1959-12-21 第33回国会 参議院 外務委員会 第23号
○苫米地英俊君 私は、委員長は委員の意見によって動くので、委員長自身の意思で動いておるとは従来も思っておりませんですし、将来もそういうことはないと思っております。
○苫米地英俊君 私は、委員長は委員の意見によって動くので、委員長自身の意思で動いておるとは従来も思っておりませんですし、将来もそういうことはないと思っております。
○苫米地英俊君 そこで、日本が仏印に平和進駐をしたということで、仏印には損害を……、戦争は四四年の八月二十五日までは戦争状態になかった、これは私、それにかれこれ言うわけじゃないのでありますが、平和進駐の相手の政府、ビシー政府の性格を一つはっきりさしていただきたい。
○苫米地英俊君 そうすると、そこのところに、連合国ということに対して疑問が出てくるのですが、戦争中にインドネシアは連合国じゃなかった。仏印も連合国じゃなかった。連合国の戦争の行なわれた地地ということになると、そこのところちょっとわからなくなってくるのですが。
○苫米地英俊君 今まで審議を重ねて来まして、大体明らかになりまして、この上お伺いすることもありませんが、二、三の重要な点についてはっきりさせておきたいということがあるので、二、三にしぼってお伺いいたしたいと存じます。でありますが、私、せんだって関連質問でも申し上げましたように、内容に関係が出て参りますので、まず前提として多少の質問をさしていただきたいと思います。一九五一年の九月八日にサンフランシスコ
○苫米地英俊君 あるのです。その積算の基礎がわからない、日本の方でどういうような資料があるかというお話ですけれども、私は今の御答弁でもはっきりしておるように、こういう問題は敗戦国が積算をして出すというのは、いまだかつてないと思う。向こうの方から要求したものをいかに処理するか、ということが外交交渉であって、それをこちらの方で、商取引のように双方から材料を持ち寄って相談するという性質のものではないと思う
○苫米地英俊君 そこで……。
○苫米地英俊君 関連して、政府にお伺いしたいのですが、私は賠償というものは、損害の積算によって出てくるものではなくて、これはたとえてみれば独仏戦争の場合でも、ドイツ軍がパリを囲んでドイツ国内には何の損害もなかったのです。であるのに、あの五十億フランというような莫大な損害賠償を取っておるのです。これはドイツが受けた損害を計算してやったものじゃなくて、戦争に勝った国が理屈をつけた要求を出して力で押しつけたものであると
○苫米地英俊君 ダニム・ダムの計画書はもうできて、ベトナム政府に支払いを済ましたわけですね、これは賠償金額に入るんですか、入らぬですか。
○苫米地英俊君 私は、あの報告は、野党の諸君の主張も述べ、それから政府の主張も述べておるので、これは単純な経過報告だと思うのであります。政府の言いたいことばかり言っているのではなくて、政府がこういうふうに言わなければならないような問題が提起されておる。まずその提起されておる問題を述べてそれに対して政府はこういうふうにやってきたという、私は、これはほんとうの意味で双方の主張を明らかにしたものであって、
○苫米地英俊君 きのうの御相談は、大臣から経過報告を伺おうということで話がついておったのです。補足説明ではなくて経過報告を伺おう。それから、他の局長あたりが、必要とすれば、その大臣の経過報告に対して補足するという話し合いであったと思うのであります。今、私が静かに大臣の経過報告を伺いますと、今非難のあったようなことはどこにも認められないのであります。単純に経過が、こういうふうに経過してきたと、問題点について
○苫米地英俊君 そこで品質の格差によって値段がきまることになっておりますね。この品質の格差は一定しておるのですか。そのたびごとに変わるのですか。
○苫米地英俊君 新協定も旧協定も、ともに世界の小麦価格を安定させ、世界の小麦の生産国及び消費国に対して需給を確保することを目的とするという点においては従来と変わりがないと思いますが、両協定を対比してみますと、単に字句や数量の修正にとどまらないように思われます。で、提案理由に「三年間の運用の成果を考慮して」と述べておられますが、その内容、仕組みに相当大幅な変更が加えられたようでありますから、次に順を追
○苫米地英俊君 アジア局長にお伺いいたしますが、これは私のは新聞報道だから、うそかほんとかわかりませんが、韓国は日本に対して経済断交をした。ただし朝鮮の船が日本に来て商品を積んでいくことは差しつかえない――これははなはだわがままな言い方だと思いますが、これはほんとうなんですか。
○苫米地英俊君 紹介者じゃなくて提出者です。提出した人の過去の動きを見ていると……。紹介者じゃなくて提出した人々です。請願書を出した人々です。
