○赤嶺委員 所信表明では明らかに貢献と責任という言葉を区別して使っていらっしゃる。貢献といえば任意で行うことになりますが、責任といえば義務が生ずるわけですね。私は、やはりここで防衛庁は、国際社会の要求にこたえるという言い方で一歩重大な方向に踏み込もうとしているということを指摘せざるを得ないのです。 国際社会の要求ということで私たちが思い起こすのは、去年の十月に、アメリカの知日派によるいわゆるアーミテージ・レポート
○赤嶺委員 今回の法案の根底にある問題について、冒頭一、二、伺いまして、法案の質問に入りたいと思います。 私は日本共産党の赤嶺政賢です。 防衛庁長官は、二月の所信表明の中で、初めて責任という言葉を使いました。「国際社会における我が国への期待が高まりを見せる今日、防衛庁・自衛隊は、我が国のみならず、国際社会の平和と安定にも責任を有しております。」このように述べられたわけですね。 ところで、これまでの
○赤嶺委員 日米間でしっかりこの正式な取り決め、文書化ということを進めない限り、やはりこの問題の決着はつかないと思いますので、そこはきちんと求めていっていただきたいということを申し上げて、なお、外務大臣に甘いところがあるかどうかという議論ではなくて、実際上の話として、例えば四月九日に沖縄の勝連町の町議会が、米合衆国原子力軍艦のホワイトビーチ寄港に反対する抗議決議と意見書を上げているんですよね。 この
○赤嶺委員 私、ですから、前回の外務委員会で申し上げたのは、そういう重みのある発言だということをおっしゃって、それを守られていないのはけしからぬということで、外務大臣が一たん入港に協力できる条件はないという態度をとられた。その後、いろいろ原因が究明されたのでそういう条件は解除されたというわけですけれども、そういう認識の甘さについて、その日以外にもルール違反があるじゃないか、このルール違反を整理しないで
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 四月四日の外務委員会でも議論したわけですが、最初に、原潜の無通報入港問題についてお伺いしたいと思います。 四日の議論のときには、私は、外務大臣が入港の条件について、条件が整備されたということで、一たん入港に協力できないとしていたものを、態度を変えて、入港を受け入れる態度をとったときに、ルール違反はまだまだ続いているじゃないか、そういう問題が整理されるまでは
○赤嶺委員 私たちのしんぶん赤旗では、九七年から二〇〇一年までの間に、横須賀で四回、佐世保で八回、沖縄のホワイトビーチで二回の通報おくれなどがあり、ルール破りが横行している、このように言っています。河野外務大臣は、報道に基づいていつも質問するのはいかがなものかと言いますが、極めて具体的に、何月何日のどこで何が起きているかということを、この私たちのしんぶん赤旗ではきょう報道しております。 それで、きのうの
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、最初に、アメリカの原潜の佐世保港における通告なしの入港事件について伺いたいと思います。 私たち日本共産党は原潜の入港そのものに反対している立場でありますけれども、きょうの議論はそこではなくて、原潜入港の安全性の担保としてアメリカみずからが、日米両政府みずからが定めてきたルール、二十四時間前の入港についての通告義務、これを怠って、そして入港してきた。これはしかも
○赤嶺委員 県民の気持ちを重く受けとめるだけでは沖縄の基地問題は解決しないのですよ。現に、皆さんが重く受けとめているという間にも事件、事故が頻発しております。この一週間の間の事件や事故についても外務大臣も承知していると思うのですね。 私は、引き続き、沖縄県民の気持ちを、沖縄の人はこういう気持ちですよというぐあいにアメリカに伝えるのではなくて、沖縄県民の気持ちを考えたときに日本政府としても海兵隊の削減
○赤嶺委員 結局、沖縄の負担軽減に努める、努力するということを言うのだけれども、国際情勢の進展を踏まえなければいけないということになりますと、今の河野大臣の答弁にあるように、沖縄県民に引き続き我慢を強いるということになってしまうわけですね。現に沖縄で起こっているいろいろな矛盾について、我慢してくれよという態度しか今の日本政府はとり切れてないと思うのです。 私は、本当に県民の負担軽減を言うのであれば
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きのうの外務委員会に引き続き、日米首脳会談での沖縄基地問題への政府の対応、そして、そこから見えてくる沖縄基地問題全般に対する政府の対応について、短い時間ではありますが、河野外務大臣にお伺いしていきたいと思います。 それで、きのうも本会議で我が党の山口議員が森総理に日米首脳会談全般についてお伺いをいたしました。実は、日米首脳会談が始まる直前の三月十六日
