1966-10-20 第52回国会 衆議院 予算委員会 第3号
○糸川参考人 最初の御質問の時期の問題でありますが、いわゆる科学衛星は四十三年の三月から四月を目標といたしまして、このことはすでに国際会議で外国にもたびたび通告してあることでございます。したがって、追跡装置が完成いたします時期は、来年度中、四十二年の末までに、人工衛星追跡装置を、科学技術庁の宇宙開発推進本部のほうでやっていただかなければならないわけでございます。 補足的な説明でございますが、本格的
○糸川参考人 最初の御質問の時期の問題でありますが、いわゆる科学衛星は四十三年の三月から四月を目標といたしまして、このことはすでに国際会議で外国にもたびたび通告してあることでございます。したがって、追跡装置が完成いたします時期は、来年度中、四十二年の末までに、人工衛星追跡装置を、科学技術庁の宇宙開発推進本部のほうでやっていただかなければならないわけでございます。 補足的な説明でございますが、本格的
○糸川参考人 九つ全部申し上げたいと思います。 第一が、四段式ロケットを日本で初めてやりましたので、四つのエンジンの点火並びに燃焼が正常にいくかどうかであります。 二番目は、第四段ロケットに将来人工衛星に必要な姿勢制御をします、姿勢を変える装置がついておりますが、そのテスト。 三番目が、電離層の中の電子温度、これは電子の運動の速度でありますが、それの水平方向分布、つまり完全な環状道路にはいかなくとも
○糸川参考人 ただいま高木教授から、東大宇宙航空研究所長並びに科学技術庁の宇宙開発推進本部長としての日本の宇宙開発全般の御報告がございましたが、私は鹿児島県の内之浦にあります東京大学鹿児島宇宙空間観測所で今日までどんな成果が得られましたか、つまりそのアチーブメントのダイジェストを聞いていただきたいと思います。 三つございまして、第一は宇宙観測でどんな発見が宇宙で行なわれたかということなんであります
○糸川参考人 これは公的機関かどうか、ICSUという、インターナショナル・カウンシル・オブ・サイエンティフィック・ユニオンズという学術団体がございまして、その中のまた特別委員会でございます。しかし、ICSU、インターナショナル・カウンシル・オブ・サイエンティフィック・ユニオンズというのは国連とは関係ございません。つまり各国の研究者を横に集めた学術連合団体ということで、これが政府ベースでできておる団体
○糸川参考人 あとでいろいろきょうの趣旨に関連してお聞き願いたいこともございますので、できるだけ簡単にお答えさせていただきたいと思います。 まず第一の御質疑の、武器になるかならないかでございますが、カッパー8型は武器になることが技術的に全く不可能でございます。それは何も誘導装置がついておりませんし、また、誘導装置をつけるとすれば、全部新しく設計し直して、新しくつくったぼうがはるかに経済的なんであります
○糸川参考人 東京大学の宇宙航空研究所を中心といたしました日本全国の宇宙科学者、宇宙技術者を総合的に集めたグループが計画しております計画は、大きく分けまして二つございまして、一つは在来続けてまいりましたロケットによる宇宙観測ということでございます。その点につきましては、昨年まで高度一千百キロメートルまでの各種の調査をいたしましたが、今年度はその高度を上げまして、この三月上旬には二千二百キロメートル前後
○糸川参考人 生物は、実はここに杉本先生もいらっしゃるのですが、日本が初めてカッパー六型というロケットを作って、かれこれ四分か五分ぐらい無重力の状態を作れるという入れものを作りましたのは一九五八年の六月でございまして、ほぼ三年前のことに属しますが、それ以降、日本の医学者のどなたからも、この五分間の無重力状態を有効に使って宇宙生物学、宇宙医学の実験をしたいという申し出がございません。日本からはございませんでしたが
○糸川参考人 大体人間あるいは生物を入れますロケットの最大の加速度は、重量の加速を基準といたしまして五g以内に抑えております。結局エンジンの燃焼する時間を長くすれば、幾らでも少ない加速度で高い速度が出せる、そういうことで加速度の問題は解決するわけでございます。
○糸川参考人 御紹介いただきました東京大学の糸川でございます。 今日、一口に宇宙と申しますけれども、宇宙を三つの角度から方面を分けまして、その研究が進んでいると申してよろしいと思うのであります。つまり、宇宙の研究には三つの柱があるということでございまして、その第一の柱は、宇宙の秘密を探るという事業であります。第二の柱は、秘密はどうでもよろしい、宇宙を利用いたしまして、まあ、一もうけできないかと考える
○糸川参考人 御質問は、たとえば今の二号人工衛星で、犬を回収することができるかどうかということを御返事すればよろしいでしょうか。——私は可能だと思うのであります。方法は二つありまして、一つは今ロケットがこういうふうに横に飛んでおりまして、犬の入っておるケビンがこの中に入っておりますが、前に飛んでおりますが、そのケビンの、人工衛星の進む方向に小さい補助ロケット・エンジンをつけておいて、そのエンジンを吹
○糸川参考人 人の国の話だものですからよくわかりませんけれども、三千キロないし六千キロならば、十分飛ぶ技術が今日あると思います。
○糸川参考人 東京大学の糸川でございます。私は人工衛星を打ち上げるのに用いられましたロケット及びこれに関連することについて、簡単に申し上げたいと思います。 大体これからいろいろな事件が地球上に起きて参りましょうが、ロケットの速度がある速度に到達した段階にいつもいろいろなことが関連して起きて参ります。たとえば、千九百何年にはロケットのスピードがどこまでいっているかということを把握しておかれれば、何が