○苫米地英俊君 私はこの原水爆の禁止という方向に世界が向うことは、人道的の立場から賛成であります。また、できるだけこれを推進することに努力することも、これはよいことだと考えております。しかし、この陳情せられておる内容並びに陳情をしておられる人々の過去の活動を見るというと、これは相当政策的、イデオロギー的のものを含んであって、われわれの祈願しておるところの人道的立場で世界をしてやめさせようというのではなく
○苫米地英俊君 今のに関係して。自衛権というものについては、先だって高柳憲法調査会長が行ってきた報告を見ましても、憲法九条には自衛権は否定しておらないとマッカーサー元司令官が言っておったということでありまして、この自衛権を持っておるということは、私ら疑問がない思うのであります。 ただ、自衛という言葉の解釈が少しはっきりしておらない。自衛というのは、ただ外国の侵略に対して抵抗するということでなくて、
○苫米地英俊君 一つ簡単なことですけれども、この第三条の三項に「1の規定にかかわらず、第一条1に定める生産物及び役務の供与は、契約を締結することなく行うことができる。」こうありますが、これはどういう必要からなのでございますか。また、その金額に制限があるかどうか。
○仮主査(苫米地英俊君) 御異議ないと認めます。 それでは私から、主査に西田信一君を、副主査に栗山良夫君を指名いたします。 〔西田信一君主査席に着く〕
○仮主査(苫米地英俊君) これより第二分科会を開きます。 参議院規則第七十五条によりまして、年長者のゆえをもって、私が正副主査互選の管理をいたします。 これより正副主査の互選を行います。互選は、先例により成規の手続を省略して、管理者にその指名を一任されたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○苫米地英俊君 私はきょうは突っ込んだことは一切お伺いしませんが、それではこの大統領を迎え、総理を送るために、効果を十分発揮する限度には何か特別措置を考えていらっしゃるのだと、こう伺いましてよろしゅうございますか。——それでは私いろいろ書いてきましたけれども、きょうは外務大臣お急ぎのようですから、これで外務大臣に対する質問は終りたいと思います。 次に通産大臣にお伺いいたしたいのでございますが、日本
○苫米地英俊君 外務大臣の御熱意は前々から拝聴しておりますので、また、ただいま仰せのように、中小企業というのは、日本の中小企業者を進出させるということは、これは非常にむずかしい問題でありまするので、私はそういうことを申しておるのじゃなくて、日本の大企業家もしくは中企業家の上位の人々に政府が勧告をし、援助をして大企業もしくは中企業の大きな力のある人たちを向うへ進出させていくというような工合にぜひ御努力願
○苫米地英俊君 外務大臣は十二時半から御用があるということで、この時間に質問を申し上げることは不適当だと考えましたので、きわめて簡単に、趣旨があるいは徹底しないかもしれませんけれども、やむを得ないから、そういうふうにいたしたいと思います。この通商交渉は、単に通商面、あるいは支払い面という狭い分野に限られるものではありません。企業の進出にも場所によってはなり、また国交全般にも響く大きな問題であります。
○苫米地英俊君 そこで、この点につきまして——政府は最高、業者は最低——の操作について、どうも意見が一致しないように聞いておるのですが、その点は何か調整できたのでしょうか。
○苫米地英俊君 それで、現実はどういうことになっておりますか。
○苫米地英俊君 この国際砂糖協定は、関係の外務省の各位の御努力によりまして、非常によい条約ができたことを喜ばしいと思うのでございます。同時に、この機会に大蔵省は関税を引き上げて、消費税を引き下げて、そこに大体のバランスを取って消費価格をきめ、同時に国内製糖のビートの奨励をやって、自給自足ができないまでも、砂糖の増産をはかっていこう、こういう考え方がうかがわれまして、これもしごく賛成であります。どうかこの
○苫米地英俊君 今の問題について私の発言に誤解があるようですから……。
○苫米地英俊君 文部大臣のお話は、私は、全く納得できないのです。国の大きさ、地勢というものは、初めから正確に表わして教えるのが当然なんです。便宜であるとか、わずかばかりの経費だとか、折り込みがどうだとか、これはもう理由にならないのです。そうして、地図を別にしたときには、縮尺を大きくしてあるからいいとおっしゃるけれども、初めから日本全国をながめて、国の割合だけを見ておりますから、その割合だけしか考えない
