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1599件の議事録が該当しました。

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1978-04-04 第84回国会 参議院 予算委員会 第24号

国務大臣福田赳夫君) 参議院自体制度問題について私は深くいままで考えたことはありません。ありませんが、とにかく参議院選挙制度、これにつきましては地方区全国区とあるうち、地方区についてはいま定員の問題が問題になっているということは承知しております。それから全国区につきましては、まあ昨年の経験をされた人の実感から言いましても、ああいうような選挙の形式、これはもう再びしてはいかぬなという御感触であろうと

福田赳夫

1978-04-04 第84回国会 参議院 予算委員会 第24号

国務大臣福田赳夫君) 青島さんと私ちょっと考え方が違うところがあるように思うんですが、あなたは企業献金は悪だと、こういうふうにきめつけて企業献金を減らせ減らせと、こう言っておりまするが、企業献金がなぜ警戒、注意しなけりゃならぬか、こう言いますと、私の立場から言うと、企業献金を通じて政治との癒着が出てくる、こういうことになりがちだという点にあると思うんです。それは青島さん、個人だって同じですよ。個人

福田赳夫

1978-04-04 第84回国会 参議院 予算委員会 第24号

国務大臣福田赳夫君) 青島さん、自由民主党の動きを御検討なすっておられるのかどうか、私はよく存じませんが、自民党では、ロッキード事件が起きた後、自民党として党の改革をしよう、こういうことでいろいろ改革に着手しているんです。その一つの重要な点は党の財政なんですが、党の財政は、なるほどいままで企業献金依存をしているという実態であったわけであります。個人献金はありまするけれども、非常に少ない。そこで

福田赳夫

1978-04-03 第84回国会 参議院 予算委員会 第23号

国務大臣福田赳夫君) たとえばそういう御議論を用いますれば、まあピストルにいたしましても小銃にいたしましても人を殺傷すると、そういうことになるんですから、そういうものは持ってはならぬということになるんじゃないか、そういうふうに思います。核兵器といえども、もしこれが具体的に考えまして自衛のための核装備ということが考え得られるならば、それは持つことが禁じられているとは思わない。わが国自衛権を放棄したわけでもなし

福田赳夫

1978-04-03 第84回国会 参議院 予算委員会 第23号

国務大臣福田赳夫君) 別に核兵器を保有しょうと、こういうような底意があって含みを残しておるという、そういう立場じゃないんです。これはもう素直に御理解願えると思うのですが、わが国自衛権は持っておる、自衛のためならばどういう装備をしてもいいと、こういうことになるわけなんです。理論的には核兵器におきましてもそういうことなんです。ただ実際に核兵器につきまして、そういう便利なものが考えられるかというと、

福田赳夫

1978-04-03 第84回国会 参議院 予算委員会 第23号

国務大臣福田赳夫君) まず第一に政策論といたしまして、政府といたしましては非核原則を堅持し、これを国是というような認識のもとに厳守してまいりたいと、このように考えております。そのような考え方をさらに法律か何かにしたらどうかというようなお話でございますが、この非核原則につきましては、御承知のとおりもう超党派、与野党一致をもちまして国会の決議があるわけなんです。これは私はいかなる政府ができましても

福田赳夫

1978-04-01 第84回国会 参議院 予算委員会 第22号

国務大臣福田赳夫君) 外務大臣訪中ということを決まったように竹田さんはおっしゃいますが、まだそのこと自体が決まっているわけじゃないんです。新聞にずいぶんいつ幾日訪中かというようなことを書かれましたけれども、実際は外務大臣訪中ということが決まっておるわけじゃない。交渉が、外務大臣訪中してそうしてこのことをきっかけに始まると、こういうこともありましょう。あるいは佐藤大使佐藤大使としてこの交渉

