1956-04-12 第24回国会 参議院 農林水産委員会 第28号
○参考人(藤田巌君) われわれ業界といたしましては、政府を御信頼して既定方針通り、せっかくもう準備の整っておりますこの計画を、本年の漁期もやはり平和裡に操業さしていただきたいと、こういうことを念願しておるわけなんです。でありますからして、政府が行っちゃいかぬと、こういうふうな特別の御指示があれば、これはまたそのときの問題でございますけれども、そういうふうな御指示のない限り、われわれとしてはあくまでも
○参考人(藤田巌君) われわれ業界といたしましては、政府を御信頼して既定方針通り、せっかくもう準備の整っておりますこの計画を、本年の漁期もやはり平和裡に操業さしていただきたいと、こういうことを念願しておるわけなんです。でありますからして、政府が行っちゃいかぬと、こういうふうな特別の御指示があれば、これはまたそのときの問題でございますけれども、そういうふうな御指示のない限り、われわれとしてはあくまでも
○参考人(藤田巌君) 今の千田先生の御質問は、会談に臨む政府の御方針に関係するように思いまするので、私どもはその会談に顧問として行くとか行かぬという問題もございましょう、まだこれも正式に決定されたわけでもございませんので、やはりどういう方針で臨むかというような御質問に対しては、ちょっと私からは意見をこの際は申し述べることは差し控えておきたいと思います。
○参考人(藤田巌君) 大日本水産会の副会長の藤田でございます。本日北洋漁業に関する参考人として意見を陳述する機会をお与え下さいましたことを、厚く、感謝を申し上げます。 三月の二十一日にソ連から発表いたされました極東水域におけるサケ、マスの制限措置、これは日本の北洋漁業にきわめて重大な影響を及ぼすものとして、私ども非常にこの成り行きについて懸念をいたしておりますわけであります。われわれとして常にこの
○参考人(藤田巌君) 本日この委員会におきまして、北太平洋漁業国際委員会第一回の会議に、政府代表の一人といたしまして出席をいたしました私から、会議の模様を御報告いたします機会をお与え頂きましたことを、厚く感謝をいたします。 極く簡単に会議の模様を御報告申上げたいと考えております。 御承知の通り、この北太平洋漁業に関しまする日米加の漁業条約は、たしか昨年の春効力を生じたわけでありまして、その条約の
○説明員(藤田巌君) 率直に申しまして、まだその点につきましての具体案は持つておりません。併し恐らくそういうふうな問題も当然起ることが予想されますので、やはり方法といたしましては、船員保険法の何と申しますか、改正と言いますか、或いは拡張と言いますか、そういうふうなことでこれを補なつて行くようなことがやはり国の制度としては一番手取早い、そういうふうに考えておりますので、先ずそういうふうな線に沿つてこの
○説明員(藤田巌君) 御指摘になつておりますエーブルだとか、チヤーリーだとか、いろいろの名前が付いておりますのは、例の演習区域ということで、演習をいたします場合に、その期間漁船が出入りいたしますと、いろいろ危険がございますので、それがまあ差控えることになつておる区域であります。この問題はこれは私は、今後いわゆるほかの安全保障条約の関係がどうなりますか、そういうような関係と結付くものであろうと考えるのであります
○藤田政府委員 国が防除いたします場合に、団体の協力を求めなければならぬことは、申すまでもないのでありまして、その団体と申しますのは、ただいまお話のございましたような農業協同組合でありますとか、あるいはまた最近災害保障法に基くところの共済組合が、積極的な災害防除もやつておりますので、こういう団体の協力を求めまして、その徹底を期したいと思つております。
○藤田政府委員 植物防疫法を実施いたしまするについての予算的措置の問題でありますが、仰せの通り、将来国か積極的に防疫態勢を整えましてれ徹底した防疫をやつて行くために、予算を必要とすることは申すまでもないのであります。これにつきましては、昭和三十五年度の予算といたしまして、必要十なる人件費につきまして新しく予算をとりましたことと、さらにお話のございました動力散布一機でありますとか、あるいは噴霧器等につきましても
