2021-03-16 第204回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
○紙智子君 被災地の実情を把握するという上でしっかり分析していただきたいというふうに思うんですね。 福島県、今言われましたけど、やっぱり原発事故に伴う操業停止がこれ直接影響しているというふうに思います。宮城と岩手の差ということで言うと、私、創造的復興ということで大上段に掲げたところと、地域に目を向けて地域から復興を進めてきたというところの違いもあるんじゃないのかなというふうに思います。実情に応じた
○紙智子君 被災地の実情を把握するという上でしっかり分析していただきたいというふうに思うんですね。 福島県、今言われましたけど、やっぱり原発事故に伴う操業停止がこれ直接影響しているというふうに思います。宮城と岩手の差ということで言うと、私、創造的復興ということで大上段に掲げたところと、地域に目を向けて地域から復興を進めてきたというところの違いもあるんじゃないのかなというふうに思います。実情に応じた
○紙智子君 被災地の漁業は震災前から回復していないというふうに思うんですね。 岩手、宮城、福島の漁業センサスの震災前の二〇〇八年と十年後の二〇一八年を比較してみたんですけれども、海面漁業就業者は東北三県で二万千四百四十四人から一万三千六百三十一人に減少しています。経営体の数では一万六十二から六千百九まで、十年間で四〇%減少しています。県別で言うと、岩手県は五千三百十三から三千四百六、約三六%減少、
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今日、四テーマで質問したいと思います。 まずは、震災復興の問題です。 東日本大震災、原発事故から十年、お亡くなりになられた皆さんや被災された皆さんに哀悼とお見舞いを申し上げるとともに、日夜復興を目指して頑張っておられる皆さんに心から敬意を表します。 二〇一一年の三月十一日というのは、国会にいましたけれども、議員会館自身がもうぎしぎしと揺れました。
○紙智子君 それでは、肉牛についてもお聞きします。 今年九月の牛肉の枝肉卸売価格が、和牛でキロ当たり二千八十七円ですが、交雑種で千三百五十一円、乳牛は九百二十三円です。和牛に比べて交雑種と乳牛の価格というのは戻っていないんですね。保管対策など必要ではないでしょうか。
○紙智子君 令和元年、二〇一九年の牛乳生産費が公表されましたが、搾乳牛一頭当たりの全算入生産費は前年度よりも増加しています。現行水準以上の設定を求めたいと思います。 次に、新型コロナで生乳は保存の利く乳製品に仕向けました。そのために、バターや脱粉、脱脂粉乳共に在庫量も増加していると思うんです。新型コロナの収束が見えない中で、脱脂粉乳の飼料用等での活用や、脱脂粉乳、バターの輸入品との置き換えなどの対策
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 最初に、畜産物価格の問題から聞きます。 今年は新型コロナウイルス感染症拡大で、国民生活も日本経済も大きな影響を受けました。外食需要、インバウンド需要が落ち込んで、保存が利かない生鮮食品は加工品以上に大きな影響を受けました。 生乳は、小中学校の一斉休校に伴って学校給食用牛乳への出荷が止まったために、酪農への影響が心配されました。この点では、指定団体を
○紙智子君 対応できているという話なんですけれども、十八道県にとどまっているというふうに私は思いますね。これ、一層の周知を求めたいと思うんです。高級魚は売れないから操業を打ち切るか自粛しているという話が出てくるんですね。 東京の豊洲市場での二〇二〇年度上半期の取扱高が公表されていますけれども、それを見ますと、場内取引で約二百七十億円の減、前年同月比では数量で八%の減で約二十万トン、金額で一三%減、
○紙智子君 先ほど要請もありましたとおり、やっぱり農水委員会としても、この問題、政策がゆがめられたら大変なわけですから、そういうことを検証するということでの対応をしていくということでの提案もありましたので、是非、引き続いてこの問題やっていきたいと思います。 さて、もう一つ、法案の前に、コロナの問題でも一言質問しておきたいと思います。 それで、漁業もこの新型コロナ感染症による需要の減少による出荷量
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 私も冒頭、先ほど田名部議員、そして舟山議員が質問していた、吉川元農水大臣のこの現金を受け取っていたという報道をめぐって疑惑があると。報道では非常にリアルに書いているわけですね。三回渡して、うち一回は大臣室でというような記述まであります。 極めて重大な、これが事実だとすると問題でありまして、この裏金で政策をゆがめられたんじゃないかというさっきの指摘ですね
