾濫水がどのくらいの時間でまさにどの範囲に到達するのかという時系列の氾濫シミュレーションの結果の公表に努めているところでございます。ただ、公表だけではなくて、例えば、やはり地下街等の管理者が避難確保・浸水防止計画を作成する際には、そういった情報を是非、例えば先ほどの協議会の場を通じて、あるいは
○政府参考人(野村正史君) 多くの施設が地下で接続している地下空間では、新妻委員御指摘のとおり、個々の施設の管理者がお互いに調整をして、地下空間全体として効果的な避難確保・浸水防止計画を作成することが重要であるわけでございますけれども、一方で、非常に多くの当事者間でコンセンサスを得ていくという、そのこと自体は一方で難しい課題であるとも考えております。 このため、先ほどもお答えしたとおり、国交省では
○政府参考人(野村正史君) 地下街等の浸水対策において、その管理者による止水板等の適切な設置、運用は重要であると考えております。 これまで国土交通省では、地下街等の管理者による止水板等の設置時の参考となるよう、氾濫シミュレーションに基づく想定浸水深、いわゆる浸水の深さでございますが、その情報提供などの支援を行ってまいりました。また、止水板等の設置を促進するために、平成二十六年には税制優遇措置を創設
○野村政府参考人 お答えをいたします。 立野ダムにつきましては、まず、従前の現地調査などにより、いわゆる活断層を含めた約二百六十万年前以降に活動した根拠のある断層、すなわち第四紀断層がダム本体直下に通っていないことを確認しています。 具体的には、布田川、日奈久断層帯の中で最もダム本体に近い北東部に位置する北向山断層がダム本体から約五百メートル離れた位置に存在しますが、しかしながらダム本体方面には
○政府参考人(野村正史君) お答え申し上げます。 委員御指摘のとおり、現在、翁長沖縄県知事が昨年十月に行った埋立承認の取消処分、その効力は有効となっております。
○政府参考人(野村正史君) お答えをいたします。 まず、鬼怒川の堤防決壊の要因でございますけれども、昨年の関東・東北豪雨では、栃木県、茨城県に大雨特別警報が出されるというふうな状況の下で、九月九日から十日にかけ、鬼怒川流域におきましても二十四時間降水量が過去最大を記録するというふうな、そういう地点が多数に上るなど、本当に記録的な大雨に見舞われたところでございます。この大雨により鬼怒川の水位は大きく
○野村政府参考人 今ほど御指摘のございました、古河市などに許可されている暫定水利権でございます。 確かに、非常に長きにわたり暫定水利権が続いてございますけれども、これも、思川開発事業という水源確保の措置を前提に、豊水条件のもとに許可されているものでございます。 先ほど申し上げましたとおり、利根川水系はやはり引き続き渇水が見られる状況でもございまして、こういう渇水被害が軽減して、これらの暫定水利権
○野村政府参考人 お答えを申し上げます。 今ほど御説明申し上げましたとおり、いわゆる安定した水利権というのは、原則として、取水しようとする流水が安定的に確保されて初めて許可されるものでございます。暫定水利権は、これも先ほど申し上げたとおりでございますが、水源確保の措置を前提に、先ほど申しました豊水条件などを付して許可がなされているものでございます。 思川に照らして申し上げますと、例えば利根川水系
○野村政府参考人 お答えを申し上げます。 水利権、暫定水利権、慣行水利権についてのお尋ねでございますけれども、これらの用語は、実態的に広く社会で使われているものの、法律に定義が規定された用語ではございません。 ただ、関係する河川法の規定がありますので、それに沿いまして、若干るるの説明になって恐縮でございますけれども、お答えを申し上げます。 まず、水利権でございます。 一般的に、水利使用に係る
○政府参考人(野村正史君) 繰り返しになって大変恐縮でございますけれども、三月七日、法令違反を是正するよう指示する旨の文書を郵送しましたのは、和解条項の内容を実現していく上で必要な手続を和解条項に基づき順次取っていったものでございます。 なお、政府と沖縄県の協議につきましては、和解条項にあるとおり、同時並行的に司法の判断が出るまで円満解決に向け行われていくものと認識をしているところでございます。
○政府参考人(野村正史君) お答え申し上げます。 先ほど申し上げましたとおり、和解が成立した三月四日以降取られてきたそれぞれの手続は、政府と沖縄県が合意した和解条項、その内容を実現していく上で必要な手続であると承知をしてございます。 三月七日、国土交通大臣から沖縄県知事に対し法令違反を是正するよう指示する旨の文書を送付いたしましたけれども、これにつきましても、合意された和解条項に基づき必要な手続
○政府参考人(野村正史君) お答え申し上げます。 三月四日に沖縄県と合意した和解条項においては、まず、国土交通大臣は代執行訴訟を、そして沖縄県知事は国の関与取消し訴訟をそれぞれ取り下げる。そして、沖縄防衛局長は行政不服審査法の審査請求及び執行停止申立てを取り下げ、埋立工事を直ちに中止する。そして、国土交通大臣は沖縄県知事に対し埋立承認取消しに対する是正の指示をするなどとされているところでございます