○藤田政府委員 危険地帶と無被害地帶とはそれぞれ立場が違うわけでありまして、その点については、御指摘のような事情もございますので、私どもといたしましても、県内におきましてもまた村内におきましても、それぞれ地帶をわけまして、できる限り保険の掛金を区別して、それによつて負担の公平を期するように努力いたしておるわけであります。 それから虫害及び鳥獣害を加えましたために、予算上どのくらい増加しておるかということでありますが
○藤田政府委員 無事もどしも、これは会計のやりくりが許しまするならば、考えられると思うのでありますが、御承知の通り、最近は災害続きであります。本年、三十四年におきましても、共済金を支拂いますために、相当額の借入れをしなければならぬというような状態でございますので、実際問題といたしまして、無事もどしを行うことはなかなかできない思つております。ただお話のように災害の多い所、それから災害の少い所、こういうことがあるわけでありまして
○藤田政府委員 共済保険金を課税の対象にする。それについて従来農林省として財務当局と交渉したことがあるかということでございまするが、これは従来もその問題が出ておりまして、われわれといたしましては種々折衝したのであります。ただ財務当局の意見といたしましては、共済保険金額は所得にかわるべきものである。従つて、やはり一応所得としてこれを掲上すべきものであるが、たた災害のありました場合は、もちろん災害による
○藤田政府委員 私最近農政局長を命ぜれました藤田でございます。まだ就任後日が非常に浅うございまして、六月初めから局長にはなつておりますけれども、いろいろの点についてはまだよくわからない点がございます。ただいま御質問のございましたような点におきましても、おそらく農地局関係、あるいは農政局関係それぞれ関係するところがあるだろうと思いますが、それに対する意見というものについては、もう少し研究さしていただきました
○藤田説明員 さんまの問題につきましてお答えを申し上げます。御承知の通り從來さんま漁業については、漁期の制限をいたしておるわけでありますが、しかしながらその対象といたしますものは、棒受網を対象といたしておりません。流し網になつておる。ところが最近におきまして、いわば棒受網利用というものが非常に急激に増加して参つております。從つてわれわれといたしましては、さんまの対策を立てる場合に棒受網を除外することはできない
○説明員(藤田巌君) この現物出資の額の問題については、これは実際問題としては定め方が非常にむずかしいと考えます。それにつきましては、三十二條の定款に記載すべき事項の二項に「現物出資をする者を定めたときはその者の氏名、出資の目的たる財産及びその價格並びにこれに対して與える出資口数を記載しなければならない。」とあります。從つて現物出資につきましては、定款でこれを記載するわけであります。定款で記載いたします
○説明員(藤田巌君) 員外利用の程度については、十一條の三項の但書に書いてございまして、「但し、一事業年度において組合員以外の者が利用し得る事業の分量の総額は、当該事業年度において組合員が利用する事業の分量の総額をこえてはならない。」、つまり同じ程度以上に員外利用を超えてはならない。組合員が利用します程度、それから員外利用者の利用する程度は、大体同じ程度以上にはなつてはいけないということであります。
○藤田説明員 まず水産業協同組合法案につきまして逐條的にそのおもなる点につきまして御説明して参りたいと考えます。 第一章総則におきまして御説明いたしたい点は第一條であります。第一條は水産業協同組合法の目的を示し、間接には協同組合の機能を明らかにしているわけであります。特にこの條文で御説明をしておきたいと考えておりますのは、協同組合は経済的、社会的地位の向上をはかる團体でありまして、從つて政治活動をすることを
