1973-06-26 第71回国会 参議院 外務委員会 第15号
○羽生三七君 この問題はこの程度にいたしますが、確かに、中国もソ連も、最近は、日米安保について論評を加えることを差し控えております。したがって、ある意味においては、現状を肯定しながら緊張緩和、東西協力、平和共存をはかろうとしておる。そういうことは事実のようでありますが、しかし、そうかといって、私は、日本の外交がこれに安住して、この世界の大きな流れの本質というものをよく見きわめながら、さらにこれを発展
○羽生三七君 この問題はこの程度にいたしますが、確かに、中国もソ連も、最近は、日米安保について論評を加えることを差し控えております。したがって、ある意味においては、現状を肯定しながら緊張緩和、東西協力、平和共存をはかろうとしておる。そういうことは事実のようでありますが、しかし、そうかといって、私は、日本の外交がこれに安住して、この世界の大きな流れの本質というものをよく見きわめながら、さらにこれを発展
○羽生三七君 今度の協定が、米ソそれぞれの国内事情、あるいは政治的条件によってもたらされたものであったにしても、私は、いまの外相のように過小評価はしないんです。いわゆるこれは重要な一歩前進であると、それが他国に、たとえば大国間の取引であるとか、いろいろな説もあるようですが、どうあろうとも、つまり核を抑止しようということは歓迎すべきことであります。その他の、他国に対する関係については、これは別の問題として
○羽生三七君 時間がないので、要点だけ申し述べたいと思いますが、今回の米ソの首脳会談、これはある意味においては、非常に歴史的なことであったと思います。一方、ソビエトからいえば、アメリカは帝国主義の巨頭であったし、あるいはアメリカからいえば、ソビエトは共産主義の悪玉の最たるものであったと。その米ソが、さきにニクソンの訪ソということがあったにしても、今回の二度目の会談はきわめて歴史的であったと思います。
○羽生三七君 やはりいまの私の質問に対しては、的確な答えになってはおらないと、こう思います。 そこで問題は、日本が朝鮮問題を朝鮮全体としての立場でとらえずに、韓国重視、韓国第一の立場で考えて、北朝鮮の存在と国際情勢というものを軽視しておるという、ここに問題があると思うわけです。それで、アジアにおいては、むしろこの国際関係正常化の先頭に立たなければならぬ日本が、いつもむしろ、たとえたな上げ案という形
○羽生三七君 いまの外務大臣のお答え並びに衆議院の先日の答弁を新聞で知る限りにおいては、いまのお答えにもあったように、要するに、国連の専門機関であるこの種の総会で加盟問題を審議するのは不適当だ。そういう立場をとって、国連総会自体が何らかの決定をすることが適当であって、その決定を待つという方針と承知をいたしております。 ところが、私は実は見解を異にするのでありまして、問題は、国連自体が何らかの決定をする
○羽生三七君 最初に、少し朝鮮問題をお伺いして、そのあとアメリカの外交教書、そのほか二、三の問題をお伺いしたいと思います。 このWHOに続いて、ILO総会があるわけですが、北朝鮮加盟問題についてはWHO総会でとった態度と同じ態度をとるように衆議院では答えられておるように思いますが、そういうことなのでしょうか、お伺いをいたします。
○羽生三七君 日韓条約の際にわれわれが指摘した問題は、政府は近い国と仲よくすることは当然ではないかと、こういうことで日韓条約の際に説明されたわけですね。私どもがそれは当然であるが、近い一つの国と仲よくして、同じ近い他の国、まあこれ分裂を固定化する意味で言っているわけじゃないのですが、同じ近い他の国を疎外するのは、これは問題ではないかという立場で、私たちの主張を述べたわけです。また、日本が日米共同声明
○羽生三七君 いまも述べましたように、日中国交樹立、米中接近、ベトナム和平等々、国際緊張緩和の諸条件が進展している中で、朝鮮半島の情勢は先ほど申し上げたとおりです。特に、さきの南北共同声明、そういう新しい事態にもかかわらず、真の意味の情勢が進展しているとは思えないのであります。しかもこのことは、日本を取り巻く平和的な国際環境を創造する上で、私は重要な問題であると思います。それだけに、朝鮮半島の問題をどう
