○説明員(肥後昭一君) 会計検査院といたしましては、財政法に定められているとおりの手続によって行っているつもりでございます。
○説明員(肥後昭一君) 年度の当初ではほぼ満たしておりますが、私ども、いま院長が申し上げましたが、昭和二十二年から一挙に四百人から千二百人にふえましたもので、そのときに大量に採用した、そのときは若い職員でございますが、現在高齢化して相当数毎年やめております。中途の採用ができませんので、年度中途では減員になっております。また、やめたときに、若い職員を調査官に昇格させるわけでございますけれども、旧来、前
○説明員(肥後昭一君) 先生おっしゃいました千二百二十二名は、特別職の検査官と秘書官を除いております。私が言いましたのは全員でございます。調査官の現員は七百三名でございます。過去十年間に総定員では十四名増と先ほど申し上げましたが、調査官は五十三名の増でございます。
○説明員(肥後昭一君) 昭和三十九年に千二百十二名になりまして、それ以来十年間掘え置きまして、昭和五十年度から平均二名ずつ、現在十四名ふえまして千二百二十六名でございます。
○肥後会計検査院説明員 処置要求事項と改善処置済み事項、これを合わせまして、五十二年度は一件、一億六百万円、五十三年度が一件、六千七百万円、五十四年度が一件、一億六千万円でございます。
○肥後会計検査院説明員 お答えします。 不当事項につきまして、五十二年度は十四件、補助金六千二百二十一万円、五十三年度は十四件、二億一千四百三十八万円、五十四年度が十八件、一億九千百五十五万円でございます。
○肥後会計検査院説明員 昭和五十三年度建設省の決算につきまして検査いたしました結果の概要を説明いたします。 検査報告に掲記いたしましたものは、不当事項十五件、処置を要求した事項一件、本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項二件であります。 まず、不当事項について説明いたします。 検査報告番号一一四号は道路の災害防止工事の施行に当たり、ポケット式ロックネットを設計と相違して施工したものであります
○説明員(肥後昭一君) お答え申し上げます。 本件の指摘は、大鳴門橋に接続します門崎高架橋の下部工事についてでございますが、この工事は工事費二十七億六千万円で契約して施工しておりまして、この工事の予定価格の積算につきまして検査しましたところ、基礎地盤の掘削費を六億四千三百万円と算定いたしておりましたが、これは誤りでございまして、掘削能力を過小に約二分の一に計算したり、掘削度の水深を取り違えたりしていたものでございまして
○肥後会計検査院説明員 お答え申し上げます。 以前に雇用したことのある臨時職員の名前を、その人がやめてから後で名前、印鑑を借用してやっている。それからまた、特に雇用したことのない他人でございますが、ある名簿からとったりなんかしてそういう名前を借用して、それから印鑑をつくって、それによって支給調書とか出勤簿をつくって作為していたというものでございます。
○肥後会計検査院説明員 愛知、広島労働基準局の不正経理の概要を申し上げます。 両局では、五十三年度、五十四年度に臨時職員延べ千七百二十九人、これは一月を一人として数えた数でございますが、千七百二十九人に対しまして一億百七十四万円を支給したこととしておりましたけれども、これを検査しましたところ、雇用した事実がないのに雇用したとして架空に賃金を支払っているものが延べ八百八十四人分、五千六十九万余円ございました
○肥後会計検査院説明員 昭和五十三年度労働省の決算につきまして検査いたしました結果の概要を説明いたします。 検査報告に掲記いたしましたものは、不当事項三件であります。 検査報告番号一一一号は、労働保険の保険料の徴収に当たり、徴収額が不足していたものであります。 労働保険は労働者災害補償保険及び雇用保険を総称するものでありますが、この保険事業に加入している事業主が保険料を申告納付するに当たり保険料算定
○肥後会計検査院説明員 お答え申し上げます。 検査院としましては、指摘した事項について検査報告に記載いたしまして、それを各省庁にも配付しますし、それからまた各省庁でも大蔵省から直接買っていただくというようなことで、それを読んでいただいて参考にしていただいて自分の方の事業を見直していただきたい、そういうことを希望しているわけでございますけれども、やはりなかなかそれが徹底していない面はございまして、同
