1970-04-07 第63回国会 参議院 文教委員会 第8号
○政府委員(福原匡彦君) 先ほど大臣から申し上げましたように、放送の実施主体、大学の設立主体等につきましては、いろいろと議論を重ねていった大体最後のあたりで審議をすることになっております。この放送大学準備調査会の前に放送大学問題懇談会というものが置かれまして、ここで基本的な問題についての御意見を承ったわけでございます。そのときの意見書には、まず設立主体につきまして、放送大学の設立は国が行なうべきであるという
○政府委員(福原匡彦君) 先ほど大臣から申し上げましたように、放送の実施主体、大学の設立主体等につきましては、いろいろと議論を重ねていった大体最後のあたりで審議をすることになっております。この放送大学準備調査会の前に放送大学問題懇談会というものが置かれまして、ここで基本的な問題についての御意見を承ったわけでございます。そのときの意見書には、まず設立主体につきまして、放送大学の設立は国が行なうべきであるという
○政府委員(福原匡彦君) 大学局長の説明に補足して申し上げますと、現在放送大学の設置準備調査会におきましては、その問題について村山局長が後段に申しました放送大学で講義をいたしました内容を、他の大学が利用するということについて、むしろ積極的に利用できるような内容のものを講義したい。さっきちょっと大臣からも御説明申し上げましたけれども、現在の教室講義の一時間を放送講義の一時間でやろうということをきめましたのは
○政府委員(福原匡彦君) 昨年の十一月十一日に放送大学準備調査会が発足したわけであります。その後、小委員会を含めまして先週までに十五回調査会を開催いたしました。この結論の出る目標の時期でございますが、一応私どもとしては七月ごろには結論を出していただきたい、この辺を目標にして審議を進めておるわけであります。
○福原政府委員 御承知のように、本年度までに八つの――現在まで六つ国立青年の家が建設されておりまして、四十四年度におきまして、第七、第八青年の家の着工の予算がついております。来年度の予算といたしまして、第九青年の家を建設するということで、その基礎工事の一部になります二千万円の予算を来年度計上いたしております。 その規模につきましては、中央青年の家を除きまして、大体同じ規模でこれまで建設を進めております
○福原政府委員 お答え申し上げます。 ただいま国立青年の家の予算について、来年度の計上額について御質問ございました。来年度総計といたしまして約十一億円ほどの予算を計上いたしております。
○福原政府委員 お答え申し上げます。 山中先生からかねがね御指摘いただいておりまして、ことしようやく少年自然の家というのが芽を出したわけでございます。本年度予算といたしましては、施設費千五百万、一館千五百万の三カ所分ということで定額補助でございます。あと設備費が百万ございます。
○福原政府委員 この準備調査会といたしましては、できればいま御指摘のように七月、八月ごろまでに意見をまとめたいという目標で、御審議を願っている次第でございます。 〔委員長退席、加藤(常)委員長代理着席〕 開設の時期との関連になりますけれども、この準備調査会の結論だけですぐ開設に結びつくというまでには参らない。まだいろいろな手続がそれから出てまいるわけでありますけれども、いままで公にされております
○福原政府委員 御質問の問題がたいへん広範でございましたので、私の答弁が十分でございませんで、補足をしてただいまの御質問にお答え申し上げたいと存じます。 学位取得につきましては、やはりこの大事な電波を使って大学をここにつくるということになりました場合、やはり国民の気持ちからいって、それによって学位が取れるという、そのことはどうしても基礎に置くべきだということで、このコースをつくります場合にも、これをきちんと
○福原政府委員 お答え申し上げます。 ただいま武部委員から放送大学の構想について御質問がございました。御承知のように、昨年の十月から十一月にかけまして放送大学問題懇談会が、文部大臣、郵政大臣の諮問機関として開催されまして、そこで意見書が提出されました。放送大学について、政府として今後こういった方向で検討したらどうかということについて御意見を承ったわけでございます。それに基づきましてさっそく十一月十一日以降