○羽生三七君 さきの日中国交樹立、それから米中の接近、それからベトナム和平等でアジアの緊張緩和が進んではおりますが、その中で、依然として今日問題なのは朝鮮半島であることは言うまでもない。先年来確かに朝鮮民主主義人民共和国、いわゆる北鮮と韓国との間に対話の糸口が開けましたが、しかし、残念ながら、これを南北両朝鮮の真の雪解けと見るのは、目下のところ困難ではないかと思います。 周知のように、南北両朝鮮はそれぞれ
○羽生三七君 ところで、この計画の内容は、必ずしもそのことばどおりになっていないように思われるんですが、たとえばこの計画期間中にGNPは約九十兆円増加することになっておりますが、四十七年度から五十一年度までの民間設備投資額は約百兆円、これは約であります。約百兆円。これは、産出係数は九十兆円、百兆円で、これは〇・九%であります。それから最近五年間の累積設備投資、四十二年から四十六年、これが約六十兆円、
○羽生三七君 経済社会発展計画から今度経済社会基本計画と名称が変わったわけですが、これは従来の成長中心主義の政策から福祉政策への転換を意味しておると理解してよろしいですか。
○羽生三七君 もし田中議員の質問とダブっているところがあったら御注意をお願いいたします。いまちょっと聞いておらなかったものですから。 最初にお伺いしたいことは、この新しい経済社会基本計画が政府の相当な意欲を持って発表されたわけですが、それにもかかわらず、一般の関心がきわめて薄いし、また、国会でもあまり大した論議の対象にならない。この理由は一体何かと考えてみると、従来の計画が、計画と実績との乖離があまりにはなはだしかったという
○羽生三七君 組みかえではなしに、補正という場合には、その補正は例年のようなものではなしに、非常な広範囲に及ばなければならぬと思うんです。これは規模の問題ではありません、その及ぶ範囲のことです。前提条件がこれだけ大幅に狂ったのですかう、補正の範囲、その性格というものは、非常に広範にわたるのは当然だと思いますが、その補正の時期はいつごろを想定されておりますか。
○羽生三七君 本論に入りますが、四十八年度予算案、財政投融資計画及び政府経済見通し等が、円の再切り上げや物価騰貴、景気過熱等の事態によって、その前提条件で大きくくずれたことは言うまでもありません。しかも、この前提条件は、四十八年度予算案が衆議院を通過した段階よりも条件破綻のスピードを一そう早めているし、また、問題は拡大していると思います。したがって、この新しい事態に対応して、それにこたえ得るような予算案
○羽生三七君 本論に入る前に一つお尋ねしたいことは、度を越えた日本の経済成長が、インフレ、公害あるいは環境問題等の挑戦を受ける結果をみずから招いたことは言うまでもございません。 こういう状況のもとで、今日、人間の尊厳が阻害され、資本の利潤追求の法則が圧倒的な支配力をふるって、土地をはじめ、生活必需品までの投機や買い占めが横行している今日の事態は、言うまでもございません。この事態はきわめて重要であると
○羽生三七君 そういう場合には、再切り上げを招来しないようにあらゆる施策を講じて全力をあげて努力する、でいいんです。ですから私は、いま円切り上げの問題だけで言っておるのじゃないのですよ、必ずしも。こういう席上で、相当な政治責任が生ずるというような発言をされて、あと顧みて他を言うような弁解がましいことではなく、これは率直に陳謝されるのが私は筋だと思う。だから、そういう意味で私は申し上げているのです。
○羽生三七君 関連。 ただいま足鹿委員から御指摘がありましたように、通貨問題、国際経済については、既往からしばしば私たちは具体的な提案をしてまいりました。私も、その提案をした一人であります。しかし、そういう提案が積極的に取り入れられることなく、今回の事態を招くに至ったことは、まことに遺憾でありますが、それとともに、私がここで関連してお尋ねしたいことは、昨年の十一月の臨時国会の際に、小林議員の質問に
