1955-05-17 第22回国会 衆議院 商工委員会中小企業に関する小委員会 第1号
○記内政府委員 最近の中小企業の現状並びに今後のわれわれの行政方針につきまして簡単に御説明申し上げたいと思います。 まず最初に最近の事情でございますが、御承知の通り昨年一年はいわゆるデフレ経済の政策が取り行われたのでございしまして、去年の今ごろは相当各方面に深刻な影響をもたらしたのでございます。繊維、雑貨等におきましては、去年の八月ごろからだいぶ調子が回復いたしまして落ちつきを取り戻しました。ずっと
○記内政府委員 最近の中小企業の現状並びに今後のわれわれの行政方針につきまして簡単に御説明申し上げたいと思います。 まず最初に最近の事情でございますが、御承知の通り昨年一年はいわゆるデフレ経済の政策が取り行われたのでございしまして、去年の今ごろは相当各方面に深刻な影響をもたらしたのでございます。繊維、雑貨等におきましては、去年の八月ごろからだいぶ調子が回復いたしまして落ちつきを取り戻しました。ずっと
○記内政府委員 すでに現在におきましても、そういうようなものは事実上行われておりまして、あとは消費者がこれを便利として利用するかどうかという問題になってくるかと思います。従いまして、法律でもってこれをどうこうするまでもないのじゃないかと目下のところ考えておる次第でありまして、法律までは現在のところ考えておらない次第であります。
○記内政府委員 初めに申しましたものにつきましては、大体町の月賦販売会社等の個人営業としていたしておるものが多いわけであります。これを取り締ると申しましても、これは一種の預金集めのような関係にもなってくるわけでありまして、従いまして、これを取り締るということになりますと、いろいろなむずかしい法律問題等もございまして、そのやり力等によりましては相当効果の上る問題でもございますので、個別的に検討いたしませんと
○記内政府委員 小売商の繁栄につきましては、われわれもかねがね非常に注意いたしまして、あらゆる手を打って参っておるわけでございますが、ただ何分にも全国各地に散在いたしておりますので、思うようなところまで至っておらないということを非常に残念に思っておるわけでございます。しかしながら、いずれにいたしましても、今小売商は結局、消費者と直結していく最終の配給段階でございますので、これがうまく参りますことは、
○説明員(記内角一君) そういうことは可能でございまして、そういう場合に普通でありますと親会社が下請業者に支払手形を発行いたしまして、その受け取つた支払手形を下請人が組合を通じて商工中金に持つていつて割り引いてもらう。そういたしますと手形の発行者でありまする親会社は手形の期日には必ず支払わなきやならんということになつておりまして、一種の保証債務を負つているということに相なるわけでございますが、そこまでいきませんでも
○説明員(記内角一君) 商工中金の貸し出しは、組合もしくは組合員ということになつております。個人に直接貸します場合には組合の理事者の、少くも理事長の同意書をとつて貸付をいたしております。従いまして組合員以外に流れておる、直接商工中金の金が流れておるということはございません。従いましてわれわれとしては組合員以外の者に流れておるというふうには私ども承知いたしておりません。
○説明員(記内角一君) 中小企業の金融の問題につきまして、昨年末の概況をまず第一に申し上げてみたいと思いますが、中小企業金融公庫につきましては昨年十、十一、十二月、この三ヵ月間に八十二億を融資するという計画でございましたが、実際に出ましたのは八十六億、そのほかに約七億ばかり仮決定をいたしまして金融機関の方で資金の事情がつけば年内にも出してやつてほしい。年を越せば必ず金を送るからという契約をいたした次第
○政府委員(記内角一君) 今年の災害は全般的に去年と比べまして、全面的な災害という問題でございませんので、部分的な災害が比較的多かつたというふうな関係で、去年の災害地域としても、指定の基準そのものでは動かないのじやないかということは、各省とも大体認めておるように思われるわけでございまして、ただ昨年の前例がございますのでどうしても前例に引張られ勝ちになります。我々といたしましては関係の皆さんがたと十分御連絡
