2005-02-23 第162回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第4号
○参考人(船橋洋一君) 中国とのFTAは急ぐ必要ないと思いますね。東アジア共同体づくりをこれから始めようと、そこにもう一つ日中FTAを検討しようというようなことのやはり政治的な跳ね返り、意味合い、外交的な意味合い、やっぱりしっかり考えておく必要あると思いますね。 まず、韓国とFTAを結ぶのが先決だと思います。中国は、あるいは韓国も日中韓でやりたいという意向強いですけれども、やはりまずは日韓先にありきだろうと
○参考人(船橋洋一君) 中国とのFTAは急ぐ必要ないと思いますね。東アジア共同体づくりをこれから始めようと、そこにもう一つ日中FTAを検討しようというようなことのやはり政治的な跳ね返り、意味合い、外交的な意味合い、やっぱりしっかり考えておく必要あると思いますね。 まず、韓国とFTAを結ぶのが先決だと思います。中国は、あるいは韓国も日中韓でやりたいという意向強いですけれども、やはりまずは日韓先にありきだろうと
○参考人(船橋洋一君) アメリカのトラの尾を、しっぽを踏む危険という。 今までの日米関係では、ここはよく分からないところありますけれども、田中角栄氏のソ連からのチューメン石油、それからウランの購入、それに対するアメリカの非常な不快感。第一次石油危機のときの、日本が一バレル二十二ドルとか、ナイジェリア原油とか、物すごい高値で買いあさって、キッシンジャーが乗り込んできて、これがもう一つ。それから、湾岸戦争
○参考人(船橋洋一君) 船橋でございます。着席したままで御報告をいたしたいと思います。 ちょっと声が風邪ぎみで、申し訳ございません。 時間を三十分いただきましたので、お手元に一枚、二枚、簡単な目次みたいなものをお配りしておきました。同時に、先週末のワシントンでの2プラス2、これを受けての共同声明、共同発表、英文それから和文、両方お配りしております。 今日はせっかくの機会でございますので、日米関係
○参考人(船橋洋一君) 私も付け加えることは余りございませんけれども、ただ、余り時間長く掛けてということではなくて、やはり短期決戦でこの改革を実施すると。そういうことであれば、我々もフォローアップ、それもしっかりやるという覚悟は、多分各委員もあると思いますし、私も含めてございます。
○参考人(船橋洋一君) 事実かどうかまだ私伺っていませんけれども、もしそういうことであるとした場合に、外からの人材を求めることによる競争原理の導入というその限りにおいては一定のプラスの効果を期待したいというふうに思いますけれども、欲を言えば、官庁の、しかも経済産業省というような、言ってみれば、何といいますか、そういうところでない方がよりよかったかなと。民間人で、じゃ、いい人がいるのかということにもなりますけれども
○参考人(船橋洋一君) 船橋でございます。おはようございます。 再びこのような機会を与えていただいて、まず感謝いたします。ありがとうございます。 七月二十二日に変える会の最終報告書取りまとめで、今大詰めでやっているところでございます。今朝も八時から人事に関するところをやってまいりまして、そのまま三人で一緒に車に乗って駆け付けたというような次第でございます。 時間が限られておりますので、三点中心
○参考人(船橋洋一君) 第二点の交流、人事交流の点でございますけれども、外務省は他省庁との間で非常に特異な一種の人事交流をやっておりまして、それはいわゆる伝馬船方式というんですけれども、他省庁から外務省に出向させ、あるいは海外にアタッシェで送る場合に、それと見合う数、あるいは場合によってはそれ以上の数を要求して、つまり定員枠をそういうことで自動的に増やすというようなことを今までやってきているわけです
○参考人(船橋洋一君) お答えいたします。 今、山本さんおっしゃったのに私も同感でございます。私、数字を最初、先ほど今川さんも、これ、がちがちに固定することではなくて、まあその真意、趣旨が貫徹したところで外してもいいだろうと、柔軟に見直したらいいじゃないかと。 しかし、やはり今までも適材適所、適材適所と何十年言って、結局できないわけですから、かなり、強制力ないまでにしても、その重い目標といいますか
○参考人(船橋洋一君) 船橋でございます。 今日、お招きいただきまして、ありがとうございました。 宮内座長の下で外務省を変える会、私は特に政と官のところについて報告いたしましたけれども、今日は、この外務省問題についてなぜこれが問題なのか、何が問われているかということ、これが一つと、もう一つは、外務省問題といったときの国際的な文脈といいますか、その辺について感じていること、考えていることをお伝えできればというふうに
○参考人(船橋洋一君) 馳さんのおっしゃった点は私も全く同感で、先ほど山本さんもおっしゃいましたけれども、ここは繰り返しません。 ただ、我々の場合、どちらかというと潔さとか潔癖症とかいうのがあるんですけれども、国際政治ではこういうのはマイナスだと思うんですね。ですから一方で、当然のことながら、例えばガイドライン、周辺事態、法制もしっかり備えをつくる、と同時に、日米間の安全保障協力もさらに強化する。
○参考人(船橋洋一君) 私も基本的には賛成です。 最初の点は全く同感で、副産物としては、日本がKEDOに対する拠出を抗議の意味を含めて一時的に停止する、それでアメリカが少し泡を食って、より日本を真剣にというような程度の効果はあったかもしれません。同時に、マイナス効果、つまり北朝鮮が日本というのはこういうビヘービアをする国かと。こちらの方が私は大きかったんじゃないかと思いますし、同じようなことをまた
○参考人(船橋洋一君) 船橋でございます。 きょうはお招きいただきましてありがとうございました。大変光栄に思います。 アジアの安全保障、それと日本の役割ということで報告せよということでございますけれども、最初に、九〇年代に入って、アジアだけでないんですけれども、世界の大きな政治潮流といいますか、さらには構造変化、それがどのようにアジア太平洋にも影響を及ぼしているだろうか、そういう見取り図をちょっと