1970-02-17 第63回国会 衆議院 本会議 第4号
○西村榮一君 当面する一九七〇年代は、わが国にとって、また世界にとって、激しい変化と進歩の年代であります。私は、この重要時期を迎えるにあたり、民社党を代表いたしまして、今後のわが国の外交、内政の基本的進路とその具体策について、佐藤内閣の方針をただしたいと存じます。(拍手) 私は、一九七〇年代に向かうわが国の基本路線は、次の三つでなければならないと存じます。 第一は、国内にあっては、現在の工業経済国家
○西村榮一君 当面する一九七〇年代は、わが国にとって、また世界にとって、激しい変化と進歩の年代であります。私は、この重要時期を迎えるにあたり、民社党を代表いたしまして、今後のわが国の外交、内政の基本的進路とその具体策について、佐藤内閣の方針をただしたいと存じます。(拍手) 私は、一九七〇年代に向かうわが国の基本路線は、次の三つでなければならないと存じます。 第一は、国内にあっては、現在の工業経済国家
○西村榮一君(続) アジア政策の基本課題である中国問題並びに現下国民生活上の重要問題である物価、大学問題等について、佐藤内閣の所信をただしたいと存じます。(拍手) 私が伺いたい第一点は、これからの重要課題である日米関係の再検討についてであります。 その具体的課題の一つは、今回の日米共同声明と沖繩問題であります。(拍手)われわれは、沖繩問題解決の基本原則は、将来への禍根なき解決の一言に尽きるのであります
○西村榮一君 私は、民社党を代表いたしまして、今回の日米会談の主題である沖繩問題をはじめ、日米安保条約の今後の取り扱い、…… 〔発言する者多し〕
○西村榮一君 私は、民社党を代表いたしまして、次の三点について政府に質問いたします。 その第一は、戦後二十四年、累積されてきた高度経済成長下における社会的いびつと、精神的荒廃をいかにして解決するか、大学紛争はまさにその象徴的な姿であります。 第二の問題は、物価高を中心とするインフレーションの克服、すなわち、国民生活と日本経済の安定的発展をいかにして確保するかの方策であります。 第三は、日米安保条約
○西村榮一君 私は、民主社会党を代表いたしまして、今回のジョンソン大統領の重要発表に基づく緊急事態について、佐藤総理の所信と今後の方針をお尋ねいたします。 まず冒頭に、私は、今回のジョンソン提案が、ハノイ当局の対米会談の応諾によって、二十年戦争の終結への端緒を切り開こうとしていることは、平和を念願する世界人類の期待にこたえる本のとして、まことに喜びにたえない次第でございます。(拍手)ベトナム戦争の
○西村榮一君 私は、民主社会党を代表いたしまして、財政、内政、外交の三面にわたって、佐藤内閣に質問いたします。(拍手) 私は、質問に先立ちまして、要望いたしたい緊急事態がございます。それは、北朝鮮政府によるアメリカ情報艦の拿捕事件であります。 本件は、あくまで平和的外交交渉によって解決すべきであって、かりそめにも武力を用いることのなきよう、米国並びに北朝鮮政府に要請するとともに、万一の場合といえども
○西村榮一君 私は、民主社会党を代表いたしまして、現下重要と思われまする次の三点についてお尋ねいたします。 その第一は、物価と不況克服の問題であります。第二は、ベトナム戦争の和平工作とアジア全体の平和確立の問題であります。第三は、日米関係は、戦後すでに二十年を経過いたしまして、新しき段階を迎えました。これにいかに対処するのか。さらに迫りくる日米安全保障条約改定について、政府はいかなる方針をお持ちになっておられるか
○西村(榮)委員 総理大臣は、本予算は非常に無理な予算であるということをお認めになりました。私はさらにこれ以上その点は追及いたしません。ただ私が心配することは、無理な予算を編成された結果が、いわゆる税金の取り方が非常にきびしくなるのではないか。たとえて申しますと、中小企業、農家等の青色申告所得者に対して非常に無理な税金の取り方になってあらわれてくるのじゃないか、これは私は十分御注意をいただきたい。申
○西村(榮)委員 いま総理大臣は人手不足等をあげられたのでありますが、私は、もう少し日本経済の構造の変化については根本的な御認識を願いたいと思うのであります。 私が考えますところは、日本経済の構造の変化とは、第一に、従来は需要超過型でありました。しかし、いまは供給の過剰型になってきている、こう思うのであります。第二には、企業経営の実態が、これがために利益率が全般的に低下いたしまして、投資効率が低下
○西村(榮)委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、四十年度の財政政策について、主として総理大臣、大蔵大臣にお伺いいたしたいと存じます。 申すまでもなく、昭和四十年度の財政政策の目的は三つあると思います。 その第一は、高度成長政策から安定成長へと経済政策を切りかえますにあたりまして、その混乱と摩擦を避けて、いかにその目的を達するかということが第一だと存じます。 第二の問題は、経済不況と物価高
