1962-08-11 第41回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第1号
○綱島委員 御異議ないものと認めます。よって、稻葉修君が委員長に御当選になりました。(拍手) 委員長稻葉修君に本席をお譲りいたします。 〔稻葉委員長、委員長席に着く〕
○綱島委員 御異議ないものと認めます。よって、稻葉修君が委員長に御当選になりました。(拍手) 委員長稻葉修君に本席をお譲りいたします。 〔稻葉委員長、委員長席に着く〕
○綱島委員 これより会議を開きます。 私が年長者でございますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任せられるまで委員長の職務を行ないます。 これより委員長の互選を行ないます。
○綱島委員 あれは御承知の通り、町の上にボタ山がかぶさったようになっておりますね。それで伺いたいのは、江里とかなんとかいうところももとよりですけれども、民家がどういうふうになっているか、人は逃げたけれども、民家は何とか片がついたか、それとも押しつぶされてしまったか、その辺のところがどうか、それも伺っておきたいと思います。
○綱島委員 江迎、潜竜の災害のことですが、日窒の一坑がくずれたと言われますが、私はあの地元ですからよく存じておるのですが、一坑のボタ山というと非常に高くそびえている。あれがくずれたということになると、道路も何も埋没したろうと思うのですが、その後の処置は、それはあなたの方がなさることではないけれども、大体できたように思われますか、どうなっておりますか。
○綱島議員 現在最高裁の判決がある、そうして補償がなされておる、必ずしもそうはっきりした判決ではございませんが、そう解釈される判決がある。従って支払う義務はない、また何らの追加処置は必要はない、こういう議論があるがどうかというお話でありますが、それはなるほど現行法の範囲で解釈すると、そう解釈することが著しい失当とも言いがたきところがある。しかしながら、立法行為によってものを処置するのは、現行法の拘束
○綱島議員 この際一言発言さしていただきます。農地補償という問題と、焼失した家屋というものは性質が非常に違うことをこの際言明をしておきたい。農地は政府がなした被害でございます。従って、政府は……。(「戦争もそうだ」と呼ぶ者あり)戦争したということは、政府がしたに違いない。しかしうちを焼かれたということは、政府がしたことじゃございません。それは外国のしたことだ、それが大切なことだ、それで、一つそこの点
○綱島議員 御承知の通り、この立法の当時の趣旨を読んで見ますと、農地は自作者によって耕作されるべきものだ、だからこういう改正をやるということになっている。ところが実際の実情といたしましては、自作者を甲から乙に取りかえた点が非常に多いのであります。ことに二百五十万戸の被買収者のうち、二百万戸は一町歩以下の農地所有者でございます。その中には二反歩、三反歩等のものも含んでいる人さえございます。これはどういうことからかくのごとき
○綱島議員 私どもがこの法の趣旨をきめました当時、農地被買収者は非常に困難に陥っている者もあり、従って事業を起こさなければならぬ者もあり、あるいはいわゆる国民金融公庫の生業と認めがたき、たとえば育英資金等に充てたいものもある、こういうものを総括して必ずしも生業という従来の金融機関の定義にははまらぬものでも、このことによって非常な打撃をこうむったものに対して金融処置を講ずるということを決定いたしました
○綱島議員 さようでございます。
○綱島議員 私の方ではこの問題を国民金融公庫に持っていかれたということは予想外であった、むしろ農林金融公庫に持っていくものだろうと思っておった。性格から言えば農林金融公庫に持っていってもらいたいと私どもは思っておった。ところが提案者の方で国民金融公庫へ持っていくということできめられたから、仕方がないから私ここへ来て一部改正の法案を提出した、こういうことでございます。従って、この法案が農林金融公庫に出
