1989-06-20 第114回国会 参議院 社会労働委員会 第4号
○政府委員(花輪隆昭君) マラリアの沖縄住民の被害の問題でございますが、沖縄強制疎開マラリア犠牲者援護会から面会の申し込みがございまして、私どもといたしましては近々その詳細につきまして状況をお聞きする、こういう段取りになっております。
○政府委員(花輪隆昭君) マラリアの沖縄住民の被害の問題でございますが、沖縄強制疎開マラリア犠牲者援護会から面会の申し込みがございまして、私どもといたしましては近々その詳細につきまして状況をお聞きする、こういう段取りになっております。
○政府委員(花輪隆昭君) 最近における北京の混乱が何らか影響を与えるのではないかという御心配でございます。 実は、永住帰国のグループがここの国の混乱が起きました最中に既に北京に集結をいたしておりまして、果たして訪日できるかどうかということで若干の心配をしておったわけでございますが、幸い無事帰国のグループは成田へ到着いたしまして所沢のセンターに入ることができたということで、当面その後の動きといたしましては
○政府委員(花輪隆昭君) 中国残留孤児についてのお尋ねでございますが、今年二月から三月にかけまして肉親調査を実施したわけでございますが、確かに一五%台の判明率ということで非常に低い判明率になっているわけでございます。 従来までの判明率の経過を見ますると、平均で三六・二%というふうな数字になってきておりまして、実は過去十九回訪日調査を実施しておりますが、流れとして見ますると、趨勢的に昭和六十年度の時点
○花輪政府委員 中国残留孤児の定着自立対策についてのお尋ねでございます。 先般、実態調査結果を発表いたしたわけでございますが、日本に帰ってよかったとする孤児が七割というふうな数字が出てまいりました。私ども、当面する一番重要な問題だということで残留孤児の自立対策に臨んでおるわけでございますが、まず日本語教育、あるいはもちろん住宅対策もそうでございますし、具体的に自立のための一番の決め手は就職対策ということになるわけでございます
○花輪政府委員 さきの大戦におきまして我が国といたしましても未曾有の戦禍をこうむったわけでございますが、ただいま先生御指摘になりましたように、現在いろいろな援護策がとられておるわけでございます。戦傷病者あるいは御遺族の問題、あるいは遺骨収集等の問題、さらには中国残留孤児の肉親捜しの問題等々、幾多の今後処理すべき、あるいは援護措置をさらに拡充すべき戦後処理問題が残されているというふうに考えているわけでございまして
○花輪政府委員 まず援護法の方からお答えをさせていただきますと、援護法第一条に援護法の目的が規定されているところでございますが、援護法は、軍人軍属等国と特別な関係にあった者が戦争公務によりまして受傷、死亡した場合に、傷害者または死亡者の家族に対しまして国家補償の精神に基づきまして援護を行うことを目的といたしておるものでございます。
○政府委員(花輪隆昭君) 遺骨収集の立場から若干御説明をさせていただきます。 沈没船船舶内の遺骨の収集でございますけれども、従来、これは遺骨が人目にさらされる、あるいはそのことによりまして遺骨の尊厳が著しく損なわれるというふうな状況にございまして、技術的にも引き揚げ、収集が可能という場合に実施してまいっております。これは、海上におきます死没者は海の中で安らかに眠っていただく、海自体が安眠の場所であるというふうな
○政府委員(花輪隆昭君) 沖縄の遺骨の収集についてのお尋ねでございます。 沖縄におきまする戦没者は十八万六千五百人というふうに推定されておりますが、沖縄県民及び沖縄県当局の協力を得まして今まで重点的に取り組んでまいりました結果、これまでに十八万三千四百九十六柱、パーセントで申しますと九八%を超える、こういうところまで収集に努めてまいったところでございます。残された御遺骨につきましても、その所在が明
○政府委員(花輪隆昭君) 社会保障制度審議会と恩給制度の関係についての御質問でございます。 恩給制度につきましては、ただいま先生からお話ございましたように国家補償としての性格もございますので、審議会の方といたしましても狭い意味での社会保障には該当しないということで、従来慣例として社会保障制度審議会には諮問はされない、こういう取り扱いをいたしてきておるわけでございます。しかしながら、公務員の老後の生活
