1950-07-29 第8回国会 衆議院 建設委員会 第9号
○西村(英)委員 ただいまの説明で政府において考えるということで了解いたしましたが、結局ただいまも御説明になりましたように、河川法が非常に古い規定であつて、しかもそれがやはり官の力が非常に強い時代の法律でありまして、道路法につきましては、道路法が河川法よりは遅れておりましたために、やはり受益者負担というようなことを考えずに、原因者負担ということになつた。河川そのものを改修することは、やはり全般に対して
○西村(英)委員 ただいまの説明で政府において考えるということで了解いたしましたが、結局ただいまも御説明になりましたように、河川法が非常に古い規定であつて、しかもそれがやはり官の力が非常に強い時代の法律でありまして、道路法につきましては、道路法が河川法よりは遅れておりましたために、やはり受益者負担というようなことを考えずに、原因者負担ということになつた。河川そのものを改修することは、やはり全般に対して
○西村(英)委員 最近河川の改修がずいぶん行われておるのでありますが、それに対しましていろいろ附帯工事があるわけでありますが、その附帯工事費の分担につきまして、お伺いしたいのでありますが、これは河川法の建前からいたしますと、受益者の負担になつておるのであります。たとえば地方鉄道というものが、河川の改修のために附帯工事があります場合に、地方鉄道等でその負担金を持てない場合が多々あるのであります。こういう
○西村(英)委員 私も全額国庫負担の趣旨はいいけれども、そのやり方が非常に地方の自主性がなくなる、国家依存主義になる。そのほか全額国庫負担をするということに付随したいろいろな問題のために、非常にやりにくいということも大いに原因するのではなかろうかと思いますが、現在ひんぴんと起りますところの災害につきまして、これを全額国庫負担でやるという根本の趣旨は、私はいいと思います。そういういろいろな煩雑するような
○西村(英)委員 地方財政の問題からそういうことが起る。それからもう一つはこの金額国庫負担にいたしますと、市町村の災害復旧に対するやり方が従来と非常にかわりまして、その点につきまして非常に事務的に煩雑を来す、あるいはまた河川につきましては、その監督の衝に当るところの市町村が、県を通さずして直接打合せをしなければならぬために、非常に事務的に煩雑で、おそらく運用し得られないのではないかということを感ずるのでありますが
○西村(英)委員 災害復旧費の問題が出たのですが、大体は瀬戸山委員からお話がありましたが、私もその問題についてちよつとお尋ねしたいのであります。 災害復旧費全額国庫負担は、地方財政の窮乏を救うということと、また災害地がひんぴんに見舞あれる所と、そうでないような所との財政のバランスというような点からも、全額国庫負担でするということに、シヤウプ勧告がなくてもそれ相当な理由があつて今日に至つたものであろうと
○西村(英)委員 道路のうちで、今の関門関係のお話をもう少し詳しく承りたい。これはずいぶん以前からの工事でして、相当の工費を使つておるのですが、これからでき上りにどれくらいの金がいるか。また、ただいまのお話を承りますと、向うさんとの話がなかなかつかないようですが、どういう理由によつてそれを拒んでおるか。これは海中の隧道でありますから、放置しても補修費を相当使つておると思うのですが、その補修費は毎年どれくらいいつておるか
○西村(英)委員 そうすると、今のお話によりますと、結局第一回目には、東京は何戸で、大阪は何戸というような、地方的なわくをつくつて行くということになりますか。
○西村(英)委員 それ以外のことは考えぬと申しますけれども、実際問題としての緩急は、地方的にあるいは都市的と申しますか、東京を中心とするとかあるいは他のいなかの方をあとにするとか、そういう時期の緩急で行くだけであつて、地方的にはわくをつくらない、あるいはまた対象にすべき人に対しても、たとえば引揚者であるとか、戦災者であるとかいうような者に対する差別のわくは置かない。ただ時期的に、第一期についてはたとえば