○綱島議員 ただいま議題となりました国民金融公庫の農地被買収者等に対する貸付けに関する臨時特例法案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 国民金融公庫の資本金を増額して、農地被買収者等に対する貸付をなす旨の提案が、別途政府よりなされておるのでありますが、本案は農地被買収者等の実情を考慮して、当該貸付については、生業資金以外の小口貸付をもなし得る特例を設けようとするものであります。 何
○衆議院議員(綱島正興君) 私からお答えいたします。それはとうていそういう数ではどうにもなりません。島というものはそんなわずかなものではございません。それから今厚生省がお考えになっておるその公民館や何かで診察するというのはある程度より大きい島だけです。公民館も何にもない三十戸だとか十五戸だとかという島が一ぱいある、そこらにはどうしても船の中で巡回診療をする船が要る。エキス光線も手台術もあるという船を
○衆議院議員(綱島正興君) 実は、年に数回離島振興審議会というものを開いて、そのたびにほとんど漏れなくというくらい政府には建議をいたしておりますが、そのうちで最初から最もおもたるものは、総合開発の計画について建議をする、これは昭和二十九年に建議いたしました。そこで、それが総理大臣から大体了承するという了承が参りまして、それに基づいて大体開発計画をここ九年間やって参ったわけであります。そうしてそのうちで
○衆議院議員(綱島正興君) お答え申し上げます。 実はこの立法をいたしますときには、厚生設備、それから文教設備というものが、離島は、一般の規定でありますと、非常に事態に合わなくなりますので、これも特別の立法をしたいというので草案に書いておりましたが、どうしても提案当時の協定ができませんので、ただいまのとおり港湾、漁港、道路及び電気導入というものを立案いたして提案いたし、その後も一部改正はいたしましたけれども
○衆議院議員(綱島正興君) 実は、この離島振興法を作りますときは、文教に関するもの、厚生に関するもの、こういうものを本土並みにしなくちゃならぬというので、原案はそういうものを非常に立案いたしたのであります。ところが、たいへん抵抗が多くて、どうしてもその案だと予算も食いしてつぶれるようなふうになりまして、そうしてやっと道路、港湾、漁港、電気導入という線に限られまして、その後、簡易水道を少し率を上げていただいたりいたしたのが
○衆議院議員(綱島正興君) 離島振興法の一部を改正する法律案の提案理由を申し述べます。 離島振興法の目的は、法第一条に明記されているごとく、離島の特殊事情よりくる後進性を除去するための基礎条件の改善並びに産業振興に関する対策を樹立し、これに基づく事業を迅速かつ強力に実施することにあります。 この法律は、当初、外海にある比較的大面積の島嶼を対象として、昭和二十八年より十カ年間の時限法として制定せられ
○綱島議員 それは御説の通りでございますが、離島ではこのごろだんだん、たとえばいろいろなものも離島にゆきたけが合うように、本土で取り上げぬ小さい地域でも離島では取り上げる。干拓にいたしましても土地改良にいたしましても、いろいろそういうことはいたしております。実は最初は、各省で農業に関するものは農林省、運輸に関するものは運輸省、そういうふうにして各出先省でやっておりましたのを、離島で独立して計画を立つるように
○綱島議員 計画の遂行された実情を申し上げますと、まだ計画の五〇%に及んでおりませんので、その及ばない理由の中には予算が十分につかないということも一つでございますが、離島という特殊性から急速にものが運びにくいという事情等もございます。たとえば、道を作るにいたしましても、本土と違いまして、がけをくずし、谷を埋めて道を作っていくというような非常に困難な事業をやりますので、一ぺんにはなかなか進みにくい事情等
○綱島議員 離島振興法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 離島振興法の目的は、同法第一条に明記されておりますがごとくに、離島の特殊事情より参りますところの後進性を除去するための基礎条件の改善並びに産業振興に関する対策を樹立いたしまして、これに基づく事業を迅速かつ強力に実施することにあるのであります。 この法律は、当初、外海にある比較的大面積の島嶼を対象として、昭和二十八年より
