1985-03-19 第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
○菱谷参考人 御質問にお答えします。 蚕糸業は、今まで生糸を輸出するということで生糸までの研究というのは非常に進んでいたと思うのです。しかし、現在生糸は輸出されておりません。全部国内需要で賄っておるわけです。国内需要というのは、今まで輸出が目標だったものですから、行政的にもそういったものはおくれていると私は見ます。 そういうふうに、生糸から織物、さらに絹製品というふうに内需は展開してきたわけですから
○菱谷参考人 御質問にお答えします。 蚕糸業は、今まで生糸を輸出するということで生糸までの研究というのは非常に進んでいたと思うのです。しかし、現在生糸は輸出されておりません。全部国内需要で賄っておるわけです。国内需要というのは、今まで輸出が目標だったものですから、行政的にもそういったものはおくれていると私は見ます。 そういうふうに、生糸から織物、さらに絹製品というふうに内需は展開してきたわけですから
○菱谷参考人 御質問にお答えします。 繭の生産高が減るであろう、つまり繭生産の規模縮小が起こってまいるわけですから、当然それに対して製糸業は規模縮小をして対応していかなければならぬと思います。その製糸業の規模縮小がマクロ的に縮小していくとした場合に、ミクロ的にどういう形になるかというのは別問題だと思うのです。つまり多数工場、例えば組合製糸なんかで二工場ぐらい持っているのはやはりそれを合併するとかして
○菱谷参考人 このたびの繭糸価格安定法改正案についての私の率直な意見をごく簡単に申し上げたいと思います。 蚕糸業の価格安定を事業とする事業団が、累積した生糸在庫を処理し、生糸買い入れの過程で発生した多額の借入金を返済していくためには、何らかの処置が必要であると私は考えます。このたび一般会計から援助が得られたわけですから、一刻も早く事業団を再建して、国民の負託にこたえるべきものと考えます。 このため