○西村(英)委員 この法案の最重要点は、他の議員からも申されましたように、貸付けの制限額の七五%と利子、それから償還の期間の問題でありますが、これは他の同僚委員からも質問がありまして、政府の意図するところもわかりましたので省略いたします。しかし次に重要なことは、この法案の中にはつきり出ていない実際の運用の問題であろうと思うのでありますが、その点につきまして二、三お附きしたいと思います。融資をする場合
○西村(英)委員 ただいまの問題はそれくらいにいたしておきまして、次に附則にあります過渡的処置の問題ですが、これはただいまも提案者から話がありましたが、現在の過渡的な救済ということのために、この附則にあるものを見ましても、相当寛大にやるのではないかと思われるのでありますが、現在の救済を主眼におきますと、せつかく一級、二級ときめた建築士が、地方においてああ、あんな者が、ああいう人でも一級になれるのか、
○西村(英)委員 今の御説明ですと、都道府県知事がその試験手続をやるようになつておるのですが、一定の基準を示してやると申しましても、都道府県知事が試験の合格その他をきめるのでありますから、各府県によつて二級建築士の実力に相当なレベルの相違ができるのではないか。もし相違ができるといたしますと、甲の県の二級建築士は、乙の県の二級建築士になれるかなれないかというような、極端な場合も出て来ると思うのですが、
○西村(英)委員 二、三御質問をいたします。第一番に建築士の免許でありますが、一級二級にわけておりますと、一級は建設大臣がやる、二級は都道府県知事がやる、こういうことになつておりますが、これを国家試験でやるのでありますから、一級も二級も建設大臣がやるというふうにしてはどうか、こう思うのであります。おのおのその場合に利害得失はあるでありましようが、二級建築士を各府県知事がやるということは、いい点があるかもしれませんが
○西村(英)委員 そうたくさんじやないというお話でしたが、たとえば本省が御承知の通りわかれましたし、また地方の方もかなり庁舎がわかれているのじやないかと思います。その辺でこの分離のためには、相当に資金がいつているのじやないかと思います。私の言いたいのは、それも両省にわかれたのですから、けつこうでありましようが、結局それよりももう少し特定局——山間地では郵便局がなくて非常に不便をこうむつているところがたくさんあるから
○西村(英)委員 ただいまの点は了解いたしました。第二番に、昨年郵政省と電気通信省がわかれたのですが、その分割していろいろ施設その他の面で、非常に経費がいつたと思うのであります。この郵政省の歳出の中にあります局舎その他の施設建設に要する経費、こういうようなものがその一部ではないかと思うのですが、その点両省の分離のために、昨年から今年にかけて、さらに二十六年度までも経費がいるならば、その総体の費用は分離
○西村(英)委員 私はこの業務にまことに不案内でございますが、一、二御質問申し上げます。 第一に電気通信の業務から郵政業務に五十五億ほどの繰入れをしておつて、そうしてこの郵政業務の方の歳出といたしまして、三十五億ほどの電気事業運営に要する経費があるのでありますが、この差はどういうふうになつておるのかというのが第一点であります。
○西村(英)委員 特殊な事情のためにお増しになつたようでありますが、私は気象台の事業は非常に重要でありまして、災害のために気象通報をよく利用して、防禦しなければならぬということが必要であると思つておるのです。おそらく一般地上観測のために増員されておると思つたのですが、そういうことでないということで、よくわかりました。 もう一つお尋ねしたいのは、その下にあります運輸技術研究所の増員が相当になつておりますが
○西村(英)委員 もう一つお尋ねします。気象台の問題ですが、これはどうも特殊の仕事のためにとかく閑却になりがちであります。今日その関係者が見えておるかどうかしりませんが、二十五年度の予算面におきましては人員が多少ふえておるようであります。実は非常に災害が多いので、その災害の予防のためにも、気象通報を利用いたしまして、被害を事前に防止するというようなことも必要であるのでありますが、来年度増員になりました
