1988-05-24 第112回国会 参議院 運輸委員会 第10号
○参考人(萩原浩君) ただいま先生御指摘いただきましたように、本四公団といたしましては、早急に橋梁の底盤に吸音板を張りたい、こう考えております。この吸音板の材質は新たに開発した材料でございまして、従来の材料では水がたまってしまいましてうまくきかないという難点がございましたけれども、水のたまらない新たな材料が開発されましたので、これをできるだけ早く設置をいたしまして、お約束いたしました努力目標値を一日
○参考人(萩原浩君) ただいま先生御指摘いただきましたように、本四公団といたしましては、早急に橋梁の底盤に吸音板を張りたい、こう考えております。この吸音板の材質は新たに開発した材料でございまして、従来の材料では水がたまってしまいましてうまくきかないという難点がございましたけれども、水のたまらない新たな材料が開発されましたので、これをできるだけ早く設置をいたしまして、お約束いたしました努力目標値を一日
○萩原政府委員 第二点の凍上災についてお答えさせていただきます。 御指摘のように、いわゆる凍上災害といいますのは、現状はアスファルト舗装要綱等に示されております最大凍結指数、この凍結指数と申しますのは、日平均気温がマイナスである日数のその元均気温を足したものでございますが、これの十カ年当たりの最大をさらに超えます年にいわゆる凍上災をとるというような基準にしてきておるわけでございます。先生御指摘のように
○萩原政府委員 お答えをいたします。 確認というお話になりますと多少あれでございますが、三月議会で先生お話しなさいましたようなことを知事が答弁されておるということを私どもは仄聞をいたしております。 ただ、その後私どもも工業用水道事業者としての青森県の方に質問をいたしておりますが、石油コンビナートについては大変見通しが暗いという趣旨のことを確かに知事が言われたが、いわゆる多角的な利用、工業用水というのはいろいろなものに
○萩原政府委員 お答えをいたします。 私どもは小川原総合開発事業ということで淡水化事業中心の事業を受け持っておりますが、建設省の方から数年前に県に念書を入れさせたという事実があるかという御質問でございました。念書を入れさせたというようなことはございませんが、その時期に青森県の方に実情はどうなっておるかということを伺いまして、具体的な水需要の発生にはなお流動的現状であるが、小川原湖総合開発事業の開発水量
○萩原参考人 先生御指摘のように、去る四月十日に開通いたしました瀬戸大橋につきましては、主として列車騒音の問題で地元の方々から苦情をいただいております。列車騒音につきましては、つり橋部というものにつきましていろいろな対策が非常にやりにくいということで、いろいろ検討させていただきまして、環境保全目標としては八十五ホンというものを設定させていただいておりますが、この八十五ホンは達成をしております。しかし
○政府委員(萩原浩君) 第三次全国総合開発、これは五十二年の十一月四日に閣議決定されてございますけれども、その中で、全国的な幹線交通体系の長期構想といたしまして高規格の幹線道路網の必要性が提唱されてございます。このあれを受けまして、私どもでは、第九次道路整備五カ年計画、これは六十二年度に終結をいたしますが、その第九次道路整備五カ年計画中にこの高規格幹線道路網計画を策定しようということをうたい上げております
○政府委員(萩原浩君) 先生御指摘のように、高速自動車国道を通行いたします車両の安全かつ円滑な走行の確保の観点からいたしますと、日常の巡回点検とか路面性状を調査をいたしまして、必要に応じて良好な維持管理を行うということは非常に重要なことでございます。したがいまして、いろいろな基準をつくりまして補修の完璧を期しておりますが、具体的には、路面の補修につきましては、車両の安全走行に影響が生じないようにするためには
○政府委員(萩原浩君) 先生御指摘のように、沿道整備資金の貸付制度は幹線道路の沿道の整備に関する法律に基づきまして創設されたものでございまして、三つの施策を掲げてございます。その一つは、緩衝建築物の建築費等の負担でございます。それからその二番目は、防音工事の助成でございます。それからその三番目が先生御指摘の沿道整備資金の貸し付け、この三つの柱になっております。そのうち、緩衝建築物の建築費等の負担につきましては