○紙智子君 もう長いだけ言っているけど、全然聞いたことに答えていないんですよ。生産実態にどちらが近いかって聞いたんですよ。 印鑰さんは、農林水産省のデータを活用して算出しています。登録品種が一七%しかないということを言うのであれば、米穀機構のデータではなくて自らのデータで公表すべきですよ。米穀機構の一部のデータを使って影響がないと都合のいい説明をしていて、これ、ごまかしじゃないかと思われても仕方がないんじゃないでしょうか
○紙智子君 余分なことをいろいろしゃべらなくていいですよ。 実際には、国の研究所は独立行政法人化に伴って自己資金を自ら稼がなきゃいけないので、許諾料の利率も上昇しているということですよね。率、今言わなかったですよね。消費税だって八%から一〇%に上げるときに多くの国民は反対しました。で、利率を明らかにしなければ高いのかどうかというのは判断しようがないんですよ。種苗代が増えるということは通常ないとか考
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 二回目の質疑となります。一回目の質疑のときには、種苗法が育成者と農業者の利益のバランス論に立って立法化されたことを踏まえて、この改正案はバランス論を崩すものになることを指摘しました。また、育成者権のみを強化すれば生産者の負担が増えることになると、その事例を経営コストに占める種苗費の比率がこの十年間だけでも増えていることも示しました。その際、種苗代、許諾料
○紙智子君 まあ、そういうふうに答えるかなと思っていましたよ。育成者をちゃんと保護すれば回り回って農民のためになるんだというような議論だと思うんだけど、私は、やっぱり育成者権と生産者との間に、アメリカのように何でも裁判で争って、ある意味、対立と憎しみを持ち込むようなことというのはやっぱりいいのかと思うんですよね。 それで、元種苗課長の松延洋平さん、この方は新聞や雑誌でいろいろ発言していますけれども
○紙智子君 海外流出を防ぐ手だてというのは、農水省自身が、これ何度も出ていますけれども、海外において品種登録を行うことが唯一の対策だと言ってきたわけですよね。それから、衆議院の質疑では、流出を完全に止めることは難しいという答弁をされているわけですよ。ですから、海外流出を防止するためというふうに言うんだけれども、これ本当に説得力はないなと思います。 種苗法の一九九八年改正以降、種苗が海外に不当、不法
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 種苗法は、農作物の新しい品種を開発した人や企業に種苗の生産や販売する権利、育成者権を認めるとともに、農業者が収穫物の一部を種苗として使う自家増殖を認めています。これはUPOV九一年条約に沿った対応だと思うんです。 一九九八年に種苗法を改正したときに、当時、高木賢農産園芸局長は、種苗の育成する側と使う農業者の側の一種の調和点だというふうに答弁されています
○紙智子君 幾ら申し訳ないという言葉を繰り返しても、実際上、今の答えからいうと、当初交付予定額をこれ投資した額を下回れば、これ満額交付されないということなわけですよ。次期作に前向きに取り組めるようにというふうに、そういう交付金なんだというふうに言いながら、結局、今出されている追加を含めても、我慢しろということになるんじゃないでしょうか。 それで、例えば豪雨の被害を受けた以外の申請の締切り、これは七月末
○紙智子君 だから、分からないというわけですよね。実際、元の予定よりも相当減るということに対して、どれぐらい追加措置でなるのかって分からない状態なわけですよね。 それで、投資して例えばすぐにお金を払ったとか、あるいはこれから発注するという、こういう人については出るということなんだけれども、投資しようと思っていたんだけれども、まだお金払っていないとか、まだ発注していなかったと、これからやろうと思っていた
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今日は、高収益作物次期作支援交付金についてお聞きします。 高収益作物次期作支援交付金は、新型コロナウイルスの影響を受けた農家が営農を断念することなく次期作に前向きに取り組めるように、簡素で弾力的な要件にすることによって支援する制度として創設をされました。新型コロナによって経済的にも精神的にもかつて経験したことないようなやはり打撃を受けている中で、生産者