○政府委員(花輪隆昭君) 六十一年度予算につきましては、直近の医療費の動向等を見込みまして収支均衡予算を編成したわけでございますが、その際、保険料率につきましては千分の一の引き下げを行ったというふうな予算を見まして、安定的運営という点につきましては、これで十分収支均衡予算を編成できたというふうに思っておるわけでございます。
○政府委員(花輪隆昭君) 政管健保の積立金はどの程度の規模と考えておるのか、こういうお尋ねでございます。 政管健保の財政状況といたしましては、過去長らく、先生も御案内のように、赤字を続けてまいりました。私ども、実は累積債務を抱えまして五十九年度まで運営をしてまいったわけでございます。 〔理事佐々木満君退席、委員長着席〕五十九年度二千四十億の黒字が出たわけでございますが、そのうちの十一億を過去
○政府委員(花輪隆昭君) ただいま先生から御指摘ございましたように、再度の特例措置千三百億円、前回分と合わせまして二千二十九億の特例措置に相なったわけでございます。政府管掌健康保険の黒字にいたしましては、五十九年度の法改正によりまする一部負担、本人一割負担の導入、あるいは標準報酬の上限の引き上げというふうな制度的な要因ももちろんございますし、それ以外にも、この法改正を特に契機といたしまして、国民の健康意識
○政府委員(花輪隆昭君) 金額は六十一年度ベースで千分の一で四百十八億というふうに見込んでおりますのでそれの三倍ということでございます。
○政府委員(花輪隆昭君) 先生のお尋ねは千三百億の特例措置を保険料率に換算した場合のお尋ねかと思いますが、千分の三・一に該当するものと計算いたしております。
○政府委員(花輪隆昭君) 政管健保の国庫補助の減額でございますが、六十年度九百三十九億円、六十一年度千三百億円でございます。
○花輪政府委員 ただいま先生から御指摘のとおり、医療保険、短期保険でございますから、剰余が出れば保険料の引き下げまたは給付改善に充てるというのが基本的な考え方ではございますが、大変長い間健康保険も赤字が続いてまいりまして、積立金というふうなものを全然持っておらないというような状況が続いてまいったわけでございます。 財政規模も四兆円程度に達しておるわけでございまして、やはり制度の安定的な運営ということを
○花輪政府委員 お答えいたします。 五十九年度、六十年度、引き続きまして二千億程度の剰余が出る、こういう見込みに相なったわけでございますが、その原因といたしましては、健康保険法改正後におきまして、医療費の伸びが予測を下回っておるというふうなところにあるわけでございまして、その背景といたしましては、国民の健康意識の徹底というふうなものも基礎にはあるのではないか、こういうふうに考えておる次第でございます
○政府委員(花輪隆昭君) お答えいたします。 政管健保の六十年度当初予算におきまして、五十九年度の健保法改正の影響を見込みまして医療費等の推計を行ったところでございますが、この改正後の医療費の伸びが予想よりさらに低く推移をしたということ、あるいはまた被保険者数が当初見込みに比べまして伸びなかったというふうなことがございまして、全体として保険給付費が減少いたしましたというところからそのようなことになったわけでございます
○花輪政府委員 これは短期保険でございますので、財政状況といたしましては、毎年医療費等の変動が非常に大きい要因がございます。したがいまして、いつということは法律上も書いてございませんで、やはり短期負担で一番大事なことは、財政上必要になった場合には必要額が必ず繰り戻されるということがポイントであると考えておりまして、そのような規定を法律上設けた、こういうことでございます。
○花輪政府委員 お答え申し上げます。 政府管掌健康保険の財政状況でございますが、五十九年度末二千四十億ということで、六十年度の特例措置といたしましては九百二十九億でございます。引き続きまして六十年度におきましても千八百七十二億の剰余が現在見込まれるという段階に立ち至りまして、六十年度に引き続きまして六十一年度においても千三百億の特例措置を講ずる、こういうことにいたしておるわけでございますが、この特例額
○政府委員(花輪隆昭君) 特例措置の要請がありましたならば、その段階でいずれにせよ判断をいたすことになると思いますが、私どもといたしましては、政管健保事業の適正な運営というものがあくまで大事でございますので、その運営に支障を来さない、こういうことを最優先といたしまして慎重に対応していかざるを得ない、こういうふうに考えております。