○肥後会計検査院説明員 お答え申し上げます。 先生がおっしゃいましたような入札の状況、すなわち一位は常に一位で二位以下が変動するというような事例は、われわれの指摘した事例に限ったことではございませんで、むしろそういう事例が多いというふうにわれわれは考えております。ただ、統計をとったことはございませんので、具体的にどうかと聞かれると困りますが、検査した感触では、そういう入札は多うございます。
○説明員(肥後昭一君) お答え申し上げます。 公共用地の取得に当たりまして、鑑定評価書というのは、その取得価格の決定を行う際の重要な基礎資料でございます。それで、われわれも検査に当たっては十分関心を持って検査をいたしているところでございますけれども、鑑定に当たりましては、当然その土地利用の法的規制、あるいは地形、形状、地質その他環境等の制約、そういうものを十分に考慮に入れた鑑定をしていただかないと
○肥後会計検査院説明員 昭和五十三年度北海道開発庁の決算につきまして検査いたしました結果の概要を説明いたします。 検査報告に掲記いたしましたものは、不当事項一件であります。 検査報告番号三号は、北海道開発局の小樽開発建設部ほか十七部局において、シート等の庁用及び事業用の物品を団体等の職員と称する者からの不当な価格での売り込みに対して、適切な処置を講じないまま、その購入を繰り返し行っていたため、購入価額
○説明員(肥後昭一君) 五十四年度末でよろしゅうございますか。――五十四年度末現在の長期借入金、まず政府資金でございますが、資金運用部資金が四兆八千七百二十億、それから簡易保険の積立金が三千六百三十一億、合計五兆二千三百五十二億でございます。それから生命保険二十社からの借入金が五千百五十七億、それから信託銀行七行からの借り入れが三千八百七十九億円、それから農林中央金庫からの借入金が二百三十七億円。民間
○説明員(肥後昭一君) 私ども、昭和五十年度の決算検査報告と五十一年度の決算検査報告におきまして特記事項を書いたときに、将来もこういう事態がふえるのではないかというようなことを記載しておりますが、その後ずっとその状況を見てきたわけでございますが、先ほど先生おっしゃいましたとおり、また、公団の総裁から話がありましたとおり、まだ十分には解決されていないものが多いということをわれわれも存じておりますので、
○説明員(肥後昭一君) 六億一千万につきましては、これは九工事ございまして、その工事が十六億六千二百六十万円でございますが、この工事は契約当時、地元関係者がまだ反対しておりまして、その問題が解決しない限り工事着工に応じられないと、こう強く反対しておったわけでございますが、契約締結するときにはそういう事情を加味しまして、中止になった場合には前払い金の支払いを停止するというような条項を入れるべきであったのに
○説明員(肥後昭一君) 水資源公団につきましては、昭和五十二年度におきまして前払い金の支払いが不当であったもの、これが六億一千三百六十万円、それを指摘しております。 それからもう一つ、用水の幹線工事におきまして工事費の違算がございまして、これが事業費一億二千八百五十万円に対しまして一千二百万ほどの違算があったと、この二つを指摘しております。
○肥後会計検査院説明員 昭和五十三年度沖繩開発庁の決算につきまして検査いたしました結果、特に違法または不当と認めた事項はございません。
○説明員(肥後昭一君) お答えいたします。 それでは、まず岐阜県の事例から申し上げます。 岐阜県の事例は、岐阜県大野町地内に岐阜県が県道の改良に必要な土地の取得及びその上にある物件等の移転補償を行ったものでございますが、五十一年度に四百二十六平米、五十二年度に三千二百六十八平米、五十三年度に四千七百四十一平米、計八千四百四十五平米、事業費で三千七百七十万三千円、これをそれぞれその年度内に完了したこととして
○説明員(肥後昭一君) 農林省関係は、指摘は国庫補助金が、公共事業が二千八百三十六万三千七百六十二円、それから農林省の公共事業以外のものが三千六百十九万二百七十四円、それから建設省は一億九千百五十五万五千二十八円、これが不当事項でございます。それから処置要求しましたものは、これはちょっと金額的にはっきりどれが不適切であるという金額は出にくい問題でございますが、批難の対象としましたものは、農林省が補助金
○説明員(肥後昭一君) お答え申し上げます。 五十四年度の決算検査報告におきまして補助金の指摘をしましたのは、建設省関係で十八件、農林省関係で十七件でございます。 その大要は、農林省関係は事業目的が十分達せられていない、すなわち購入した機械等が十分に利用されていないとか、それから建物とか、工事の実際の金が水増しされているとか、そういう事例でございます。 それから建設省関係では、工事の設計、積算
