1987-07-02 第108回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
○説明員(石瀬博君) 警察の方では年間五十万人ないし六十万人の喫煙少年を補導しておりますけれども、その入手経路につきまして全体的に調査したことはございませんけれども、たまたま昨年六月神奈川県警察が一カ月間に補導した喫煙少年について調査したものがございます。それによりますと、補導した二千三百十人のうち、自動販売機から直接購入した者が千九百八十九人で、全体の八六%で最も多うございます。次いで、友人からもらった
○説明員(石瀬博君) 警察の方では年間五十万人ないし六十万人の喫煙少年を補導しておりますけれども、その入手経路につきまして全体的に調査したことはございませんけれども、たまたま昨年六月神奈川県警察が一カ月間に補導した喫煙少年について調査したものがございます。それによりますと、補導した二千三百十人のうち、自動販売機から直接購入した者が千九百八十九人で、全体の八六%で最も多うございます。次いで、友人からもらった
○石瀬説明員 舌足らずであったかと思いますが、今ほど御指摘のありましたようなケースに関連いたしまして、暴力事案が発生しているというような事実があるとすれば警察としては法に照らして厳正な対応をする、こういう基本方針でこれまでもまいっておりますし、今後もそういうふうな方向でまいりたいと考えております。
○石瀬説明員 月めんのことに関しましては、警察の調査の結果では、これは名称を申し上げるのはいかがかと思いますが、天草運輸という会社の作業員等とこれを阻止しようとする労組員との間に小競り合いがあったという、こういう報告を警視庁から聞いております。 それから、最近の事例ではどうかということでございますが、今、梅田ネームプレートの事案はどうかというお尋ねがあったわけです。この梅田ネームプレートという杉並区
○石瀬説明員 今ほどお尋ねの株式会社月めんの資機材の搬出に伴うトラブルについてでございますけれども、ガードマン立ち会いのもとにという御指摘であったわけでございますが、私どもの調査の結果では、資機材等の搬出に従事する運送会社の作業員とこれを阻止しようとする労組員との間にトラブルが生じて、支援労組員の一人の方がけがをされた、こういうふうに聞いております。この問題につきましては、被害者からの被害届が出ておりませんで
○説明員(石瀬博君) 今回の問題につきましては、私ども警察庁におきまして九月二十八日付で各都道府県警察に通達を発しておりまして、関係業界に対する自主防犯活動の促進とか、あるいはまた一般市民に対する広報啓発活動とか、あるいは自動販売機周辺の整理整とんとか、あるいは毒劇物取扱業者に対する指導とか、非常に多面的な対応をいたしておるわけでございますが、この法律的な根拠といいますと、警察法の二条に「警察の責務
○説明員(石瀬博君) 最近パラコート除草剤を使用しました事件が連日報道されておりまして、先生方にも非常に御心配をおかけしているわけでございますが、これがどういう犯罪に該当するかということにつきましては、事犯の内容によりましていろいろな判断があろうかというふうに考えております。人を殺すというような目的でパラコート農薬を清涼飲料水に混入するというようなことであれば殺人の予備になるという場合もあろうかと思
○石瀬説明員 今ほど法務省の方からお答えがあったわけでございますが、警察の方といたしましても、国民の保健衛生上重大な問題でございますので、厚生省の実態調査に強い関心を持っているところでございます。その実態調査の結果を踏まえまして、事実関係が明らかになり、それが刑罰法令に触れるということあれば、厳正に対処してまいる必要があろうというふうに考えております。
○説明員(石瀬博君) 先ほどの期間で申し上げますならば、風俗関連営業につきましては売春防止法違反で八件を検挙いたしております。
○説明員(石瀬博君) 先ほどそういった角度からの統計はとっていないというふうに申し上げましたけれども、二月の十三日から三月三十一日までの四十日間ぐらいの状況でございますが、その間の統計は個別に特別に調査いたしましてとっておりますが、それによりますと、風俗営業につきましては百八十八件、風俗関連営業につきましては九十七件と、こういう数字になっておりまして、新規に許可対象になりました八号営業につきましては
○説明員(石瀬博君) お尋ねのありました点につきましては、そういった形での統計は現在のところとっておりませんので、明確なお答えはできないことをお許しいただきたいと思います。
○石瀬説明員 古物営業、風俗営業の許可申請に際しましては、一応有効なものとして取り扱う方向で検討いたしております。 金属くず商につきましては、二十九道府県の条例で規制されておりますが、これにつきましても同様に取り扱うよう関係道府県警察を指導してまいりたいと考えております。 銃砲刀剣類の所持許可申請につきましては、許可の対象物が何分にも危険物でありますところから直接本人が申請することを建前としておりまして
