1971-12-02 第67回国会 参議院 運輸委員会 第5号
○参考人(福田久雄君) これはやはり海運界でもいろいろ意見がありまして、もちろん大型になるというねらいは経済的効果をまずねらって一トン当たりの運賃を下げるというところにあるだろうと思いますが、しかし、それにつれてシーバースあるいはまず陸上の貯油の問題があります。で、これはそう大きなタンカーで一度に運んできても、それを揚げる貯油の施設というものに相当にかかるものであるから、なかなかそう大型までいかないのだというような
○参考人(福田久雄君) これはやはり海運界でもいろいろ意見がありまして、もちろん大型になるというねらいは経済的効果をまずねらって一トン当たりの運賃を下げるというところにあるだろうと思いますが、しかし、それにつれてシーバースあるいはまず陸上の貯油の問題があります。で、これはそう大きなタンカーで一度に運んできても、それを揚げる貯油の施設というものに相当にかかるものであるから、なかなかそう大型までいかないのだというような
○参考人(福田久雄君) これはいま非常に海運界が景気が悪いのは三つ、つまり三重苦を受けたわけです。これから話しますとよくわかるのですが、まず第一に、去年の秋ぐらいから世界の不定期船の海運市況が悪くなりまして——これには鉄の生産減とかいろいろな影響が原因になっておるのですけれども、非常にまあ不定期船のほうはタンカーにしろあるいは一般ドライカーゴーにしろ悪くなっておった。そこへもってきて日本の海運界が非常
○参考人(福田久雄君) ドル建て運賃でございますが、これにつきまして輸入物資に対する運賃とそれから輸出に対する運賃と二通りあるんでございます。それで輸入に対する運賃といたしましては、当時、計画造船その他によってつくりました長期張りつけの船を鉄鋼メーカーなりあるいは石油メーカーに提供いたしております。これがそれぞれ七年、八年という長期にわたって運賃をドル建てで契約いたしまして、それによって財政投融資による