2006-03-22 第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
○福島みずほ君 是非、川崎大臣のときに大きく大きく進むよう、心からよろしくお願い申し上げます。 では、まず中国残留孤児問題と中国残留婦人問題と、その二つについてお聞きをいたします。 中国残留婦人の問題に関して、東京地方裁判所が二月十五日、判決を出しました。この中身は、行政府や立法府である国会が真摯に受け止めなければならない問題が多く含まれております。この判決をどう受け止めていらっしゃるか、まずよろしくお
○福島みずほ君 是非、川崎大臣のときに大きく大きく進むよう、心からよろしくお願い申し上げます。 では、まず中国残留孤児問題と中国残留婦人問題と、その二つについてお聞きをいたします。 中国残留婦人の問題に関して、東京地方裁判所が二月十五日、判決を出しました。この中身は、行政府や立法府である国会が真摯に受け止めなければならない問題が多く含まれております。この判決をどう受け止めていらっしゃるか、まずよろしくお
○福島みずほ君 済みません。 もちろん、日本人の方たちもそうですけれども、日韓の間でも、特に韓国の人たちの、韓国人の人たちの遺骨の収集も厚生労働省は努力をしていただいていますが、まだまだ不十分だと考えます。よって、その両方です。よろしくお願いします。いや、大臣にお願いします。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。 今日、先ほど水落委員の方からまず遺骨の質問がありました。その点については私自身も、特に去年、戦後六十年の問題として何回も質問したところです。私自身も、厚生労働省にある四階の霊安所にお花を持ってお見舞いというか、お見舞いと供養に行きました。 なぜ遺骨問題がこのように遅れているのか、私自身も全く理解ができません。厚生労働省として、改めて国内外問わず、日本人あるいは
○福島みずほ君 どうもありがとうございました。
○福島みずほ君 一分しかないんで、土居先生、申し訳ない。一般財源化では地方に春は来ないというふうな論文を読まさせていただきましたが、それについて一言教えてください。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日はどうも本当にありがとうございます。 格差拡大の問題について社民党はずっと取り組んできました。日本の社会にはいろいろ問題があるかもしれませんが、一つの問題点は格差の拡大ではないかというように思っております。 先ほど格差の固定の話とどういう政策を取ればよいかというときに、セーフティーネットと教育のことを橘木先生は話をされました。格差拡大は、原因のところで
○福島みずほ君 規制緩和をするなと二〇〇〇年の段階でも言いました。こういう結果になると言いました。で、そのとおりになりました。だから、調整会議を立ち上げ、調査をし、これから査察をするとか言っているわけですね。でも、根本は政策の結果、台数の規制緩和で問題が起きたわけですから、政策の変更が明確に必要だと思います。 規制強化について、例えばタクシーの大口利用者についての割引があります。これは通達が、二〇〇
○福島みずほ君 立入調査やあるいは実態調査をされるということは、私はすごい前進だというふうに思っています。ただ、去年五月十一日、規制緩和後、既存事業者を中心に増車が盛んに行われていること等により営業収入が低下したため、歩合制を基本とする賃金体系を取っているタクシー運転者の収入低下を招く事態が生じていると、ゆゆしいことであるというふうに厚生労働省、国土交通省自身が調整会議を立ち上げるときに書いていらっしゃいます
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。 まず、タクシーの規制緩和政策のもたらした問題点についてお聞きをいたします。 これは、各政党からも今まで質問がありました。予算委員会などでも質問がありました。これについては、タクシーの台数の規制緩和、一人当たりの年収が減る、事故が増えるという、タクシーの運転手さんたちの睡眠時間を奪い、収入を奪い、かつ消費者にとっては安全を奪っているんじゃないかという問題です
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。 猪口大臣にお聞きします。出産費用無料化について言及されていますが、実現はいかがですか。
○福島みずほ君 ラムズフェルドさんは、歓迎されないところには行かないと言っています。アメリカに対して伝えていただけますね、この結果を。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。 岩国で画期的な住民投票、反対の結果が出ました。今回の結果を山口県選出の官房長官としてどう受け止めていらっしゃいますか。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。 まず、冒頭、小泉総理にどうしても聞きたい積み残した問題をお聞きいたします。 一九七一年の沖縄返還協定において日本が四百万ドル実は支払ったのではないかという点について、アメリカから公文書が幾つも出ております。担当者であった局長もそのことを完全に認めております。私も先日お会いをして、長いことお話をお聞きいたしました。御自身のサインがアメリカの公文書にあると、
