1971-12-08 第67回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会公聴会 第1号
○藤島公述人 どういう反対運動が起こるかということははっきりわかりませんけれども、とにかく政府側が、先に自分がきめたことを次々に否定し、踏みにじってしまっているという違法行為をおかしているということですね。だから、もし違法な——違法な反対運動とか合法な反対運動とか、そういうことばはあり得ませんけれども、政府の目から見て違法な反対運動だというふうに言われるようなものが起こったとしても、政府はそれを否定
○藤島公述人 どういう反対運動が起こるかということははっきりわかりませんけれども、とにかく政府側が、先に自分がきめたことを次々に否定し、踏みにじってしまっているという違法行為をおかしているということですね。だから、もし違法な——違法な反対運動とか合法な反対運動とか、そういうことばはあり得ませんけれども、政府の目から見て違法な反対運動だというふうに言われるようなものが起こったとしても、政府はそれを否定
○藤島公述人 いまの御質問でちょっと間違っておられるところがあるのですが、さっき十倍と言いましたのは、小笠原の場合ではなくて本土の米軍基地の場合ですね。本土の米軍基地の場合に、米軍の地位協定に伴う土地等の使用に関する特別措置法というのがあるんですが、その附則の二項、そこに、こういうふうにあるわけです。「土地等の所有者及び関係人との間に使用についての協議が成立しないときは、調達局長は、日本国とアメリカ
○藤島公述人 私は、沖繩返還協定並びにそれに伴う国内法案、これのすべてに絶対に反対をするという立場から公述したいと思います。 反対といいましても、これは単に反対の意見だから反対というわけではなくて、これまで政府がやってきたいろいろな条約的な措置あるいは国内法的な措置、そういうものすべてに政府みずから違反して踏みにじっていくというような性格をこの法案が持っているというふうにいえるんじゃないかと思います
○公述人(藤島宇内君) 衆議院の特別委員会における小坂自民党議員の質問、それから佐藤首相の御答弁、こういうものによりますと、この日韓基本条約というものは、ソ連、ポーランド、チェコと結んでいるような共同宣言とか、あるいは議定書と性質が同じものであるというふうにおっしゃっておられたわけですが、これは具体的に調べてみると、明らかに違うと思います。それはさっき言いましたが、二つの点で違っています。第一の点は
○公述人(藤島宇内君) 先ほど藤崎条約局長の国会で話された答弁の中に疑問点があるということを申しましたが、これは先ほどあげた問題点以外にもあります。それはことしの八月の十一日の参議院の予算委員会ですが、社会党の稲葉誠一議員が在韓国連軍問題について質問されたのに対して、藤崎条約局長は、在韓国連軍の指揮、監督権は国連にある、だから、これは国連が統制しているからだいじょうぶだというふうなことをおっしゃったんです
○公述人(藤島宇内君) 私は問題を二つの点に限って公述をしたいと思います。第一の点は、日韓基本条約の持っている軍事的な性格がまだ十分に討論されていないのではないかという点、第二の点は、政府が日韓友好の基礎であると言っているその態度が、まだ十分に友好と言い得るほど完成されていない、また今後の態度としても十分に友好的な態度がとられていないんではないかというこの二点です。 まず第一の点については、十月の