○政府委員(福原匡彦君) これら青少年の家につきましても、あるいは勤労青少年ホームにおきましても、正規のカウンセラーの制度というものができておりません。制度ができておりませんで、ただ職員が置かれている。その職員について、どういう能力を持った指導者がいいかというようなことについては、ある意味でその設置する県なり市町村なりの判断によって置かれているというような状況でございます。私どもとしては、社会教育研修所
○政府委員(福原匡彦君) いま萩原先生のお話の、勤労青少年のための施設でございますが、これが文部省だけでなくて、また労働省その他もいろいろそのための対策を立てておりまして、いろいろな形でその施設の用意をしているわけでございます。ただ、都市化の進展と申しますか、都市に人口が流入しております。ことに青少年の流入が激しいわけでございますが、それに対応するだけの施策が十分立ってないというような現状でございます
○政府委員(福原匡彦君) 答申の具体化の方向につきまして、実は検討始めたところでございまして、いまのところ、既存の放送局によるものはこの答申では一応考えていない。教育機関による放送ということでございますから、線のワクはございます。その中でいろいろの形について検討始めたところでございます。
○政府委員(福原匡彦君) 財政措置につきましては、実はこの答申が出ます前に私どもとして、かりに積算をいたしまして、教育機関、テレビとFMにおきまして二ヵ所ずつ実験的な局を持つとした場合のその設備費として半額援助することにしての二億数千万という積算をはじいたことがございます。ですから、それが半額補助でございますから、テレビ、ラジオ一ヵ所ずつで二億数千万ということになります。そういう設備費をはじいたわけでありますが
○政府委員(福原匡彦君) ただいま先生のお話しのように、去る三月の二十九日に社会教育審議会の「教育専門放送のあり方について」という答申がございました。その中には大学のことだけでなくて、もっと広く教育全般にわたりまして放送を活用すべきではないか、現在の教育の質量ともに拡大している時期に放送というメディアを日本人はまだ十分活用し切っていない、ことに教育関係で活用していないうらみがあるということで、相当長文
○政府委員(福原匡彦君) いま鈴木先生お話しのように、一昨二十九日の日に社会教育審議会におきまして教育専門放送のあり方につきまして一年半審議しておりました結果を答申してまいったわけでございます。その答申の内容につきましては、実は六十ページ余りにわたる大部のものでございますので、要点を申し上げましても何か落すおそれがございますが、全体の基調といたしましては、現在、教育の内容が質量ともに拡大してまいっておりますおりから
○政府委員(福原匡彦君) アメリカ側がこれからおりた原因につきましては私も十分把握しているわけではございませんけれども、一つはロイアルティーと申しますか、著作権上の問題、それからもう一つは日本語から向こうに吹きかえる料金の問題等の関係で、まあこの日米教育テレビセンターに相当するアメリカ側の機関はNBCでございますけれども、そことして運営できなくなったというふうに事情を承知しております。しかし、私、まあほとんどこれは
○政府委員(福原匡彦君) ただいま郵政省のほうからもお答え申し上げましたように、実は来年度から開店休業のような状態になってしまうわけでございますけれども、その理由のおもなものはアメリカ側の事情でございます。日本側の事情といたしまして、ただいま鈴木先生御指摘のように、アメリカから送ってまいりましたものをNHKから、ほとんどNHKで放映している、民放が放映していないということにつきましては、実はたいへん
○政府委員(福原匡彦君) 社会教育審議会の発足以来、相当の数の答申あるいは意見具申、建議等がございました。最近ではPTAのあり方につきまして、その他——実はきょうも社会教育審議会をやっているわけでございますが、そこで教育構想に関しまして答申をいただくことになっております。これらにつきまして、その実施につきましては予算を伴うものがございましたり、あるいは考え方につきまして関係者の共通理解を得るといったようないろいろの