○石瀬説明員 先ほど来、じゃぱゆきさんについてのお尋ねがあったわけでございますが、フィリピンを含めまして、近年外国から来る女性による売春事犯が増加していることは御指摘のとおりでございまして、これらにつきまして、直接あるいは間接に暴力団が何らかの形で絡んでいるという実態も十分に承知しております。私どもとしましては、そういうお気の毒な女性の保護という観点もございますし、風俗を正すというような観点もございますし
○石瀬説明員 ただいま御指摘もございましたように、有線ラジオ放送業務につきましていろいろ問題の多いところであったわけでありますけれども、本年四月十一日に各地方電気通信監理局から八都道府県警察に対しまして有線ラジオ放送業務の運用の規正に関する法律違反で三社につきましての告発が行われたところでございます。告発を受けました都道府県警察におきましては、告発内容を十分に検討しました結果、同法違反の容疑で四月二十四日以降全国的
○石瀬説明員 お尋ねのありましたようなそういう執務記録簿があるということは承知いたしておりますけれども、その内容についてまで私どもが一々提示を求めて補導するということはとっておりません。学校警察連絡協議会とか学校との個別連絡の場を通じて、そういうような実態というものは十分に把握できると考えておりますので、今後とも、学校との連携を密にしながら生徒の立ち直りを図ってまいりたいと考えております。 御指摘
○石瀬説明員 ただいま具体的な数字をお示しになりまして、最近暴走族の中にシンナー等薬物を乱用する少年が非常に多くなっているということでございまして、先ほど交通局長から御答弁もございましたように、一般の不法事犯によって市民に大変な迷惑や被害をかけているだけでなくして、みずからの身体をむしばんでいるということにつきましてはわれわれも非常に残念なことと考えております。 御案内のとおり暴走族の八割近くは少年
○石瀬説明員 結論から言いますと、そのようなことは行わないということで当初から考えております。 この制度は、いまほどもお答えがございましたように、本年度予算で少年警察協助員というのが全国の警察署に一人ずつ配置される、三カ年計画で配置されるということで、大蔵省が容認し、国会でも御承認いただいたわけでございます。 その趣旨といたしますのは、窃盗集団とか粗暴集団とか暴走族集団に加入している少年たちに対
○説明員(石瀬博君) ただいま引用いたされました「少年警察活動要綱」七条、八条、九条、それらの規定を踏まえて処理されたものと考えております。
○説明員(石瀬博君) 少年事件の取り扱いにつきましていろいろ御指摘があったわけでございますが、私どもの方では、問題になっております少年の再非行を防止しその健全な育成を期するという観点から、少年の特性をよく理解しながら取り調べ等を行っているということでございます。私ども部内的に犯罪捜査規範というようなものも定めておるわけでございますが、その中にも、少年の特性にかんがみ、特に他人の耳目に触れないようにし
○説明員(石瀬博君) ただいまお尋ねのありました事件は、昨年の十二月十九日午後五時三十六分ごろでございますが、東京都練馬区大泉学園町の路上におきまして、自転車で通行中の婦人の自転車の前がこの中から、後ろを追尾してまいりましたオートバイ乗りの少年がひったくりを行いまして、七千五百円ぐらいの金が入っておりましたセカンドバッグというものを盗んだと、こういう事件でございます。問題になりましたのはこの事件だけでございますが
○石瀬説明員 校内暴力事件で補導するものも含めてでございますが、警察が補導いたします少年、必ずしもそういう統計的な調査はいたしておりません。しかしながら、個々の具体的事例を通じまして現場の取り調べに当たる刑事などから聞きますと、一つには、必ずしもおとなしい生徒ばかりではない、うそばかりつくという生徒が非常に多いということが一つございます。非常に最近の子供たちは質的に悪くなっているということを指摘する
○説明員(石瀬博君) この問題につきましては、所管が総理府だとは思いますけれど、われわれも常時総理府と連絡をとりながら仕事をやっておりますので、私どもの考えを申し上げておきたいと思います。 現在四十六の都道府県で、七県を除きまして、青少年保護育成条例というものが制定されております。その多くの条例の中身を見ますと、知事が有害な文書と指定したものを販売してはならない、それを自動販売機で販売する場合も販売
○説明員(石瀬博君) ただいま御指摘がございましたように、私ども戦後の少年非行の推移をずっと見ますと、余り昔のことで比較してもどうかと思いますので、十年前と比較しますと、大体、万引きとか自転車、オートバイの窃盗、横領というような――いまほど遊び型非行というお言葉があったわけでございますが、これがこの十年間に大体四万人から十一万人、二・七倍ぐらいにふえておるわけでございます。その他の凶悪犯罪、粗暴犯罪
