2006-03-01 第164回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第4号
○参考人(稲田十一君) 大石先生御指摘の件は非常に大きく、かつ重要なテーマでありまして、ちょっと幾つかケースに分けて議論したいと思うんです。といいますのは、中国はやはり多少別格な存在でありまして、対中ODAのことを議論するのにはなかなか、今の中国が置かれている現状を前提としないといけないと思いますんで、必ずしもODA全般の話ではないかもしれません。 といいますのは、中国は、実は私、個人的にも日本の
○参考人(稲田十一君) 大石先生御指摘の件は非常に大きく、かつ重要なテーマでありまして、ちょっと幾つかケースに分けて議論したいと思うんです。といいますのは、中国はやはり多少別格な存在でありまして、対中ODAのことを議論するのにはなかなか、今の中国が置かれている現状を前提としないといけないと思いますんで、必ずしもODA全般の話ではないかもしれません。 といいますのは、中国は、実は私、個人的にも日本の
○参考人(稲田十一君) 今、谷川先生がおっしゃったように、人間の安全保障という言葉がどのように生まれ、外務省がどのように使ってきたかということは、今おっしゃったとおりだと思います。 最後に御質問がありました、この言葉を重要な、あるいは日本が使うキーワードとして、重要な言葉として、より国際社会で使われるようにしていくためには、今おっしゃったように、支援のアプローチとして具体化していく必要があると思います
○参考人(稲田十一君) 専修大学の稲田と申します。 人間の安全保障の重要性ということで、御承知のように、極めて広い分野で様々な切り口があり、多くの課題を持ったテーマですので、とりわけ私は、近年、焦点を当てて研究しております平和構築や復興支援の問題について焦点を当てたいと思います。いや、それでもまだ多くの論点、切り口がありますので、私は、近年、JICA、国際協力機構やJBIC、国際協力銀行の平和構築支援