○政府委員(記内角一君) 今年の災害は、幸いにいたしまして北海道のような非常に大きな災害がありましても、北海道全地域でなくて一部の地域に限られておりまして、従いまして第一の点の北海道の事業復旧費ということになりますと、税収入は相当多い関係上、北海道自身を指定することはいささか困難になるかと思う次第でございます。 第二の、市町村を指定するかという問題になつて参りますが、市町村につきましては、一部の市町村
○政府委員(記内角一君) 昨年は第一の点は、都道府県の公共事業の復旧費が昨年度即ち二十八年度の標準税収を超える都道府県については、その都道府県を指定することということに相成りました。右の標準に該当しない都道府県につきましては、公共事業の復旧費が二十八年度標準税収を超える市町村、又災害救助法に基く救助費の支出額が、当該市町村の昭和二十八年度の標準税収の百分の一を超える市町村、これを指定することに相成つております
○記内政府委員 私ども永井委員の御説をごもっともと考えておりまして、できるだけご質問の通りに措置して参りたいというふうに考えておる次第でございます。従いまして去年のように各省統一した基準でもって指定するということになりますと、この基準のきめ方のいかんによってはそういうふうな齟齬も来すおそれもございますので、その際には中小企業は特別の例外として別個の基準を設けてもらうということを考えたいと思います。あるいは
○記内政府委員 お手元に資料といたしまして今年の災害のあった地域がございますが、これが大きい被害があって、しかも報告のあった分でございます。このうちで相当被害高の張るものを大体指定するようにいたしたいというふうに考えておるわけであります。ただしかしながら、去年の両院の附帯決議か何かだつたと思いますが、決議をいただいております指定基準、これは単に中小企業ばかりでございませんで、農林災害、また公共土木災害
○政府委員(記内角一君) 実は昨年度におきましては、このほかに、例の国民金融公庫及び中小企業金融公庫から六分五厘の低利で以て融資できるということにいたしておりまして、その枠といたしましては、国民金融公庫が十六億一千万円、中小企業金融公庫が十八億五千万円、合計三十四億円の枠を以て六分五厘で貸付ができることになつておりまして、これが国民公庫につきましては全額、中小金融公庫につきましては七五%の十四億円というものが
○政府委員(記内角一君) お手許に、二十八年度における特別法対象府県別損害額及び融資実績調というのがございますが、これによりますと富山県以下ずつと並んでおりまして、一番左の欄にありますのは損害の実績でございます。商工業関係でございます。これが合計五百五十四億というふうに相成つております。それに対しまして昨年度の融資の、利子補給をいたしました融資の枠は三十五億でございまして、これは中央の欄にありますように
○政府委員(記内角一君) この種の災害が毎年頻発いたしまして、災害を受けられたかたは、非常にお気の毒でございまするが、ただでき得べくんば、こういう際におきましても自力で以て更生して頂くべきものであつて、できるだけこういう範囲のものは漸次その範囲、対象等を縮小し、全廃できるような態勢にまで持つて行くのが理想ではないかと考えておる次第でございまするが、そういう際におきまして、この制度におきましても漸次その
○記内政府委員 年末金融対策について御説明申し上げます。 まず第一に、かねて問題になっておりました政府の指定預託金の引揚げ延期の問題でございますが、十月分につきましては、災害地帯を除きまする都道府県におきまする信用金庫、相互銀行に対する預託金約四億五千万円は引揚げられましたが、その残り十一億円はそのまますえ置かれるということに相なります。十一月分につきましては、全額十六億円の預託金のすえ置きを決定
○説明員(記内角一君) 商工中金に対する政府出資の問題でございます。それに対して財源として現在中小企業金融公庫から商工中金に二十億の貸付金が残つておつて、明年八月に返済になる、これを引当にして出資に振替えるということを我々としては期待しておるわけでございます。目下大蔵省と折衝いたしておるわけでございますが、大蔵省もいろいろな問題がございまして、まだ最終的と申しますか中間的な来年度の予算の見通しがつきかねておるというところで
○説明員(記内角一君) 先ず第一点でございますが、私ども同様な考えでできる限り下請の連中には組合なども結成され、親企業がこれに協力するという態勢に持つて参りたいと思つていろいろ努力いたしておるわけであります。ただその際におきまして、是非必要なことは、今申したように、親企業自身が何と申しますか、一年もたつ、或いは台風手形というような手形を発行しておつたのでは、幾ら金融機関がこれをバツク・アツプしようとしても