○衆議院議員(綱島正興君) 離島振興法は、御承知の通り、二十八年に制定願ったものでありまして、離島の特殊事情による後進性を除去するために、基礎条件を改善しまして、産業の振興に関する対策を樹立いたしまして、もって離島民の経済力を培養し、その生活の安定と福祉の向上をはかり、あわせて国民経済の発展に資するために二十八年七月二十二日法律第七十二号をもって制定されたものであります。自来、数度に及ぶ一部改正をしたのでありますが
○綱島委員 ただいまのお話でございますが、実は、さような事情が農村に出て参りまして非常に困るというところから、これらのことに対する手を打ちたいということで基本法ができたので、基本法というものはその不利益状態を温存するということに努めているのではないという御理解はございますかどうか。
○綱島委員 あとお答え願わぬでもよろしゅうございますが、私ども法律に義務づけをして公共団体の協力と書きましたのは、財政措置の標準基準になるように特に書いているのでございますから、さようなことのないようにあらかじめ用意しているのでございますから、御了承を願います。 それから、次に梅沢さんにお尋ねいたします。 何か政府があるいは政党が農村を立ち行かないようにしたんだということに近い御発言でございましたが
○綱島委員 簡単にお尋ねをいたしますが、田中さんに最初一つお尋ねをします。 それは、大体自営農家の実現は困難だと、これは皆さんおっしゃいましたが、これはちょっと誤解がありはせぬかと思うのです。ことさらに自営農家を百万戸作り上げるということは、この法律では何にもございません。なるほど、この法律をこしらえる前にいろいろな意見があったところもあるようですが、法律というものは成立すると一つの厳とした規制力
○綱島委員 何もそんなことは書いてない。(「自分の法律を読んでないんじゃないか」と呼ぶ者あり)よけいなことを言うな。法律にはそんなことは少しも書いてない。自営農家を育成するようにと書いてある。 〔「政府案を読んでみろ」と呼び、その他発言する者あり〕
○綱島委員 実は、大体法文は読んでいらっしゃるものと思って質問をしておりますから、私も法文を読んで質問をしておるんですから、何も知らずに別なことを言っておるようなお話はちょっと閉口するのですが、この法文の中には第二条の……(「自分が読んでないんじゃないか」と呼ぶ者あり)よけいなことを言うな。第二条の一項の第四号の中に、流通の合理化、加工及び需要の増進ということをあげております。よろしゅうございますか
○綱島委員 私は、時間の都合上大島教授が先にお帰りになるといいますから、大島教授にお尋ねいたします。 なるほど、土地のむやみの造成は金はうんとかかって農業近代化に反する面も起こり得るという御意見はごもっともですが、これは程度の問題でございます。三百万町歩も作るというようなことになると、ごもっともだと存じます。ただ、土地は御承知の通り毎年つぶれて参ります。これを補うだけのものはどうしても造成しなくちゃならぬということは
○綱島委員 そうすると、ここに使っておる搾取というのはどういう意味で使っておられますか。搾取というのはどういう事実をさされますか。
○綱島委員 そこで、お尋ねをいたしますが、この提案された基礎的考え方ともいうべきものを、一、二、三、四、五と分けて述べておられる。その五のうちの第一に、「わが国の農業が今日なお過小経営の形で、土地利用その他の生産条件が立ちおくれ、農村の生活文化が前近代的状態にあるのは、農民の責任ではなくして、昔から、時代の支配層によって搾取され、抑圧され続けた結果であるという認識に立って、これらの歴史的な悪条件を除去
○綱島委員 まずお尋ねをいたしますが、「農業基本法案についての提案理由の説明」という刷りものがございまして、これによって過日大体北山議員は説明をされたのでありますが、この記録の記述に従って質問をしたいと思っておりますが、これについては間違いはございませんか。その点をお尋ねします。
