2002-06-14 第154回国会 衆議院 環境委員会 第18号
○羽山参考人 規制的手法は不必要だということではなくて、むしろそれぞれの種によって対応すべき措置というのは異なるだろう。それを現在の法令では一律的に対応しているわけですね。ですから、むしろ今のように、例えば種の保存法のような法律は相当厳しい規制がかかっております。 そうしますと、もっと規制を緩めても回復させられるような絶滅危惧種というのはたくさんあると私は考えておりまして、ですから、そういったものについては
○羽山参考人 規制的手法は不必要だということではなくて、むしろそれぞれの種によって対応すべき措置というのは異なるだろう。それを現在の法令では一律的に対応しているわけですね。ですから、むしろ今のように、例えば種の保存法のような法律は相当厳しい規制がかかっております。 そうしますと、もっと規制を緩めても回復させられるような絶滅危惧種というのはたくさんあると私は考えておりまして、ですから、そういったものについては
○羽山参考人 御質問いただきまして、ありがとうございました。 今御指摘いただきましたことにつきましては、当然、生態系アプローチとそれから種アプローチ、両方必要なんであります。 ところが、現実問題といたしまして、人間が勝手に線を引いてその中で保護の対応をするという自然公園法のような形がとられているのが一般的ではありますけれども、それではこういった生態系アプローチだけでその手つかずの自然あるいは限られた
○羽山参考人 日本獣医畜産大学の羽山でございます。 最初に、今回の法案審議に当たりまして意見陳述の機会を与えていただきましたことに、心より御礼申し上げます。 私は、これまで二十年ほど、野生動物被害問題を初めとしたさまざまな野生動物問題の解決に取り組んでまいりました。この経験を踏まえまして、今回の改正案について意見を述べさせていただきます。 なお、補助的に画面を使って説明させていただきます。
○参考人(羽山伸一君) お答え申し上げます。 申し上げたいことはたくさんございますけれども、五点に限って御指摘させていただきます。 まず第一点は、被害管理、それからモニタリングといったようなこと、あるいは調査研究、こういったことが答申の中ではかなり強調されてございますけれども、それに対して改正案というのは文言で読み取れる部分がございませんで、恐らく「其ノ他」という項目に丸め込まれてしまったのではないかというふうに
○参考人(羽山伸一君) まさに三浦先生と全く同意見でございます。 公的な仕事を担うわけですから、やはり野生動物管理を職業としていかないとこれから先共存は難しいというふうに考えておりますので、そういう制度化をするということを期待しております。
○参考人(羽山伸一君) 御紹介いただきました日本獣医畜産大学の羽山でございます。座らせていただきます。 まず、自己紹介をさせていただきたいと思います。 私は、一九八二年から野生動物管理に関する研究に従事してまいりました。最初に取り組みましたのは北海道のゼニガタアザラシという、これは絶滅に瀕した野生動物でして、環境庁のレッドデータブックでも危惧種としてリストされておりますが、漁業被害が非常に大きいということで