○萩原政府委員 道路管理者分の五カ年計画につきましては、第四次の特定交通安全施設等整備事業五カ年計画、二千億の調整費を含めまして一兆三千五百億円を計画に取り込んだところでございます。第三次の五カ年計画達成率は八九・六%でございまして、先生御指摘のように、残念ながら一〇〇%の達成には至りませんでした。この安全関係は何とかゼロシーリングあるいはマイナスシーリングの枠外にしていただきたいということを私どもも
○萩原政府委員 先生御指摘のとおり、自動車保有台数は年々増加をいたしております。それから、それに付随をいたしまして自動車の走行台キロもある程度のスピードで増加をいたしております。したがいまして、自動車が非常にふえていくということは疑いのない事実でございますので、私どもといたしましては、それに対する道路の整備というものを第一段の基本施策として鋭意進めているところでございます。人と車が一緒に走っているようなところにつきましては
○萩原政府委員 先生御指摘のように、名神高速道路の彦根―関ケ原地区は厳しい積雪地域でございまして、冬季の安全で円滑な交通の確保ということについてはもう非常に重要な課題であるというふうに認識をいたしております。これまでにも除雪機械等の増強であるとかあるいはチェーンベースの増設等、各種対策を講じてまいりましたけれども、さらに冬季交通障害を軽減させるために、昭和五十八年度から日本道路公団におきまして名神雪氷対策委員会
○政府委員(萩原浩君) 道路整備を進めるに当たりまして高速自動車国道から市町村道に至るまでの道路網を体系的に整備するということは、これは一つの大きな基本でございます。瀬戸大橋架橋に係ります道路につきましても、交通需要あるいは既存の道路の整備状況等を勘案しながら従来ともその整備を鋭意進めているところでございます。 具体的には、本州側では岡山側のアクセスといたしましては国道二号の岡山バイパス君津ジャンクション
○政府委員(萩原浩君) 児島—坂出ルートにつきましては昭和六十二年度末完成の予定で鋭意工事を進めております。したがいまして、昭和六十三年春には供用開始ができるというふうに考えておりますけれども、この工事の工程は海上部の大規模な橋梁工事に左右されるわけでございます。特につり橋のけた架設工事は風の影響を非常に大きく受けます。したがいまして、ことしの冬の季節風の強い時期あるいは来年の台風期におきます台風襲来
○政府委員(萩原浩君) 先生御指摘のとおり、去る十月二十八日の政府税制調査会の答申におきましては、道路特定財源制度に関しまして、「最近における道路整備の状況、厳しい財政事情等を考慮すれば、一般財源化の方向で検討すべきであるとの意見があった。」と記述をされております。しかし道路特定財源は、受益者負担あるいは損傷者負担の考えのもとに道路利用者に特別の負担を求めているものでございまして、有料道路制度とともに
○萩原政府委員 児島―坂出ルート海峡部の供用開始前の一般への開放につきましては、地元、県等においていろいろ企画をされておられると聞き及んでございます。道路等の海峡部は長大橋が非常に連続をいたしておりますので、安全性等については十分考慮する必要がございますけれども、本州四国連絡橋公団において地元、県とも十分協議するように指導してまいりたいと考えております。
○萩原政府委員 瀬戸大橋の四国側の受け入れ道路といたしましては、一般国道十一号の坂出―丸亀バイパス、それと臨海産業道路、それから一般国道三百十九号の善通寺バイパス等の整備を鋭意促進中でございます。 現在までのところ、臨海産業道路は、高松市から詫間町に至る延長四十キロのうち高松市から多度津町間の三十四キロメートルを第一期事業といたしまして、地方道事業、街路事業、土地区画整理事業、一般有料道路事業等各種
○萩原政府委員 先生御指摘のように、児島―坂出ルートが完成いたしました段階では、橋梁を主体といたします新たな景観が創出されまして大きな観光需要を生むものと考えております。 御指摘の橋梁の照明施設でございますけれども、道路交通のための照明施設、船舶の航行援助施設、それから点検用照明施設等維持管理上必要な施設を設置するという名目のもとに、どのような形でイルミネーションを残すことができるかということについて
○萩原政府委員 現在からさかのぼること三十年前、昭和三十二年といいますとその時代でございます。そのときに何とか全国を高速道路網でこれを覆いたい、そして非常に疲弊をいたしました我が国の経済、社会を立て直したいという先人の一つの着想といいますか、その意欲というものについては、私どもも本当に感服をしている次第でございます。そしてそれから三十年、懸命に我々は高速自動車国道の建設を続行してまいりました。しかし