○藤田説明員 從來油につきましては、非常に漁船がたくさんできてまいりました関係で、油の総量は決して減つてはおらないのであります。しかしながら漁船が大きくなつて、数が殖えております関係で足りなくなつておる。大体需要の七、八割程度しか渡つておらないという実情であるわけであります。今度の十一月分につきましては、これは十月分よりも殖えまして、たしか重油だけが三万二千キロリツトル割当を受けたと考えております。
○藤田説明員 ……。
○藤田政府委員 鼠ケ関港の修築は、本港が避難港としてのみならず漁港としてもきわめて重要なところである関係上、その必要性は十分認めるから、將來計画に関して、具体的に愼重檢討の上、財政の許す範囲内においてなるべく速やかに実現するよう考慮したい。なお本港災害復旧工事については、漁年度に引続き本年度も船溜復旧事業の一つとして実施する予定であります。
○藤田政府委員 通山浜船溜設備改築の必要性は十分認められるから財政の許す限りなるべく速やかに実現するよう考慮したい。 —————————————
○藤田政府委員 香深、燒尻、羽幌各漁港修築に関しては、別途、運輸省で改良を加えられる予定でありますが、漁業施設については、將來諸般の状勢を考慮して実施するよう努力いたします。なお遠別村に船入澗を築設する必要性は認められるが、北海道当局よりの申請をまつて、具体的計画につき檢討の上、財政の許す限り実現を期したい。 —————————————
○藤田政府委員 常神船だまり築設の必要性は十分認められますので、國庫財政の許す限り、なるべく二十三年度に実現するよう努力いたしたいと思います。
○藤田政府委員 氷見漁港改修の必要性は十分認めておるところでございますので、財政の許すかぎりなるべく近い將來に実現されるよう考慮したいと存じております。
○藤田政府委員 大原漁港修築の必要性は十分認めるところでございますので、財源の許す限りなるべく速やかに実施し得るよう考慮いたしたいと思つております。
○藤田政府委員 漁業権制度の改正につきましては、現在漁業法の改正をいたしまして、漁場を総合的に利用し、しかも漁業の生産力の増進と漁村の民主化をはかる趣旨をもちまして、今急いで関係法律の改正について、各方面と最後的な打合せをしておるところでございます。この請願の問題につきましても、新しく改正されまする漁業権制度のもとにおきまして、関係海区に漁業調整委員会を設置いたしまして、その漁業調整委員会によつて、
○藤田政府委員 ただいま御説明のありました請願事項に関しまして意見を申し上げたいと考えております。まず魚價の問題でございますが、現在の魚價を是正をし、しかも沿岸小漁民の捕獲するようなものについては統制を撤廃されたいという問題でありますが、魚價の問題につきましては、数次の改正によりまして漸次高くなつてまいつておるわけでありまして、われわれといたしましても今後とも魚價の改訂の際には不合理なことのないように
○藤田政府委員 男女群島に漁港、根拠地の設備をいたします必要は、私どもといたしましてもこれを認めておる次第でありまして、昭和二十三年度の予算計上の際にも、農林省といたしましてはこれを要求した次第でございますが、財政その他の関係上、現在までのところは実現困難になつておる次第であります。しかしながら私どもとしては今後とも財政の許す限り、できるだけ速やかな機会にこれが実現いたしますように努力いたしたいと考
○藤田政府委員 お話の通りでありまして、この線というものがございます以上は、その線を確實に遵守しなければならないわけであります。從つてこういうような事項が發生をいたしますことを防止するために、私どもといたしましては、農林省の取締船の初鷹丸というのがありますが、これが以西方面の漁業の保護取締に當つておるわけであります。初鷹丸を出動させて制限區域外に航行させまして、もしも制限區域外において、日本の漁船が
○藤田政府委員 われわれといたしましては、この事案の性質上急速圓満に實際問題として解決することの方が望ましい。これを正式な交渉にいたしますよりも、その方がかえつて早くいくのではあるまいかということで、實は言わば非公式に話を解決せんとする態度で進んでおつたのであります。お話のように、今後もこの種の事件も起ることでありますし。やはりこの際はつきりとした態度をとつていくことが適當であろうと考えておりますので