○羽生三七君 共同声明の中にその種の精神が盛られておることは、これは事実でありますが、ぜひそれを平和条約締結の際に何らかの形で盛り込むよう御努力をお願いしたいと思っております。 続いて、これと関連することですが、じゃ、中国とだけそういう関係ができればそれでいいかということになると、必ずしもそうではない。たとえば、ソ連についても、いままだ平和条約はできていない。これは言うまでもなく、領土問題がありますけれども
○羽生三七君 さきにベトナム、続いてラオスに停戦協定が成立したことは、まことに歓迎すべきことであります。 ところで、衆議院の予算委員会で、防備力の限界とかあるいは安保問題、盛んに論議されたようでありますが、きょうは、私、時間の関係で、ほんのわずかな時間しかありませんので、十分な論議ができませんが、さきに日中の国交が回復でき、続いていま申し上げたようなベトナムに停戦ができて、これからアジアの新しい安全保障
○羽生三七君 簡単にやります。 それはおかしいですよ。四十八年度予算編成までに間に合わせるというのなら、その編成の際に、限界も出てこなければどうやって編成しますか、これは非常な矛盾ですね。 それからもう一つは、それならば、四次防の途中でも限界が出ればやめるのかどうか。つまり四次防中は限界というものはないという想定に立っておるのか。それじゃ第五次防までいくということなのか。ですからこれは、その点は
○羽生三七君 もう一回だけ。
○羽生三七君 関連。 簡単に、ほんとに簡単に一問だけお伺いします。 総理は、施政——所信表明演説で、自衛力、最小限度の防衛力を整備していくと、このたび政府が第四次防衛力整備計画を決定したのもそのためだったと、こう言っておられるわけです。 そこで、先ほどの上田委員の質問に答えられて、年内に防衛力の限界を数量的に明示すると、こうおっしゃいました。こういう御答弁であります、年内に。それならば、第四次防
○羽生三七君 ちょっと関連。 いまのインフレ問題に関連をして、成長率の問題ですが、これをお尋ねしたいと思いますけれども、従来、高度成長といわれた時代に、実質成長率の場合、八%ないし九%はノーマルと言う方もあったし——これは政府部内でですよ。あるいは一〇%程度と、これなら安定成長、高度成長でないという議論があったわけですね。ところが現在は、経済の改定見通しでもわかるように、まさに一〇%に迫ろうとしておる
○羽生三七君 関連。 外貨減らしのためにあらゆる手段をとらなければならない、これは言うまでもないと思います。だから円の再切り上げをやるようなことを避けるという努力は、あらゆる手段を払わなければならない、これも当然であると思います。そこで、いま政府が考えておるような外貨減らし政策で、その円の再切り上げを避けることが一体できるのかできないのか、その見通しに確信があるのかどうか。それを具体的に言っていただくことと
○羽生三七君 この問題についての内容のこまかい点については、他の委員の方も御発言があろうかと思いますので、さらにこの問題について、引き続いて大局的な立場から二、三お尋ねをしたいと思います。 おそらく日中国交正常化に伴って、形式はどうなるか未定であるにいたしましても、実質的にはこれは日米安保条約の極東の範囲から台湾が落とされるのは時間の問題であろうかと思います。日本に近い台湾がそういうことになり、またもう
○羽生三七君 そうなると、次のことを私お伺いしたいんですが、米軍のベトナム向け戦車輸送を援助するようなことは、ベトナム戦争に日本が手をかすということにはなりはしませんか。今後絶対そういう意味で、いま現に神奈川県で行なわれておる戦車輸送の問題のみならず、この種の、ことに法に違反するような場合には絶対に認めないということをここで御確約願います。
○羽生三七君 外交案件としては、当面、日中問題をはじめ各種の重要な案件が山積をいたしておりますが、きょうは、主として米軍のベトナム向け戦車輸送問題についてお尋ねをしたいと思います。この問題が今日国民の大きな関心事となっていることは、これは政府も御存じのことと思いますが、これに政府がどのように対処しようというのか、これからお尋ねをいたしたいと思います。 現在のこの米軍戦車の阻止のいろんな住民等の動きは
○羽生三七君 どういう制度になっておるのか、一回ごとに支払うのか、何かある一定期間をまとめて契約みたいにされておるのか、その辺がどうなんでしょうか。