福田赳夫

1978-04-01 第84回国会 参議院 予算委員会 第22号

国務大臣福田赳夫君) これは、中国側が、中国側にも政治日程もありましょうし、首脳部のいろいろの御都合もありましょう。そういうことを確かめた上でないと決められない問題でありますが、私がいま申し上げられることは、とにかく大事な交渉です。でありまするから、与党はもとより、各党にとっくりと御理解を願って、そしてとにかくそういう背景のもとにこの交渉を進めたいと、こういうふうに考えておるわけでありまして、いまどういう

福田赳夫

1978-04-01 第84回国会 参議院 予算委員会 第22号

国務大臣福田赳夫君) 政府のこの条約に臨む姿勢につきましては、しばしば申し上げてありますので重ねて申し上げませんが、要約して申し上げますと、日中双方が満足し得る状態でなるべく早くこれを結びたい、こういうことであることは御承知のとおりであります。  そこで、まあとにかくこの交渉は、交渉しようというふうに決めましたあの共同声明以来五年になる、そういういきさつがあるわけでありまするから、今度私は始めたらこの

福田赳夫

1978-03-30 第84回国会 衆議院 本会議 第17号

内閣総理大臣福田赳夫君) お答え申し上げます。  今回の事件に対する政府責任いかん、また、信用回復方途いかん、こういうお尋ねでございますが、本当に今回の事件は、私は残念で残念でたまりません。たまりませんが、これに対しまして政府責任、これは何といたしましても、もう安全第一という前提のもとに、早くこの空港開港にこぎつけることである。同時に、この問題が起きたその根源があるのです。その根源をえぐり

福田赳夫

1978-03-30 第84回国会 衆議院 本会議 第17号

内閣総理大臣福田赳夫君) お答え申し上げます。  今回の不祥事件を起こした根本原因は一体どう見ておるのか、こういうお話でございますが、これは先ほどるる申し上げましたように、今回のあの事件は、あの純真な農民など地元民の反対運動というような、そんな性質のものじゃありません。これは国家社会に対する挑戦だ、民主主義に対する挑戦だ、そういうふうに理解をいたしておるのであります。(拍手)  でありまするので

福田赳夫

1978-03-30 第84回国会 衆議院 本会議 第17号

内閣総理大臣福田赳夫君) お答え申し上げます。  井上さんは、千葉県二区選出、まさに地元代議士と言って差し支えないかと思うのであります。そういう立場成田空港問題、これをずっと直にその目でながめてきておられる。また直にはだでその推移感じとってきておられる。その井上さんからいま地元選出代議士としての実感に満ち満ちたお話を承りまして、私、感慨ひとしおなるものを覚えるのであります。  私は、いま御指摘

福田赳夫

1978-03-29 第84回国会 参議院 本会議 第11号

国務大臣福田赳夫君) お答え申し上げます。  今回の開港、これはおくれることになるが、とにかく開港する以上は安全第一でやっていくべきだという御所見、これは私はまことにそのとおりだと思います。事は急ぎます。急ぎますけれども、急ぐの余り、安全問題、これをないがしろにすることはできない。何よりも大事な問題は安全問題であるという考え方のもとに対処していきたいと、かように考えます。  なお、青木さんから、

福田赳夫

1978-03-29 第84回国会 参議院 本会議 第11号

国務大臣福田赳夫君) 玉置さんの先ほどの御質問には、私は十分お答えしたつもりでございますが、なお重ねての御質問でありますので、お答え申し上げたいと思います。  私は、今回のこのような事件が起こったことについて、本当に重大な責任感じておるのであります。その責任を果たすゆえんの方途は一体何だといいますれば、とにかく、破損いたしました成田空港、早くこれを修復いたしまして開港に持っていく。と同時に、この

福田赳夫

1978-03-29 第84回国会 参議院 本会議 第11号

国務大臣福田赳夫君) お答え申し上げます。  今回あのような事件が起こりましたことは、まことに遺憾であり、内外に対しまして深くこれを遺憾とする次第でございます。  私は、内閣を組織いたしましてから一年三カ月になります。この間、羽田空港、この空港がもう過密の限度に達しておる。早く懸案の成田空港を開設、開港しなけりゃならぬということで、心急いで今日まで来たわけでございます。大方の御協力を得まして、

