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236件の議事録が該当しました。

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1947-09-20 第1回国会 衆議院 司法委員会 第35号

花村委員 そうしますると、内閣總理大臣は、ここに天皇に關する名誉毀損規定を設けた、その名誉というのは、要するに國家象徴たる地位を毀損されるということが名譽毀損罪である、こうおつしやられるのですか。今のお言葉で言えばそう解釋できる、國家象徴たる地位を傷くるというようなことであるから、内閣總理大臣が代理するのだ、こう今おつしやられたのだが、そうすると天皇の名譽というのは、國家象徴そのもののことを

花村四郎

1947-09-20 第1回国会 衆議院 司法委員会 第35号

花村委員 そうしますると、この刑法の一部を改正する法律案の二百三十二條の問題にはいるのでありまするが、これは天皇その他の皇族方の名譽を毀損した場合においては、内閣總理大臣が代わつてその告訴權を行うのである。こういうことでありまするが、殊にその告訴をする權限代理權にあらずして、内閣總理大臣自身の権限であると、こう政府委員答辯されております。そこでこの親告罪の告訴に關しまするところの權限は、これはよく

花村四郎

1947-09-20 第1回国会 衆議院 司法委員会 第35号

花村委員 片山總理大臣に對して若干質問をいたしたいと思います。そこで先ほどの刑法の一部改正に關する問題についてでもありますが、首相職務權限についてのご意見がきわめて不明確であつたように考えられますが、要するに内閣總理大臣職務權限は、その大綱憲法によつて規定せられており、その憲法規定せられた大綱に基いて國家行政事務を運行していくということに相なろうかと思いますが、いかがでしようか。

花村四郎

1947-09-19 第1回国会 衆議院 司法委員会 第34号

花村委員 先ほど私が申しました事實については、これはかつて靜岡の檢事局においても、一應強く注意を與えておつたという話を聞いておるのでありますが、これらの關係を總合して考えてみれば、何となくこの事實があつたやにわれわれは考えられるのであります。しかしこういう重大なる問題を、本事案が起きましてから、すでに相當の日子は經つておりまする今日、なおかつ調査をしているというようなお話は、まことにこれは手ぬるいことであると

花村四郎

1947-09-19 第1回国会 衆議院 司法委員会 第34号

花村委員 大體全貌はよくわかつたのでありますが、司法大臣の御答辯によりますれば、結局この種問題が起きました原因というものは、主として過剰拘禁、あるいはまた看守の質低下、さらにまた誤まれる民主化といつたような事柄が、その原因と相なつておるように考えられるのでありますが、しかしもう一點重大なことは、むしろこの問題を起します原動力ともなりました點が、何であるかと言えば、まさにこれは綱紀の頽廢である。綱紀

花村四郎

1947-09-19 第1回国会 衆議院 司法委員会 第34号

花村委員 私は改正民法に關しまする質問を行いまする前に、司法大臣に對しまして緊急質問を若干いたしてみたいと思います。すでに御承知のごとく、最近におきまして司法權に關する重大なる問題として、社會の耳目を聳動した事件に二つがあるのであります。その一つ田中檢事の問題であり、その一は静岡刑務所の問題でございます。そこで田中檢事の問題はさることながら、静岡刑務所の問題こそは、まことにゆゆしき重大問題であると

花村四郎

1947-08-26 第1回国会 衆議院 司法委員会 第27号

花村委員 私は議事進行と申しまするか、委員長に對して一應お尋ねをいたしたいと思うのであります。實は本日の議院運営委員會において、松岡議長が、本國會の會期の延長をいたしまする説明のうちで、その理由一つとして、司法委員會におきまする刑法竝びに民法審議が遲々として進まないがために、これを終了するにはどうしても一箇月あまりの日子を要する、從つて現在議會に提案されておる民法竝びに刑法重大法案審議ができないので