○説明員(記内角一君) お手許に「年末金融対策について」という資料をお配りしてございますが、それを読みながら御説明を申上げたいと思います。「年末における中小企業の金融難を緩和守るため、下記の諸施策の推進方につき所要の処置を講ずることとする。1、政府指定預金の引揚延期、九月末現在における政府指定預金残高は、別表1の通り総額六十六億六千三百万円で、当初十月以降一月までに均等引揚の予定であつたが、年末金融
○記内説明員 お説の通り今までにきまつた範囲内から出すということでございます。まだ今後において足りなければ、第三・四半期あたりで補正予算というようなことも一般問題として考えたいと思つております。
○記内説明員 今回の措置は国民公庫、中小企業金融公庫が融資するうちから、三億ずつはそれぞれ利子を、本来ならば一割であるところを六分五厘に下げて融資するということに決定いたしております。しかしこのわくが多いとか少いとかいうことでいろいろ議論をやつておりますけれども、とりあえずの分としてそういうことで決定いたしまして、今後においてさらに額の増大をいたしたいというふうに考えております。ただ利子を下げますと
○記内説明員 今回の十五号台風、それ以前の台風につきましての災害でございますが、今年は昨年と違いまして幸い災害も非常に少かつたのでございます。ただ十五号台風を中心といたしまして、北海道それから宮崎県、愛媛県その他約十二府県が総計で百億の損害を受けており、昨年はこれが五百億を突破するというふうな大災害でございました。この点は私ども非常に災害の少かつたことを喜んでおるわけでございます。しかしながら少いとは
○説明員(記内角一君) 保全経済式とまで言えるかどうかわかりませんが、万一危険が、火災が頻発いたしますと支払不能の状態に入るということになるわけでございます。
○説明員(記内角一君) お手許に「火災共済事業を専業として行う協同組合の現況について」というのをお配りいたしてございますが、これを中心にして御説明申上げたいと存じます。 協同組合法に基いてやられまする事業協同組合又はその連合会が火災共済事業を専業でやる場合と、他の事業と兼業でやる場合と、この二つの形態があるわけでございます。その兼業でやる場合におきましては、主として見舞金という程度のものが中心でございまして
○記内説明員 われわれももちろん必要な方面に必要な資金を出さなければならぬ、今の中小企業の実態から申しまして、そう大きな運転資金の大口の需要というものはない。結局百万から百万前後、せいぜい二、三百万どまりのところが多いじやないか。現在までの貸出しの実績を見ましても、設備資金が中心ではありますが、それにいたしましてもやはり三百万か四百万前後になつておるわけでありまして、従いまして運転資金となりますれば
○記内説明員 現在中小企業の方も相当資金を要求して来ているのでございますが、だんだん調べてみますと、いわゆる短期の資金が相当要求されております。もちろんこれを長期化したいという考えのもとにやつている向きも相当あるわけでございますが、実は金融機関も御承知の通り長期運転資金を、昔は担保金融という形で、不動産担保で設備資金に使うか、あるいは運転資金に使うかを問わず金融をいたしておつたのでございますが、戦争以来長期資金
○記内説明員 従来から中小企業金融公庫の貸出し方針は、設備資金につきましては一千万円、運転資金につきましては三百万円を限度とするということにいたしておつたのであります。ところが運転資金は当初相当出るんじやないかということでその程度に押えて参つておりましたが、その後の一年間の経過を見ますと、設備資金は相当出ているのでございますけれども、運転資金はなかなか判断のむずかしいというふうな点もあるかと思うのでありますが
○記内説明員 中央会法制化の問題につきましては、先般の国会においてもこれを法制化するというような方向で検討をいたしたのでございますが、いろいろ協会にも関係する部内のうちにも、若干の反対論等もございまして、見送りをせざるを得ない状態になつたわけです。なお関係方面の意見を調整いたしまして、できる限りそういう方向で進んで参りたいというふうに考えております。 それから組合に加入する方が有利なような方法をとる