○萩原政府委員 先生御指摘の二つの問題、ちょっと関連ございますので、経過から最初に御説明させていただきます。 ただいま先生御指摘のように昭和三十二年に国土開発縦貫自動車道法というのが設定をされております。そのときのいろいろな経過を先生今御指摘になっておられると思いますが、このときには法定予定路線は三千キロ、そのほかに主要な道路または一般自動車道二千五百キロということが議論されてございます。この三千
○萩原政府委員 先生御指摘の関越自動車道のいわゆる二車線でございますが、これは現在既に本工に着手をいたしまして、昭和六十六年度の完成を目途に鋭意工事を進めているところでございます。 また、もう一点の練馬インター付近の混雑でございますが、これにつきましてはいろいろな施策を講じてまいりました。その結果、下り線前橋行きの方につきましてはある程度の効果が出てまいりましたけれども、上り線につきましては現在の
○萩原政府委員 先生御指摘のとおり、現在四国の高速自動車国道は十一キロしかございませんが、計画では三百七十四キロの計画がございます。ただし、そのうちの二百七十四キロの整備計画ができ上がっておりまして、その完成を当面急ぎたい。現在、昭和七十年代の半ばまでにこの二百七十四キロを完成させたいというふうに考えている次第でございます。
○萩原政府委員 現在私どもは第九次の道路整備五カ年計画、昭和五十八年度から昭和六十二年度の五カ年計画を遂行中でございます。その内訳といたしましては、三十八兆二千億ございますが、そのうち一般道路が十六兆円、それから有料道路が九兆二千億円、地方単独事業が十一兆七千億円、そのほかに調整費が一兆三千億円ほどございまして、三十八兆二千億の計画でございます。 これに対しまして昭和六十一年度、今年度まで第四年度
○萩原政府委員 先生御指摘の第九次道路整備五カ年計画におきまして、高速自動車国道等の国土の発展基盤となります幹線道路網の整備には、約七兆六千五百億円を充てることといたしております。また、その内訳は、高速自動車国道の建設に約四兆一千億円、首都高速道路等の都市高速道路に約一兆四千二百億円、湾岸道路などの大規模な幹線道路に約一兆三千七百億円、本州四国連絡橋に約六千六百億円となっております。
○説明員(萩原浩君) 先生御指摘の国道十号線の大分市戸次地区の地すべりの問題でございますが、非常に大規模な地すべりが延長百三十メーターというごく短い区間に起こりまして、七月十五日から以来非常に地域の方々に御迷惑をおかけいたしております。現在、先生御指摘のとおり、八月十日の午前九時に仮開通といいますか、片側の交互通行で処理しておりまして、非常に現地が急峻な地形でございますのでバイパスといいますか、迂回路
○萩原政府委員 先生御指摘の九州横断自動車道のうち長崎県の大村インターチェンジから佐賀県の武雄インターチェンジ間、約三十九キロメートルございますが、これにつきましては現在用地買収及び工事の進捗を図っているところでございます。 この間におきまして、特に大村インターチェンジから嬉野までの間、かなり地形が厳しゅうございますけれども、ここら辺の工事の進捗も鋭意今後図っていきたい。できますれば六十年代中ごろの
○萩原政府委員 先生御指摘のとおり、道路の技術的基準につきましては道路法の規定がございまして、これは政令で定めるということになっております。この政令は具体的には道路構造令という政令でございまして、これは道路の格あるいはその地域、これによりましていろいろ種別を定めております。その種別ごとにこのような構造基準をとるというふうに考えておるわけでございます。 ただ、先生御指摘の災害に対する問題でございますが
○萩原政府委員 東京湾横断道路の建設に関する特別措置法は、去る四月二十五日に国会で成立をさせていただきました。そして、五月七日に公布をされまして、即日施行されることに相なっております。また、それに関連いたします政令も整備をされておりまして、法制的にはここで整備が成り立ったわけでございますので、日本道路公団におきましては、早速環境影響評価の手続に入っております。現在、その準備を進めておりまして、これの
○政府委員(萩原浩君) この東京湾横断道路は、今先生おっしゃいました国土開発幹線自動車道、いわゆる七千六百キロと称されております国土開発幹線自動車道の中には入っておりません。 それからもう一つ、いわゆる三全総、これは一万キロ余の高速自動車国道がいずれは必要になるのではないかというふうに述べられておりますが、これは一つの構想でございまして、個々具体の路線についてこういうものというようなイメージは持たれていなかったということでございますので
