2010-04-07 第174回国会 参議院 国際・地球温暖化問題に関する調査会 第4号
○参考人(納家政嗣君) 御質問ありがとうございました。 最初の核テロの問題でありますけれども、核施設、核物質というのは非常に扱いにくいので、テロリストというのは隠密に活動するわけでありますから、物すごく巨大な施設とか、そういうふうなものを扱うということはほとんど不可能、持って歩くことも多分できないということで、多分可能性があるのは、放射線物質、こういうふうなものを盗んで通常の爆弾に入れ込むというふうな
○参考人(納家政嗣君) 御質問ありがとうございました。 最初の核テロの問題でありますけれども、核施設、核物質というのは非常に扱いにくいので、テロリストというのは隠密に活動するわけでありますから、物すごく巨大な施設とか、そういうふうなものを扱うということはほとんど不可能、持って歩くことも多分できないということで、多分可能性があるのは、放射線物質、こういうふうなものを盗んで通常の爆弾に入れ込むというふうな
○参考人(納家政嗣君) 食料自給率の問題で、確かに先進国の場合は海外から食料が買える、自分たちは工業に特化していくというのが一般的な傾向ですから、だんだん自給率は低くなってくるということですね。一般的に言えば、先進国の自給率が低くなるというのは、安心感が小さくなるという意味では国際安全保障の問題の一部というふうに考えていいと思いますね。 ただ、これは、自給率が低いという問題と、それともう一つ、外から
○参考人(納家政嗣君) 青山学院大学の納家でございます。 二十分ということですので、早速お話しさせていただきたいと思います。 私は、国際安全保障という考え方がどういう考え方かということをまず概論というか総論的にお話ししてほしいというお話をいただきました。 安全保障というのは、もちろんセキュリティーという概念は、従来、国家安全保障という文脈で使われてきた言葉であります。ところが、一九八〇年代くらいから
○参考人(納家政嗣君) 御質問ありがとうございました。 解決が困難で、非常にこの非対称的な脅威をどういうふうに減らしていくかということについては、現在の国際社会のいろんな制度がありますけれども、対応ができていないというのが実情だろうと思いますね。 それの一番大きな原因というのは、経済が発展しないというのは、基本的には政治的な枠組みがしっかりできてこないという背景があるわけですね。で、その国内の統治
○参考人(納家政嗣君) 伊達先生、御質問ありがとうございました。 最初のインドの問題ですけれども、これは現在の核不拡散体制をめぐる問題の中で一番厄介な問題ですね。NPT、その核不拡散条約というのは、持つ国、持っていい国が五か国で、あとの国は持ってはいけないというふうに線が一本引かれていたわけですね。現在のところは、インドとパキスタン、イスラエルというのは核兵器を持っているわけですけれども、イスラエル
○参考人(納家政嗣君) 一橋大学の納家でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 私のレジュメは一枚の紙で「多様化し拡散する脅威への国際社会の対応」という、こちらから与えられた題のとおりの紙が一枚用意してございます。 今日は脅威の多様化ということで、内容的には国際テロ、麻薬、組織犯罪、大量破壊兵器の話をするようにということでございました。一口に言えば、これは伝統的な、伝統的なというのはつまり