○福島みずほ君 吉野さんのオーラルヒストリーの文書、一九九九年の中でも彼は認めてます。私も先日、吉野さん自身にお会いをして、きちっと話を聞いてきました。アメリカの公文書の言うとおり、吉野さんの言うとおりでしょうか。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。 一九七一年、沖縄返還協定が調印されました。ところで、これについて、協定とは違う合意があったという公文書がアメリカからたくさん出ています。土地の原状回復費として四百万ドルを、アメリカが払うのではなく、実際は日本が払ったというものです。また、吉野文六さんの事実を認める証言があります。 吉野文六さんは、当時、どのような役職で、どんな仕事をしてらしたんでしょうか
○福島みずほ君 税による所得の再配分はずるいとはっきり書いています。 一月一日に住民票をアメリカに移せば日本では住民税が掛かりません。そのようなことをした人がいるということを聞いたことがありますけれど、こちらの方がずるいんじゃないでしょうか。税による所得再配分はずるいのでしょうか。 ところで、定率減税は中低所得者層に手厚い減税措置であり、所得税額は二十五万円、個人住民税は四万円を限度としたものです
○福島みずほ君 短くて結構です。維持されているかどうかで結構です。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。 まず、税制についてお聞きをいたします。 竹中平蔵大臣が二〇〇二年に出版された本に「経済ってそういうことだったのか会議」という本があります。その中にこういうのがあります。人頭税、みんなに等しい金額を掛ける人頭税が理想だと書いています。税による所得の再配分はずるいと書いています。 例えば、子供たちが砂場で遊んでいるんです。ある子はおもちゃをたくさん持っている
○福島みずほ君 日本の占領地下においてやはり強制隔離政策が当時行われたということは事実であると。ただ、その資料が足りないということであれば、また漏れて、また新たに、例えばですよ、仮に万が一裁判が起きるとか、後でこれがやっぱり立法不作為だという、漏らしたということがないように、是非今後も台湾、韓国以外のところについて積極的に取り組んでいただきたいというふうに思います。 あとですね、補償の認定方法について
○福島みずほ君 この慰謝という意味を本当にきちっと受け止めて、精神的にきちっと、まあ精神的な慰謝ということですから、そのこともこの委員会でも受け止めたいというふうに思っております。 ところで、私が危惧をいたしますのは、また漏れたところが出る。つまり、初め日本人やって、次、台湾、韓国出て、またほかのところが出てくることについて、これではやっぱり立法不作為って言われるというふうに思います。 そうしますと
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。 ハンセン病に関しては、裁判で立法不作為であると強制隔離政策が厳しく批判をされ、国会の中で超党派の議員懇談会ができて、立法ができました。しかし、それに漏れる形になってしまったという韓国・小鹿島、台湾・楽生院、両方裁判が起き、十月二十五日、台湾の関係については原告側勝訴、しかし韓国の関係については原告側敗訴となってしまいました。 当時、尾辻大臣の下へ、何とかこれは
○福島みずほ君 団体は、法律上は組織、犯罪集団に限っていませんし、目的も限定されていません。衆議院の法務委員会で、この団体は犯罪集団である必要もない、市民団体、会社、それから政治団体、全部含むというふうに答弁しています。そして、目くばせについても成立するというのが答弁です。 いかがですか。
○福島みずほ君 六百以上の犯罪で処罰されるんですが、目くばせだけでも成立する。それから、団体というのは、市民団体、政治団体、労働組合、会社、すべて含みますね。──いや、杉浦大臣お願いします。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。 共謀罪についてお聞きをいたします。 犯罪の予備ですらなく、共謀のみによって処罰をする法案がずっと継続審議になっています。これは与党の議員さんたちからも委員会で批判が出ておりますが、目くばせだけでも成立するという政府の答弁で、このような立法は近代刑法を壊すもので大問題だと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 貧しい人、貧困層は増えていないというのが総理の認識ということでよろしいですね。いや、総理。ごめん、総理に聞いています。結構です、結構ですよ。(発言する者あり)