○政府委員(福原匡彦君) ちょっと過去五カ年の数字を、いま大臣が申し上げた形では持ってまいっておりませんので、別の形になりますけれども、国の教育費とそれから社会教育関係費と、こういうことで最近の数字を述べさしていただきたいと思います。 昭和四十年が国の教育費が四千四百六十九億でございまして、その中で社会教育関係費が十二億七千万ばかりでございます。四十一年度が国の教育費が五千八十七億円でございまして
○政府委員(福原匡彦君) 御指摘のとおり、何か自発的に集まるのでなくて、そこに無理に集めるというようなことでございますれば家庭教育学級一開設の趣旨も失われる、かように考えます。その一内容につきましては実は私新米でございまして、昨年度の実績等につきましては、塩婦人教育課長も一緒に参っておりますので、婦人教育課長から御説明申し上げることをお許しいただきたいと思います。
○政府委員(福原匡彦君) 御承知のように、家庭教育学級、各地方におきまして非常に活発にされるようになりました。本年度わずかでございましたけれども若干の——一千学級の増加を見てその補助金が予算に計上されるに至ったわけでございますけれども、これの実施にあたりましては、各都道府県におきまして、各都道府県内の来年度の計画を見まして、その中から文部省のほうへ申請をしてくる、こういうことになっております。
○政府委員(福原匡彦君) 萩原先生から御激励をいただきましてまことにありがとうございます。実は、社会教育の予算、私ども努力してまいっておりますけれども、決してこれで満足だとは思っておりません。総花的という御指摘がございましたけれども、ある意味で社会教育の予算は総花的にならざるを得ないというくらいに、薄く広くと申しますか、そういう形で現在予算化されている現状でございまして、さらに研究を進めまして、ただいま
○福原政府委員 いまの難視聴地域の学校につきましては、これはかねがねNHKあるいは郵政省の御努力によって漸次解消されてまいっておりますので、そちらの御努力に期待している次第であります。
○福原政府委員 お答え申し上げます。 ただいま川崎先生御指摘のように、利用率が小学校で八二・一%、中学校で五五・五%ということでございまして、実はこれは利用率でございますので、テレビの所有率から申しますと、もちろんそれぞれそれよりも大きい率となっておりまして、昭和四十二年度の文部省の調査によりますと、所有率は、僻地の学校につきまして、小学校八七・三%、中学校七四%ということでございます。教育における
○福原政府委員 補足して御説明申し上げますが、UHFのテレビ電波がまだ残されていると大臣申されたとおりに、実用化の時代に入りまして。いま割り当ての段階に入ってまいっております。これを教育専門放送のほうに重点的に確保してほしいということを、一昨年郵政省に文部省から申し入れをいたしております。あわせて現在社会教育審議会に、有島先生お話しのような、教育機関がいかにこうした放送を活用すべきかということについて
○福原政府委員 お答え申し上げます。 ただいま御質問の点で、ございますが、わが国の現況といたしまして概括して申し上げますと、必ずしも先進諸外国に比べてテレビ、ラジオ等の活用が教育面において進んでいるということは申し上げられないと思います。具体的に申し上げますと、高等学校教育のためには、たとえばNHKの高等学校通信教育番組というものが高等学校の制度の中に入っておりまして、現在七十三、通信制の課程を持
○福原政府委員 先般、長谷川先生から御質問がございまして、その後、長谷川先生御尽力くださった結果だと思いますが、五月一日に神奈川県知事、横浜市長の、この件に関する会談が持たれたようでございます。その翌日、横浜市の市議会の文教委員の方々あるいは局長などが私のところにお見えになりまして、地元としては、文化財保護委員会が史跡を拡大する、あるいは国庫補助を用意するということであるならば、何とか少なくとも日向山
○福原政府委員 私にも御指名がございましたので、稲田委員長の御説明で尽きていると思いますけれども、若干補足をさせていただきますと、文化財保護審議会につきまして、新しい文化庁の機構の中で、その位置づけについて私ども配慮いたしましたのは、普通の諮問機関でございますと、定数二十名とかそういう形になりまして、多くても月に一回というような開催になってしまいます。それで、現在の文化財保護委員会というものが定例会