花村四郎

1947-08-23 第1回国会 衆議院 司法委員会 第25号

花村委員 ちよつと簡單にお伺いいたしておきたいと思うのでありますが、この家事審判に關します事柄のきわめて重大でありますことは、多く申し上げるまでもないことであります。そこで家事審判の審判官、あるいは參與、もしくは調停委員の素質、資格等が、やはり家事審判の上に重大なる關係をもち來するものであろうと思うのでありますが、これらの人に最も適當な人を得るということが、要するに家事審判法運營をして、その成果

花村四郎

1947-08-18 第1回国会 衆議院 政党法及び選挙法に関する特別委員会 第8号

花村委員 政黨法律化されまするこの場合において、その設立行爲竝びに性格行動等が法文化され、ある程度の制約を受くべきことは當然であると申さなければならぬのであります。從いまして政黨組織に關しましても、政黨の根本をなしておりまする黨則を明らかにすることは、これは必要でありますので、從つてこの黨則の屆出ということに對する義務を課するのは、これは當然であろうと思うのであります。從いまして第四政黨組織

花村四郎

1947-08-08 第1回国会 衆議院 司法委員会 第16号

花村委員 そうしますると、刑法の一部を改正する法律案提案理由で、もちろんただいま政府委員が言われたような、特別の地位を有せられており、しかも法律上特殊の身分を有せられるのであるということをおつしやられておるのでありますが、そのあとへ續いて「他面これらの地位と矛盾せざる範圍において、一般國民と平等な個人としての立場も有せられることになつたのでありまして、その限りにおいて法的に異なつた取扱いをすることは

花村四郎

1947-08-08 第1回国会 衆議院 司法委員会 第16号

花村委員 その點は大體わかつておるのであります。私のお尋ねいたしたいことは、天皇はもちろん刑事裁判から除外をせらるべきものであることは疑いないと思うのでありますが、現行刑法の適用の上からどういう關係になるか、現行刑法がすべて適用されるというのであるか、あるいは全然適用されぬというのであるか、その點をお尋ねいたしたい。

花村四郎

1947-08-08 第1回国会 衆議院 司法委員会 第16号

花村委員 私は實は他の委員會に出ておりましたので、刑法質問ができませなかつたので、あるいは重複する點もあらうかと存じますが、名譽毀損に關しまする最後の二百三十二條中に、同條の次へ一項を加えてあります皇室の名譽毀損罪竝びに外國君主、大統領に關するこの種の犯罪のこの條章に牽連いたしまして、第一章として、皇室に關する犯罪が削除に相なつておりますが、これと牽連をいたしまして、少しく政府委員の御所見を承

花村四郎

1947-08-05 第1回国会 衆議院 司法委員会 第13号

花村委員 私は佐瀬君の修正の動機に賛成をいたす一人でございます。修正理由については、佐瀬君がことこまかに論じられましたので、これを大體私の趣旨辯明採用をいたしてよいと思うのでありますが、一言だけ私の意見を申し上げておきたいと思うのであります。  本案は、國民の權利をいやが上にも拡大強化いたしました新憲法、その新憲法の第十七條によつて提案をいたしました法律であるのでございますが、これは今日のわが國

花村四郎

1947-08-04 第1回国会 衆議院 司法委員会 第12号

花村委員 恩赦法による特赦によつて救われる方途もあるからいいではないかというお説であつたのでありますが、過去における罰金刑等に関する扱いを見てみますと、ほとんど最も輕い罰金刑なるものが特赦法による恩赦等によつて恩典をこうむつておらない。むしろそれ以上の懲役もしくは禁錮に関する罪等は、その罪種によつて恩赦特赦による恩典に浴しておつた場合が相當あるのでありますけれども、罰金刑の、たとえば賭博をやつて

花村四郎

1947-08-04 第1回国会 衆議院 司法委員会 第12号

花村委員 なるほど御説明を聴けば、ごもつとものところもあるのでありますが、しかしこれはその刑のいかんを問わず、刑執行後における行跡によつて特赦の制度の設けられてあるのだからいいではないかということも、一つ理由のようですが、しかしそのこと自體が不公正と言い得るのではないでしようか。懲役禁錮の刑に處せられた者も、また罰金刑に處せられた者も、すべて同一に扱うこと自體が不公正である。罰金刑に處せられる