○苫米地英俊君 ちょっともう一つ。 今年の問題はまだそういう状態ですが、今度あたりはオホーツク海という大きなものを禁漁区にする。これは漁獲量は漁業条約がきめるので、ああいう大きな公海から日本を締め出してしまうということは、これは漁業協定の範囲でないと思うのです。外務省が当然折衝されるべきものではないか。外務省はこれは御承諾になったのか、漁業委員会の方で独走したのか、そこのところは長い間私は疑問に思
○苫米地英俊君 昨年オホーツク海の問題で禁漁区のことが問題になりましたが、また今度も禁漁区がふえるようなのですが、あれは漁業協定だけじゃなくて、国際法上の問題になるので、外務省と連絡があったのですか、連絡なしでオホーツク海の漁業権を放棄するというようなことがきまったわけでございますか。
○苫米地英俊君 私もそれだけだと考えておるんです。
○苫米地英俊君 御要望のあったことは知っておりますが、それを了承したとか、委員会できめたとかいうことは知りませんが……。
○苫米地英俊君 大蔵大臣のおっしゃることは、よくわかるのでありますが、であるから、私は、大蔵省の考え方は大体として間違っておらない、全体を見渡してやっておられるのだ、それは認めるのでありますけれども、一体外交というものは、失敗するというと、これは一国の運命に関するものであります。ところが、この身近な問題については、多くの人がやかましく言う。やかましく言われるというと、大蔵省も、理論や信念を曲げて、そちらへ
○苫米地英俊君 ただいまの大蔵大臣の御答弁は、従来のしきたりにもあるからというようなお話でありますけれども、敗戦の結果として、日本には外交というものがなくなってしまった。そのために、外務省予算というものは極度に縮められた。のみならず、元の吉田総理は、率先垂範という意味で、予算をできるだけ極度に縮められた。ところが、今国交が回復して、外務省が全面的に活動しなければならぬ、世界的に活動しなければならないというときに
○苫米地英俊君 岸総理が外交の三原則を確立されまして、二回にわたって東南アジアに御旅行になり、米国へも行かれまして、日米関係は、総理のお言葉によるというと、新しい時代に入ったという確信を持っておられるのでありますが、これは、国民として非常に喜んでおる次第でございます。で、日米共同宣言は、少数の例外があるといたしましても、両国民が絶対多数でこれを支持し、心から歓迎しているものと思うのであります。藤山外務大臣
○苫米地英俊君 ソ連との漁獲母の交渉は非常にむずかしいと思います。むずかしいのですが、日本の漁業家がいずれの所においても条約できめられたことをよく守ってやっておることと私は信じておりますが、近ごろ、日本、アメリカ、カナダの協定によって漁獲している方でも、何でも、日本が乱獲している、この条約を改正しなくちゃならぬということが、アメリカの下院で決議案として出たというようなことも、私は新聞だけしか知りませんけれども
○苫米地英俊君 今のお話は失業者だけのことで、あなたそのほかに不満をたくさん述べられておる。その不満の全部をなくす、怒りをなくすためには国家予算の総額はどのくらいと見積っておるかと聞いておるのです。
○苫米地英俊君 いやちょっとあなた不満をたくさん述べられたけれども、それを一々消していくというと国家予算の規模はどのくらいになるのかと聞いている。
○苫米地英俊君 今お話を承わりまして、御意見はよくわかりました。で、私がまず聞きたいことは、あなたが不満どころではない、怒りを感ずるという、その怒りを消すためにどれだけの金額があったらできるのでしょう、総額で。
○苫米地英俊君 大臣にお伺いするのですが、先ほどから輸出振興のことをお話になりましたが、輸出を振興する上においては、やはり、新聞で見るというと、輸出振興のための減税をやるというようなお話が新聞に出ておる、これは必要だと思うのです。と同時に、こういう時期でありますから、これは新聞でもそういうふうに見えておりましたけれども、貯蓄を増進するための減税ですね、これも真剣に考えて下さい。多分新聞の伝えるところでもそういうお
○苫米地英俊君 その今のお話の過剰投資のことは、予算審議の当時からしばしば繰り返し聞かされている。それも確かその通りだ。私はそれだけではこうはならなかったのではないかと思う。基幹産業を助けて日本の産業を伸ばしていく、そこへ政府が集中されても、今のような状態にならなかったと思われる。ただそうでない、比較的弱体な商社などに百億以上の金が出るところがずいぶんあるのですから、だからして——私は八、九社あると
○苫米地英俊君 ちょっと関連して。私、今の御説明でよくわかりますが、大口貸付の問題です。私、統計的に見まして、今の金詰りというものはどうしても理解ができないのです。それは、予算をなるほど切りつめたということもありますけれども、昨年の予算に比べるとまだ上回っておるのですね。それから日本銀行の貸出を見るというと、十倍くらいのよけいに貸出がありますね、昨年に比べて。そうすると金融界には相当金が出ている。であるのに