1956-05-16 第24回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第22号
○郷司参考人 私は生産性本部の専務理事の郡司でございます。本日は、日本生産性本部の現況というテーマになっておりますので、組織、現在の活動、今後の計画のごくあらましを申し上げて、御参考に供したいと思います。 まず、組織の問題でございますが、これは、昨年の三月一日から、財団法人日本生産性本部として発足いたしております。この組織の構成は、いわゆる三者構成で、労使並びに中立ということになっております。それで
○郷司参考人 私は生産性本部の専務理事の郡司でございます。本日は、日本生産性本部の現況というテーマになっておりますので、組織、現在の活動、今後の計画のごくあらましを申し上げて、御参考に供したいと思います。 まず、組織の問題でございますが、これは、昨年の三月一日から、財団法人日本生産性本部として発足いたしております。この組織の構成は、いわゆる三者構成で、労使並びに中立ということになっております。それで
○郷司公述人 今の自由党の御計画だと伝えられておりますところの、つまり財政投融資一般会計の運営分二百六十二億を削って、そうしてその分を、今度の預金の免税によって預金がふえる、それに対して支払い準備金を強制的に積み立てさせて、そのワク内で公債を発行して、そうして投融資の穴埋めをする、こういうことだろうと思いますが、これはやはり実質的には一兆円予算を破るものである。ことにこれは、一般会計で財源を求めてやるよりもさらに
○郷司公述人 ただいま御紹介いただきました郷司でございます。私はきょうの公聴会の皮切りでございまするし、あとで大ぜいの公述人から、三十年度予算案個々の費目等の問題については十分に論議があると思いますので、私はむしろ違った角度で二、三の問題をお話しいたしたいと思います。 ただ本年度の政府予算、これはごく大ざっぱに申しますと、私の受ける感じは、今日のいろいろ困難な政治的経済的諸条件のもとにおいては、まあまあというところではなかろうか
○参考人(郷司浩平君) これは例えばアメリカの機械と比較する場合は、五割が陳腐化しておる、併しヨーロツパの機械と比較すれば三割で済む、いろいろ見方はあると思いますが、ただやはり日本のように資本のない国は、古い設備も十分使つて、何もアメリカの近代的なものをそのまま標準にする必要はないと思う。そこにいろいろ労働生産性の向上とか、合理化とか、そういう面でカバーして行く以外にない、日本の国力では……。ただこれを
○参考人(郷司浩平君) これは勿論、再評価してそれが償却を伴わなければ大した意味がないのであります。再評価すればおのずから経営者として償却にも努力するというモラルな意味が無論出て来ます。これを強制するのがいいかどうかということは問題があると思いますが、ただいろいろな面で、税制その他の面でこれを誘導するという措置は考えたければたらない、こう思います。これはちよつと抜けておりますけれども、私どもそう考えております
○参考人(郷司浩平君) 私は時間が大分過ぎておるようですので、極く簡単に申上げてみたいと思いますが、実は本日私のほうの資産再評価に対する担当者に来てもらうはずであつたわけでありますが、どうしても差し繰りができないので、私が代つて参りましたわけで、準備も非常にできておりませんし、技術的な問題等におきましては私も十分に知つておりませんので、この点を御了解願いたいと思います。 私どもの考え方は、これは必
○公述人(郷司浩平君) これはインフレが起るか起らんかということは、これは断定するわけには行かないので、やはり見通しの問題でありますが、根本は、やはり現在の日本は数年前のこのインフレが高進して、超均衡予算が必要であつたときと比べまして、全く現在では逆に生産活動は余り振わない。設備は余つておる。特に労働人口などというものは余つておる。こういう場合に政府資金がここに若干投資されて、投入されてもその他に物価
○公述人(郷司浩平君) 金利の問題につきましては、例えば政府資金の金利を安くする。開発銀行なり輸出入銀行、これは無論必要ではあると思いますが、これはそういうことで金利が、全体の市中金利が下るとは思えない。むしろ現在の根本に遡つて金融の需給関係を調整して行く、これ以外に根本策はないと思うのでありますが、この需給関係につきまして、一般では日本の資本の蓄積が少いから、金利が高いのだ、こういう議論が一般的でありますが
○公述人(郷司浩平君) 経済同友会の郷司でございます。二十八年度の予算案につきましては、すでに衆議院の公聴会初め各言論機関におきましても相当取上げておりますので、私は本日は主として資本の蓄積の面から見た本年度の予算ということについて二、三所見を申上げて見たいと思います。今度の予算総額につきまして、これがインフレ予算かどうかというような問題が起つておりますが、この点につきましては私どもは少しも心配しておらない
○郷司公述人 栄典制度そのものにつきましては、これは今荷見さんのお話にもありましたようにどこの国でもあることだし、日本でも古来からあつたことであつて、国家に対して功労のある者に名誉を与えるという趣旨はけつこうなことであります。またすで日本も独立したことでありますので、これを復活するということは私は賛成いたします。 ただここで考えなければならないことは、従来の日本の栄典制度はほとんど軍人とか官吏、国会議員
○公述人(郷司浩平君) 私は経済界の立場から、特に生産増強の立場から二三意見を述べて見たいと思います。 今度の税制改革、それから議題に上つております非戰災者特別税、大体結論として私は賛成でありますが、尚特に非戰災者特別税は、これは財産税と共に惡税の一つ……、財産税より更に惡税だと思いますが、これも今日の場合は一種の必要額としてこの程度のものは止むを得ないじやないか、こういうふうに思いますが、税制改革