○紙智子君 そういうところが本当にいいかげんだなというふうに言わざるを得ないんですよね。二月、来年二月の段階になって、そうしたら判断するんですか。 日本政府はアメリカがTPPに戻ることを期待しているというふうに思うんですけれども、現行のTPP協定には戻る可能性は低いと言われていますから、日米貿易協定が固定化する可能性もあります。そうすると、このセーフガードの再協議規定というのがあったわけですよ。それから
○紙智子君 この問題をめぐっては、国としてはいろいろ、マルキン制度とかなんとかということなんだけれども、やっぱりコロナという状況の中で、従来の対策を活用している範囲ではなくて、新型コロナに対応した対策、そういう意味では公助というのがこういうところで求められていると思うんですけれども、これ十分に果たされていないというふうに思うんですね。 農業新聞は、米国産の牛肉の十月の中旬時点で十四万九千二百二十六
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 通常国会が終わった六月以来の農林水産委員会ということです。コロナ対策で閉会中審査を七月、九月にやる方向で調整していたんですけど、九月に安倍総理が辞任したこともあって、これができなかったんです。 九月になりますと、菅政権が誕生しました。菅総理は、目指す社会像は自助、共助、公助だと言われました。農政で言えば公助、菅総理が言う政府のセーフティーネットが機能
○紙智子君 自治体においてということを言われるんですけれども、国のクラスター班が入ったのに収まらないで広がったわけですよ。国が調査に入っているのに、報告なり調査メモを作らないなんてあり得ないと。報告ないんですかと言ったら、それは出せないという話でありまして、なぜかといったら自治体がまとめるんだと。これではよく分からないわけですよ。是非直ちに疫学調査が教訓化されて、徹底した対策を取るように求めておきたいと
○紙智子君 やはり、そうはいっても、亡くなられた方や家族の方の苦しみや介護施設を支える職員の気持ちを考えますと、原則入院とする通知を変更したということで何が起こったのか、やはり実情をつかんで見直すべきではないかというふうに思います。 クラスター班についてお聞きします。 クラスター班は、感染拡大防止対策の提案、関係機関との調整、疫学調査などを行うというふうになっています。札幌の茨戸アカシアに入って
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 まず、新型コロナウイルス対策についてお聞きします。 札幌市では四月二十六日に介護老人保健施設茨戸アカシアで入所者が新型コロナウイルスに感染したのが判明し、五月三日には五十一名にまで広がりました。翌日、五月四日に北海道からの依頼を受けてクラスター対策班が派遣されました。クラスター班が入ったので感染の流行を早期に終息させることができるのかと思いましたけれども
○紙智子君 今の、子供たちの安全確保というのは教育の大前提だというお答えなわけですけれども、その答弁というのは非常に私大事だというふうに思うんです。前提なんですよね。 それで、衛藤大臣にお聞きしますけれども、このアンケートの実態、こういう実態ですね、沖縄の子供たちは一体いつこの状態から解放されるのか。子供たちが安心して平等な教育を受けられるように、これ是非、防衛省や外務省などの関係機関が連携を取ってやっぱり
○紙智子君 ですから、配慮するように申し入れたと言うんだけど、どうして依頼を無視したのかということを聞いたんでしょうか。そこがただされなければ、事件や事故というのは止まらないんですね。 子供たちは日々危険な状態にさらされています。二〇一八年の十二月に、沖縄タイムスが、宜野湾市内の小中高、それから保育、幼稚園など八十四施設にこの米軍機の飛行についてのアンケートを行いました。例えば、米軍機の墜落や落下
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今日は、沖縄の子供の命に視点を当てて質問したいと思います。 質問、順番を変えます。 沖縄振興というのは、沖縄の自主性を尊重し、沖縄の自主的な発展と豊かな住民生活の実現です。そして、安心、安全が保障され、穏やかな暮らしと両輪です。しかし、基地があるがゆえに、沖縄の子供も県民も命が危機にさらされるという状況があります。 先月、五月二十一日、二十二と、
○紙智子君 漁協等がこの経営支援機関になって、全国農業会議所を通じてこれは支援することになっているわけですけど、やっぱり敏速に対応していくという点で、事務量が増える団体への支援も求めておきたいと思います。 それから、卸売市場を支えている卸、仲卸業者への支援についても十二日の日に聞きました。江藤大臣は、補正があれば検討の対象になり得るというふうに述べられました。 市場関係でも、お話を聞きますと、活魚