○説明員(肥後昭一君) お答え申し上げます。 雇用促進事業団の収支決算によりますと、昭和五十二年度財形の資金の支出予算現額は二百六十八億余円、支出決定済み額が八十七億余円、繰越額が十億余円、不用額が百七十億余円でございます。それから五十三年度は、支出予算現額が四百十五億円、支出決定済み額が六十九億円、不用額が三百四十六億円、それから五十四年度は、支出予算現額が六百十八億円、支出決定済み額が六十六億円
○説明員(肥後昭一君) 徴収の問題につきましては、昨年から検査が始まりまして、本年も検査を続けておりますが、その状況につきましては、ただいま決算検査報告作成中でございますけれども、昨年よりもよくなっているとは申せません。われわれのなれもございまして、だんだん検査になれてきたということもございまして、徴収不足の指摘は大分ふえております。 その原因といたしましては、むずかしいわけでございますけれども、
○肥後会計検査院説明員 大阪空港周辺整備機構が移住者といいますか移転者の代替地を持つということは、代替地を希望する方もありますので、仕方がない、当然であると思います。ただ、その用地が四十九年、五十年ごろに買われたものの相当部分がまだ使われていないということについては、非常に遺憾であると存じております。
○肥後会計検査院説明員 大阪周辺整備機構につきましては、昨年ですか、大阪周辺整備機構が保有しております移転者の代替移住地につきまして、その保有が長過ぎて、造成も一部できていないところがございますので、その早期処分について照会を発しております。その他はございません。
○肥後会計検査院説明員 お答え申し上げます。 空港周辺整備機構は大阪と福岡に二つございまして、その両方とも毎年検査いたしております。 それから、関西新空港の調査費につきましては、大体大阪の第三港湾建設局でやっておりますが、これも毎年検査いたしております。
○説明員(肥後昭一君) 会計検査院としましては、現在のところまだ遊休土地として工事に着手しておりません段階でございますけれども、公団の方から、一庫ダムができ上がって、上水道が使用できるようになった暁には、関係市との間で線引きについて見直しの約束ができている、協議ができているということでございますので、その状況を見守っているところでございます。
○説明員(肥後昭一君) まことに申しわけありませんが、担当の第一局長が参っておりませんので、後ほど先生に御答弁いたしたいと思います。
○肥後会計検査院説明員 昭和五十二年度北海道開発庁の決算につきまして検査いたしました結果、特に違法または不当と認めた事項はございません。
○肥後会計検査院説明員 検査院のやり方としましては、検査しましたら局、課で検討いたしまして、それで自分の結論を出しまして、照会を出します。それから相手の回答を待ちまして、最終的な結論につきましては検査官会議の議決を経ませんと検査院の意見というものは出せませんから、そういう点では早急には間に合わないと思いますが、局、課で検討した結果公団に対して照会するという点については、なるべく早く照会したいとは思っております
○肥後会計検査院説明員 先々週ですか、一週間行ってまいりましたけれども、検査に当たりましては、現在の暫定輸送量と施設増強後の輸送可能量との比較、これに関連いたしまして現在の施設能力とその稼働状況から見た増設の必要性とか計画の妥当性、それから公団の本施設増強による収支見込みをいろいろな面から検討いたしました。 現在、まだ検査に行ったばかりでございまして、これを総合的に検討いたしまして、特に投資効果の
○肥後会計検査院説明員 昭和五十二年度運輸省の決算につきまして検査いたしました結果、特に違法または不当と認めた事項はございません。 なお、昭和五十一年度決算検査報告に掲記しましたように、防波堤等築造工事におけるグラブ付自航運搬船による中詰め工費の積算について処置を要求しましたが、これに対する運輸省の処置状況について掲記いたしました。 以上、簡単でございますが説明を終わります。
○説明員(肥後昭一君) 検査院としましては、大体毎年四十七都道府県のうち三十府県程度をやるという予定でおりまして、それからその県の中の公共職業安定所の数にもよりますが、大体五カ所から多いところで十カ所ぐらいやる、そうして一つの安定所につきまして五十人から七十人ぐらいの者を目安として任意抽出して検査する、そういうふうなことでございます。
○説明員(肥後昭一君) お答え申し上げます。 検査院は、昭和五十年度の決算検査報告におきまして、この土地を含めました住宅公団の相当膨大な遊休土地につきまして特記事項として問題を提起しまして、その解決を地方公共団体及び関連省庁で図るように求めたところでございます。