1950-02-18 第7回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
○記内政府委員 お答え申し上げます。今度の中小企業等協同組合法によりますと、今までのように地区をきめるとか、あるいは一地区には一組合しかできないというふうなことはございませんで、すべて自由に設立できる。また加入脱退も自由になり、運営も自由にやれるというふうな建前になつております。本来の立場から申しますと、場もつばら業者の自主性にまかせて運用するのが、根本の方針になつているわけであります。今までわれわれもその
○記内政府委員 お答え申し上げます。今度の中小企業等協同組合法によりますと、今までのように地区をきめるとか、あるいは一地区には一組合しかできないというふうなことはございませんで、すべて自由に設立できる。また加入脱退も自由になり、運営も自由にやれるというふうな建前になつております。本来の立場から申しますと、場もつばら業者の自主性にまかせて運用するのが、根本の方針になつているわけであります。今までわれわれもその
○政府委員(記内角一君) この問題今まで我々の了解しておりますところでは、従来一つも事件が起つておりません。それで我々としては特に問題が起きれば取上げる、入れるかどうかというときはそのときになつて考えるという大体態度でいるようでありますが、必ずしも届出でたから直ぐたたかれるとか、調べてこれにいい、悪いの返事をするというようなことにはならないように我々了解しているわけであります。従つて百人以上で入つているから
○政府委員(記内角一君) 中小企業の金融問題について我々のやつておりますることを申上げたいと思います。 先ず第一にお話になりました日銀の中小企業の月枠の問題でございます。御承知の通り去年の五六月から始まつたわけでございますが、その当時は二十五億程度にしたいということを目標に進めておりましたが、結果におきまして昨年末が、年末で三十四億、この一月末に三十三億まで至つております。今後とも融資の状況を見ましてこれを
○政府委員(記内角一君) 今中川委員からもお尋ねの点がありますので、これはむしろ業者側の方、或いは金融機関の方からお答え願つた方が適当かと思います。尚今までお話のありましたことに関連いたしまして、私共の考えておりますこと、或いは実施いたそうと、或いはいたしつつある問題につきまして概略御説明申上げたいと思います。 先ず第一は中小企業者の短期の資金の面でございますが、これは先程日銀からもお話がありましたように
○政府委員(記内角一君) 中小企業の金融実態についてお話申上げたいと思います。実は今資料を印刷しておりますのでやがて届けて参るかと思います。概略はそれによつて御覧を願いたいと思います。 この金融の実態調査は、昨年の十一月末日を期しまして六大都市の工業及び商業について調査をいたしました結果が纏まりましたので、その中で工業についてだけ只今整理がつきまして、以下申上げるのは主として工業についてでございます
○記内説明員 融資準則優先貸出基準表の改正は、八月の初めだつたと思いまするが実施されたのであります。その際貿易に関する金融、それから問屋に対する金融、証券業者に対する金融という面が順位の引上げが行われたのであります。從つて一般の丙種に属する中小企業の順位が引上げられたということにはなつておりません。しかしながら從來金融機関がこういう丙種に貸出す際には貸出し総額の五%だけしか丙種企業に融通はできなかつたのでありますが
○記内説明員 この問題は、市中銀行がそういう中小企業者に融通した際に、その市中銀行の持つている國債を日銀が買い上げるという操作によつてやることになつております。從つて市中銀行と中小企業者との結びつきをはかることが第一だと思つているわけでありますが、從來も銀行と取引のない中小業者が相当多いので、この間の結びつきを極力はかつて参りたいというふうに考えております。しかしながらごく小さな企業者にとつては、取引
○記内説明員 お答え申し上げます。先週の水曜日だつたかと思いますが、例のエイド資金の一部を間接融資するという方針がきまりまして、例の日銀がオープン・マーケット・オペレーションによつて市中銀行の國債を買い上げる。そのかわりその資金は必ず特定の企業なり、重要な産業の間にも建設資金として振り向けるということが決定に相なつたわけでありますが、そのうち今年度におきましては、約二十億の金が中小企業の方にまわることに
○記内説明員 預金部資金につきましては、今申し上げたように國内的には、大藏大臣も閣議の席上ではつきりと、預金部資金を中小企業の面にまわすということの確言はいただいておるわけでありますが、実行という面になりますと、先ほども申し上げたように、関係方面で農林五公團の方へ預金部資金をまわすというふうな御注意もあります。そういうことになりますと、最近の風水害の関係で、預金部資金で相当地方債を引受けなければならぬというふうな
○記内説明員 お答え申し上げます。中小企業の金融につきましては、まず短期資金につきましては、例の日銀の中小わくというのがございまして、これに現在十八億までは出せることに、銀行と日銀との間に契約が済んでおります。しかしこれは行く行くは二十億ないし二十五億まで拡大されるという情勢にございます。しかもこの資金は從來六十日の短期のものでございましたが、これを原則として九十日まで、必要な場合には一年まで延ばし
○記内説明員 日銀の中小融資はただいまのところ勧業銀行、興行銀行、商工組合中央金庫、この三行を通じて行うことになつております。條件といたしましては、利子は公定利子であります。期限を六十日ということで目下やつてみております。但しわれわれといたしましては、少くともこれを九十日くらいに延ばして参りたいというふうに折衝をしておるのであります。この点についてはまだ未決定であると思います。現在行われているのは六十日
○記内説明員 中小企業の振興対策の問題につきましては、当面まず金融の問題でありますが、これは先ほど政務次官からお話がございましたような方法で目下進んでおります。あのほかに、まず第一二日銀の中小わく——現在中小業者に融通します短期融通資金のわくとして、十二億五千万円になつておりますが、これを倍額の二十五億円に増加したいということで、これは大体内定いたしております。それから例の復金の機能が停止しておりましたが
○記内説明員 現在まで調べましたところによりますと、輸出を中心とする産業、それから基礎産業の関連産業、輸出及が輸入に関連する産業、國民生活必需品の産業、この方面の希望意見その他を全部調査しまして、それを適当に査定いたしました数字が、大体先ほども政務次官からお話がありましたように、設備資金でありまして今年度八十億、それから長期運轉資金といたしまして約二百億という数字が出ておるわけであります。これも相当嚴密