○政府委員(萩原浩君) 昭和四十七年七月に東京湾横断道路研究会が設立をされました。これは純粋の民間の任意団体でございますが、この東京湾横断道路研究会がその後独自の立場でいろいろな調査をされておるということはお聞きをいたしております。 なお、その研究会におきまして、さまざまなパンフレットなどを折に触れて発行されておることは先生も御存じのとおりでございます。 なお、JAPICでございますが、これは東京湾横断道路
○政府委員(萩原浩君) 昭和四十一年度から建設省において調査をいたしまして、五十年八月には、さらに調査を必要といたしますけれども技術的には建設可能であるという趣旨の結論を得ることになりました。そして五十一年八月から日本道路公団において調査を引き継ぐということになりまして、自来調査をやってまいったわけでございます。これらの調査を集大成いたしまして、昨年、六十年の九月に一応中間報告という形でその概略を皆様方
○政府委員(萩原浩君) 先生御指摘のとおり、この東京湾横断道路、現在約十年の工期を見込んでおります。そのうち二年ほどは漁業補償あるいは航行安全のいろいろな御協議その他で、あるいはアセスメントでございますね、そこら辺で費やしてしまうのではなかろうかということを考えまして、実際の工期は、工事が始まりましてから八年間というものを予定いたしております。これにつきましては、まず人工島をつくり、その人工島にシールド
○政府委員(萩原浩君) 道路網の整備は、やはり平均的にずっとやっていくことが必要であろうと思います。したがいまして、この道路ができてから次の道路、こういうことは私ども考えておりません。できるだけ同じようなレベルで整備を図っていきたい、こう考えておる次第でございます。
○政府委員(萩原浩君) 東京湾横断道路と関連をいたしますと、第一番に東京湾岸道路、これの完成がまず必要でございます。これがなければ横断道路があってもしようがございません。東京湾横断道路につきましては、現在、今度六十一年度に事業化をいたしました湾岸五期を含めまして、昭和七十年までに完成をさせたいというふうに考えております。 それから、同じように川崎縦貫道路、これも東京湾横断道路の受けとして必要でございますが
○政府委員(萩原浩君) 先生御指摘のように、東京湾横断道路が環境に与える影響がどのようなものであるかということについては、非常に大きな問題であろうというふうに私どももかねてから認識をいたしております。そして、先生今おっしゃいましたように、かなり長い歳月をかけましてこの調査を実行いたしてまいりました。 これまで、日本道路公団におきましては、東京湾の水質であるとか底質、それから海浜の地形、生物、大気質等
○政府委員(萩原浩君) 公共投資の持ちます経済効果は、社会資本ストックによります生産拡大効果と、投資そのものから生じます需要創出効果、大きく分けてこの二つに分けられますけれども、後者の需要創出効果はいわゆる乗数効果でございまして、経済企画庁の世界経済モデルによりますと、三年間で投資の二・七二倍に上るというふう に試算をされております。東京湾横断道路は総事業費が約一兆一千五百億円の大規模なプロジェクト
○政府委員(萩原浩君) 東京湾横断道路は一般国道四百九号——これは起点が川崎市から終点は成田市でございますが、この一般国道四百九号のうち川崎市と木更津市の間を東京湾で横断する、延長約十五キロ、総事業費が、今先生御指摘のとおり一兆一千五百億円の道路計画でございます。道路の規格といたしましては第一種第二級、設計速度八十キロを予定いたしておりまして、幅員は三・五メーターの四車線を予定いたしております。将来
○萩原政府委員 まず最初のスパイクタイヤの問題についてちょっと御説明させていただきます。 先生御指摘のように、スパイクタイヤによる粉じん公害というのは環境面で非常に大きな問題になっておりまして、ことし仙台では規制をやっていただきました。四月中の粉じん量の結果はまだ出てないようでございます。したがって、定量的には申し上げられませんが、定性的には非常に改善をされたというふうに報告をされております。私どもといたしましては