○説明員(石瀬博君) 少年非行につきましては、ここ数年非常な激増ぶりを呈しておるわけでございますが、戦後を長く見てみますと大体三つの山があるというふうに私ども理解いたしています。 それで、第一の山は昭和二十六年、朝鮮戦争の翌年の年でございまして、敗戦後の道徳的混乱と経済的困窮といった社会的背景のもとに十八歳、十九歳の年齢の少年による財産犯罪が多かったというのが特徴であろうと考えております。 第二
○石瀬説明員 ここ数年、学校内における暴力事件というのは非常に多発いたしまして、私どもも心を痛めているわけでございます。実際の事件の取り扱いを通じまして感じますことは、何といいましても、こういう校内暴力事件というのは学校で起きておる事件でございますので、学校側の適切な生徒指導によって未然防止を図っていただきたい、あるいは、事件が起きましても、警察と緊密な連絡をとっていただきまして早期に解決を図っていただきたい
○石瀬説明員 ここ数年少年非行が非常に激増いたしておりまして、刑法に規定している犯罪に該当しあるいはそれに触れて警察が補導いたしました数字というのは、昨年の数字でいきますと二十五万二千八百八人ということで、一昨年に比較しますと一四・九%の増になっております。いま申しましたその数字の大体八割が小学生、中学生、高校生ということでございまして、参考までに数字を申し上げますと、高校生が六万五千八百十名、中学生
○石瀬説明員 お答えいたします。 最近の校内暴力事件の特徴の一つは、反抗の手段方法が非常に凶悪になっているということと、いま一つは、御指摘がありましたように、校内の番長グループあるいは不良グループの背後に元番長である暴走族少年とか地域の不良グループがいる、あるいはまた暴力団も後ろから影響を与えているというようなことが一つございますし、それから、当該学校の番長だけが当該学校を支配下に置くということじゃなくして
○石瀬説明員 テレビ、それから映画、雑誌、そういったいわゆる広い意味でのマスコミの非行に与える影響につきましては、実証的な調査研究というのはこれまでございませんし、また、それは非常にむずかしいものだと思います。しかしながら、私どもが取り扱っております非行事例を見る限りでは、テレビなり映画なりポルノ雑誌なりの影響を受けて非行に走った、あるいはその手口を習得して非行に走ったという事例が非常に多くございます
○石瀬説明員 お答えいたします。 国税庁といたしましては、従来から未成年者に対して酒類販売をしないように酒販業界を指導してきたところでございます。自動販売機に関しましては、昭和四十八年から自販機のみの小売免許というものは原則として与えない、そういうことにしておるわけでございます。それから、四十六年六月から酒販店に設置されております自動販売機には、未成年者飲酒禁止と表示をしましたステッカーを張らせるということで
○石瀬説明員 私どもの方で総理府と一緒になりながら非行の原因の調査などというものをやったわけでございますが、確かに喫煙とか飲酒が一つの契機になりまして不良集団が形成され、それが万引きとかさらには校内暴力その他の非行に発展していくということを把握いたしております。したがいまして、非行防止のためには喫煙あるいは飲酒の予防ということも非常に大事なことであろうというふうに考えております。
○石瀬説明員 御指摘のとおり、ここ数年、少年非行というのは非常に増勢を続けておりまして、昨年一年間に警察が検挙、補導いたしました刑法犯少年というのは十六万六千七十三人、これは史上最高の数字になっております。それから成人をも含めた全刑法犯の中に占める少年の割合というのが四二・四%、こういうことで、これも非常に高い数字になっています。昨年中の数字で見ますと、刑法犯に該当するということで検挙いたしました者
○説明員(石瀬博君) いまほど御指摘にもございましたように、覚せい剤が最近一般市民層にまで非常に広がっておりまして、特にそれがこれからの次代を担う青少年の領域にまで入ってきておるということをわれわれは非常に憂慮をいたしております。過去五年間どういうふうな動き方をしているかを見ますと、成人の検挙人員よりも少年の検挙、補導人員というのが非常に伸び方としては多くなっておりまして、成人が一・七倍なのに対し、
○説明員(石瀬博君) 校内暴力の問題につきましては、その発生しておる場というのが学校の中でございますので、その対応策というのは主役はやはり学校である、警察はわき役に徹すべきではないだろうかというふうに考えておるわけでございますが、いまほどお話がございましたように、学校教育の手に余るような事件が非常に多いということが最近の傾向としてあるわけでございます。 二つの観点から申し上げますと、一つは、生徒の
○説明員(石瀬博君) 要約いたしますと三点のお尋ねがあったように思うわけでございますが、第一点は、東大阪市立小阪中学校の教師の集団欠勤問題に絡む諸問題についてどう考えるかということでございますけれども、この問題につきましては学校内における教育上の問題でございまして、本来文部省あるいは関係教育委員会の調査にまつべき点が非常に多いというふうに考えておりますけれども、校内暴力問題というのは非常に大きな社会問題