○西村(英)委員 ただいま港湾のお話を伺つたのでありますが、さいぜんの港湾局長の話で、港湾事業が初め三十五億と閣議決定されたが、向うとの折衝で二十三億になつたと申しました。それはドツジ・ラインの関係もあるでしようが、その事業の内容等について、こちらと向うの方の意見が内容的に非常に合わなかつた点があるようにも聞いておりますか、おもにどういうところが支障になりまして、閣議決定をされました三十五億が二十三億
○西村(英)委員 私は一つお伺いしますか、現在の水道行政と言いますか、業務と言いますか、それにかかつておる厚生省の本省及び下部機関があれば下部機関を含んで、特にこの業務に携つておる人数、それから建設省の方もその業務をやるのに幾人かかつておるか、それをお知らせ願いたい。
○西村(英)委員 私は資料をお願いしたいのです。昭和二十三年度までの河川の災害費の残りの全額、それから二十四年度の災害、これは直轄河川と、それから中小河川、その他、こういうような別にわけまして資料をお願いしたいのです。それから西村次官にちよつとお尋ねいたしますが、今のお話に関連した問題ですが、見返り資金の現在まで民間その他の要求額はどれほど出ておるものでしようか。ちよつとお伺いします。
○西村(英)委員 私もごく要点だけ、ただいま提案になりました件につきまして、所信を申し述べてみたいと思います。 観光事業、なかんずく国際観光事業が、日本の将来にとりまして非常に重要なことは、いうまでもないのでございまして、今般の国会にも、国際観光事業の振興促進に関する決議案が可決になつておるのであります。もちろん一部の反対はありましたけれども、可決になつております。また観光事業の一環としての国際観光
○西村(英)政府委員 山田線はトンネル、急勾配の連續せる特殊路線で、將來當然考慮さるべき區間として優先的に調査計畫しているが、豫算、資材等の關係もあり、目下實施困難であります。
○西村(英)政府委員 宇部東線を小郡からさらに山口の方まで電車を延長してもらいたいというお話でありますが、この電車の延長をするためには、小郡の乘越し橋をやらなれければならぬ大きな工事があるわけであります。また電車運轉ということになりますと、現在の電車の路線の復舊が第一でありまして、ただちにこの線にかかるわけにはいかないのじやないかと思います。
○西村(英)政府委員 電化工事の根本の考え方につきましては、先ほども申し上げた通り、輸送力の大きい所を目標にいたすのではありますが、肥薩線のような特殊線区につきましても、ただいまの御説明のように旅客の保健上、また殊に鐵道といたしましても運轉技術上の問題もありますので、十分に考慮しなければならぬと思つております。肥薩線、なかんずく人吉、吉松間は、非常は勾配線であります。千分の三十三という勾配でありまして
○西村(英)政府委員 終戰以來國有鐵道で電化をやりました線路は、上越線の高崎、水上間及び石打、長岡間百二十五キロの間であります。高崎、水上間は本年の四月一日から、石打、長岡間は本年の十月一日から、電氣運轉の方に切替をいたしまして、目下電氣運轉を開始いたしております。その他の線区といたしましては、奥羽本線の福島、米澤間四十三キロの勾配区間を電化いたしておりまして、現在著工中であります。今後の電化をどういうような
○政府委員(西村英一君) 火力發電所の賠償のことにつきましては、私は直接極く最近の情勢は知らないのでありまするが、確かに電化の一部大きい隘路になる點は電源の問題は確かであります。それでこの電化をするから火力發電所の賠償をどうしてくれというようなことにつきましては、商工省の方でいろいろ賠償案の緩和をお願いする、或いは水力發電所の開發をいろいろお願いするというような場合に、國内の電力の需用というものを想定
○政府委員(西村英一君) 今飯田さんの御質問の電化計畫はどういうふうになつておるかというお話でありますが、少し時間を拜借いたしまして、電化計畫の問題はいつも實は計畫はかくかくであるけれども、なかなか資材資金等が不十分でできないというような申譯的なことを今まで申しておつた場合が非常に多いのであります。この際電化につきまする私達の氣持を申上げまして、尚將來の計畫につきましての考えを申述べたいと思います。