○政府委員(花輪隆昭君) 政管健保の国庫補助の繰り入れの特例措置に関するお尋ねでございますが、これにつきましては、六十一年度概算要求におきましてもそのような姿のものは盛り込んでございませんし、現段階に至るまで大蔵省からそのような要請を受けておりません。
○花輪政府委員 高額医療費の貸付制度の実績でございますが、政管健保につきましては十一月現在までのところ二千九百二十三件、三千件弱、金額で三・三億というところでございます。制度開始の四月におきましては二十一件、五月に二百八件、十月には五百五十五件というようなことで月ごとに上がってきておりますが、トータルでは今申し上げたような状況でございます。
○花輪説明員 お答え申し上げます。 厚生省におきまして整理合理化の検討の対象となる法律数は九十本程度でございます。このため、閣議決定の線に沿いまして、現在その一割程度でございます九本程度の法律につきまして行政管理庁といろいろと相談をしておる、こういうところでございます。
○説明員(花輪隆昭君) お答え申し上げます。 食品関係につきましては、年々輸入食品の増大を見ているわけでございますが、現在食品につきましては、港で届け出を要するだけでございまして、特にむずかしい許認可は必要とされていないわけでございますが、その際に必要に応じまして抜き取り検査を実施いたしまして、安全であるかどうかの確認をいたしておるわけでございます。 今回の基準・認証の本部決定におきまして、特に
○花輪説明員 お答え申し上げます。 先生御指摘の警備業法の改正案、第十一条の三第五項におきまして「指導教育責任者講習の実施を委託することができる。」という規定が入ってございます。新しい規定でございますので、その実施方法等につきまして、警察庁と私どもの方でいろいろと御相談をいたしたわけでございます。 先生御案内のことだと思いますが、これは委託でございますから、委託する場合は公益性のある団体を選ぶということに
○説明員(花輪隆昭君) 先生御指摘のとおりでございまして、検査が行われておるときはよいというふうなことでございますればせっかくの環境基準が意味がなくなるわけでございますので、私どもホテルの管理に当たりましては、良好な衛生状態が保たれまして、人の健康に害を及ぼすおそれがないということを確保いたしたいということでやっておるわけでございますので、そういうことのないよう管理技術者あるいは関係の業者等を十分指導
○説明員(花輪隆昭君) ビルの管理の仕方につきましては、具体的な測定は測定業者が実施いたしておりますが、ビルの管理につきましては一定の資格要件がございまして、その結果をビル管理技術者、これは各ホテルごとにそういう資格者を置くように義務づけられておるわけでございますが、ビル管理技術者が責任を持ってチェックをすると、こういうふうな仕組みになっております。測定自身は業者でございます。
○説明員(花輪隆昭君) お答えいたします。 ただいま先生御指摘のように、いわゆるビル管理法がございまして、この法律の中でビル内の空気環境等の調整を一定の基準に従ってすると、こういうことになっておるわけでございますが、事件後直ちに東京都からホテル・ニュージャパンに関しまする報告を求めましたところ、最近の状況把握といたしましては、ほほ一年に一回立入検査等を同ホテルに対して実施いたしておりまして、五十三年十二月
○花輪説明員 先生御指摘の点、まさに私ども全く同様に考えている点でございまして、とかくヨーロッパ等の諸事情に比べますと、わが国の場合、遺憾ではございますが、一般国民の障害問題に対する理解が、まだおくれているのではないかというような指摘が聞かれるわけでございます。国際障害者年を契機といたしまして、まず、この啓発、広報につきましては重点的に行いたいということで、現在ポスター等の準備を始めております。あるいは
○花輪説明員 第一点につきましては、補装具等の改善あるいは給付の拡大、さらにスポーツ、レクリエーション機会の増大というふうなことを今後、検討してまいりたいと存じておるわけでございますけれども、具体的には、先ほど申し述べました五項目につきましては、今後、先ほど申し述べました特別委員会の中に各専門部会を五つ設置することにしております。御指摘の、ただいまの点につきましては福祉・生活環境部会におきまして具体的
