1973-03-16 第71回国会 衆議院 運輸委員会 第9号
○磯崎説明員 御承知のとおり、先生もすぐ現地においでになったそうで御承知であると思いますけれども、あの日は六時六分に電車が参りましたきり、約一時間、平常ならば十五分間隔に四本来るべきところに、約一時間電車が来なかった。したがってホームにお客さんが相当一ぱいいた、これが直接の原因でございます。 〔発言する者多し〕
○磯崎説明員 御承知のとおり、先生もすぐ現地においでになったそうで御承知であると思いますけれども、あの日は六時六分に電車が参りましたきり、約一時間、平常ならば十五分間隔に四本来るべきところに、約一時間電車が来なかった。したがってホームにお客さんが相当一ぱいいた、これが直接の原因でございます。 〔発言する者多し〕
○磯崎説明員 いまの御質問の中で安全の問題は、私は当委員会で何べんも申し上げておりますが、これは私の生命でございます。私自身の生命でございます。したがって私といたしましては、いままでの実績をごらんくださいましても、安全については全力をあげてやってきたつもりでございます。しかし、私ども国鉄関係者といたしましては、やはり事故対策というのは無限でございます。しかし、金は有限でございます。やはり無限に有限をもって
○磯崎説明員 御答弁申し上げます前に、いまの事態につきまして、私は国鉄の責任者として、国鉄の利用者並びに国民の各位に対しまして非常に御迷惑をおかけしていることに対しまして深く陳謝いたします。 いまの佐藤先生の御質問でございますが、あすに控えましたストライキ、いわゆる十二時間の拠点スト、これをやりますとほとんど貨物列車がいまより以上さらにひどくたまってしまいますし、旅客につきましても、かりに動労だけやったといたしましても
○説明員(磯崎叡君) 国鉄の合理化あるいは近代化の問題につきまして、全国でいろいろな問題が起きていることも、私、十分承知いたしております。また、各種の委員会におきましてもいろいろお話を承っておりますが、私どもといたしましても、やはり企業経営の近代化あるいは合理化ということはしなければならないと。しかし、もちろん先生おっしゃったとおり、何と申しましても利用者あっての国鉄であるということは十分肝に銘じているつもりでございます
○説明員(磯崎叡君) ただいま運輸大臣もおっしゃいましたが、実はいまなお交渉の継続中でございまして、私自身、当事者でございますので、いろいろ申し上げることもはばかったほうがいいような問題もございますので、きょうはしばらく私におまかせいただきたいと思っておりますが、いまこの席でどっちがいい悪いと言っても、どうしたらおさまるかということに私は全力を注がなければいけないということで、いきさつその他については
○説明員(磯崎叡君) 御報告申し上げます前に、一昨日の事件によりまして多数の乗客に御迷惑をかけ、また国民にいろいろ御不安の念を抱かせましたことについて、深く遺憾に思い、申しわけなく思っております。 要点につきまして簡単に申し上げます。 一昨日、三月十三日上尾駅におきまして起きました事件のいきさつを申し上げますと、当日は、午前六時六分に電車が上野に向けて出まして以来、平常ならば六時から七時までの間
○磯崎説明員 姫新線につきましては、先生いまおっしゃいましたように、現地で県御当局とその他といろいろお話ししておる最中でございますが、私、一昨日ですか、加賀山局長と直接話をいたしましたが、非常に努力をいたしまして現地の御理解を得るような方策をいろいろ講じているようでございます。たとえば実施期日等につきましても、非常に平和友好裏に現地ともいろいろお話ししておるようでございまして、したがって、特にまだ実施期日
○磯崎説明員 その小学校の問題は、私はよく存じております。ただ、老朽になっているので、それをどこかへ移転したいというお話があることもうすうす伺っております。その前に、現地の技術者との間に、国鉄の技術の総力をあげて騒音の減少につとめる、そしてその結果を見た上でということのお話し合いになっております。その点は十分私のほうでも了承していることでございますが、念のためにその当時の実際の仕事をやっていた担当者
○磯崎説明員 最近いろいろな事故、ミスがございまして、国民に非常に御不安の念をお持たせしておることは非常に申しわけないと思っております。ただ、一々の原因につきましてはいろいろございますが、その共通した原因というものを、たとえば全般的な問題については、特にないということは私は申し上げられませんが、しかしやはり個々の現象について、いまお示しのような結果が起きている以上、やはりこれは一々の原因のほかに何か