○赤嶺委員 十五年使用期限問題で一言外務大臣が触れられたんですが、十五年使用期限を決めるのは困難であると言い、そして米軍のアジアへのプレゼンスは重要だと言い、そして残された普天間基地で継続して協議しようと言ったって、困難だと言った十五年使用期限を協議するだとか米軍の兵力を削減する話になっていかないことは、共同声明の筋を見れば明らかであって、やはりいつまでもごまかしを、先延ばしするのではなくて、できないことはできないという
○赤嶺委員 今の外務大臣の答弁が日本の外交のあり方の基本だとすれば、非常に沖縄の人たちから見れば、日本の外交とは一体何なんだという厳しい意見を持つきっかけになると思うんです。 国際情勢の変化と言いますけれども、国際情勢が、クリントン大統領の時代からブッシュ大統領になっていきなり、朝鮮半島の平和への流れが変わったわけではありません。変わったのは政治姿勢であります。この政治姿勢一つによって、自民党と稲嶺知事
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょう議題になっています在外公館の名称位置及び給与法改正案については、我が党としては賛成であり、特にいろいろ聞きたいというところもありますが、それを割愛いたしまして、先日行われました日米首脳会談の問題、それから外交機密費の問題について、外務大臣の見解を伺っていきたいと思います。 まず、先般の日米首脳会談ですが、与党にはもう辞意を表明している、まさに
○赤嶺委員 仲村副大臣の答弁が続いておりますが、仲村副大臣と私は同じ沖縄の同郷というだけに限らず、那覇市という点でも同郷ですし、さらに小禄という地域でも、また実家同士が隣近所ということでも、日ごろから同郷の政治家としての一定の敬愛の念を持って接しているつもりではあります。その限りでは、沖縄問題は仲村副大臣とは立場は違ってもいつでも話し合えるという気持ちであります。また、そういう先輩の御意見についても
○赤嶺委員 私が質問をしましたのは、ですから、今回改正しようとするそういう制度上の弱点について、三年前から言われていたことなんだ、言われていたことがきちんと処理されなかったがために今回の改正に立ち至っている。きょうの委員会の冒頭、橋本大臣から与党議員にそれに対しての反省らしき答弁がありましたけれども、今いきなり大田前知事のフリーゾーンの話まで持ち出して、何か三年前にどうであったかという核心部分について
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、沖振法の一部を改正する法律案の審議ということになりますが、その審議に入る冒頭、二つの点についてだけ一言申し上げておきたいことがあります。 一つは、幹部自衛官による暴行事件の問題です。 米兵の犯罪があれだけ国民の指弾を受けている中で、今度は幹部自衛官が、本当に胸が痛むような、被害者の気持ちを考えますと胸が張り裂けんばかりの事件を引き起こしている
○赤嶺分科員 今のMMCはそういう勧告をしたのですが、実は国防総省も、世界に米軍基地を持っているわけですが、去年の三月に、海外環境基本指針文書というものを出しております。米軍基地の問題ではありますけれども、その当事国のアメリカで、環境保護団体は、事業実施に当たっての環境アセスではなくて、独自のアセスを行うよう求めているわけですね。事業が実施された後のアセスではないのだぞということを言っているわけです
○赤嶺分科員 ありがとうございました。 ジュゴンの保護のために最大限の努力を環境省としても払っていきたいという答弁でございましたし、それから、山原の、生物についても、国立公園、世界遺産に向けての作業を進めるというお話でありました。 ところで、今大臣が御指摘になりましたように、普天間基地の代替施設協議会でジュゴンの予備的調査というものを実施しております。三月六日にはその最終報告が出るやに伺っておりますが
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 ただいま川口環境大臣から日本は環境先進国というお言葉を伺いまして、本当に心強い気持ちで今この質問に臨んでおります。 実は、私が取り上げようとしている問題は、日本列島の最南端の沖縄における環境問題です。特に、米軍基地の整理縮小ということでSACO合意が行われましたが、このSACO合意の最大の問題は、あの狭い沖縄県の中で米軍基地をたらい回しにすることでありました
