1962-03-28 第40回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第20号
○重枝参考人 三十八年までの基本計画の前提条件が変わったり、あるいはその後悪条件が出て、非常にむずかしいということは、われわれもいろいろな機会において述べておるところで、みな知っております。そこで問題は、むずかしい悪条件が出てきたから、それではその基本計画をくずしてしまう方がいいのか、あるいは出てきた悪条件を何かほかの手段で克服して、基本計画をとにかく実現するという方向をとったらいいのかという、大別
○重枝参考人 三十八年までの基本計画の前提条件が変わったり、あるいはその後悪条件が出て、非常にむずかしいということは、われわれもいろいろな機会において述べておるところで、みな知っております。そこで問題は、むずかしい悪条件が出てきたから、それではその基本計画をくずしてしまう方がいいのか、あるいは出てきた悪条件を何かほかの手段で克服して、基本計画をとにかく実現するという方向をとったらいいのかという、大別
○重枝参考人 私は全炭鉱の重枝であります。全炭鉱としての石炭企業突破についての基本的な考え方は、すでにしばしばこの委員会でも述べておりますので、それは省略さしていただきたいと思います。そこで、主として議題になっております三法案についての意見を申し上げさしていただきたいと思います。 今日、御承知のように、石炭産業を安定させるという道は、石炭鉱業審議会でいろいろ審議をされまして、これを政府に対して答申
○公述人(重枝琢己君) それは私の申し上げたことの全体を判断していただかないと困るわけです。それは簡単に申しますと、このスト規制法というものは無用のものである。これは政府が、こういうようなものは労使の間における健全な労働慣行の樹立ということで処理さるべきであるということを、提案理由の中にもきめておる通りであるから、こういうものは要らないというのが私の趣旨であります。 で、さらにその次に、私は百歩譲
○公述人(重枝琢己君) 保安の確保ということですが、これは先ほどもちょっと公述のときに申し上げましたけれども、非常に幅の広いものだと思います。で、極端な事例を申しますと、だれも鉱内に入らなくとも十分保安が確保されるというような炭鉱もあります。しかし、ガスが非常にたくさん出るとか、水が出るとか、あるいは非常に縦盤が弱いとか、あるいは気圧が強いとかいうようなことがいろいろございますから、それに応じた形で
○公述人(重枝琢己君) 私全国石炭鉱業労働組合の重枝でございます。スト規制法の存続を審議せられますこの委員会に公述人として出席をいたしましたが、私はスト規制法の存続に反対でございます。そういう立場からその理由等について若干申し述べてみたいと思っております。 第一に、私はスト規制法そのものが無用の法律であり、悪法であるというふうに考えております。この点については三年前にスト規制法の審議をされましたこの
○重枝参考人 いかなる不利が起ったかということでありますが、これは幸いにして労働組合の組織が非常に強くなってきておりますから、それによって目に見えて不利が具体的な事実として起ったということはなかろうと思います。しかしそれだから差しつかえないじゃないかという議論にはならないと思います。というのは、たとえば賃金が低い高いという議論をする場合に組合の方は低いという、経営者の方は高いという場合、何年間論争をしてけっこう
○重枝参考人 そこで私はそういう完全でなくても、ある程度のものがあるとするならば、その立場に立って対策を立てていただきたいと思います。これは労働大臣もしばしばそういう傾向にあるし、そういう事実があるということは認められておるわけでありますから、そういたしますならば、もし若干の不安があるということであれば、現在の法律そのものでなく、政府が考えられておる不安とするところにのみ対応するような法律に、この法律
○重枝参考人 私、全国石炭鉱業労働組合の重枝琢己でございます。私はスト規制法の延長に対して反対でございます。そういう立場において若干意見を述べさしていただきたいと思います。 まず第一は、スト規制法そのものでありますが、これは周知の通り悪法でございまして、不必要なものであるというふうに考えております。このことについては、三年前スト規制法が制定される過程において十分私たちの意見を述べております。この委員会
○公述人(重枝琢己君) 第一点は確かにそういうことをはつきり申上げていいと思います。それから関連いたしますけれども、保安放棄ということをすぐ、保安要員を引揚げると即炭鉱が破壊というふうに、電気の場合のようにスイッチオフ、すぐ暗くなるというような直線的なものでなくて、極端な場合には誰も保安要員が入らなくても破壊されない、或いは非常にたくさん入らなければならん場合もある、そういうふうに非常に巾のあるむずかしい
○公述人(重枝琢己君) 私日本鉱山労働組合書記長の重枝でございます。私は炭鉱労働者の代表といたしまして、この法案に対して反対の立場をとつておりますので、その立場からの意見を述べ、且つ委員の皆様にお願いをいたしたいと思つておるのでございます。 この法案は条文三カ条でありまして極めて簡単でございます。そこですでに論議が尽されておるかのような印象も受けるのでございますけれども、私従来のいろいろな論議をよく
○重枝公述人 その審議会は非公開でやられましたので、小椿委員が私個人の意見であるというふうな断りをしておつたかどうかは存じておりません。しかしながら中央労働基準審議会の委員の性格から申しますならば、これは関係全労働者の総意をすべての問題についてただしてやるという組織になつていないことは御存じの通りでありますので、その点については私先ほど述べた通りであると了解いたします。
○重枝公述人 それは委員個人としての見解であるようにわれわれは考えております。それは昨日も多分総評の長谷部法規対策部長が公述をいたしたと思いますが、総評としてもこの問題については反対の立場をとつて進んでおります。関係の組合としては全国組織としては現在日本鉱山労働組合と全日本金属労働組合が正式に共同の立場で反対をしております。炭労につきましてもその傘下の組合はほとんど全部この問題については反対の立場をとつておるのが
○重枝公述人 私は総同盟の中央執行員をいたしております重枝琢己でございます。労働関係調整法の一部改正、あるいは地方公営企業労働関係法案、あるいは労働基準法の一部改正案、こういう問題につきまして私の見解を述べまして、議員の皆様の善処方をお願いしたいと思うわけでございます。 まず総括的な点を申し上げますならば、本来労働関係の諸法令の改正、これを再検討するということにつきましては、占領時代の行き過ぎあるいは