1962-09-20 第41回国会 参議院 社会労働委員会 閉会後第1号
○説明員(福井徹君) ただいまの御質問の趣旨は、今、荻野課長からも指摘がございましたように、教護院の問題でございますのか、少年院の問題でありますのか、よくわかりませんが、私たちの法務省の所管といたしております少年院につきましては、少年法並びに少年院法の基本法のもとに運営されており、全国に分院を入れまして六十一カ所の少年院を持っているわけでございます。ここに収容しております数は、昭和三十六年度におきまして
○説明員(福井徹君) ただいまの御質問の趣旨は、今、荻野課長からも指摘がございましたように、教護院の問題でございますのか、少年院の問題でありますのか、よくわかりませんが、私たちの法務省の所管といたしております少年院につきましては、少年法並びに少年院法の基本法のもとに運営されており、全国に分院を入れまして六十一カ所の少年院を持っているわけでございます。ここに収容しております数は、昭和三十六年度におきまして
○説明員(福井徹君) 勤務条件といたしましては、法律上は、国家公務員法の規定に従いまして四十四時間勤務というのが法律上の建前でございます。しかしながら、少年院は、御存じのように、収容人員を一年じゅうかかえておりますために、そこに勤務いたします職員は、文字どおり二十四時間勤務を余儀なくされるわけでございます。したがいまして、ただいまおっしゃっていただきました人員をもちまして全国約六十カ所の少年院を管理
○説明員(福井徹君) 御質問にお答えしたいと思います。 少年院に現在収容しております少年の数は、昭和三十六年十二月末現在におきまして、全国で、九千三百六十九人でございます。そのうちに九百五十二名の女子が含まれております。 少年鑑別所に収容しております収容者の数は全国で、同じく昭和三十六年十二月の一日平均でございますが、収容人員は千七百五十六名、そのうちに百四十九名の女子が含まれております。少年鑑別所
○説明員(福井徹君) 形務所の職員の勤務体制と申しますか、勤務時間の状況は、いろいろな種類がございますが、まず大まかに分けますと、日勤職員と昼夜勤職員というふうな種別になっております。いわゆる二部制とか三部制とか言われます勤務体制は、いわゆる昼夜勤務者に対して行なう制度でございます。現在刑務所ではその昼夜勤の勤務者はどんな体制でやっておるかと申し上げますと、それは二部制でございます。したがいまして、
○福井説明員 ただいま私の説明しました、少年院長が資格を与えることができるという根拠を与えております条文は、少年院法の第五条でございますが、第二項に「少年院の長は、前条各号に掲げる教科を修了した者に対し、修了の事実を証する証明書を発行することができる。」この規定に基づきまして、権限としては、少年院長が卒業の資格証書を与えることができることになっております。ただしかしながら、現実といたしましては、少年院
○福井説明員 少年関係につきまして、各省との関係をどのように持っておるかというような第一の問題点について御説明申し上げます。少年院に収容されております少年は、もちろん収容以前におきましては、家庭裁判所の綿密な調査を受けまして、同時に、少年鑑別所におきましてその資質等の鑑別をいたしました結果に基づいて、少年院送致という処分を受けたものでございますが、私たち法務省において収容いたしました少年院の対象者は
○福井説明員 労務賃という考え方の御質問の趣旨は、どちらであるか、私明確にすることはできませんが、現在刑務所の作業を運営いたしております際の受刑労務というものは、その対価は国庫へ帰属するわけでございますが、その意味での労務は、大体日に九十円から百円くらいに上がっております。それを対価と言えるかどうかわかりませんが、そういう対価を国庫へ納める基礎の数字というふうに考えて、運営して参っておるのであります
○福井説明員 御趣旨のところは私たちもよくわかりまして、今後ともに努力をいたしたいと考えておるわけでございます。ただ置き便器を水洗式に改造いたしますという操作は、考えの上では非常に簡単でございますが、最後のページにも掲示してございますように、一つの便器の装置そのものについて二万五千円ぐらいの金がかかるわけでございます。しかもそのほかに、明治時代あるいは大正前期にできました特に木造の刑務所におきましては
○福井説明員 矯正局長が出張で不在のために私がお答えいたします。 ただいま便所に関する基本的な考え方は、衛生の観念というふうなことよりも、むしろ人道的な立場において基本的に考えなければならない問題ではないかというお話をいただいたわけでございますが、まさにその通りでございまして、私たちももちろんそのことを基本に置いて考えなければならないという立場は、お説と全く同一でございます。ただ現在まで、これらの
○説明員(福井徹君) テストの問題のようでございますが、少年院または鑑別所なんかで行います資質鑑別のテストの種類はいろいろあるようでございます。知能を調べるテストであるとか、性格を調べるためのテストであるとか、その他特異な性格いわめる性格異常あるいは精神病に近いような性格を調べる方法であるとか、そういうもののためにたとえばIQテスト、あるいは向性テスト、あるいは適性テスト、その他専門的にわたりますが
○説明員(福井徹君) 現場の少年院や刑務所に勤務いたしまして、施設の長あるいは監督官としております場合に、一番苦心しなければならない点は、ただいま御指摘になりましたように、教官の訓練あるいはその他の職員の訓練、これが最も第一に考えなければならないことだということは、私たち長年の施設経験を通じて肝に銘じておるところでございます。従って、私たちも各施設に参ります場合には、それらの所属している職員の資質をまず
○説明員(福井徹君) 全国の少年院の中でも浪速の少年院とか、多摩の少年院、その他著名な少年院は大体当初から少年院のために設計されて作られた建物でございまして、私は幸いにそういう勤務場所を与えられました関係で、十分な施設の整ったところで勤務したのであります。しかしながら、御存じのように、終戦後、少年院の収容人員が、今の少年法改正とともに膨大な数になるに伴って、施設の不足を補うために従来の軍施設であるとか