○紙智子君 資源・漁場保全緊急支援事業の基金を積んでいただいて、そういう中で今のことをやられるということだったと思うんですね。早速支援策を打ち出していただいて、感謝したいと思うんです。同時に、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている沿岸漁業者の要望をやはり受け止めて、今後もしっかり支援するようにお願いをしたいと思います。 それから、経営継続補助金が創設をされましたけれども、これも沿岸漁業者が活用
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 五月十二日の日に、私、新型コロナウイルスの感染症の影響を受けている沿岸漁業者に支援を創設、拡充するように求めました。そのときに江藤大臣は、補正の審議が正式に行われることになれば沿岸漁業に対して何ができるか検討したいというふうに述べられました。 第二次補正予算に休漁中の漁業者対策というのが入りました。沿岸漁業者をどう支援するのか、また支援の時期はいつからになるのか
○紙智子君 日本共産党の紙智子です。 会派を代表し、第二次補正予算案に反対の討論を行います。 討論に先立ち、新型コロナウイルス感染症によってお亡くなりになられた方々への心からの哀悼を表しますとともに、入院、治療されている皆様にお見舞い申し上げます。 そして、医療や介護の現場で懸命に命を救うために奮闘されている医療関係の皆様に心から敬意を表します。 補正予算には、国民の世論と野党の論戦に押されて
○紙智子君 これ、三百六十八か所ということで、これ調査数は少ないし、データの分析も不十分だと思うんですね。 福島では、チェルノブイリの教訓を学ぼうということで、チームをつくって現地に行って調査したんですよ。それ見ますと、チェルノブイリでは詳細な土壌マップが作られている。農地は三ヘクタールから十ヘクタール、森林は七十ヘクタールのメッシュをつくって、それごとに土地の汚染度と土壌の質が調査をされて、データベース
○紙智子君 今述べられたことだけなのかと、ちょっとそれは、表面的には、現象的にはそうかもしれませんけど、それだけなのかなということ。 次、農水大臣にお聞きしたいんですけれども、農林水産省は、福島県で農地土壌を採取して放射性セシウムの濃度を測定をし、農地土壌分布図を作っています。 これ、配付しております資料なんですけれども、御覧いただきたいと思います。 三百六十八地点あります。この調査というのは
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 私からは福島の農業についてお聞きします。 復興・創生期間後の基本方針では、農業分野では原子力災害被災十二市町村において営農面積が三割弱にとどまると述べています。なぜこの営農面積が三割にとどまっているのか、復興大臣にお聞きします。
○紙智子君 是非今のこの窮状をしのぐことができるように対策を求めたいと思います。 次に、JR北海道も利用客の大幅減少で減収になっています。二〇一九年度の決算で、JR北海道本体への減収額が四十二億円、ホテルや商業施設などを含めたグループでも六十二億円の減少だというふうに聞いています。今年度に入って、ゴールデンウイークは、新幹線でいうと前年比で九七%減、特急で九一%減というふうに聞いています。 一方
○紙智子君 適時適切に対応したいというお話であります。そういう話が寄せられているということもお聞きしていますし、是非、業界としても要望があれば是非対応していただきたいというように思います。 それで、いろんなこの間の打ってきた対策があるのは知っているんですけれども、やっぱり中小の旅行会社は非常に経営的にも大変な状況です。政府が緊急事態宣言を出したことに伴うこれ減便の影響だということなので、やっぱり支援策
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 新型コロナ感染症の拡大に伴う航空便による中小旅行会社及び旅行代理店の影響についてお聞きします。 北海道では、航空券の発券を中小の旅行会社が結構行っているんです。政府から緊急事態宣言が出され、全日空で八割、日本航空で七割の減便になっています。減便によって航空券の払戻しが必要になりますので、中小の旅行会社はお客さんに払戻しをしています。しかし、航空会社から
○紙智子君 コロナの影響で相当大変な思いしている人がたくさんいらっしゃると思いますので、是非受け取れるように、閣僚の一員としてそのことを強く求めていただきたいと思います。 それから、森林組合法の改定案についてお聞きします。 先ほど森議員も質問されていましたけれども、未来投資会議がこの森林組合について指摘している箇所があります。未来投資戦略の二〇一八年とか昨年六月二十一日の成長戦略フォローアップとか