○磯崎説明員 北海道の生乳輸送につきましては、先生から前からお話がございまして、私どもも相当熱意を持ってやってまいった。端的に結論だけ申しますと、農林省のほうからお話があると思いますが、私のほうは送りたくてしょうがないのです。ただ、実際やってみますと、荷主があまり送ってくれない。私どもの手が届かない、たとえば価格の問題とか配給機構の問題があったんじゃないかと思うのです。私どものほうは荷主から御要請があれば
○磯崎説明員 まず先生の御質問のいわゆる地方交通線、ローカル線の問題でございますが、私どもといたしましては、道路輸送でやれるものは道路輸送にすべきだという考え方には変わりないのでございますが、ただ非常に将来性が見込まれるというものにつきましては、今後の問題を考えて、国土の再開発を考えてやるというところが少し変わってきておるわけでございます。したがいまして、線路を撤去するという問題と、それからその地域内
○磯崎説明員 この問題は私の副総裁時代からの問題でございまして、毎年この分科会で必ず沖本先生から御質問なされまして、私もいままでの経過は全部、私自身が一番知っていると思います。去年申し上げましたように、東京付近の通勤問題が大体見通しがつく。これは先般ある新聞で、私は東京の通勤には投資しないと言ったといわれた。私はそうではなしに、東京付近の複線化等は一応見通しがついたと申したので、何も東京付近にもう一切投資
○磯崎説明員 ただいまおっしゃいましたとおり、根本的には動力を近代化するのが一番大事だと思っております。御承知のとおり、日豊線をはじめといたしまして現在五カ所の電化の大工事をやっております。これは線ごとに完成年月が違いますが、根本的にはやはり電化あるいはディーゼル化しかないというふうに思っております。ただ、それができるまでの過渡的な問題といたしましても、御承知のとおり蒸気機関車は命脈が尽きておりまして
○磯崎説明員 先ほどの資料につきましては、多分運輸省のほうがお出しになったと思いますが、私のほうは、金でもって人の命を換算するというような考えは全く持っておりません。ただ、先生御指摘のように、隧道工事による死傷事故が非常に多いのはまことに残念であります。私自身も、たとえば隧道に入りますときには、まず工事現場の責任者に安全装置はどうか、どういうふうな死者があるかというようなことを必ず聞いて現場に入るようにしております
○磯崎説明員 十兆五千億のうちの、新幹線を除きましたものに対して一二%、新幹線を入れますと、十兆五千億に対する七千億でございますから、約七%。そうでございます。
○磯崎説明員 大都市の通勤輸送でございますが、四十年から四十七年まで、いわゆる第三次長期計画におきましての一部におきまして、約四千八百億の投資をいたしました。これは主として東京中心でございます。一応の目標を混雑率二四〇%というふうにいたしてやっておりましたが、当時四十年度二八〇%だったものが、大体いま二五〇%ぐらいに下がっております。これは東京を中心とするいわゆる五方面作戦と申しまして、すでにいままで
○磯崎説明員 ただいま大臣からお話がございましたけれども、まず新幹線の事故につきましてのその後の状況を申し上げますと、ちょうどあれが発生いたしましたのは先週の水曜日でございますが、その後現地におきまして、実際のあの車自体についていろいろなテストをいたしました。いわゆる現車試験と申しますか、いかなるテストをしてもきちっとした結果が出るということで、どうも非常に異常な状況が重なっているのではないかというふうに
○磯崎説明員 まず、昨年の十一月六日の北陸トンネルの事故におきまして、多数の死傷者を出しましたことをたいへん申しわけなく思っております。これはすべて私の責任と思っております。 その後のいろいろな対策につきましては、いま大臣がおっしゃいましたが、多少それを補足する意味で申し上げますと、いま先生の御指摘の外部との連絡通信でございますが、もちろん隧道、あのトンネルの中にも電話設備がございましたけれども、
○磯崎説明員 なかなか概論的にそう申し上げられないまでも、私どもの気持ちといたしましては、いま先生のおっしゃったような気持ちでもってぜひ進んでまいりまして、やはり新幹線を環境とマッチさせたものにしたいという希望、熱意を持っております。
○磯崎説明員 ただいまお説のとおり、騒音と振動とは相当実は違った影響になっております。騒音につきましては、大体いろいろな角度から判定がわりあいに容易であるということで、私のほうでも、先生御承知のとおり、約一キロおきに十二メートル半、二十五メートル、五十メートルという距離によりまして、一地点について三カ所ずつはかりまして、大体、沿線につきましては一応調査を全部終わっております。もちろん多少家々によって