花村四郎

1947-08-04 第1回国会 衆議院 司法委員会 第12号

花村委員 今の三十四條の質問に牽連してお尋ねいたしたいと存じます。この規定懲役刑罰金刑同一に扱つておるようでありまするが、これは少なくとも罰金刑はやはりその他の懲役禁錮の刑と区別をして考えるということが、最も適當ではないだろうか、こう私は思うのであります。たとへば罰金刑罰金の言渡しを受けまして、その判決が確定しても、三個年を経過すればそれは消えてしまう。こういう時効に関する規定を對照してみましても

花村四郎

1947-08-02 第1回国会 衆議院 政党法及び選挙法に関する特別委員会 第3号

花村委員 私も大體ただいま林君のお述べになりました趣旨に贊同する一人であります。ここにおいてただ目標なしに自由討議をいたしましても、その收穫たるやまことに微々たるものであろうと思うのであります。とにもかくにも政黨法は現在の政黨に對しまして、相當重要な關係をもつておりまするので、從つてここに配付になりました政黨法案なるものがございまするが、この出所はどこかわかりませんが、とにもかくにもこういう案が配付

花村四郎

1947-07-30 第1回国会 衆議院 司法委員会 第8号

花村委員 私は新憲法を中心としてという意味に實は申し上げたつもりでありますが、直接憲法關係のありますものはもちろん、この新憲法實施によつて國家機構のすべてに改變を行わなければならぬという關係が生じてまいりますので、すべての法案のことを實は申し上げたのであります。ただに憲法實施による司法關係という意味に限定したわけではありません。たとえば取引所法とか、税制改正法案であるとか、民主主義の線に沿うて

花村四郎

1947-07-30 第1回国会 衆議院 司法委員会 第8号

花村委員 私の質問司法關係意味ではなかつたのでありますが、國務大臣の言われたのは、特に司法委員關係のある法律案についての御説明であつたように思う。これは司法關係のものばかりではなく、議會に提出すべきすべての法律案意味するのであります、この議會のすべての委員會關係のある法案が、ただいま申し上げた件數という意味にお聽きしていいのですか。

花村四郎

1947-07-30 第1回国会 衆議院 司法委員会 第8号

花村委員 私の質問首相にお聽きしたいところであるのでありますが、ご多忙のほどを察しまして、西尾官房長官を煩わした次第であります。そこで私の質問は三點にわかつのでありますが、まず第一に法律案についてお尋ねいたしたいと思います。  ご承知のごとく新憲法實施によりまして、これを取巻く諸法規の改廢が行わなければならないことは當然でありますのみならず、その數においても相當に上がるのではないかと考えられるのでございます

花村四郎

1947-07-29 第1回国会 衆議院 司法委員会 第7号

花村委員 どうも答辯がぴんときませんが、それでは簡單にこういうふうに質問しましよう。加害者故意過失があつたということを立證することは、すこぶる困難だとおつしやられたが、それはごもつともです。われわれもそう思います。そうすると被害者が、加害者故意過失があつたということを立證することはどうでありましよう。むずかしくないでしようか。そうしてただいま申しました加害者故意過失がなかつたという立證と、それから

花村四郎

1947-07-29 第1回国会 衆議院 司法委員会 第7号

花村委員 ただいまの第一條の違法という文字ですが、民法損害賠償規定不法という文字を用い、しかも國家賠償に關しまする諸外國立法例不法という文字を用いておるのですが、それを特にここで違法という文字を用いた理由はどこにあるか。それが一つ。そしてただいまの立證責任の問題で、要するに立證責任故意過失がなかつたという立證と、そして故意過失があつたという立證と、双方の立證責任の問題が起きてくるのでありますが