○赤嶺委員 今のは軍人だけですから、軍属も含めるともう少し多くなっていくと思うんですが、それにしても、復帰後四百九十六件も凶悪犯罪が起きていて、そして身柄の引き渡しを要求したのが十九件、引き渡されたのが一件、これはもう本当にびっくりするような数字だと思うんですよ。 それで、実は身柄引き渡しについても、一九八二年に起きた事件のことだろうと思うんですが、金武町で起きた殺人事件ですね、身柄の引き渡しがされました
○赤嶺委員 今回はうまくいったというのは、事件が起きたのは一月の十五日ですから、そのころから犯人と目されている人は任意の取り調べはやって、それで逮捕状で、逮捕状と起訴までの間が短かったというだけで、被害に遭った人たちはとてもそんな気持ちじゃなかったと思うんですよね。店を焼かれて、犯人は米兵だけれども逮捕はされない、取り調べを行っているかどうか、そして店の被害はどうなるんだという不安な一カ月だったと思
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 河野外務大臣とは今国会これで三回目ということになりますが、お互いに安保条約に対する立場は違いましても、沖縄に対する思いは、河野大臣、日ごろから口にされていらっしゃるわけですから、やはりきょうもまたそういう議論を交わしていきたいなと思っています。 同時に、私たちは安保条約反対の立場を貫いてきているわけですが、今国会で展開している議論というのは、何も安保反対
○赤嶺委員 そういうところを環境への影響が余り大きくないだろうと思って調査してみたら、大変な影響を与えるということが皆さんの調査でもはっきりわかったわけですね。ですから、本当に環境という認識がないまま、アメリカが練度の維持だ、そのために必要なヘリパッドだと言ったら、世界に誇る自然環境までも破壊して手をつけようとした、この姿勢はやはり厳しく反省すべきだと思います。 それで、皆さんは、今後の問題として
○赤嶺委員 ですから、現在の七カ所のところは、皆さんは、当初はうかつにも米軍が基地をつくりやすい場所として選定をされた。そこに環境の問題意識もないまま手がけてみたけれども、いざ手がけたら生物学者、動物学者からの大変な批判と世論の集中を浴びたので、調査をしてみたら、やはり同じように環境上大事な地域だったという結果が出ているわけですね。それで、今までの七カ所は全部白紙に戻して新しい場所を選定しようとしているのか
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、三次振計、これと関連をいたしまして、北部の訓練場におけるヘリパッド移設問題、これらについてお伺いをしていきたいと思います。 一九九九年の三月十二日に、琉球大学と広島大学の琉球列島動植物分布調査チームというチームの方々が、沖縄島北部訓練場内ヘリパッド建設予定地の見直しに関する要望書を出されました。この要望書の中では、当該予定地、この地域の生物
○赤嶺委員 九〇式戦車についても触れられましたけれども、それが本当に日本の防衛にとって必要であるかどうかという点で、この九〇式戦車、先ほど申し上げましたように、射程距離が長いもので国内で演習ができないということで、アメリカのヤキマ演習場で九〇式戦車を派遣して訓練を行っている。 重過ぎて日本の道路や橋梁も使えない、これが専守防衛のための装備なのかどうかということを私は指摘して、今の空中給油機の問題ですが
○赤嶺委員 ソ連脅威論時代の九〇式戦車というのはむだ遣いの象徴ですよという指摘をしましたら、長々と中期防について説明をしまして、適切だという、説明にならない説明だなという感じなんですよ。非常に具体的に指摘したわけですけれども、そういうむだ遣いについてのお考えは示されませんでした。 それで、時間がありませんので続けますが、さらに重大なことは、空中給油機の導入を盛り込んだことだと思います。 空中給油機
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、きょうは、防衛庁長官に中期防について質問を行いたいと思います。 二〇〇一年度から五年間の新中期防ということになるわけですが、総額が二十五兆一千六百億円、前期の中期防に比べますと、二十四兆二千三百億円ですから、かなりの増額であります。一方で、我が国の借金は、国と地方を合わせまして六百六十六兆円に達し、空前の財政破綻だ。それで、国民に対しては、年金
○赤嶺委員 今度の事件に対して稲嶺知事は、放火は、県民の人命、公共の安全を脅かす凶悪な犯罪であり、絶対に許せない、被疑者の身柄を強く求めたい、県民の強い関心だ、このように述べておられます。こういう立場で身柄の引き渡しも要求するんだ、このように理解してよろしいわけですね。
