1982-03-16 第96回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
○西口参考人 全く御説のとおり私も賛成なんです。結局、早目に手を打つためには予察をしなければならない、それは個人ではとてもできないことでして、国とか県とか、そういう公的な機関で予察をきちっとやってもらいたい、そう思う次第です。 もう一つは、私が早目と言いましたのは、いま、たとえば、樹種転換するにしても松が枯れてしまった後を樹種転換するというような考え方のように思えるのですけれども、そうじゃなくて、
○西口参考人 全く御説のとおり私も賛成なんです。結局、早目に手を打つためには予察をしなければならない、それは個人ではとてもできないことでして、国とか県とか、そういう公的な機関で予察をきちっとやってもらいたい、そう思う次第です。 もう一つは、私が早目と言いましたのは、いま、たとえば、樹種転換するにしても松が枯れてしまった後を樹種転換するというような考え方のように思えるのですけれども、そうじゃなくて、
○西口参考人 基本的には、さっき申し上げましたように日本の森林の体質を改善しなければいけないと思うのですけれども、それは一朝一夕にしてできるものではない。そして現実問題として、松枯れがあってそれを仮に放置した場合にどうなるか。その場合に、枯れてしまった後から広葉樹が生えてくるなり、また松が出てくる、森林を形成していくというようなところであれば一応そのままでもいいのですけれども、たとえば海岸の防潮林とかそういうところは
○西口参考人 東北大学の西口でございます。 松枯れに関しまして私の基本的な考え方を申し上げます。 松が枯れるというにはいろいろ原因がございます。水が切れただけでも松は枯れます。しかし、いま伝染病のようにどんどん広がっていく松枯れ、これはマツノマダラカミキリというカミキリムシ、それからマツノザイセンチュウという小さな線虫、これの共同作戦によるものであるということはほとんど疑う余地がございません。ですから