○野村政府参考人 お答え申し上げます。 この和解条項に基づき和解が成立するということにつきましては、今、中谷防衛大臣から御答弁があったとおり、関係閣僚会議においてそのようなことが決まったということでございます。 国土交通省においては、その合意に達した和解条項に基づき、是正の指示を昨日郵送により沖縄県知事に送ったところでございます。
○野村政府参考人 お答えをいたします。 三坂地区、今回破堤をした箇所については、平成二十六年に、一連の区間を整備を必要とする区間として、必要な用地調査には入っておりました。そういう意味では、確かに整備を進める必要がある箇所としては認識してございました。
○野村政府参考人 お答えをいたします。 その前に、ちょっと先ほどの答弁を訂正させていただきたいと思います。恐縮でございます。 先ほど、氾濫水量五千三百万立米と申しましたが、氾濫水量は三千四百万立米、そして浸水戸数を九千三百戸と訂正をさせていただきたいと思います。 それで、今のお尋ねでございます。 鬼怒川でございますけれども、これまで、例えば、下流部茨城県内区間、これは堤防の整備による流下能力
○野村政府参考人 お答えをいたします。 今御質問の中にありましたとおり、例えば、今回の鬼怒川の破堤による常総市の氾濫水量約五千三百万立米ということでありまして、浸水戸数が一万八千戸等々ということで、先生御指摘のとおりの被害が生じております。
○野村政府参考人 お答えをいたします。 これまで鬼怒川につきましては、下流部の茨城県内区間では連続堤防の整備による流下能力の向上、そして、流れの速い上流部の栃木県内区間では護岸整備による河岸の強化、そしてダム整備による流量の低減などを行うことにより、川全体にわたって安全度を向上させてきたところでございます。 このような中で、実は、昭和四十八年に、目標とする治水安全度を向上させるべく治水計画を変更
○野村政府参考人 お答えをいたします。 今回の関東・東北豪雨を踏まえまして、国土交通省においては、社会資本整備審議会に大規模氾濫に対する減災のための治水対策検討小委員会を設置いたしました。そして、十一月三十日に同小委員会において、社会全体で洪水氾濫に備える、いわゆる水防災意識社会を再構築すべきとの答申案をいただきました。 この答申案においては、治水対策につきまして、ソフト対策につきましては、例えば
○野村政府参考人 お答えをいたします。 鬼怒川につきましては、今回の堤防決壊箇所や、今お話のありました若宮戸地区を含めた鬼怒川下流域において、ハード対策とソフト対策を一体とした取り組みを、鬼怒川緊急対策プロジェクトとして今年度から実施することにいたしました。 具体的には、国、茨城県、常総市など沿川七市町が主体となり、国の河川激甚災害対策特別緊急事業、いわゆる激特事業などによる平成三十二年度完成を
○政府参考人(野村正史君) これも先生よく御承知だと思いますけれども、瀬田川洗堰操作規則というのは、まさに淀川流域全体の治水安全度を向上させるという課題に対応する河川管理施設でありまして、先ほど申しましたとおり、非常に上下流、意見対立する中を、長年にわたる調整の結果、ようやくその策定にたどり着いたというものでございます。言わば、上流域、中流域、下流域、それぞれの治水上の課題を踏まえ、長年にわたって築
○政府参考人(野村正史君) まず、環境に関する認識でございますけれども、夏季における水位低下の環境調査、まずこれは河川管理者であります滋賀県で実施しておりますけれども、国交省は滋賀県と瀬田川洗堰操作に関する意見交換会、これを適宜開催して情報共有を図っておるわけです。その中で、例えば水草の繁茂、これはよく指摘をされておるわけでございますけれども、これについては、さらに水草連携打合せ会というものを開催して
○政府参考人(野村正史君) お答えいたします。 昭和三十六年に完成しました現在の瀬田川洗堰、この操作方法につきましては、上下流の意見対立によりまして、長年にわたり策定できない状況が続いておりましたけれども、関係者、長年の調整を行って、平成四年の三月に瀬田川洗堰操作規則が策定されたところでございます。 琵琶湖の水位は、この操作規則に基づき、まず琵琶湖の常時満水位、これは非洪水期に都市用水を補給するために
○野村政府参考人 お答え申し上げます。 ダムのお話がございましたけれども、琵琶湖の水位は、瀬田川洗堰によって行っております。この洗堰ですけれども、これは、淀川流域の治水、利水上極めて重要な役割を持つ施設でございまして、琵琶湖周辺の洪水防御、琵琶湖の水位維持、それから洗堰下流の淀川の洪水流量の低減、流水の正常な機能の維持、そして都市用水の供給、これらを行うことを目的とする重要な施設になってございます
○野村政府参考人 それでは、二点目についてお答えを申し上げます。 先生御指摘のとおり、五月十三日に、この道路特定財源等に関する基本方針を閣議決定するとともに、あわせて、その具体化を進めるためとしまして、道路特定財源等に関する関係閣僚会議を開催することについて、これは閣議口頭了解が行われたところでございます。これを受けまして、五月十六日、内閣総理大臣の主宰のもと、総務大臣、財務大臣、経済産業大臣、国土交通大臣