○福原政府委員 ただいま長谷川先生の御質問は、文部大臣あるいは文部省というものが、現在の文化財保護委員会の場合どう関係があり、それが今度文化庁ができました場合、文化庁長官と文部大臣との関係でどう変わっていくかということだと思います。それにつきましては、御承知のように、現在は行政委員会でございますので、一応指定その他文化財の重要案件につきましては、文化財保護委員会が、文部大臣から独立してこれを処理することになっております
○福原政府委員 受田先生御指摘のように、若干部分的にはあろうかと存じますが、ちょっといま数字を持ってきておりませんので……。
○福原政府委員 皇室財産につきましては、原則として宮内庁において注意深く保存されますので、国宝、重要文化財には指定をしないことになっております。
○福原政府委員 ただいま先生のおっしゃいますように、文化財保護委員会ができましたのは法隆寺の焼失というのが一番直接的な契機になっております。その当時におきまして、文部省の内部におきましてもそういう機運が動いていたかと存じます。いまの詳説の中にもございますが、技術的な面は国立博物館でございまして、事務的な面を文部省の文化課でございますかが担当していたというような状態でございまして、何とかこれを一貫したものにしたいというときに
○福原政府委員 ただいまお話しのように、国と県と市の多少熱の入れる時期の食い違いのようなものがあるいはあったかもしれないと思います。これは私考えておりますのは、県、市とはよくこのことについて話しておりますし、私ども、お話に見えたときに、国としては補助金という形で買い上げに対処しておりますので、直接こちらから、国のほうとして先に買い上げるといいましても、これは実現できない問題でございますので、市のほうでそういうことについて
○福原政府委員 私ども、文化財保護の立場からこの称名寺の史跡に対しておりますので、これだけ独立して、ただいま長谷川先生から御質問いただきまして、専門家でございませんので十分にお答えできないかと思います。むしろ長谷川先生のこれからの御質問によってお答えしようかと思っていたわけでございますけれども、おそらく現在その史跡として指定しておりますのは称名寺の内界でございます。内界でございますから、外界というものがあったはずなんでございますけれども
○福原政府委員 お答え申し上げます。 史跡の称名寺につきましては、ただいま長谷川先生からお話がございましたように、これは北条実時が金沢文庫を創立いたしまして、その金沢文庫が現地に残っておりました。その中にたくさんの国宝、重要文化財がございます。そういう意味におきまして、お寺としてももとよりでございますけれども、重要文化財を所蔵しておるという意味におきましても、史跡としても非常に重要なものだと考えております
○政府委員(福原匡彦君) これは国道百六十五号線のバイパスでございますが、藤原宮跡を通るということで、発掘調査を現在進めている最中でございます。で、これは平城宮跡と違いまして、藤原宮跡の宮域というものがほとんどわからなかったものでございますので、そのバイパスの通る路線によりまして、これが内裏あとを通るということが一応推定されまして、その内裏の範囲、それから宮域の範囲というものを早急に検出いたしたいということで
○政府委員(福原匡彦君) ただいまの新しいルートにつきまして、文化財としてあらかじめ何が埋蔵されているか発表せよという、こういうようなお話でございまして、私ども前回のときにお答え申し上げましたように、新しいルートにつきましては、事前に調査させていただきますけれども、これは記録として保存するための調査でございまして、道路の工事に支障のないように、それを妨げることのないように、十分注意して建設省の御計画
○政府委員(福原匡彦君) 最近になりまして平城宮跡の東に伸びていることがわかったということでございますけれども、大森先生いまお話のように、地元ではそういうことは早くからわかっているのだ、それを学者が信用しないでいて、いまになって騒ぐ、それでかえって地元が非常に迷惑しているというお話でございます。ほんとうに地元に御迷惑をかけて、その点はたいへん恐縮しているわけでございますけれども、ただいまの平城宮跡が
○政府委員(福原匡彦君) 先ほども申し上げましたように、新しい路線が提示されましたならば、事前調査はやらせていただきますが、これはただいまの平城宮跡の東側の調査に比べますれば、むしろ記録保存を中心にいたします事前調査でございますので、道路に支障のないようにやってまいりたいと、こういうふうに考えます。