○綱島委員 実は、この政策は、言うにはやすく、非常にむずかしい。むずかしいから、各国がこの通り非常に苦労いたしております。一応見ると不要な予算と思えるものまで計上しなければならぬような実情になって参って、それが実は農業の持つ特性でございますので、特にこの点は御留意を願いたい。 次に、第三問をいたします。これは世の非常な誤解を受けまして、社会党さんなどにはえらい魅力になりました貧農切り捨て論と世に称
○綱島委員 ただいま、十分な御努力を願うという御答弁でございましたので、特に私は念を入れてさらに伺っておきたいことは、御承知の通り、近代産業の体系は著しい機械力の発達によって生産が非常に増強した。ところが、農業というものは、この機械力を利用する度合いが他の産業に比ぶれば非常に困難でございます。たとえば、工業でありますと、一つの生産品を作るということになれば、目的品それ自身にずばりこの科学力を集中してやるのでございますが
○綱島委員 私は、農業の基本問題及びただいま提出されております農業基本法案について一応の質問をいたしたいと存じております。 まずお尋ねいたしたいのは、ただいま世界じゅう、これは日本だけではございません、世界じゅう、農民が持っておる社会上・経済上の不利益を除去して、他の産業従事者その他と大体均衡を得た所得をなし、かつ社会生活をするということについて、いろいろな工夫を従来から各国ともいたしております。
○綱島主査 井手君。
○綱島主査 これをもちまして、農林省所管、三十五年度一般及び特別会計予算の説明を終わりました。 —————————————
○綱島主査 これより予算委員会第三分科会を開 会いたします。 本日は、昭和三十五年度一般会計予算、同特別会計予算中、農林省所管を議題といたします。 まず説明を求めます。福田農林大臣。
○綱島主査 これより予算委員会第三分科会を開催いたします。 本日は、昭和三十五年度一般会計予算中、経済企画庁所管を議題といたします。 まず説明を求めます。菅野経済企画庁長官。
○綱島主査 これより予算委員会の第三分科会を開会いたします。 私が第三分科会の主査を勤めることになりましたので、各位の御協力によりまして遺憾なきを期したいと存じます。何とぞよろしくお願い申し上げます。 本分科会は、昭和三十五年度一般会計予算中、経済企画庁、農林省及び通商産業省所管、二十五年度同特別会計予算中の農林省及び通商産業省所管について審査を行なうことになっておりますが、審査の順序といたしまして
○綱島委員長代理 八木委員にちょっと申し上げます。大臣は、参議院で三時四十五分が予算の採決だそうで、そのときにはどうしてもと、予算委員会から呼びに参っておりますから、そのおつもりでどうぞ。
○綱島委員 私は、自由民主党、日本社会党、社会クラブを代表いたしまして、昭和三十四年七月及び八月の水害又は同年八月及び九月の風水害を受けた農林水産業施設の災害復旧事業等に関する特別措置法案に対して、左のごとき附帯決議の動議を提出いたします。 附帯決議(案) 政府は、農林水産業施設災害復旧事業については、再度災害の発生を防止するため、原形復旧主義を改良復旧主義に改め、一工区五十米を百米とし、
○綱島委員 農林水産等小委員会における審査の状況について御報告を申し上、げます。 本委員会は、内閣提出の、昭和三十四年九月の暴風雨により塩害を受けた農地の除塩事業の助成に関する特別措置法案外五件、及び、角屋堅次郎君外十六名提出の、天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法の一部を改正する法律案外三件の農林水産関係議案について、去る十六日、十七日、十八日の三日間にわたり慎重に審議
○綱島小委員長 これより災害地対策特別委員会農林水産等小委員会を開会いたします。 内閣提出、昭和三十四年九月の暴風雨により塩害を受けた農地の除塩事業の助成に関する特別措置法案外五件及び角屋堅次郎君外十六名提出、天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法の一部を改正する法律案外三件の農林水産関係議案を一括して議題とし、審査を進めます。 質疑を続行いたします。丹羽兵助君。