花村四郎

1947-07-28 第1回国会 衆議院 司法委員会 第6号

花村委員 民法不法行為に關しまする請求訴訟などを見ましても、故意があつた過失があつたかということが、やはり相當にむつかしい爭点に相なつておりますることは、これは申し上ぐるまでもございません。従つてこの故意過失の程度というものを決定するがために、不法行為に關する事件というものは相當長く延びておる。しかもそれが被害者に方面でありまするところの原告の方に立證責任があるということで、不法行為に關する

花村四郎

1947-07-28 第1回国会 衆議院 司法委員会 第6号

花村委員 今の問題に對して關連してちよつと質問いたしたいと思います。——賠償責任に關しまして國家責任を負う旨の國家賠償法ができたのでありますが、まことに本法案たるや少しの進歩的のところが發見できぬと申し上げてよかろうと思うのであります。要するに民法不法行為による損害賠償と、刑法不法行為による損害賠償とが混済されて解釋せられておつたようなこともあるのでありますが、しかしながらこれははつきりその

花村四郎

1947-07-26 第1回国会 衆議院 司法委員会 第5号

花村委員 私も司法省を全然廃止して跡形もないものにするという意味ではございません。もちろん今日の司法省廃止はいたしますが、これに代わるべき小規模な司法廰と申しますか、そういう機構にかえて、そうして今日のごとき大掛りな司法省を廃する、こういう建前をとれば、今日の司法省廃止ということは決して無益なことではなくして、何ら反対する理由はないのではなかろうかと思うのであります。大臣もただいま申されましたように

花村四郎

1947-07-26 第1回国会 衆議院 司法委員会 第5号

花村委員 大体において司法行政の面における整理もお考えになつておられるようでありますが、しかし今司法大臣の言われたように、時局に鑑みてやむを得ざるものに対しては整理をする必要のないことは、これは当然であります。しかし、司法省の各面について檢討いたしてみますれば、現段階から見て相当整理をし得るものがあるのではないかと思うのであります。  そこで、御承知のように、裁判所もまた檢察廰も、ともにその予算

花村四郎

1947-07-26 第1回国会 衆議院 司法委員会 第5号

花村委員 私は前回の質問に次いで本法案に対する質疑が残つておるのでありますが、大臣もお忙しいことであろうと思いまするので、大臣に関する質問を先にして、本案に直接関係のある質問は後回しにいたしたいと思います。そこで私は司法大臣に対しまして、本案関連をいたしましていささかお尋ねをいたしてみたいと思います。それは大体十点に相なるのでありまするが、まず第一にお尋ねしたいことは、司法行政の面において行政整理

花村四郎

1947-07-16 第1回国会 衆議院 司法委員会 第4号

花村委員 少なくともこういう國家賠償責任に関する法律をつくり、しかもそれを実施しようという場合において、その予算がどの程度かかり、どういう構想をもつて予算をつくらなければならぬかということは、当然にこの法案と同時に考えるべきものであろうと私は思うのであります。今日申し上げるまでもなく、國家財政が非常に遍迫をいたしており、ややともすれば赤字財政を生ずるのではないかという杞憂すらももつておるような次第

花村四郎

1947-07-16 第1回国会 衆議院 司法委員会 第4号

花村委員 國家賠償法はまことに簡單條文からなつているのでありますが、相当にこれは重要な議案であると認めてよかろうと思うのでありますが、すでに委員会が本日開かれることが前々から明瞭いたしているにもかかわりませず、司法大臣はただ本案に関する説明のみをされて、そうしてこの第一回の委員会に顔を出されぬということは、まことに私は遺憾に存じます。司法委員会の重要でありますることは多く申し上げるまでもないのでありまするが

花村四郎

1947-07-09 第1回国会 衆議院 司法委員会 第2号

花村委員 ちよつとただいまのこの管轄区域の対する関連質問をいたしたいと思うのでありますが、この管轄区域を設定するについての司法省基準は一体何におかれたのか。行政区劃基準にされたのであるか。あるいは地域的に見て適当な場所と考えられる所に、設置するということにいたしたのであるか。あるいは警察等單位基準としてつくられたのであるか。その簡易裁判所設置に関する機銃をお示し願いたいと思います。

花村四郎