○赤嶺委員 身柄の引き渡しを要求するということを日本政府の態度として持っている、このように確認していいわけですね。 それで、あなたは、河野外務大臣は、午前中の論議で、この問題について高い政治レベルで話をして決着をつけなくてはならないと答弁しておられます。九五年の合意というのは、実際は沖縄県民は大変な不満を持っておりまして、九五年のときに要求したのは地位協定の改定要求です。これを改定しないで、起訴前
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょう、私は在沖米軍のヘイルストン四軍調整官の暴言について、政府の対応をただしたいと思います。 その前に、ことし初めの沖縄県北谷町での飲食店連続放火事件が米海兵隊員によるものであることが昨晩明らかになりました。この放火は悪質、凶悪犯罪です。少女暴行事件が起きた後、九五年十月二十五日、刑事裁判手続に関する日米合意で、殺人及び強姦について、日本政府の要求によって
○赤嶺政賢君 日本共産党を代表して、船舶検査法案に対する反対討論を行います。(拍手) 反対理由の第一は、本法案は、アメリカがアジア太平洋地域で引き起こす干渉や介入の戦争、すなわち周辺事態において、経済制裁の厳格な実施の確保を理由に、国連安保理決議がなくても、自衛隊がアメリカの行う臨検に参加、協力できるようにするものであるからであります。戦争法を補強するこうした法案には断固反対するものであります。
○赤嶺委員 極めてあいまいなんですね。 つまり、国際法上も条約上も明確になっていないから旗国の意思の確認も非常にあいまいで、霧の中にいる状態。あるいは旗国はどうしているという日本の政治判断によって船舶検査活動に移るというような要素も残した。安保理の決議に基づく船舶検査活動に加えて、旗国の同意ということをこの法案の中に入れたものですから、一層あいまいさがふえてきているというような、それだけ非常に危険
○赤嶺委員 そうすると、昨年のガイドライン法の審議のときに、同意を得てという意味について当時の高村外務大臣は、「船舶検査の実施に対して同意していると判断される、または異議を唱えないことがあらかじめ明らかになっているような場合」と説明しておりました。さらに、東郷条約局長が、「黙示的な同意がある場合」、こういうぐあいに答弁しておられますが、そういう見解というのは現在とらないということですね。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。前回に引き続き、質疑を続けていきたいと思います。 前回の質疑で、旗国の同意を得てということについて伺いましたが、その際に、文書などによる明確な同意を指すという答弁がありました。そうであれば、あいまいでない、文書による同意が得られない場合は、周辺事態であっても船舶検査を日本は行わないということをしっかり答弁できるかどうか、まず最初に伺いたいと思います。
○赤嶺委員 次に、人道支援と旧島民支援のバランスといいましょうか、八月の懇談会のときにもその会場でも強く出された問題でありますが、同時に、その後我が党の調査団が根室に伺った際に、旧島民の皆さんの現在の率直なお気持ちや要望をお聞かせいただきました。その中で四島に対する政府の人道支援も話題になりまして、人道援助は必要としながらも、その実績に比べて皆さんが切実に望んでいる支援が進んでいない、こう指摘する声
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。きょうは、参考人の皆様方、非常にお忙しい中、こういう場で意見交換ができるということを私自身も大変うれしく思っています。 実は、沖縄北方特別委員のメンバーの一人として八月の皆さん方との懇談会にも出席をしまして、そして、旧島民の方々の思い、こういうことも受けとめてきたところでございます。その後、やはりこの問題は大事だということで、衆参の沖縄北方特別委員会の
○赤嶺委員 前に進まない答弁はちょっとやめていただきたいんです。安保理決議があるから効果を持つんだ、こう説明していました。今回、安保理決議がなくても船舶検査ができるというぐあいになると、前の説明と矛盾するんじゃないですか。その矛盾する中身についてきちんと説明をいただきたいということなんですが、防衛庁長官。
○赤嶺委員 皆さんは、安保理決議がないと実効性がないんだということを繰り返し説明されてきたわけですね。今回の場合に、この安保理決議がなくても、旗国の同意があれば船舶検査ができるということになれば、皆さんがこれまで説明してきた実効性ある船舶検査という立場と違ってくるんじゃないか、その点はどうなんでしょうか。