○萩原政府委員 お答えいたします。 日本道路公団は、御承知のように、現在高速自動車国道あるいはごく一部の一般有料道路を建造し、またそれの維持管理を行っている公団でございます。一方、首都高速道路公団は、首都圏におきます都市内高速道路の建設並びに維持管理を行っておりますし、阪神高速道路公団は、阪神圏の同じような仕事をやっております。また、本州四国連絡橋公団は、本州と四国の連絡橋を建設し、かつそれの維持管理
○萩原政府委員 確かに落差工という物の考え方もあろうと存じます。しかし先生、落差工をつくりましたときに、一つこうありますね。そうすると、落差ですからここから水が流れますね。そこが今度洗掘されるのです。そこをまたコンクリートにしていくということになってまいりまして、これは場所によっては当然でき得ると存じますけれども、それを例えば都内全部にするというのは、ちょっと御無理ではないかと存じます。
○萩原政府委員 先生おっしゃいますように、水のろ過の最も原始的な方策は、そのような方策をかつてとっておったと存じます。ところが、この砂利とか砂は、流れできます水が常にかなりの程度きれいであればよろしいわけでございますが、それを底に敷き詰めましても、いわゆる土砂がどうしても通常の道路あたりから流れてまいります。それによりましてその砂利、砂の目が詰まってしまいまして、その浄化能力はなくなってまいります。
○萩原政府委員 お答え申し上げます。 先生御指摘の水の流れるところというのは、例えば道路のそばの側溝であるとか、あるいはもう少しそれの大きな都市の小河川、そういうものであろうと存じます。確かに三面張りのところ、例えば側溝などは全部三面張りでございますが、これらは流通可能の能力、流下能力を増すために三面張りをいたしております。また、こういうところはどうしても流れる水がきれいな清水ではございませんので
○萩原政府委員 先生の御指摘でございますけれども、実は、現在御審議いただいております法案の中に「出資することができる。」というふうに明記されているものでございますから、現在まだ出資がいただけるというその権限がございません。したがいまして、この法案を御承認いただいた後できるだけ早い機会に関係地方公共団体あるいは自治省とも調整を図りながら、ぜひ地方公共団体の御出資を仰ぎたいというふうに考えておる次第でございます
○萩原政府委員 メリットにつきましてはもう既に大臣から御説明いたしました。 デメリットの問題につきましては、確かに対応を誤りますと環境及び漁業への影響であるとかあるいは船舶航行安全に対する問題あるいは俗に言われます地域の乱開発というような問題が考えられると存じます。 この環境問題、漁業問題、船舶航行安全に対する問題につきましては、各種委員会その他の調査を進めまして、調査は一応終わっております。そしてこの
○萩原政府委員 会社の出資金は先生御承知のとおり、大体六百億円を予定いたしております。そしてそのおのおの三分の一ぐらい、これは幾らか変動があり得ると存じますけれども、地方公共団体、日本道路公団、民間ということで三分の一ぐらいを負担をしていただこう、今のところこういう考え方でございます。 先生御指摘の地方公共団体の出資の範囲でございますとかその金額につきましては、現在御審議いただいております法案の成立
○萩原政府委員 身体障害者の方々のいわゆる自動車利用という問題については、非常にいろいろな変革があろうと存じます。先ほどから申し上げましたように、現在の料金割引制度は下肢に非常に不自由な方というものを前提といたしておりますけれども、ごく最近では、上肢の方に障害のある方が運転できる自動車も開発されたというようなことを承っております。したがいまして、こういう身体障害者の方々の道路利用という問題についてはかなり
○萩原政府委員 先生御指摘のように、現行の割引措置は有料道路制度の枠組みの中で他の利用者の協力を得て実施しているところでございます。御承知のように、有料道路は建設費の償還が終わりますと無料に転換するということになっております。したがいまして、その他の利用者の協力を得て実施しているということが言えると存じます。そして、その考え方といたしましては、歩行機能が失われておられます下肢または体幹の不自由者がみずから
○萩原政府委員 お答えいたします。 先生御指摘のとおり、いろいろな民活の方法があるという検討をそのレポートでまとめました。そして、そのレポートの結果に基づきまして昨年の九月、私どもは日本道路公団を事業主体といたします予算要求をさせていただきました。ただ、その予算要求に当たりましては、事業主体あるいは資金構成については今後なおいろいろの検討をするというふうな考え方のもとに道路公団の事業要求をいたしました