○磯崎説明員 最近、いまお説のとおり非常に事故が頻発いたしまして、皆さまに非常に御心配、御不安をかけていることはたいへん申しわけなく思っております。 私どもも、昨年の十一月の北陸トンネルにおきまして、いままでかつてなかった事故を惹起いたしまして、それにつきましても、いろいろ検討し、またできるだけの応急策を講じてまいったわけでございますが、それに数カ月を出ずして、いまお説のような事故が頻発いたしまして
○磯崎説明員 去る二月二十一日の十七時五十三分、東海道新幹線の大阪方の車庫、鳥飼というところでございますが、その車庫から出ました回送電車が本線に入りますところで脱線事故を起こしました。昨日の午前に開通いたしました。 まず、このために多大の輸送の混乱を来たしましたことをまことに遺憾に思い、申しわけなく存じておる次第でございます。 即刻各方面の技術者を現地に派遣いた.しまして、一応昨日の夕方帰京いたさせまして
○磯崎説明員 実は三年ほど前に、いまおっしゃったように、まあ純粋ローカル交通であって地方でやってやろうというものがもしあれば、いわば共同経営のような形でもってやりたいということで、二、三、実は具体的に線名をあげまして検討いたしましたけれども、いずれも非常に能率の悪いところでございまして、それを地方公共団体が引き受けてもはたして能率がよくなるかどうか自信がないということで、いまは全然計画も中断いたしておりますし
○磯崎説明員 ただいまの御質問にぴったりした御答弁になるかどうかわかりませんが、稼働率と申しますか、私のほうで運営いたしております鉄道が全国で約二万キロございます。二万キロをごく大ざっぱに二つに分けますと、いわゆる日本のバックボーンをなすような幹線系の線区とそれから地方交通、これは単純なる県内のローカル交通という意味でなしに、もう少し広い意味の地方交通でございますが、その地方交通をやっておる線区は約一万
○説明員(磯崎叡君) 第二点はちょっと技術的な問題でございますので、担当の常務からお答え申し上げます。 第一点の復旧時間の問題でございます。私も昨夜、けさまでかかるというので、そんなことはないだろうというので、ずいぶん督励いたしましたが、ちょうど御承知の、高架線にのぼる斜めのところでありまして、非常に足場が悪くて時間がかかる、高架のところで非常に時間がかかるというので、人数は相当出たようでございますけれども
○説明員(磯崎叡君) ただいま杉山先生から、安全問題についてきわめて適切な御高見を拝聴いたしました。やはり私ども輸送業務をやっておる以上、いかなるサービスよりも、やはり安全という問題が基礎であるということは肝に銘じておるつもりでございますが、やはりその信念に反して、こういう事故がときどき起こりますことは、私どもそのつど反省し、新しいことを考えて、一つずつ安全対策を進め、一つずつ事故の卵を消していくという
○説明員(磯崎叡君) 昨二月二十一日午後五時五十三分に、東海道新幹線の大阪方の車庫——魚飼という車庫でございますが、その車庫から、本線を運転する予定で出てまいりました電車が、本線に入るところでもって脱線いたしました。回送電車でございますので、お客さんはもちろん乗っておられませんでしたが、ちょうど下り本線を支障いたしまして、そのために下り列車は昨夜からあと全部運転を中止いたしました。中間に二十一本だけ
○磯崎説明員 私のほうでも、新幹線の建設にあたりましては、地元の、ことに自治体の方々とできるだけお話をした上でということで、そういうふうなお話し合いになっているというふうに思います。 いま先生のおっしゃったことは、たぶん私のほうの用地の中でやっておることじゃないかと思います。もちろん東北、上越新幹線は政府で決定され、法律の手続に基づいて決定され、また昨年度予算も国会において通過したわけでございますので
○磯崎説明員 わかりました。計画変更につきましては、やはり私、去年ずっと国会の審議を拝聴いたしておりまして、どの先生からも、ローカル線を廃止すべきじゃないという強い御意見が承れました。もっとも学者の中では、むしろ純粋に交通機関として見た場合には、鉄道の使命というものは、ある一定以上の輸送のロットがなければむだだという意見もございます。しかし、そういう鉄道の単なる経済性から見た使命、それから新しく、いわゆる
○磯崎説明員 ただいまの御質問、今回の計画の中で、十年間で今度を含めました四回の値上げ、それをやる自信があるか、こういう御質問だったというふうに拝聴いたします。