福田赳夫

1978-03-28 第84回国会 参議院 大蔵委員会 第8号

国務大臣福田赳夫君) この機会にこそ、国会成田空港をめぐってああいう事態が起きているその問題の本質をながめまして、国会としての意思を表明されたい、大変私はそれば歓迎すべきことである、このように考えます。  ただ、繰り返して申し上げるようでございますが、どろぼうにも三分の理がある、その三分の理があるからといって、しかし、どろぼうをしてよろしいということにはなりませんから、その辺は私は間違いなく御理解

福田赳夫

1978-03-28 第84回国会 参議院 大蔵委員会 第8号

国務大臣福田赳夫君) 政府がなぜ成田空港開港を急ぐか、これは御承知のとおり羽田空港が非常な過密状態になってきておりまして、あすこで事故が起きるということになったら一体どのような惨たんたる事故に発展するか、はかり知るべからざるものがあります。そういうことを考えますると、羽田空港使用を一刻も早く国際空港としてはこれを取りやめなきゃいかぬ、あの過密状態をもう解消しなけりゃいかぬ。これはもしそういう

福田赳夫

1978-03-28 第84回国会 参議院 大蔵委員会 第8号

国務大臣福田赳夫君) 成田空港、実は三十日開港式をやると、こういうことで準備万端整っておったんです。そのやさき、一昨日ああいう事態が起こりまして開港ができない、こういうことになって、これはもう本当に残念です。国際社会に対しましても申しわけないし、またとにかく国民に対しましても申しわけない。  いまどう反省しておるかというお話ですが、政府としてはやるべきことはやった。まあしかし、これは政府神様じゃありませんから

福田赳夫

1978-03-24 第84回国会 衆議院 外務委員会 第8号

福田内閣総理大臣 私は、まあ今世紀中はどうか知りませんけれども、二十一世紀のある時点というような時期になれば、世界一つの権威の下で動くというような時期になるかもしれない、またそうあってほしいなというような感じがいたします。しかし当面、そういう時期が来るまでの間、自分の国を守るというおのおのの国の動きは続いていくであろう。しかし、先々そういうようなことを展望し、それを念願とするということを考えてみますると

福田赳夫

1978-03-24 第84回国会 衆議院 外務委員会 第8号

福田内閣総理大臣 国連軍縮会議が再来月、五月に開かれるわけでございますが、その時点の私ども日本政府の方の政治日程がどうなるか、また私が出席すると日本政府都合がいいというその時期が、国連の方の受け入れといたしましてどういうふうになるかという問題もあるし、また私といたしましても、時間を割いてわざわざニューヨークまで出ていくということになれば、その際には、主要各国首脳等ともいろいろ話をしてみたいという

福田赳夫

1978-03-24 第84回国会 衆議院 外務委員会 第8号

福田内閣総理大臣 大事な問題でありますので明快にお答えをしますが、わが国憲法第九条によりまして戦力を持つことはできない。しかしながら自衛のための必要最小限の備えは、これはもとより自衛のためのものでありまするから、これはもう悪法が禁じておる、こういうところじゃないわけであります。  そういう意味において、いまお話がありましたが、核につきましても、憲法第九条の解釈といたしまして、これが絶対に持てない

福田赳夫

1978-03-24 第84回国会 参議院 本会議 第10号

国務大臣福田赳夫君) お答え申し上げます。  今度の地方財政計画は、国が公共事業を中心として景気対策をやっておる、それに地方財政を巻き込んじゃう、それはゆゆしいことじゃあるまいか、また、地方自治の本旨に反しゃしないかというお話でございますが、先ほどからるる申し上げておるわけでありますが、今日、日本社会経済情勢は非常に深刻なんです。この地方財政が大変困窮しておる、国の財政もそうだという、その背景