○政府委員(福原匡彦君) ただいまの西山先生の論文につきましては、私どもはあらかじめお伺いしたこともございませんし、私どもの考え方というものが出ているわけでもございません。私どもは道路につきましては、これは専門の建設省のほうで路線をきめていただく。それにつきまして私どもは調査をさしていただく、私どもが路線につきまして、ここでなければならないということは僣越だと考えておりますので、建設省のほうの御発意
○政府委員(福原匡彦君) ただいま建設大臣、道路局長から経過についてお答えいただきまして、私としてそのことにつきましてはっけ加えることがございません。ただ、もし私どもがこのことにつきまして執拗なまでに建設省の工事にお願いをしておりましたのは、ほかの遺跡と違いまして、平城宮跡は宮跡といたしましてはほとんど完全に近いただ一つの重要な宮跡でございますので、それが東側に張り出しているということがわかりました
○福原政府委員 お答え申し上げます。 ただいま宮内庁から御答弁がございましたように、非常に大切に保存されておりますので、そうしたものにつきましては、私ども文化財保護委員会としても、たとえば宮内庁の保管しております宝物あるいは史跡等につきまして重要文化財、国宝、史跡等に指定していないのと同様に、三種の神器あるいは壷切の剣あるいは宮中三殿というものにつきましても、現在までそれを国宝に指定をするということは
○政府委員(福原匡彦君) お答え申し上げます。 文部大臣退席しておりますので、私から新しい文化庁になりました後の諮問機関として、文化財保護審議会というものを予定しておりますが、この文化財保護審議会の構想につきましてお答え申し上げます。文化財保護審議会につきましては、現在の文化財保護委員会の長所というものを、できるだけそのまま使いたいと思っております。したがいまして、その構成につきましても、ほとんど
○政府委員(福原匡彦君) お答え申し上げます。 文化財保護につきまして私どもの考えておりますのは、わが国の古来からの伝統文化、これはわが国の精神をつちかってきたものでございます。この点を最近の開発その他の風潮の中におきまして、とかく無視されるという面がございます。この点につきまして、私どもとしては現在一番憂慮しておるわけでございますけれども、その中にありまして重要なもの、価値の高いものにつきまして
○政府委員(福原匡彦君) お答え申し上げます。 ちょうど文部大臣退席されましたので、私、文化財保護委員会の事務局長でございますので、文化財保護委員会を廃止することになりましたいきさつにつきましては、私からはあるいは妥当でないのかもしれませんけれども、お答え申し上げたいと思います。これは文部省といたしまして一局削減ということを実施いたしますのに、文部省の内局といたしまして文化局がございます。これは現代
○福原政府委員 お答え申し上げます。 初めに、建造物の防災につきまして、戦後いろいろ重要な国宝その他が火災にあったりいたしました。これは、私どもといたしましても、防災のために予算の面におきましても、ほかのものよりも格段に力を入れて、来年度もその予算の伸びを十分に考えたつもりでございますけれども、まあこういう状態でございましたので、先ほど御指摘のように、いまからやってまいりますとまだ十年ぐらいかかるぐらいの
○福原政府委員 お答え申し上げます。 ただいま玉置先生から、建造物修理について現在約七億六千万円程度の修理をしているわけでございますけれども、それでは今後二十年ないし三十年、修理にかかるではないかという御質問がございました。これは後ほど仰せになりました修理技術者との関係もございまして、予算だけが伸びましても、それを担当する技術者が十分いないということとからみ合っているわけでございます。技術者が、現在百人余
○福原政府委員 お答えいたします。 ただいま谷川委員から御指摘のありましたように、平城宮址の東側のバイパスにつきましては、実は一昨年の三月、文化財保護委員会といたしまして、建設省の道路計画に了解を与えたものでございます。これは、その時点におきましては、古くからの定説として平城宮址は方八町、一キロメートル平方ということで、だれも疑う者がなかったわけでございます。ちょうどその方八町の東側には東一坊大路