1952-05-07 第13回国会 参議院 労働委員会 第10号
○参考人(笹島守君) その点につきましては、まあ話は経営者のほうから出かかつておるのですが、なお確実に出ておるという所は、豊和なんかは首切り関係で大体三百人四百人近く出ておると思います。
○参考人(笹島守君) その点につきましては、まあ話は経営者のほうから出かかつておるのですが、なお確実に出ておるという所は、豊和なんかは首切り関係で大体三百人四百人近く出ておると思います。
○参考人(笹島守君) 現在起つておりますのは大体繊維機械産業で、現在我我の組織の中に入つて奉るのは僅かなんでありますが、約一万を擁しておるわけですが、その中で、我々が調べたところによりますと、大体豊和のほう、京都の壽、大阪機械、大阪機工、なお部品メーカーにつきまして、鐘ケ淵機械、その他の大阪関係の機械部品メーカー、こういうのが仕事がなくなつておる、こういうのが現状であります。
○参考人(笹島守君) それでは御指名にあずかりまして、繊維機械産業の状態を簡單に御報告申上げたいと思います。 戰前に我が国の繊維機械産業が発展したのは、第一次の欧洲大戰において、日本の紡績設備の補給をしていた英国が、軍需品生産による民需産業の縮小と海上輸送の杜絶のために補給ができなくなり、たまたま発展途上にあつた日本の紡績の必要に迫られて生産し始めておつたのを契機といたしまして、漸次自給態勢を確立
○参考人(笹島守君) それでは御指名に預かりまして、説明申上げたいと思います。請願書の内容のほうを一応読上げさして頂きます。 繊維機械産業振興に関する件 戰後繊維機械の飛躍的増産は日本の紡績産業の世界の脅威となる増錘を完了し又輸出機械の中に於ても最大の比重を占めるに至り、現在従業員六万余を抱擁する産業となりましたが、最近に至り国内紡機の設備過剰のため国内需要の激減又輸出関係に於てもポンド不安定或