○紙智子君 つまり、前年と比較する場合、前年がゼロなので比較するものがないということだったんだけれども、もっとその前から比較することができるということで、対象になるということだと思います。 余り知られていないのがあって、対象となる方が申請から漏れることのないように、やっぱり引き続いて周知徹底をしていただきたいと思います。 それで、給付対象の要件の売上げが五〇%以上減というのがあって、これが支援対象
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 まず初めに、新型コロナ対策の持続化給付金についてお聞きします。 コロナ感染防止のために、飲食店の休業などによって今いろんな分野が影響を受けているんですけれども、例えば木炭の出荷も大きく減少していると。北海道のある木炭の製造業を営む方からのお話なんですけれども、飲食店の休業によって需要が一気になくなり、在庫が過剰ぎみだと、札幌や苫小牧などの道内の飲食店
○紙智子君 今のところ二分の一の助成ということを話されたんですが、そうすると残りが漁業団体が負担をするということになるわけです。 ホタテの需要が落ち込んでいるのに、これ保管するために二分の一負担しなければならないということでは、この新型コロナ感染症の終息が、これすぐ終わればいいけれども、長引いた場合、これ漁業団体の重荷になるんじゃないかというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
○紙智子君 調整保管に要しての保管料とか、それから入出庫料、それから運搬料、これらについて二分の一の助成というのがあるというように聞いていますけれども、そうなんでしょうか。
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 政府は、四月七日に新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて緊急事態宣言を出して、五月四日に期限を今月三十一日まで延長しました。感染症を封じ込めるために人の接触を減らそうということで、各方面で努力がされていると思います。こういう努力されている皆さんに改めて敬意を申し上げたいと思います。 いわゆる三密を避けるために国会でも努力されていますが、どうしてもやっぱり
○紙智子君 感染を防止するためにはできるだけ会わないようにしなきゃいけないと。そのためには、やっぱり仕事の上でもそこを止めなきゃいけないということになっているわけで、そこを止めるとやっぱり大変だと、潰れてしまうということの中で多くの人が苦しんでいるわけで、やっぱりこの自粛要請と補償と一体にというところはますます今求められてきているというふうに思います。 是非、やっぱり復興大臣が言わなければ、この被災地
○紙智子君 新型コロナウイルスの影響ということでは、被災地の暮らしやなりわいにも本当に甚大な影響を及ぼしていると思います。 それで、報道によりますと、まだ感染者が唯一出ていない岩手県でもやっぱり影響が出てきていて、盛岡市の接客業の経営者の方が街頭で休業補償の充実を求める署名を集めていると。花巻市の東和温泉、このホテルでは三月は宴会のキャンセルが相次いで、売上げは昨年と比較しても六割減少したと。料理
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 まず初めに、新型コロナウイルスの感染症についてお聞きします。 震災から九年が経過いたしました。今年の三月十一日は、私、宮城県の岩沼市の追悼式に伺う予定だったんですけれども、新型コロナの影響で追悼式は中止になりました。多くの被災地がそうだったと思います。被災地は、昨年の台風十九号による被災に続いて今回の新型コロナと、連続した被害を受けております。 この
○紙智子君 これ、ちょっと古いやつなんですよね、だから。 それで、四月八日付けの日本農業新聞で、TPP参加国とアメリカから合わせた三月の牛肉の輸入量が前年同月を一九%上回る四万六千六百八十三トンだということが、これ財務省のまとめで分かったというふうに報じているわけです。 三月は、既に新型コロナウイルスの感染症が広がっていて、食材に影響が出ていた時期なわけです。国産牛の在庫は積み上がって過剰になっているのに
○紙智子君 もう一つ、川上から川下への流通の流れを維持しながらこの牛肉の供給量が国内で過剰にならないようにするというのが大事なわけですけれども、三月の輸入量について、政府参考人に三月の輸入量をお聞きしたいと思います。