○福島みずほ君 格差、元祖格差是正の社民党としてお聞きをいたします。 総理は格差が拡大しているデータはないとおっしゃっています。では、貧しい人が増えている、貧困層が増えている、これはお認めになられますか。
○福島みずほ君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、小泉首相に対して質問をいたします。 まずは、豪雪によって亡くなられた皆様に哀悼の意を表すとともに、今もなお雪の中で苦労されている皆様に心からお見舞いを申し上げます。 さて、政治は何のためにあるのか、だれのためにあるのか、今このことが問われています。 ライブドアの堀江さんが逮捕されました。堀江さんは著書の中で、人の心はお金で買える、女はお金に
○福島みずほ君 私は、本当に尾辻大臣だからこそできるというふうに思っています。これは両方の裁判所も立法の範囲内だと言っているわけです。告示を、解釈をめぐる争い。すべての国会の立法者は、それはこの人たちは除外すべきだというふうに明確に思って立法したわけではない。二〇〇一年のときにみんなで力合わせ作って、物すごい莫大なお金が掛かるわけではないから救済をやりましょうということで、立法不作為を受けてみんなで
○福島みずほ君 この議連の会長である江田五月さんが地方裁判所に陳述書を出しております。立法者は私たち、まあ全国会議員というか、国会議員なわけですが、どなたもこれは除外するという気持ちで作られた方はいないと思います。私も議連のメンバーの一人でしたが、どの方も、この立法に携わった、あるいは賛成票を投じたすべての方は、これを除外するというつもりはないと、明確にこれは除外しなくちゃいけないという意思をお持ちの
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。 二十五日、東京地裁でハンセン病補償金不支給決定取消し事件の判決が言い渡されました。判決内容は、韓国は棄却、台湾は認容となっております。しかしながら、いずれの判決も、立法趣旨は国の強制隔離政策に基づく関与によって被害を受けた者に対して幅広く救済しようとするものであるということは認めております。 つまり、いずれの判決も、日本の統治下で設置された療養所を法律の
○福島みずほ君 いや、私は是非尾辻大臣の下でこれやはり促進していただきたいと心から思っています、十一回にわたって協議をされ、かつ検討となっているわけですから。どうでしょうか。
○福島みずほ君 もう少し、検討というふうに附則に、第二条になっていて、これは具体的に日韓でなっている。もう少し踏み込んで、いつまでにどのようなというところまでもう少し踏み込んで是非答弁をお願いします。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。 前回、在日外国人の無年金問題についてお聞きをしたので、一点だけ再度確認させていただきます。 在日外国人の無年金問題は、附則第二条で検討というふうになっております。前回、検討いたしますという答弁だったので、もう一つ具体的にどうされるのかお聞きしたいと思います。 この問題は、在日韓国人の法的地位及び待遇に関する日韓局長級協議において、これまでに既に十一回にわたって
○福島みずほ君 おっしゃるとおり、日韓のアジア局長会議に厚生労働省は参加をしていらっしゃいます。ここで問題になっているテーマ、無年金の在日韓国人障害者及び高齢者問題については、資料を読みますと、議事内容で問題とされております。 厚生労働省としてはこれについてどのような対策を具体的に取られていらっしゃるんでしょうか。検討されていらっしゃるのか、汗をかいていらっしゃるのか、是非教えてください。
○福島みずほ君 問題点はよく分かっております。 今日、厚生労働省にお聞きをしたいのは、この検討、第二条、今厚生労働大臣がおっしゃいました二条に、その結果に基づいて所要の措置が講ぜられるものとする、これが検討ということで附則にあります。厚生労働省はどのような検討を行っているのか、それについて答えてください。 日韓のアジア局長会議で毎年毎年、無年金の在日韓国人障害者、高齢者もそうですが、無年金問題が
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。 まず、在日外国人の障害者への年金問題についてお聞きをいたします。 無年金障害者への給付法は、一部の無年金者を救済することとして成立いたしました。しかし、外国籍者は除外されております。こうした在日無年金障害者に対する支援体制をどのように考えていらっしゃるのでしょうか。
○福島みずほ君 厚生労働省は障害者施策をやることを返上されたらいいと思います。 人は確かにガス料金、水道料金、そしてガスとの契約、供給契約結び、水道料金を払います。しかし、それと基本的に違うじゃないですか。公共サービスを何と考えているのか、それがこの法案で問われていることです。 タクシーに普通の健常者が乗る、そういう話ではありません。トイレに行ったり、御飯を食べたり、障害のある子供を学校にやる、