福田赳夫

1978-03-24 第84回国会 参議院 本会議 第10号

国務大臣福田赳夫君) お答え申し上げます。  現在の地方財政危機についてどういう認識を持っておるかと、こういうお話でありますが、いま地方財政は大変な危機状態だと思うのです。昭和二十九年にも非常にむずかしい時期がありました。また、昭和四十年にもありました。私は第三回目の戦後の地方財政のむずかしい時期と思いますが、しかし、いままでの二十九年、四十年と大変違う深刻な状態だと、こういうふうに見ております

福田赳夫

1978-03-24 第84回国会 参議院 本会議 第10号

国務大臣福田赳夫君) お答えを申し上げます。  まず、今日のわが国経済情勢についての基本認識はどうか、こういうお尋ねでございますが、しばしば申し上げておるように、いま世界的な非常に変化の時代であります。いわば地球が揺れ動いておる。そういう揺れ動く地球の上での日本経済運営でありまするから、これはなかなか容易なことじゃございませんけれども、まあ大きくながめて見ますると、世界じゅうがみんな揺れ動いておる

福田赳夫

1978-03-17 第84回国会 参議院 本会議 第9号

国務大臣福田赳夫君) お答え申し上げます。  私が昭和四十年に大蔵大臣に就任いたしまして、そのとき公債を初めて戦後発行することになった、それが今日公債が非常にむずかしい事態になってきておるが、責任はこれはどういうふうに感ずるかというようなお話でございますが、公債というものは、本来これは財政運営手段としてきわめて有力なる手段であります。つまり、財政所得配分というような機能がありまするけれども、

福田赳夫

1978-03-17 第84回国会 参議院 本会議 第9号

国務大臣福田赳夫君) お答えを申し上げます。  まず最初に、いわゆる不公正税制についての御指摘でございますが、租税特例措置は、それぞれの時点における社会的必要性に応じまして設定されたものでありますが、これが惰性に流れたり、あるいは既得権化するというようなことがあってはならない、そういうような角度から、毎年毎年見直しをしてきておるんです。特に、五十一年度からは大幅な整理をするということになり、五十二年度

福田赳夫

1978-03-17 第84回国会 参議院 本会議 第9号

国務大臣福田赳夫君) お答えを申し上げます。  まず、最初と最後にお尋ねのありました財政経済に対する基本的姿勢いかんと、このことにつきましてお答え申し上げますが、私は、福間さんがおっしゃるように、政治の最高の目標は何だと言いますれば、豊かで公正でしかも平和な社会実現をすることである、このように考えます。財政は、考えてみると、これを実現するための手段なんです。そのことを常に反省しながら、このことを

福田赳夫

1978-03-17 第84回国会 衆議院 本会議 第14号

内閣総理大臣福田赳夫君) お答え申し上げます。  今日の林業が大変危機的状態になってきておる、その責任はきわめて重大であるが、どう考えるのか、このようなお話でございます。  確かに戦後国民住宅需要は増大いたしました。木材需要が急増する反面、国産材供給だけでは間に合わないというので、外材にその供給依存するというようなことが多くなってきたわけでありますが、これが一つの問題になってきておる。それからまた

福田赳夫

1978-03-17 第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号

福田内閣総理大臣 いま農家の生産する米につきましては、食糧管理体制をとっておる。この食管体制というものも、これは経済の大きな流れといいますか、経済原則を全く無視して成り立つものじゃありません。つまり需給がちゃんとバランスをとれるという形、これは非常に大事な問題だろう、こういうふうに思うのですが、それをある程度農家の人もわかってもらわなければいかぬ。もし需給、いまのような状態でほっておいたら一体どうなりますか

福田赳夫

1978-03-17 第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号

福田内閣総理大臣 働こうということは、もう本当に終始緊張した姿勢国家国民のために奉仕したい、こういうことを意味しておるわけであります。国家国民への奉仕、これを一生懸命にやる、こういうことでございます。  それからもう一つ人づくりという問題ですが、いま国民も、私はそういう傾向があると思うのです。それから政治家政治への取り組み、そういう中でもそういう傾向があると思うのですけれども、ことに今日の世

