○証人(秋葉滿壽次君) 私は開拓の点におきまして、洪水の原因をしたというようなことば絶対にないと考えております。洪水の原因でありますが、これは開拓面積及び開拓地の水の流路の量という二つの点から確信を以てお答えすることができます。できますが、川の負担を成るべく少くしてやらなくてはならんという立場から、今御質問の面に浩つてお答えしたいと思つております。先ずそれならば、河川の負担を軽くするには開拓をするにはどういうようなことをやつていいか
秋葉滿壽次
○証人(秋葉滿壽次君) その点につきましては申上げたいと思つておりまするが、私は開墾をする場合でも平地開墾はともかくも傾斜地開墾は相当な注意を要するものである。これはなるべく降つたところの雨を吸收させるように考えるのでは勿論でありまするが、これによりまして却て多量に達することになりますると、地層その他の関係から地辷り、又は崩壊を招くようなことに陥り易いのでありまして、こういうような点はやはり指導者の
秋葉滿壽次
○証人(秋葉滿壽次君) では坐つたままお答え申上げることにいたします。今日ここに出頭いたしました目的がどういうところにあるかということが私ははつきり分かりませんので、御通知を受けました水利と治水を技術的、殊に私の專門とする農業水利の立場から存じのよりを概括的に申上げたいと存じております。尚具体的な点はいろいろありましようが、時間の都合とか或いは又私一身上の関係からいたしまして、具体的な点は成るべく省
秋葉滿壽次