○赤嶺委員 私は、日本共産党の赤嶺政賢でございます。日本共産党の立場から、今度の船舶検査法案に対し質問を行いたいと思います。 質問の第一ですが、今回の法案は、前回のものと変わっておりまして、その中身が、前回政府は、国連安保理決議なしには船舶検査活動ができないと言っていたわけですが、今回なぜその国連安保理決議のみを根拠としなかったのか、なぜ旗国の同意という新しい根拠を盛り込んだのか、この点で説明を求
○赤嶺委員 外務大臣は私と立場が違うということをおっしゃっておりますが、実は、立場の違う私がそう主張していることではなくて、アメリカが世界じゅうに同盟を張りめぐらせている中でも日本が一番気前がいいということは、アメリカの側からずっと言ってきているわけですね。 首を振っておられますけれども、一九九二年に「アジア太平洋地域における戦略的枠組み」という文書の中でこう言っていますね。日本はまた、同盟国の中
○赤嶺委員 思いやり予算を政府が名づけたことはないとおっしゃっても、思いやり予算は、皆さん方の中から、これは非常にいいニックネームだということは外務大臣も先ほど認めていたわけでありまして、それが巷間こういう言葉として使われるようになった発生源は皆さんのところにあるわけですから、そういう言い方はおかしいと思います。 それから、私は、SACOの解決もつかないうちに次のSACO的な解決、第二SACOをと
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は沖縄の立場から、今度の思いやり予算、特別協定の問題について伺いたいと思います。 政府は、一九七八年以来、思いやり予算と名づけて日米安保条約や地位協定上も負担義務のない米軍駐留費を負担し、一九八七年には特別協定を締結、一九七八年以来の思いやり予算の総額は三兆四千七百七十五億円に上っています。今では、米兵の給与を除いた在日米軍駐留費の七割を日本側で負担するようになっています
○赤嶺委員 私は全く逆です。沖縄に生まれ、そして沖縄に育ち、沖縄でサミットを迎えて、世界のメディアが沖縄にやってきて沖縄はまるでアメリカの植民地だと言った。私たち沖縄県民の気持ちをよく伝えてくれた、こういう気持ちでいっぱいであります。 七月二十日に嘉手納基地包囲の人間の鎖が行われました。この人間の鎖は、企画の段階から、サミットの期間中にやろうかだとか、あるいはサミット前は大変警備が厳しくて一体成功
○赤嶺委員 外務大臣、私はサミットの機会にかけた沖縄県民の要求だと言ったんですよ。サミットで何が話し合われたか、多国間協議で沖縄の米軍基地問題を話し合わなかったじゃないか、こういうことを聞いているわけじゃないんですね。サミットの機会に沖縄県民は米軍基地問題の解決についてやはりきちんと取り組んでほしかった、そういうことを先ほど主張したわけです。 例えば、サミットでは海外のメディアだけで三十二カ国一千人
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 大分時間がずれ込んでしまいましたが、私も、沖縄サミットについて、特に沖縄県出身の衆議院議員という立場もありますので、質問をしていきたいと思います。 森総理は本会議で、「沖縄の力、二十一世紀に向けての明るく力強い平和へのメッセージを発信することができた」と評価をしておられます。私は、また別の立場から、七月二十日には嘉手納基地包囲の人間の鎖にも参加をしてまいりましたが
○赤嶺委員 私は、十五年の決着もつかないうちに、政府として、今度はいよいよ着手のための基本計画をつくる協議機関、ここは先に走り出しましょう、こういう態度がふまじめだと言っているんです。外相会談の中で河野外務大臣がふまじめな態度で臨んでいるということは言っていないわけです。 そういう、決着もつけないで基本計画に着手して、基地はどんどんつくる作業は進めさせていただきますよ、これは沖縄の人たちの気持ちを
○赤嶺委員 県内基地のたらい回しは稲嶺知事や岸本市長といえども是認することができないので、十五年の使用期限ということをつけているわけですが、私は日本政府の態度で非常に不可解なのは、そういう十五年の使用期限について、まじめなアメリカとの交渉は行われていないのに、今度は、サミットの中で行われた日米首脳会談で、基本計画に関する協議機関を立ち上げようというようなことまでおっしゃっているわけですね。十五年問題
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 SACO問題と、それからハリアー戦闘機の問題について河野外務大臣、白保沖縄開発政務次官に質問したいと思います。 SACO問題は、日米首脳会談でもSACO合意の推進が改めて確認をされておりますけれども、その進捗状況については、百四十七国会の中で、五月三十日付で施設庁から資料も我が党の当時の古堅実吉衆議院議員がいただいております。ただ、現状を見ておりまして、やはり