○西村榮一君 私は、民主社会党を代表いたしまして、池田内閣不信任案に対し、賛成の意を表するものでございます。(拍手) 私が、池田首相を信任せずという第一の理由は、池田首相が現在に至るまで取り来たった政治の姿勢であります。 池田内閣の低姿勢と称する政治の基本的姿勢の実体は、無方針と無責任の一言に尽きるのであります。(拍手)池田首相は、今国会冒頭の施政方針演説において、国の内外に諸懸案が山積している
○西村国務大臣 牛乳は完全栄養食品でございますので、集団飲用にしましても、また、農村における食生活の改善にいたしましても、厚生省としては、これが普及に努めておるわけでございます。しこうして、今の御指摘のこの非常にきびしい衛生上からの問題があるのではないかということを申しまするが、実は、御承知のように昭和二十六年に乳及び乳製品の成分規格に関する基準をつくりまして、そうして農村における製造、保存等に対する
○西村国務大臣 厚生大臣として地主補償の問題をどう考えるかということでございますが、これはもう大蔵大臣がたびたび政府を代表しまして答弁をいたしましたように、調査をするということで、国務大臣として調査費については賛成をいたしたようなわけでございます。 しこうして、未亡人の問題ですが、未亡人は、当時置かれておった非常に気の毒な特殊な事情もありますので、未亡人に対して交付金を支給しようということで、政府部内
○西村榮一君 私は、民主社会党を代表いたしまして、池田総理大臣並びに関係閣僚各位に対しまして、昭和三十八年度の施政演説について質問せんとするものであります。(拍手) 私がここに質問せんとするものは、少なくとも、昭和三十八年度は、内政において、外政において、大きな動きを見せる年であろうと存ずるからであります。すなわち、本年の国際情勢は、率直に申しますならば、和戦の関頭に立つ年であります。冷戦激化の場合
○西村榮一君 現在の国民が政府にたださんとするところは、三点あると存じます。その第一は、現在の経済不況がいついかなる形においておさまって、国民生活が安定するかということであります。第二の問題は、現下激しく動いていく国際政局に際会して、わが国の平和と安全をいかに守らんとするかであります。第三は、先般発生したクーデター計画にも見られるごとく、現下の社会不安並びに政治に対する不信の念を払拭して、信頼し得る
○西村(榮)委員 選挙法につきましては、私は今の選挙区制にしろ、大選挙区制にしろ、あるいはまた小選挙区制にしろ、いろいろ選挙に伴う弊害はやはりどの区制をとってもあり得ると思うのです。ただ私は、ここで力点を置きたいことは、総理に理解していただきたいことは、日本は議会が国権の中心です。最高機関です。ここに日本全国の知能と英知を吸収するという方策を第一にとるべきではないか。そういたしますと、小選挙区制、中選挙区制
○西村(榮)委員 ただいまの御説明で了解いたしました。財政まことに多端のおりからでありますが、災害を抜本的に将来処理するという意味において政府の格段の御努力を願いたいと思います。 次に、私は、日本の政治体制の確立について、総理大臣の御所見を承りたい。今より半年ほど前に、ある先覚者はかように申しておりました。日本は、異常なる経済の発展と精神的頽廃という二本の足で成り立っている、こう批評しております。
○西村(榮)委員 私は民社党を代表いたしまして、災害の予防問題、この激動期の国際政局に直面して日本の内政をいかに整えるか、第三には、外交の方向をどこにとるか、第四には、危機に直面しておる日本の財政経済をいかに立て直すか、この四点について政府の所見を承りたいと思うのであります。 私は先般来かぜを引いておりまして、席をはずしておったときの他の議員諸君の質問と若干重複する点が一、二点あるかもしれませんが
○西村委員長 これより会議を開きます。 この際一言ごあいさつ申し上げます。 不肖私このたびはからずも予算委員長に選任されまして、その重責をになうことになりました。まことにふなれでございますが、今後ひとえに各位の御協力と御理解とによりまして委員会の円満なる運営に努め、大過なきを期したいと存じますので、何とぞよろしくお願いいたします。(拍手) 本日はこれにて散会いたします。 午前十時二十九分散会
○西村榮一君 本院議員従四位勲二等小西寅松君は、去る四月十四日早暁、東京の自宅において、にわかに逝去せられました。私は、諸君の御同意を得て、議員一同を代表し、つつしんで哀悼の言葉を申し述べたいと存じます。(拍手) 私は、小西君と、第二十二回総選挙以来、同じ選挙区から毎回出馬して今日に至り、政治的立場を異にはいたしておりましたが、平素から何かと親交を重ねて参ったものであります。前日まできわめて元気に
○西村榮一君 私は、社会クラブを代表いたしまして、次の諸点を質問いたしたいと存じます。 第一は、伊勢湾台風の被害に対する救済並びに災害予防に対する根本策についてであります。第二は、わが国産業の二重構造並びに石炭産業の危機に対する解決の方策について、第三は、南ベトナムの賠償問題、第四は、わが国国民生活の恒久的安定策につきまして、第五は、現下重要な課題たる日中国交回復、第六は、日米安全保障条約につきまして