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 まず初めに、新型コロナウイルスの感染症対策についてお聞きします。 政府は、四月七日に緊急事態宣言を発するとともに、経済対策を公表しました。農林水産省も補正予算の概要を公表しました。そこで、その中で肉用牛の対策についてお聞きします。 現在、和牛枝肉価格が低下しています。例えば宮城県では、和牛枝肉価格は加重平均で前月比で約一〇%下がりました。子牛一頭の
○紙智子君 レタスとかキャベツの収穫時期は、六月下旬が大体そういうふうになるんですけど、今農作業をしながらコミュニケーションを図って、六月頃にトップギアに上げていくというふうに言っているんですね。そういう関係つくっていくんだと、実習生の場合ですね。葉物の収穫というのは、人の手で丁寧にやらないと、これ傷つくので品質が落ちるんだと、作業はきついので慣れるのに時間が必要だということもお聞きしました。 それで
○紙智子君 北海道のある農協は百八十人来日の見通しがないというふうに言っているわけなんですけれども、群馬県でも、ある村では百七十人とか、別の産地では二百人とか、来日の見通しが立たないというふうに言っています。人手不足が深刻になりつつあると思います。 そこで、JAや地域でこれ臨時に作業を手伝ってもらう場合の雇用契約というか、どういう形で働いてもらうのかと、これはどうなるんでしょうか。これ、政府参考人
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 新型コロナ感染拡大によって生まれている問題でありますけれども、農繁期を迎えて、技能実習生に頼っている農林漁業の現場は、働く人が不足して、雇用対策が緊急の課題になっています。私の事務所にも、これ相談が増えています。 三月二十五日の予算委員会でこのことを大臣にお聞きしました。大臣は、現場で体験がないと作業に付いていけないというふうに言われましたよね。技能実習生
○紙智子君 それで、この食材の納入業者と学校設置者との間でなぜ混乱が生まれたのかということで、ちょっと調べてみたんですけれども、文科省の通知が分かりにくいということがあったんだと思うんですね。つまり、文部科学省の補助金交付要領には目的が書かれているんですが、学校給食費返還等事業、その目的は名前のとおりですけれども、学校給食休止に係る学校給食費を保護者に対して返還等するための経費を支援する、この補助金
○紙智子君 つまり、キャンセルということになった事態に対しては支援の対象になるということだったと思います。 それで、なかなかちょっと決まらなかったというのもあって、食材納入業者がどこまで補償されるのかということで学校設置者に何回も聞いたと。そうしたら、そんなに言うんだったらもう取引やめると言われたという人もいるということなんですね。 それで、学校設置者の方も、なかなか、いつになるかということがはっきりしなかったということもあると
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 初めに、新型コロナウイルスの感染症の対策についてお聞きします。 全国の小中学校一斉休校に伴って学校給食が中止になったことで、食材を納入している納入業者、生産者の経営が直撃を受けたことから、文部科学省は支援制度をつくりました。学校臨時休業対策費補助金を使うかどうかということは、これ学校設置者の判断ということなので、食材の納入業者と行政区との間でこれ混乱
○紙智子君 ですから、充足率を聞くと、いろいろなことが言われていて、結局は把握できていないということなんですよね。 今までに何度か、どうなんでしょうかということで、都道府県でやっているものをやっぱり国も把握して、それでちゃんと足りているのかどうかということはやる必要がないのかということを今まで何度か申し上げてきているんですけれども、昨日も、それまでに何度かやり取りしているんですけれども、結局、把握
○紙智子君 家畜保健所の獣医師、家畜防疫員ですかね、この充足率について説明をいただきたいと思います。
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 豚熱が二〇一八年の九月に発生して以降、一年半が過ぎました。一度これ過去に撲滅したはずの豚熱の発生が起こったということは、政府の水際対策の甘さにあったんではないかというふうに思うわけです。 そこで、水際対策が強化されてきているわけなんですけれども、同時に、国内の防疫体制の強化、これ必要だと思います。家畜防疫員は今全国で何人いるんでしょうか。