1947-10-07 第1回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第26号
○苫米地(英)委員 どうもはつきりしません。配分については責任は問わないが、その結果については責任を追究する。これは矛盾しておりはしませんか。配分について責任を問わないというならば、配分の結果についても責任を問わないのが當然の結論だと思いますが、いかがです。
○苫米地(英)委員 どうもはつきりしません。配分については責任は問わないが、その結果については責任を追究する。これは矛盾しておりはしませんか。配分について責任を問わないというならば、配分の結果についても責任を問わないのが當然の結論だと思いますが、いかがです。
○苫米地(英)委員 今の前段御説明はよくわかりました。終りのところが少しはつきりしないのでありますが、拘束されないということについてどうなるのですか。政府の責任を追究するということになるのですか。この問題はこの問題として引離して、政府の責任を追究するということはしない。こういうのですか。そこのところをもう少し明瞭にしてもらいたいと思います。
○苫米地(英)委員 一點だけ伺つておきたいと思います。政府の責任においてという言葉をしばしば使われましたが、それはただ政府が責任をもつて自由にきめろという意味であるか、もしくはきめたところに不滿があれば、政府の責任を問うという意味であるか、その點をはつきりさせておいていただきたいと思います。
○苫米地(英)委員 そこでその點は了承いたしましたが、從來官廳でやつておつたと傳えられる表面マル公であつて、現實がやみであるこの行き方を監督し、監査してやつていくということは非常に困難であり、それが嚴重になつていくならば、非常に資材面が不足であるからして、マル公を非常に上げるとか、それに伴つて豫算を増加するとかいう方法をとらなければ、實際に仕事ができないのじやないかということが、ひとつ氣づかわれるのであります
○苫米地(英)委員 私ども外部から見ておりますと、進駐軍の方の計畫は、政府があらかじめ生産資材の何パーセントを向うで使うといつたような大まかな割當をし、工事そのものは軍の必要に應じて突發的に行われていくのではないか。こういう印象を受けておるのであります。ただいまの御答辯によりましても、物動計畫に則らないものが緊急に使用されるということになりますと、それが一般民需の方に非常に大きく響いてくる。從つて國内
○苫米地(英)委員 私がお伺いしたいのは、進駐軍の工事は物資の需給計畫に基いて行われておるのであるか。もしくは需給計畫のわく外において、勝手に進行されておるのであるかという點を、まずお伺いしたいのであります。
○苫米地(英)委員 戰時中にはそういうことがあつたが、今はいろんな方面でそういうことはないと申しておりますが、これは現實をゆがめることが、はなはだしいものだと思う。現在がそれなのであります。現在それであるがゆえに近似品に近似値段が出ないで、むしろある物については値段がますます開いておる。こういうことがあるのでありまして理論の問題でなくて、實質の問題として見るときに、今の御説明ではどうも承服できないのであります
○苫米地(英)委員 ただいまのお話では、統制經濟においては原價計算をする場合には、近似なものは近似の原價にまとめていくからそれができるのだ、こういう御説でありますが、實それは觀念的にはそういうことができますけれども、現實はまつたくこれと反した方向に向つておることを政府委員も御了承と思うのであります。なぜかと申しますと、現在の實情を見ますと、生産者は例外なしに、いかにして生産價格を高く裝うかということに
○苫米地(英)委員 先ほど小坂政府委員から為替の問題について、私見であるというふうに御説明がありましたけれども、これはわれわれ現在考えて、それ以外に途がないとすべての人が見ておるのでありますが、さてしからば先ほどの御説明の通り、そのグループがだんだん短縮していつて、一つの為替相場におちつくかどうかというこの現實の問題になりますと、日本の經濟の運行によつて違つてくると思うのであります。近似生産物が近似價格
○苫米地(英)委員 私は大臣の責任竝びに大臣の決定權というものについて、何ら疑義をもつておりもしなければ、それに對して異議を申すのでもありません。そう御解釋になつたのは、私の申し述べたどの部分からそういう考えが浮んできたか、むしろ私には不思議に感ぜられるのであります。私の言うのは、責任のあるところの大臣の法律意思を決定する裏面には、當然そのあとに官僚がある。その上に預金部資金運用委員會の意見というものも
○苫米地(英)委員 どうもこれを固執されることが私は不可解であります。精神においてひとしいというけれども、われわれがこれを讀んだ場合に、必要の有無を判定するのは大藏大臣である。ただ參考のために必要がありと認めたものに限つて運用委員會の意見を聽くのだ、こういう解釋ができる。それではいけないから、大藏大臣はこの必要を認める場合に、一方においては、自分の部下であるところの官僚の意見も當然聽く。同時にまた運用委員會
○苫米地(英)委員 今の御質疑によりますと申請いかんというのが大分問題になつておりますが、これは場合によつては問題にならない。非常に大きな災害があつたような場合には、むしろ大藏大臣が初めから行動をとつても差支えないじやないか。そこでこの一條の要旨はどこにあるかといえば、大藏大臣は條件を變更することができる。ただそこに達するまでの要件として、公共の利益云々、預金部資金運用委員會の意見、これがそこへ到達
○苫米地(英)委員 今物價體系によつて原資材の値段が非常に上つたのであります。このために産業人は多くの資金を要する。ところが他方においては製品の新しいなにがきまらない。從つて生産はほとんど全面的に停頓しておる。こういう状態があるのであります。こういうことになると、これはやはりその物價體系全體にも、それから生活費にも反映してくると思うのであります。これはきわめて重大なことだと思うのであります。私はこの
○苫米地(英)委員 私の申しましたことは、人爲的に値段をきめることはやむを得ない、これに對してかれこれ言つたのではありません。ただ人爲的にきめたものが維持できるかどうかというところに疑惑をもつておる。しかも人爲的の最大なるものは、官憲によつての原價計算で、生産者もしくはその中間の人々の壓迫によつてきめるところの線である。であるがゆえに今度の新物價體系の中において、あるものはやみの値よりも高く引上げられておる
○苫米地(英)委員 米窪國務大臣のただいまの御説明は私の申しておることと食い違つております。それは野坂議員が官業についてお尋ねになつた。そうして財源があれば上げるのかということを聽かれた。その御答辯について私は申しておるのであります。三十何種の業種別の問題について申しておるのではありません。およそ物價というものは、經濟は流動するものであるからして、六箇月停止させるという考え自體が間違つている。經濟の
○苫米地(英)委員 米窪國務大臣の御説明によると、財源が見つかればあるいはこの千八百圓ベースですか、動くかもしれない、こういうふうに了解できたのであります。元來今度の物價體系は、表面のいわゆる六十五倍とか四十五倍とかいうものが標準になつておる。これに伴う心理的の要素、やみの要素、こういうものが一切抜けておるのであります。從つてあの物價體系というものは、今詳しくは申し上げませんが、維持できないものというのが