福田赳夫

1978-03-16 第84回国会 参議院 予算委員会 第12号

国務大臣福田赳夫君) いまの政府経済目標、これは七%程度の成長、六十億程度黒字幅と、こういうことでありますが、これは内外期待にこたえる目標数値である、このように考えておりますので、これはもう何としても実現をしたい。これから刻々情勢推移していくでありましょうが、もう来月から新しい年度が始まるわけです。年度中、もう一月一月厳重にその推移を見詰めまして、この二つ目標実現のために責任を持って努力

福田赳夫

1978-03-16 第84回国会 参議院 予算委員会 第12号

国務大臣福田赳夫君) 公定歩合引き下げは、これはもう通常は量的緩和、これを象徴するものとしてとられるわけでありますが、いま量的には相当緩和されています。ですから、今回の公定歩合引き下げは、そういう意味は非常に希薄である。それからもう一つは、公定歩合引き下げによりまして金利水準が下がる、そうすると産業コストが下がるわけであります。この意味においては、私は今回の公定歩合引き下げはかなり大きな影響

福田赳夫

1978-03-15 第84回国会 参議院 予算委員会 第11号

国務大臣福田赳夫君) わが国の失業問題は、失業統計で見ると諸外国に比べて非常に失業率が低いんです。ところが、いま統計各国のとり方の問題もありますね。と同時に、わが国におきましては終身雇用制と、こういう関係があって企業の中に潜在失業群が滞留しているというそういう問題もあります。  そこで、いま日本政治問題、経済問題という角度からすると、雇用政策は最も大事な問題になってきておると、こういうふうに

福田赳夫

1978-03-15 第84回国会 参議院 予算委員会 第11号

国務大臣福田赳夫君) 私は、円高というよりは、これはドル安というふうに見ておるのです。そういう客観性があるわけなんです。私は、ドルというものは本質的にはそう弱い通貨じゃない、こういうふうに思いますが、ただいまアメリカ国際収支なんかの関係でいろいろ複雑な現象が出ている、こういうふうには思いますが、このドル・円の関係がどういうふうに将来なるか、これはそれに対する見方を政府筋から申し上げることは、いろいろ

福田赳夫

1978-03-15 第84回国会 参議院 予算委員会 第11号

国務大臣福田赳夫君) 佐藤政権のとき、私はずっと大蔵大臣外務大臣等をしておりまして、あるいは党の幹事長などしておりまして、かなり佐藤総理の行動については承知しておる方でありますが、ただいま上田さんのお話をごもっともだなあと申し上げるような何らのあれはありませんですね。これはもうあり得ざることである、こういうふうに申し上げておきます。

福田赳夫

1978-03-14 第84回国会 参議院 予算委員会 第10号

国務大臣福田赳夫君) 私の口からは、基本的な考え方、これはもう当然申し述べるわけです。しかし、具体的にこの為替操作をどうするとかなんとか、そういう話は、これは日米間に非常に緊密なルートがあるわけなんです。そこで常時話し合っておるわけでありまして、私がそのような具体的な問題について言及するということは恐らくないことであろう、このように考えます。

福田赳夫

1978-03-14 第84回国会 参議院 予算委員会 第10号

国務大臣福田赳夫君) 日米首脳会談は、とにかくわが国とするとアメリカは非常に大事国である。そこで年に一回ぐらいはその首脳会談をいたしまして、何という特定した問題がなくとも世界情勢をながめ、世界の平和をどうするか、世界経済をどうするか、そういうことについて話し合うべきである、このように考え、アメリカ側においてもそういう考えで今度五月に会談しよう、こういうことになっておるわけで、通貨問題ばかりというわけじゃありません

