1985-04-24 第102回国会 参議院 エネルギー対策特別委員会 第6号
○参考人(綿森力君) 太陽光発電、これにつきましては、私は、分散型のエネルギー源としてもう既に実用化されていると思うんです、じわじわとですね、非常に少ないけれども。そしてこれがだんだんと伸びてくるわけでございますが、私どもの今考えておりますのは、過去十年間におきまして、太陽光発電の太陽電池の値段は、ワット当たり三万円から現在千五百円ぐらいのところになっております。これをあと三年ぐらいたちますと五百円
○参考人(綿森力君) 太陽光発電、これにつきましては、私は、分散型のエネルギー源としてもう既に実用化されていると思うんです、じわじわとですね、非常に少ないけれども。そしてこれがだんだんと伸びてくるわけでございますが、私どもの今考えておりますのは、過去十年間におきまして、太陽光発電の太陽電池の値段は、ワット当たり三万円から現在千五百円ぐらいのところになっております。これをあと三年ぐらいたちますと五百円
○参考人(綿森力君) 石炭液化につきましては、オーストラリアでやっております褐炭の液化、これがあと一、二年ほどで装置が完了いたしますので、一九八六年ごろには完了する。それから運転研究をやりまして、それからそのデータを見てオーストラリア政府と打ち合わせをするという段階になるかと思います。 それから歴青炭液化につきましては、昨年から始めまして九年間のプロジェクトでございますので、大体一九九三、四年ごろまでかかります
○参考人(綿森力君) 新エネルギー総合開発機構の綿森でございます。先生方には日ごろから新エネルギーの研究開発に格別の御理解と御協力をいただいておりますが、本日またこうした機会を与えていただきましたことに対しまして厚く御礼申し上げます。 本日は、私ども新エネルギー総合開発機構、略してNEDOと言っておりますが、NEDOで進めております新エネルギー研究開発の現状と課題につきまして御報告さしていただきます
○参考人(綿森力君) NEDOができました昭和五十五年のころは、一九九〇年代において石炭液化が工業的に動き始める、また動かさねばいけないと、こう考えてやっておったわけでございますが、その後先ほど申し上げました情勢が変わりまして、SRCIIが中止になり、また石炭の値段が高くなるのに比べて石油の値段が逆に安くなるというような経済性の逆効果もございまして、各国とも研究のスピードを落としております。ただし日本
○参考人(綿森力君) お答えいたします。 問題が石炭液化にしぼられておると思いますので、それについて説明申し上げます。 石炭液化につきましては日本では三つの方法を取り上げておりまして、御存じだと思いますが、その三つの方法につきましてそれぞれパイロットプラントをつくりましていま研究に入ったところでございます。先ほど言ったとおりでございます。そしてその成果を集約いたしまして、最も私どもがいいと思われる
○参考人(綿森力君) NEDOの理事長であります綿森でございます。 お答えいたします。 現在NEDOでやっておりますものは、たくさんの新エネルギーの開発をやっておりますが、大別いたしまして三つになるかと思っております。一つは石炭の液化並びにガス化でございます。それから一つは太陽の熱あるいは光発電でございます。それから三番目が地熱の開発でございます。この石炭の液化、ガス化、それから太陽、地熱と、これを
○参考人(綿森力君) お答えいたします。 新エネルギー機構におきましては、現在までに石炭の液化、太陽光発電、熱発電それから地熱エネルギーの利用等の石油代替エネルギーの技術開発をやっております。そのほか、海外炭資源の開発のための融資、債務の保証などをやっております。それから、地熱の資源開発のための調査などと同時に、石炭鉱業合理化関係の事業といたしまして国内炭の助成事業、それから、国内炭鉱整備事業、電力用炭
○参考人(綿森力君) 後半の分につきましてお答えさせていただきます。 確かに世界的に石油はだぶつきの現状でございますけれども、これは一時的なものと考えておりまして、このときにこそ日本が一歩先んじて石炭液化の技術を確立する絶好のチャンスであると私は確信いたしております。それにつきまして、先ほど御説明申し上げましたように、NEDOでやっております仕事もパイロットが完成いたしまして、これからいよいよ成果
○参考人(綿森力君) NEDOの理事長をやっております綿森でございます。日ごろ御指導いただいておりましてありがとうございます。いまの高杉先生の御質問にお答えいたします。 NEDOの新エネルギー部門は石炭、太陽、地熱、この三つを大きな柱といたしまして、石油代替エネルギーの技術開発に努力をいたしております。 その中で、まず石炭エネルギーにつきましては、豪州に豊富にございます褐炭を液化するプロジェクト
○綿森参考人 お答えいたします。 現在、NEDOでは石炭と太陽と地熱というのを三つの柱としていることを常々申し上げておりますが、これに燃料用アルコールを中心とするバイオマス資源の開発というものが四本の柱として入ってくるわけでございます。このことはいままでにない画期的なことだと私は思います。といいますのは、バイオマスをやりたくても、これはわれわれではできなかった。今度の法律によってそれができるようになろうとしている
○綿森参考人 新技術開発というものをやるのに、国内の技術と国外の技術と二つございまして、私どもはまず身近な国内の技術を開発するように努力いたしております。 しかし、海外の技術というものは非常に規模も大きいし、われわれよりも進んでいる場合も多くございます。したがいまして、さきにSRCIIの石炭液化プロジェクトというようなものにつきましても、国際協力して一緒に技術開発をしようとしたのでございます。現在
○綿森参考人 NEDOの新エネルギー関係の予算は、まだ仕事を始めたばかりでございますので、五十五年度は百八十億円、五十六年度は三百八十億円、五十七年度は要求五百十億円と確実に伸ばさしていただいております。これは現在パイロットプラントをつくっておる段階であったからだと思います。しかし、これからはデモンストレーションプラントに入りますし、さらに大型化しました実用化への方向段階を考えますと、資金需要は相当増加
○綿森参考人 新エネルギー総合開発機構の理事長をやっております綿森でございます。大変重要な仕事をやらさせていただいておりますが、諸先生方の御指導によりまして、今日まで一年半を務めさせていただきました。 後藤先生の御質問にお答えいたします。 御指摘のように、石油需給が最近緩和いたしまして、価格も低下するというような現象が出ております。しかし、これはあくまでも一時的な現象にすぎないととらえるのが正しいことであろう
○綿森参考人 新機構と新財団の設立の基礎になります相違はいま森山長官からお話があったとおりでございます。 しかし、運営につきましてはその都度いろいろの打ち合わせが起こるかと存じておりますが、いずれにいたしましてもまだ設立したばかりでございますので、一つ一つ両方で話し合いながら重複を避けまして効率的にやりたいと存じております。まだ具体的に何というところまで申し上げられない段階かと存じます。
○綿森参考人 御存じのように新エネルギー総合開発機構が十月一日からできまして、現在大きく分けまして石油代替エネルギーの技術開発と、それから海外炭の探鉱開発、それから地熱開発促進のための調査、債務保証というものが大きな新エネルギー機構のテーマになっております。それと同時に御存じのように石炭鉱業合理化事業団のやっておりました石炭合理化関係の仕事も現在やらしていただいております。 いま御質問の地熱開発促進