○羽生三七君 それは総計ですが、一回にどのくらいということは何か出ておるんですか、計算上必ずしも平均値は出てこないかもしれませんが、大体のことでよろしいですが。
○羽生三七君 インテルサットの使用料という問題ですが、これは一体どの程度支払うものなのか。前に説明なかったようですので、この機会にあらためて伺っておきたいと思います。
○羽生三七君 それで、そういうことも政情の中に入るには違いないけれども、その後生産なんかはどういうことをやっておるのか、財政的に経済的に成り立つのかどうか、それがもし足りないところがあればどういう形で国を維持しておるのか、その辺のところをごく簡単でいいですからお聞かせください。
○羽生三七君 これは案件に直接関係したことじゃないのですが、バングラデシュの最近の政情ですね、これはひところあれほど新聞をにぎわしておったのに、最近政情についてはほとんど報道がない、安定しておるのかどうなのか、最近の事情をお聞かせいただきたい。
○羽生三七君 いま総理のお話にもあったように、米中、米ソがそれぞれある意味では平和共存を確認をしておるときに、日本が古い冷戦構造の所産である安保だけに依存をしておる、これを唯一無二の守護神のようにしておる。これは政府のいつの答弁の中にも必ず出てくる問題ですが、これはあまりにも私は前時代的だと思う。私は、いま安保の法律論をこの短い時間でやろうとは思いません。そうして、たとえその本質に与党、野党間にどのような
○羽生三七君 そこで、いま総理からもお話がありましたように、この春の米中会談、それにさきの米ソ会談等について、まあ人それぞれの評価はあろうかと思いますが、とにかく長い間の東西の冷戦構造に重大な変革がもたらされたことは、これは間違いのない事実だと思います。私は、さきの機会にもこの問題に触れて、これで緊張緩和が直ちに実現したとは思わないが、しかし、たとえば現にベトナム戦争なんかが続いておるわけですから、
○羽生三七君 間もなくキッシンジャー米大統領補佐官が来日して、総理、外相はじめ各界の人と会談をされるようですが、総理としてはどういう問題を重点に会談をなされようとされておるのか、まずその点からお聞かせいただきたいと思います。
○羽生三七君 ただ、この場合、いま私の言ったような問題が深く考えられることなしに、単純に考えられて、そして、ただきびしい精神教育だけをやれば事が足りると、そういうものでもないと思う。この点は認識を誤ると逆のことも起こりかねない。逆の結果も招きかねないので、この点は私、問題の本質というものを十分深く掘り下げる必要がある。あさはかな単なる現象、形態だけを見ての反省では足りないほど深くいろんな意味を持っておるということを
○羽生三七君 大要は田委員の質問で尽きておると思いますが、この種の犯罪を繰り返すような者はまだ海外に残っておるのかどうか、あるいはまた、日本の中にそれと関連のある者がおって、将来とも渡航するようなことが再度起こるのかどうか、こういう問題がありますが、これは主として警察当局に関連する、治安当局に関連する問題が多分であると思いますので、私はこれはあえて触れません。しかし、これは非常に注意すべき問題であると
○羽生三七君 関連して。 質問というわけではないのですけれども、機会があれば何かやると、これはもちろん大事なことです。ですから大きなことをやらなくても、とりあえず日本からベトナムヘ、直接発進であろうとなかろうと、いろいろな形でのアメリカの出撃ですね、ワンクッション置こうと何をしようと、そういうことに日本がもっとき然たる態度をとるところからまず始めるべきである、こういう注文だけつけておきます。答弁は
○羽生三七君 いまのはルーマニア等の例ですね。それ以外にも、もうほとんどしゃべれる人がいなくて、その後数年たっているからある程度できているかもしれないけれども、非常に行ってみて驚きました。こんなにも日本語を知っている人がいないのかという、しかも国家を代表するような人との会談ですらそういう状態ですから、普通のツーリストなんか推して知るべしなんですね。 それからもう一つは、これは御答弁要りませんが、これは