福田赳夫

1978-03-14 第84回国会 参議院 予算委員会 第10号

国務大臣福田赳夫君) アメリカ、ドイツの間で通貨安定、これのためにああいう取り決めができたということは、これはもう国際社会のためにはなはだ歓迎すべきことであった、このように評価をいたしております。ただ、国際社会国際通貨に対する不安、これが非常に強かった、それだけに今度の米独協定に対する期待が大きかったんです。あれが発表されてから反動的に期待外れというようなことが見受けられる相場の動きでございますが

福田赳夫

1978-03-13 第84回国会 参議院 予算委員会 第9号

国務大臣福田赳夫君) いわゆる構造改革ですね、これが必要になってきている時勢だろう、こういうふうに思うのであります。そういう考え方がいま福間さんの御指摘の問題だろうと、こういうふうに思いますが、わが国経済をめぐる環境、条件、非常に変わってきておりますから、それに対応する構えをとらなきゃならぬ。それはもう一つ一つ企業が体質の改善をして国際競争力を強化する、これは当然のことでございまするけれども

福田赳夫

1978-03-13 第84回国会 参議院 予算委員会 第9号

国務大臣福田赳夫君) ただいまのわが国経済情勢は、企業が一般的に申し上げまして設備過剰の状態だ、かなりの設備過剰をおしなべて持っておる。特にそういう中で、もう普通の努力をもっていたしましては、当分の間過剰状態を解消し得ない、こういう企業があるわけであります。いわゆる構造不況業種と言われる企業、そういうものの状態が特に深刻である。そういう二つの面から施策を講ずる必要があろう、こういうふうに存じまして

福田赳夫

1978-03-11 第84回国会 参議院 予算委員会 第8号

国務大臣福田赳夫君) 参議院選挙制度につきましては、全国区、地方区ともにこれを改正する必要がある、こういうふうに考えております。  私は、くどいようでありますが、特に全国区につきましては、もう改正をしなけりゃならぬということが国民の世論化しておるのではないか、皆さんがそう考えておられるところじゃないか、そのように思うわけでありまして、とにかく世論も熟し、それから各党各派間の話し合いがつくというものから

福田赳夫

1978-03-11 第84回国会 参議院 予算委員会 第8号

国務大臣福田赳夫君) 選挙制度全体につきましては、私は金のかからない公明な選挙が行われるようにということを念願して、衆参両院を通じましての選挙についての改革、これはぜひやっていかなければならぬ問題だと、こういうふうに考えておりますが、その中で参議院制度につきましては、地方区において定数問題があるわけです。それから、全国区につきまして全国制度自体をどうするか、こういう問題があるわけであります。

福田赳夫

1978-03-10 第84回国会 衆議院 本会議 第12号

内閣総理大臣福田赳夫君) 今日の財政経済状態を招いたその責任福田内閣にあるのではないか、こういうような御質問でございますが、私も神様ではありませんから、いろいろ間違いもあります。ありまするけれども、大筋におきまして、私は、国の経済財政のかじ取りにおいて過ちをしたとは思いません。(拍手)  先ほども申し上げましたとおり、いまはもう地球が揺らいでおるのですよ。その上で各国がいろいろ努力をしておる

福田赳夫

1978-03-10 第84回国会 衆議院 本会議 第12号

内閣総理大臣福田赳夫君) お答え申し上げます。  今日の異常な経済財政状態、これをこのようなことにしたのは福田内閣責任ではないか、そのようなお話でありますが、私はそういう認識は持っておりません。  とにかくいま、五年前の石油ショック世界じゅうが大変な混乱状態なんです。その中でわが日本は、申し上げるまでもございませんけれども、石油エネルギーエネルギー源をうんと依存しておる。しかもその石油

福田赳夫

1978-03-10 第84回国会 衆議院 本会議 第12号

内閣総理大臣福田赳夫君) お答え申し上げます。  財政が非常にむずかしいことになってしまったが、さてその再建をどうするんだ、こういうお話でございますが、これは財政背景にはどうしても経済があるのです。経済再建されませんと、財政再建はできません。私は、何よりもまず経済再建しなければならぬ、そういう考え方であり、経済再建を考える場合におきまして、さてどうするかということになると、もう輸出は余り

