1999-06-04 第145回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第4号
○参考人(辺真一君) 私は、やはり日朝国交正常化の機を九〇年の段階で逃したのではないかなと思っておる一人です。すなわち、金丸・田辺訪朝のときの金日成の決断を日本は非常に過小評価し過ぎたのではないかなと。 どういうことかと申しますと、この金日成という人物は、御承知のように抗日パルチザンで日本の植民地時代に抵抗した人で、まさに反日の権化的な存在である。あの李承晩さんですら、李ラインで最後まで日韓国交正常化
○参考人(辺真一君) 私は、やはり日朝国交正常化の機を九〇年の段階で逃したのではないかなと思っておる一人です。すなわち、金丸・田辺訪朝のときの金日成の決断を日本は非常に過小評価し過ぎたのではないかなと。 どういうことかと申しますと、この金日成という人物は、御承知のように抗日パルチザンで日本の植民地時代に抵抗した人で、まさに反日の権化的な存在である。あの李承晩さんですら、李ラインで最後まで日韓国交正常化
○参考人(辺真一君) 一点目の韓国の統一長官の解任問題については、基本的に重村さんと見解を同じくしております。 後者の、韓国の太陽政策とペリーの包括案とどう違うのかということで、まず韓国の太陽政策ですけれども、基本的に韓国は太陽政策以外に選択肢がないという結論に達しています。現実問題として、韓国は対北政策で三つの点が考慮されました。一つは封鎖政策です。二つ目は北朝鮮問題に関する不介入政策。三点目が
○参考人(辺真一君) 本日はお招きいただきまして大変光栄に思っております。 先ほど重村さんから大方の北朝鮮の状況についての説明がありましたけれども、私は朝鮮半島の当事者の一人として、内から見た北朝鮮、また北朝鮮の今後の対応などについてお話を申し上げたいと思います。 私の基本的な情報というものは、御承知のように韓国には北朝鮮からたくさんの亡命者が行っております。公式発表によりますと、昨年だけでも五十八人