○磯崎説明員 前回の地方交通線の問題につきましては、御指摘のとおり、大体三千四百キロぐらいを五年間でやめたい、こういう案でございました。それを一挙にやめるわけにまいりませんから、五年間に少しずつやめていく。したがって、残る分につきましては、政府並びに地方公共団体からある程度の補助をする、こういう案でございました。その後それは、いま御指摘のとおり、いわゆる総合交通体系の中で国鉄の占める地位というものは
○説明員(磯崎叡君) ただいま運輸大臣がおっしゃいましたとおり、最近非常に石油の輸送量がふえてまいりました。これ以上貨車輸送することはいろいろ問題もあるということで、かねがねパイプライン輸送を勉強いたしておりました。前国会で石油パイプライン事業法の御制定もございまして、そのときにも参議院の議決がございまして、安全の確保についてたいへん強い御決心を伺いました。 私どものほうの計画は御承知かと存じますが
○説明員(磯崎叡君) いまの先生のお話のように、これからやはり新幹線その他にトンネルが非常に多くなります。これは市街部分では——町の部分では地下になりますし、そうでないところは大体トンネルということになるだろうと思います。そういたしますと、いまお話しのとおり、確かに長大トンネルがふえてまいります。したがって、私どものほうといたしましても、いま実は五キロ以上のトンネルが、いわゆる長大トンネルと申して、
○説明員(磯崎叡君) いまの先生のお話、お話としては私、よくわかります。あのときの状況を、私も現地に行って中に入ってみましたけれども、乗務員はまず先に、食堂車のうしろ寄りが焼けておったものですから、いわゆる食堂車が十一両と申しますか、あと十二両、十三両、十四、十五と、食堂車のうしろにまだ四両つないでおりましたので、とりあえず食堂車と、それに一番近い十二両を切ったわけでございます。そうして、十二両、十三両
○説明員(磯崎叡君) つつしんで先般の北陸トンネル内における列車火災事故について御報告申し上げます。 去る十一月六日午前一時十分ごろ、北陸本線の敦賀−今庄間——福井県でございますが——北陸トンネルの中におきまして、大阪発の青森行下り急行列車「きたぐに」五〇一列車、十五両編成、定員八百名、乗車人員約七百六十名——の前から十一両目に連結いたしておりました食堂車の中に火災が発生いたしました。 火災発生
○説明員(磯崎叡君) 国鉄の長大隧道は全国で五キロ以上が十八ヵ所ございます。その中には古い丹那トンネルのようなものもございますが、大部分は新しいものでございます。トンネルの中の防災、これは非常に技術的にもむずかしい問題で、確かに技術者の中ではいろいろ勉強はしておったようでございます。しかし、いずれも具体的に、たとえば排煙がいいのか、あるいは消火が大事なのかという根本論からなかなか議論が分かれてしまって
○説明員(磯崎叡君) 長大トンネルにつきましてのただいまの問題でございまして、いま先生のおっしゃったとおり、消防庁側でもって、たびたびにわたって、いま御指摘のようなお話が出たということを承りましたが、私どもの担当のほうにおきましても、そういうことは技術的には知っておったというふうに私は思っております、担当のほうでございますが。ただ、それをどう具体化するかということについて、いまいろいろ勉強しておった
○説明員(磯崎叡君) ただいま政務次官から御報告がございましたけれども、私から、北陸トンネル内における列車火災事故につきまして、つつしんで御報告申し上げます。 去る十一月六日午前一時十分ごろ、北陸本線の敦賀−今庄間にございます北陸トンネルの中におきまして、大阪発の青森行き下り急行列車「きたぐに」、十五両編成、定員八百名、乗車七百六十一名の前から十一両目の食堂車、これは三号車でございまして、オシ一七二
○説明員(磯崎叡君) 先ほど先生の御質問は、公害基本法をつくったときになぜ除かれたかという御質問だったと思います。私は立案者じゃございませんので、除かれた理由を十分つまびらかにいたしませんが、推定するとすれば、いわゆる大気汚染のようにわりあいはっきりしたものじゃなしに、非常に騒音、振動という個人的な、個人差のある問題、または物理的な問題だという意味で除かれたんじゃないかという意味で申し上げたのです。
○説明員(磯崎叡君) 立法の過程のお話でございますので、私のほうから申し上げるのに適当じゃないと思いますが、まあ技術的に不可能だということよりも、むしろその時点——公害基本法が立案されました時点におきます実態の把握が必ずしも正確でなかった。ことに大気汚染というふうな問題でなしに、騒音、振動というふうな物理的な問題であったために、次元の違う問題としてはずされたんじゃないかというふうに思いますが、私は、