○記内説明員 第一点の貸出し条件の緩和でございますが、現在におきましては、金融状況等のいかんというふうな点については特別の条件は付しておらないのでございまして、もつぱら第一線の金融機関であります商工中金なり、あるいは市中銀行の選別にまつというふうな態勢になつております。商工中金につきましては、御承知の通りわれわれの方の指導も相当行き渡つておりますので、漸次事態に即応するように改善されて参つているというふうに
○記内説明員 企業の整備のやり方につきましては、大企業のようにあつちこつちにたくさんの工場を持つておるというような場合におきましては、一つの工場を閉鎖して他の工場に集中するというふうなこともよいのでございますが、一工場しか持つていないような中小企業にとりましてはそういうこともできかねる次第でございますから、今お話のような方法でもつて組合が相互に共同して、しかも能率の上る方法をとつて参ることは最も当を
○記内説明員 最近のデフレ下におきまして、一部の産業におきましては不当な混乱に陥つておる部門もあるように見受けられるものもございます。そういうものにつきましては、今までのような比較的消極的な態度でなくて、もつと進んだ考え方でもつて安定方策を講じて参りたいというふうに考えておる次第でございます。なお地方的な特殊産業、ある集団産業というふうな部門につきましては、従来もいろいろな手を打つて参つておつたわけでありますが
○記内説明員 中小企業安定法の調整命令の発動につきましては、さきにタオル織物業につきまして設備制限の命令を出しました。引続きましてマツチの製造業につきまして設備制限と出荷制限の二つの問題につきまして調整命令を出した次第でございます。その後いろいろな業界からいろいろな話合いも持つて来ておりますけれども、今特に議論になつておりまするのは、絹人絹織物業と綿、スフ織物業の二つが、設備制限並びに出荷制限という
○説明員(記内角一君) まだあれを実施いたしましてから間もないことでございますので、実績的に結果は出ておらないのであります。
○説明員(記内角一君) まあこれはいろいろの見方もあろうかと思うんではございますが、例えば公庫の資金あたり、この四月―六月の実績を見ますというと、大体予定通りの、或いは若干余つているという程度の貸付の状況でございとぼしてまあこれは金融機関がいわゆる代理貸によつて貸付けているから余り貸したがらないんだという見方もございますけれども、一応長期資金としましては取りあえずの、現在の段階におきましてはどうやら
○説明員(記内角一君) 今経済審議庁のほうからお話がありましたけれども、中小企業に対するデフレの影響と申しますか、我々の承知いたしている範囲につきましてもそれぞれその影響の度合なり或いはあり方なりというものが違つているように存じております。ただ概括して申しますと、その第一は売行きが不振になつて来ている、従つて滞貨が生じ始めている、それから来る影響で生産を縮小せざるを得ない、そうなりますと労働意等を整理
○説明員(記内角一君) 決してこの結果について私どもも満足をいたしておりませんで、今申上げたような方針の下に逐次改善して参りたいというふうに考えておるのであります。例えば医師業等についても内容を調べて見ますというと、やはり相当それぞれの言い分もあるようでございまして、これを全面的に拒否するのも如何というふうに考えておる次第であります。
○説明員(記内角一君) 中小公庫の問題が主として製造業、販売業等の長期設備資金並びに運転資金を貸付けるということを本来の狙いといたしまして、その余裕を以ちまして例えば医者でありますとか、旅館業というふうなものに貸付けて参るというふうにいたして、我々としてはそういう趣旨の下に運用して参りたいというふうに考えておる次第でございます。又公庫自身におきましてもそういう指導方針の下に事務の運営をいたしておる次第
○説明員(記内角一君) この前の当委員会におきまして、先般御決議になりました中小企業対策に対する政府としてのいろいろな施策について御説明申上げた次第でございます。その後におきまして決定を見ましたことについて御報告申上げますが、例の最近の事情としまして、売掛金、或いは手形等が相当不安定な状況になつて参つております。そこで、そういう不安定な売掛金に対して、一応所得が挙つたものとして移金が課せられておりますので