○羽生三七君 こまかいことで一つだけ、簡単ですが、七、八年前私が成田さんと社会党から成田ミッションでソ連、東欧を訪問したことがあるのです。そのときに東欧の幾つかの国で日本語の話せる人がいなくて、しょうがないので夏休みにモスクワ大学から帰ってきておった学生を、へたな日本語でしたが、問題にならぬほど、それを使ってようやく、しかも先方は国家元首といったような人たちとの対談です。そういう場合でもそういうことがあったわけですね
○羽生三七君 それは天候のためと言われますけれども、あの時点では悪天候はなかったということは、これは天下周知の事実ですね。したがって、今回の沖繩への飛来は、グアム島の基地と沖繩基地とのベトナムに対する距離的な見地から、今後とも沖繩を使用することが有利であるという判断から、それを今後ともそういうことができやすくするための布石とも考えられるけれども、そういうことはないでしょうか。
○羽生三七君 今回のことについては、それでは抗議をしたことはないということですね。
○羽生三七君 去る五月十五日沖繩は返還されたわけでありますが、その返還後間もない沖繩にB52が飛来をしたり、あるいは佐世保、横須賀、あるいは岩国、あるいは広島地域等からも、船艦あるいは航空部隊あるいは補給のためと称する弾薬の搬出等、さまざまな問題がいま起こっているわけでありますが、この際、この問題に関連して、特に事前協議の問題を中心に外相にお尋ねをしたいと思います。 政府は、今日までこの委員会その
○羽生三七君 ちょっといまのことに関連して、この案は福田大臣の福田構想なるものか、あるいは外務省にあったものを福田さんが取り上げたのか、どういうことなのか。
○羽生三七君 岸・アイク交換公文には確かに一定の日本の意思に反して行動しないということが書かれております。しかし、いまそれは権利としてというような意味のことを言われましたが、それは条約上にも、交換公文の上にも何にも出てこないわけですね。ただ共同声明の——岸・アイク交換公文じゃありません、共同声明です、これは訂正しておきます。だから共同声明の中にそういう文言が出てくるだけで、条約にも交換公文にも何にも
○羽生三七君 外相のいまの答弁の中に非常にいいことが一つあるのですね。それは日本はそう了解しておってもアメリカは必すしもそう了解しておらないというこの問題ですね。これはあとからまた順次お尋ねをいたしますが、実は私、この事前協議問題を自分で質問するにあたっていろいろ考えてみて、自問自答しておるというと際限のない矛盾が出てくるわけですね。そこでぜひそういう個々の問題に入る前に基本的な問題からひとつお伺いしたいと
○羽生三七君 最近ベトナム情勢の緊迫化に伴って、岩国や横須賀などから米軍の出動という問題が起こっております一方、間もなく沖繩復帰が実現するわけですが、沖繩における主要な米軍基地はほとんどそのまま残されるのでありますから、その面でも新しい問題が起こることはこれは必至であります。こういうことから先般来われわれの質問に答えて外務大臣は、安保事前協議の再検討を約束され、洗い直すという見解を表明されましたが、
○羽生三七君 最初にお尋ねしたいことは、昨日、田中通産相が先日来問題にしております第二外為についてまた新しく今度証券ということでありますが、構想を示されたようで、それに対して昨日の閣議後の記者会見で大蔵大臣が見解を述らべれて、予算措置が必要なので本年度中に実施すれば現在審議中の四十七年度予算を複雑なものにする云々として、終わりのほうで、かりに実施するとしても外資と円を切り離す方法は考えていない等々、
○羽生三七君 御異議ないと認めます。 それでは、主査に内藤誉三郎君、副主査に矢山有作君を指名いたします。 ————————————— 〔内藤誉三郎君主査席に着く〕
○羽生三七君 ただいまから予算委員会第二分科会を開会いたします。 本院規則第七十五条により、年長のゆえをもちまして私が主査及び副主査の選任につきその議事を主宰いたします。 これより主査及び副主査の選任を行ないますが、選任は投票によらず主宰者の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