○花輪説明員 お答えいたします。 先生御指摘のとおり明年の国際障害者年のテーマは「完全参加と平等」でございますが、それに合わせまして五大目的を掲げておるわけでございます。 まず第一点は、障害者の社会への身体的、精神的適合を援助することということを述べておりまして、具体的には補装具等の給付あるいは社会復帰のための相談、訓練、指導等を考えております。 第二点といたしましては、障害者に対します適当な
○説明員(花輪隆昭君) ただいま厚生省からお答えがあったとおりでございますが、障害者年の推進本部をあずかる総理府といたしましても、やはり法律の用語の中に障害関係の中で適正を欠く用語というふうなものの見直しをすべきであると考えておるところでございまして、先般十月末に開きました中央心身障害者対策協議会の特別委員会の中でもどういう用語が、言いかえます場合に適当であろうかというふうな問題もございますので、これもひとつ
○説明員(花輪隆昭君) 申すまでもなく、「「障害者の日」の設定」というのを先生申されました。これにつきましてもすでに推進方針の中で推進本部といたしましても、「障害者の日」の設定をいたしたいということをすでに決定をいたしております。 それからまた、政府の声明の発出ということも国連が申しておりますが、これにつきましてもひとつ障害者年の年頭初に当たりまして、声明の発出をいたしたいということで、現在事務的
○説明員(花輪隆昭君) 若干事務的な点を先にお答えいたしたいと存じますが、先ほど総務長官から申し上げましたように、中央心身障害者対策協議会の中に特別委員会を設定したわけでございますが、昭和五十五年度国際障害者年事業の推進方針を決定いたしました後、直ちに先生ただいま御指摘の国連のいろいろな重要項目につきまして、ひとつ長期計画の策定に取り組もうではないか、こういうことで特別委員会の中に現在五部会を予定いたしておるわけでございますけれども
○説明員(花輪隆昭君) 記念切手の件につきましては、ただいま郵政省からお答えをいただいたとおりでございますが、そのほか総理府といたしましても、来年年度初頭に内閣総理大臣から障害者年の声明の発表というふうなものを予定いたしておりますし、そのほか各種の記念集会等を実施いたしまして、健常人と障害者とがそこで交流を交わす、溶け合う、こういうふうな機会を数多く設定をいたしたいと、こんなふうに計画をいたしております
○説明員(花輪隆昭君) 国際児童年に引き続きまして来年、国際障害者年ということになっておるわけでございますが、政府といたしましても、総理大臣を本部長といたしまする推進本部をすでに発足をさせまして、目下、鋭意各省で御検討をいただいておるわけでございます。いずれにいたしましても、児童年とは異なりまして、いわゆるお祭りというふうなことではなくして、障害者年でございます、なかなか根の深い問題もあるわけでございますので
○説明員(花輪隆昭君) 国際障害者年のテーマ「完全参加と平等」でございますが、そのほかの五大目的といたしまして、やはり雇用の機会の確保ということを国連といたしましてもうたっておるわけでございます。ただいま労働省から御答弁があったわけでございますが、総理府といたしましても、十分労働省と連絡を保ちまして努力をしてまいりたいと、かように存じております。
○説明員(花輪隆昭君) ただいま厚生大臣から具体的なお答えがあったわけでございますが、総理府といたしましても今後各省庁とさらに御協力をいただきまして、また特に、中央心身協を預かっております厚生省と私ども一体となりまして今後さらに努力をしてまいりたい、かように存じております。
○花輪説明員 お答え申し上げます。 沖繩の二施設に対しましては、昭和五十一年度に一億六千万円施設整備費を投入したわけでございますが、五十三年度には四億という金額を投入いたしまして、毎年相当大幅な増加を図っておるというふうに考えております。今後も、全国的なバランスを配慮しながら施設整備を進めていく考えでございますが、施設の方からも残りを三カ年ぐらいで何とかできないかというような御要望をいただいておるわけでございまして
○花輪説明員 お答えを申し上げます。 沖繩のらいの施設整備の要望につきましては、私どもも同様の御陳情を受けております。 ここ数年来、施設整備費につきましてはかなりの増額を見ておりまして、いま先生御指摘のとおり、予算額にいたしましても相当大幅な増額を見ているところでございまして、患者の住居等を中心に相当新しい施設整備が行われてきておるというように承知をいたしております。今後とも、患者等の御要望も十分承