○記内説明員 御指摘の通り、デフレによつて生産縮小をする、あるいは閉鎖するいうふうなことによつて、失業問題も当然予想されて参るわけでありきて、われわれといたしましては、単に中小企業庁ばかりではございませんで、通産省をあげて、できる限りそういう事態の発生しないようにいろいろ手を打ち、くふうを凝らし、またケース・バイ・ケースでありますが、事態の解決に当つておるような次第でございまして、今後ともそういう方向
○記内説明員 お答え申し上げます。ただいま緊急融資の問題について、どういうようになつているかというお話でございましたが、御承知の通り、中小企業金融公庫は、自分で直接融資するのではありませんで、金融機関が保証する場合におきまして、この金融機関を通じて資金を出すということになつております。いわゆる窓口銀行というものが、これを取扱うことにいたしておるわけであります。従いまして、窓口銀行の方面によく事情を話
○記内説明員 中小炭鉱の問題につきして、ただいま石炭局長から御答弁申し上げたのでございますが、われわれの方といたしましても、今石炭局長が申し述べましたことと同じ考え方のもとに、この問題を扱つて参りたいとうふうに考えておるわけでございます。ことに、こういう問題につきましては、いわゆるケース・バイ・ケースに処理いたしませんければ、一般的な基本原則だけでは処理をできないのであります。また中小企業庁自身がどうこうするということよりも
○記内説明員 これはまだ諸般の事情を考慮して検討しなければなりませんので、さしあたりましては今申し上げたような方向で進んでおる次第であります。
○記内説明員 事は中小企業だけの問題でありませんで、非常に重要な問題を含んでおるようでございます。ただ最近の金融の様子を見ておりますと、御承知の通りの金融の引締めの状態でありまして、新しい投資に向けるということよりも、運転資金にまわす金をどうするかということが中心になつて参つておるようであります。従いまして、いわゆる設備投資について新しく金融をやつて行こうというふうなことは、当初考えられておりましたよりも
○説明員(記内角一君) 昨日もちよつと申上げましたように、今度の岩田商事の問題につきましては、商工中金というふうな政府の何と申しますか、息のかかつたような機関と、それから一般の金融機関と両方が関係者としているわけであります。そのうち商工中金の分につきましては、このほうに連絡いたしまして、大体今までの買戻し、不渡によつて生じた岩田商事の振出した手形を商工中金から買戻す義務があるわけでありますが、その買戻
○説明員(記内角一君) 或いはそれは政令自体に手を触れまするか、或いは政令の何と申しますか、解釈と申しますか、そのうち、例えば同じ旅館業業にいたしましても普通の温泉マークのついた旅館というふうなものは罷りならん、こういう種類の旅館に限るというふうな政令にいたしますか、或いはそれの運用方針で参りますか、その辺の細目の技術的な面もございますけれども、大体御趣旨のようなラインで進んで参りたいというふうに考
○説明員(記内角一君) 両省の官房長からということでございますが、所管の私から一応お答え申上げておきます。勿論本来の公庫設立の趣旨は、御指摘のように物品製造業等を中心といたしました一般中小企業というものの、何と申しますか、資金繰りを援助するということを中心にいたしているわけでございます。併しながらこれは物品製造業に限るわけでもございませんで、やはり勿論その間に甲乙若干の差異はございましようけれども、
○説明員(記内角一君) 今度中小企業庁の長官に新任されました記内でございます。どうぞよろしく御指導を願いたいと思います。 只今委員長から最近のいろいろな中小企業に対する対策についてのお話がございましたので、先般参議院で御決議を頂きました中小企業対策に関する具体的な案件等を中心にいたしまして御説明を申上げたいと思うのでございます。 先ず御決議の第一点は、中小企業に対する不当な圧迫、特に下請代金の支払遅延等
○記内政府委員 ただいまの問題でございますが、たとえば昨年末に車両の特需が年度の途中で打切りになりましていろいろ問題が生じましたが、そのときの契約では、いわゆる一台について幾ら、あるいは何人分、何時間働いた場合の仕事の量は幾らという、いわゆるワン・アワーの計算方式で注文がなされておりましたが、その場合に何台の注文を出すか、あるいはワン・アワーの注文を出すかというふうな約束はなかつたわけでございます。