○福島みずほ君 日常生活に必須のこと、買う主体になるということはお金がなければ駄目です。日常的に必須のことをお金がなければ買えない。問題じゃないですか。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。 〔委員長退席、理事武見敬三君着席〕 十月六日の厚生労働委員会におきまして私が質問したことについて中村局長が答えたことについて、まず御質問いたします。 中村局長は、サービスは買うものだと、みんな買う主体になる、やはり利用者の方もシェアできる範囲でコストをシェアしていただく、それが新しい福祉の考え方ではないかと答弁をされています。 買う主体になる、これが
○福島みずほ君 知的障害の団体でも法案に賛成しているところもありますけれども、なぜ意見が違うのだと思われますか。小田島参考人、お願いします。
○福島みずほ君 ありがとうございます。 次に、小田島参考人にお聞きをいたします。 一割のお金を払うことについて先ほど話してくださいましたが、今、ピープルファーストでは何度も国会の近くで泊まり込みの抗議行動をやっていらっしゃいます。皆さんどんな気持ちでやっていらっしゃるか、語ってください。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日は本当にありがとうございます。 まず、橋本参考人にお聞きをいたします。 先ほど紙を渡しましたが、端的に障害者自立支援法案の応益負担についてどう思われますかと。橋本さんが書いていらっしゃる論文も読ませていただきましたが、どう思われますかということについて教えてください。
○福島みずほ君 みんなで負担というのであれば、障害を持つ、あるいは腎不全の患者さんたちの中での、その中での負担を、どうパイを分けるかという話ではなくて、みんなの負担ということであれば税金も含め国民全体で負担すべきではないですか。
○福島みずほ君 検討していきたいということですが、私は根本的に障害者自立支援法案、まず定率応益負担であることが問題であること、それから今の答弁に端的に明らかなように、検討していきたい、検討していきたい、モデル事業を実施しており、これからサービスメニューを考える、これから検討する、そういう答弁であれば、私たちは一体どうなるのか全く予測ができません。発達障害、難病などを含めどういうふうに仕組みをつくるのか
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。 先日の地方公聴会でも定率負担、あるいはたくさんの懸念が表明をされました。障害のある人やその家族の不安は全く解消されていないというふうに考えます。 発達障害者へのサービスについてお聞きをいたします。 廃案になりましたが、衆議院厚生労働委員会附帯決議七月十三日付けで記されている内容に次のようなものがあります。「障害者などの福祉に関する他の法律の施行状況を踏
○福島みずほ君 そのとおりです。応益負担、それが出てきているので皆さん不安なわけです。手順が違うと思います。就労支援や教育の中のかなり平等化あるいは手助けするということがあった後におけるどうしようというなら分かるんですが、まず財政上の理由から応益負担、一割払えとなれば、みんな不安になるのはこれはもう当たり前です。 実際、減免措置があろうがなかろうが、ミーンズテストがあり、審査があります。だとすれば
○福島みずほ君 今、国会前でも座込みの人たちがたくさんいます。前国会を経ても障害者の皆さんが不安を抱えているのはなぜだと思いますか。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。 障害者自立支援法案が再度提出されて審議になっていることに非常にショックを受けております。私もあるお母さんから手紙をいただきました、話もしました。聞いてください。 私の息子は一種一級の身障手帳を持ち、知的にも障害がある重度障害者です。今年二十八歳になりました。支援費制度が実施される二十五歳までヘルパーを使うこともできず、作業所に通う以外は親がすべてでした。
○福島みずほ君 日本はこれまで、二度と戦争をしないと決めた憲法九条があったので、日本の若者は海外へ戦争へ行くことはありませんでした。人を殺すことも、自衛隊員が殺されることもありませんでした。 総理が言うように、集団的自衛権の行使あるいは憲法九条、自民党の憲法改正草案第一次案が言うように、改正をもし仮にすれば、例えばイラクで自衛隊は爆弾を落とし人々を殺すことが憲法上可能となる。少なくとも憲法上の制約
○福島みずほ君 総理は、大増税についても憲法改正についても言及をされませんでした。民意は問われていない。この点について、憲法改正については慎重に議論すべきだと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。 総選挙で、総理は郵政民営化に賛成か反対かを問うのが今度の選挙だとおっしゃいました。憲法改正については民意は問われていない、こういう理解でよろしいですね。