福田赳夫

1978-03-10 第84回国会 参議院 予算委員会 第7号

国務大臣福田赳夫君) いま経済のことと財政のこと、これを一緒にお話しになっておられるようでありますが、経済のこととして見た場合に、これは、田渕さん、世界じゅうがいま大変なむずかしい時期なんです、田渕さんもよく御承知だと思います。どこの国を見たってそれはみんな大きな問題を抱えておるわけでありまして、そこへいきますれば、わが日本はまあまあよくいっておる方だと、こういうふうに思うのであります。  そのよくいっている

福田赳夫

1978-03-10 第84回国会 参議院 予算委員会 第7号

国務大臣福田赳夫君) 国債への依存度が三七%になる。これは先々を考えると大変困難な問題を抱えたと、こういうふうに思わざるを得ないのであります。国債は安易な財源調達手段でありますものですから、どうしても歯どめというものがありませんと乱に流れる傾向がある。そこで、いっときは三〇%、これを一つの関門、歯どめといたしまして、それは何とか守り抜きたいという時期もあったんでございまするけれども、ただいま申し

福田赳夫

1978-03-10 第84回国会 参議院 予算委員会 第7号

国務大臣福田赳夫君) わが国経済は、いま沈滞ぎみでございます。これに活気を与え、上昇過程に転ぜしむる、これは国民もこれを大いに期待しております。国際社会でも、またこれを大変待望いたしておる、そういうことになっておることは御承知のとおりであります。  そこで、それでは日本経済を活況にということを考えてみる場合に、常のごとき景気循環でありますれば、輸出を伸ばす、あるいは設備投資を伸ばす、そういうようなことが

福田赳夫

1978-03-09 第84回国会 参議院 予算委員会 第6号

国務大臣福田赳夫君) 日中平和友好条約の締結は、私は、日中双方がこれを希望しておる、そういう認識でございます。いまそういう認識に立ちまして、両国の間で、日中平和友好条約の締結交渉をどういう段取りで、どういう手順で進めるかということを協議をいたしておる。そういうことでありまして、本会議において私が申し上げましたように、日中平和友好条約締結の機は、締結交渉の機は熟しつつある、このような判断でございます

福田赳夫

1978-03-09 第84回国会 参議院 予算委員会 第6号

国務大臣福田赳夫君) 中国の華国鋒党主席の政府活動報告、これは私詳しくはまだ見ておりませんけれども、概観するところ、大変私は日中両国のために結構な報告である、このように考えております。特に、その中で、日中平和友好条約に触れておりまするけれども、この日中平和友好条約に関する考え方、これは私と全く同一であるという評価をいたしております。

福田赳夫

1978-03-08 第84回国会 参議院 予算委員会 第5号

国務大臣福田赳夫君) 御指摘のように、私は佐藤内閣以来ずうっと一時期を除きまして国家枢要の地位にあったわけであります。そういう中で、私も与えられたその立場におきまして全力を尽くしております。  さあ実績はどうだと、こういうことになりますと、とにかくわが国経済世界でも屈指のというような立場になってきた。国際社会における発言、これも非常に大きなものになってきた。そういうことにつきまして、私もいささか

福田赳夫

1978-03-08 第84回国会 参議院 予算委員会 第5号

国務大臣福田赳夫君) ただいま大蔵大臣から申し上げたとおりでございますが、なおつけ加えますと、衆議院における御論議、これが多少時間はかかるだろうと思うのです。これを待って予算の修正をする、こういうことにいたしますと、予算の成立がそれだけ遅くなる。そういたしますと暫定予算というような事態にもなり、いま私どもは、各党でもそうだと思いますが、これは景気問題ですね、非常に心配をしておるわけです。その景気

福田赳夫