○西村(榮)委員 前例にしないということで一応了承いたしまして、その内容につきましては、日本銀行の帳簿と実際上の問題につきましては、四十四トン金塊が不足しておったり、使い道についてはいろいろ疑義があり、かつ政治的に判断しなければならぬことが多々ございますが、それは私はあとに回しまして、本日は総理大臣に質問いたしたいところが四点あります。 一つはわが国の外交の方針です。第二は懸案になっている日中の国交
○西村(榮)委員 私はやぼなことは申しませんが、国際関係という政治的問題から見て、財政法を犯すわけには参りません。しかし一面、国際関係がそういう事情であるということであれば、これを前例としないというところにあなたが釈明されるならば一応了承して、内容についてはあとで審議に入りたいと思います。しかしあなたがどうしても国際関係という政治情勢と財政とを混合して議論を進められるならば、本補正予算は審議に入るわけにはいかない
○西村(榮)委員 私は本日提案されました三十四年度の補正予算について質問いたしたいと思います。 本論に入るに先だちまして、本予算案は議運で十分論議されたそうでありますけれども、少くとも本予算案がまだ審議中に、その同一の議会に対して同年度の補正予算を出すということは、これは財政法にも疑義かあります。すなわち財政法十四条、私は内容に入る前にかくのごとき財政法を国会みずからが冒涜し、じゅうりんする補正予算
○西村(榮)委員 私は、失礼な話だけれども、一萬田大蔵大臣は本予算委員会において答弁なさる資格がありますか。あなたは最近答弁がお上手になられたし、ひそかに敬意を表しておるのですが、しかし政治家というものは、答弁上手だけではだめなんです。政治的信念と良心がなければならない。ところが今そういうことをおっしゃると、それは答弁上手であって、政治の誠実さに欠けると言われるのはどこにあるかというと、財政の規模だけで
○西村(榮)委員 今総理大臣の御答弁は、大体十二月二十日に閣議で決定せられました予算編成の基本方針並びに本予算審議において提出された予算説明書並びに経審が発表されました新経済政策の本年度の見通し、これについては今総理大臣がお述べになりましたことと一致しておるのでありまして、私は財政政策としてさようなければならぬと思うのであります。ところが実際は少し違っております。予算の編成の内容につきましては、私は
○西村(榮)委員 私は、昨年の予算審議に当りまして、政府の一千億積極政策というものは、時の国際経済の趨勢に逆行する無謀な予算であるから反省するように警告申し上げたのであります。これは岸総理も臨時首相として御了承――当時の責任者でありましたが、私が警告を申し上げました第一の理由は国際経済は曲りかどに来ている。後進国はドル不足に悩んでおるし、先進国は生産過剰で、ともに購買力が不足している。第二に、日本の
○西村榮一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府提出の昭和三十二年度一般会計予算補正(第1号)外二件の予算補正案に反対いたしまして、これをわが党提出の編成がえ要求の動議に依って組みかえせんことを政府に要求するものであります。(拍手) その内容は、お手元に配付されました文案通り、一般会計関係では、災害復旧と地すべり対策おのおの十五億円、失業対策事業の吸収人員を三十五万人に増加するための二十九億円
○西村榮一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府提出による予算補正第一号に反対の意向を明らかにし、政府にこれの撤回を要求するとともに、ただいまより私が御説明申し上げまする趣旨に基いて、これをすみやかに組みかえて再提出されんことを要求するものであります。(拍手) 今回提出せられました政府案は、三十一年度分の所得税、法人税、酒税の三税の増収四百億円のうち百億円を、特別措置により三十二年度に地方に
○西村(榮)委員 次に一つ教えてもらいたいのですが、私もあなたのおっしゃる通り、ことしは無難に切り抜けられても、来年はちょっと見当がつかないと思うのです。そこで、去年からことしにかけてかなり、財政は楽になってきているわけです。こういうときに、財政規模が大きくなるとか、小さくなるとかいうことでなしに、財政に弾力性を持たせる、そうして悪いことが出たときに弾力性をもって経済の調整をはかるということになれば
○西村(榮)委員 私ちょっと飛行機がおくれまして、あなたのお話の中では国際収支のところと財政を引き締めるというところだけ伺ったので、前半が少し失礼するかもしれないのですが、一つあなたに教えていただきたいのですが、これはやはりインフレーションの非常な危険に現在直面していないのでしょうか。将来としては十分対策を練っておかなければならぬ、予防策の時期じゃないか。またそれからくる面デフレの危機もある。しかし