○説明員(磯崎叡君) ただいまのお話、騒音、振動、テレビの問題でございますが、まあ時期がいろいございますけれども、最近におきます主として現地の、地元の方々からいろいろ問題が提起されております。この問題の提起によって調査いたしました数字、騒音、振動——テレビはちょっと別でございますが、騒音、振動別にちょっといまこまかい何戸という数字、持っておりませんが、担当者のほうから数字でお答えします。
○説明員(磯崎叡君) ただいま大臣がおっしゃいましたように、先生の御質問の冒頭のことでございます。 九月一日に仲裁裁定を実施することになりますることと、九月二日でございましたか処分の第一次通告と、全くこれは関係ございません。実は七月の下旬の予定でございましたが、ちょうど非常に災害が多うございまして、いろいろ輸送上の支障がございましたのでこれを延ばした。たまたま九月まで延びたと、こういうことでございまして
○説明員(磯崎叡君) ただいま先生からるる御指摘のございました監査報告書の問題、これは御承知のとおり、監査委員会は身分は私のほうに属しておりますが、全く私と独立の機関でございます。大臣の任命された機関でございます。私は、一切これに対して意見を差しはさむ力を持っておりません。独立の機関でございますので、その点は私からお答え申し上げるのはかえっておかしいと思いますので、申し上げません。 ただ、これと同
○説明員(磯崎叡君) 先般の国会でいま御指摘の二法案が審議未了になりましたことは、非常に私どもの計画には大きなそごを来たしました。その後、御承知のように、とりあえずベースアップの問題を控えておりまして、六月十六日に審議未了になりまして以来、六月二十三日にベースアップだけはとにかくやるということを前内閣できめていただきました。そうして具体的な労使の配分問題が先般きまりましたので、それと時を同じゅういたしまして
○磯崎説明員 昭和四十六年度の決算は先般公になりましたけれども、約二千四百億の償却費を計上したのは赤字でございます。したがいまして四十六年度末の財政の累積の赤字額は七千九百九十六億、約八千億の赤字でございます。昭和四十六年度が国鉄始まって以来の非常に悪い財政状態でございましたのは、いままではとにもかくにも償却費を計上する前はいずれにしても若干の黒字があったわけでございますが、昭和四十六年度は償却費計上前
○磯崎説明員 数字をこまかく申し上げませんので、ちょっと御了解に苦しむかと存じますけれども、先ほど申し上げましたとおり、ことしの予算の中でベースアップの分は、長期の借り入れ金をいたしましてべースアップをするというたてまえで予算そのものを組んでございましたので、いま申しましたとおり、約八百三十億の金を政府からいただきますれば、それはそのままベースアップに充てたわけでございますが、ただ千八百億近い運賃収入
○磯崎説明員 前国会におきまして、国鉄の財政再建問題につきまして種々御審議願ったわけでございますが、不幸にして参議院で審議未了と相なりまして、去る六月十六日に閉会になったままで今日まで至っております。 ごく概略その影響を申し上げますと、端数を切り捨てまして、ラウンドナンバーで申し上げて失礼でございますが、両法案、すなわち運賃法並びに財政再建法、すなわち運賃の値上げ法案と国からの助成法案と二つあったわけでございますが
○磯崎説明員 私もけさほどの新聞を見てまいりました。問題は、やはり国鉄が非常にいま企業経営としての困難な時期、それがあらゆる問題のバックにあることは私、事実だと思います。私どもといたしましても、実は、先般当委員会を通過いたしましたあの二法案がああいう結果になるとは全く予想もいたしませんで、すべてあれをスタートラインとして新しい事態を考えておったのでございますが、不幸にしてこういう事態になりました。私
○磯崎説明員 失礼いたしました。四十六年度末、すなわち四十七年でございます。
○磯崎説明員 午前中も御報告申し上げましたけれども、先生御承知のとおり、単年度の赤字に転じましたのは昭和三十九年度からでございますけれども、昭和四十五年度までの繰り越し欠損の合計が約五千六百六十四億という膨大な金額にあがっております。昭和四十五年度は、万博その他の関係で若干収入もよかったおかげで、純損失は千五百億くらいで済みましたけれども、昭和四十六年度、これはもともと初めから償却前赤の予算を組んだのは
○磯崎説明員 昭和四十五年度の日本国有鉄道の決算及び業務について、その概要を御説明申し上げます。 昭和四十五年度におきましては、万国博覧会の開催、景気動向の変化等の影響を受けまして、旅客及び貨物輸送量は前年よりわずかではございますが増加の傾向を示しました。 これを収入面で見ますと、営業収入は、旅客収入におきまして八千四百六十二億九千八百十四万円、貨物収入二千五百四十四億四千八百九十五万円、雑収入四百四十九億四千九百三十四万円