1959-09-09 第32回国会 衆議院 決算委員会閉会中審査小委員会 第4号
○石渡会計検査院説明員 契約方法が当を得ないと申しておりますのは、こうした鉄道運賃が大部分を占めていますような契約は、普通の場合には鉄道運賃につきましては実費であとから精算する、国鉄から貨物通知書がきますが、その貨物通知書を運送人から出してもらって、そしてその貨物通知書によって運賃を支払う。こういう契約にするのが通常になっております。それをこの場合は、そうした貨物通知書による支払いというふうな方法をとらないで
○石渡会計検査院説明員 契約方法が当を得ないと申しておりますのは、こうした鉄道運賃が大部分を占めていますような契約は、普通の場合には鉄道運賃につきましては実費であとから精算する、国鉄から貨物通知書がきますが、その貨物通知書を運送人から出してもらって、そしてその貨物通知書によって運賃を支払う。こういう契約にするのが通常になっております。それをこの場合は、そうした貨物通知書による支払いというふうな方法をとらないで
○石渡会計検査院説明員 今、食糧庁から説明がありましたように、メイズ・ブール協定と申しますのは、そう古い協定ではありませんで、三十年の四月一日の協定になっております。それで、この協定によって食糧庁がトウモロコシを輸入しましたのは三十年度分と三十一年度分、二カ年の経験があるのでございます。三十年度分につきましてはそう大した数量は入っておりませんで、四回に分けて入っております。買い入れ数量は約二万二、三千
○石渡会計検査院説明員 昭和三十一年度農林省所管の事項について御説明申し上げます。 まず、一般会計の方から申しますと、昭和三十一年度の歳出決算額は九百四億四千六百万円でありまして、そのうち国が直轄で施行しましたり、または都道府県に委託して施行します土地改良、干拓、開拓等の事業費は百五十億千九百万円、土地改良、林道開設、漁港修築及び災害復旧等のいわゆる公共事業関係の補助費が三百二十億七千九百万円、右
○石渡会計検査院説明員 このうち検査したものにつきまして、この表について申し上げます。一ページ目につきましては検査したものはありません。ここに上っておりますのは三十三年度、三十四年度分が大部分でございまして、三十三年度分はこれから検査をする、三十四年度分につきましてはまだ検査の段階に至らないという客観的な情勢にあります。そのうち三十三年度分につきましてはこれから検査が残っておりますので、三十三年度分
○石渡会計検査院説明員 ほとんどまでいきませんけれども、大半、半数程度です。 それで、検査した結果、検査報告に出ておりますのは、今のジェトロのほかにはございませんが、検査報告に出ない理由と申しますのは、検査した結果それほど大きな間違いがなかったということでありまして、見た結果、小さな問題につきましてはそのつど照会をして、直していただいているというようなものも若干ございます。それで、なおこうした補助
○石渡会計検査院説明員 ただいまの御質問ですが、この通産省で出されました資料につきまして、私の方で検査した団体というものを一応チェックしてみたのでありますが、そこにあります団体の大半につきましては、検査を実施しております…。
○石渡会計検査院説明員 これは三十年度と三十一年度でございます。
○石渡会計検査院説明員 あとは三十一年度でございます。
○石渡会計検査院説明員 通商産業省の一般会計から御説明いたします。 まず初めに貿易振興に対する国庫補助金の分から説明いたします。これは財団法人の海外貿易振興会が実施しておりますが海外市場の調査、貿易のあっせん、輸出商品の宣伝、国際見本市への参加等の事業に対しまして、毎年国庫補助金を交付しておりますが、当会から提出されました決算書の内容に関する検討が十分でありませんでしたため、補助対象外の経費が含まれていた
○説明員(石渡達夫君) 通商産業省の一般会計から御説明いたします。 まず最初に、貿易振興に対する国庫補助金の分から説明いたします。 これは財団法人の海外貿易振興会が実施しております海外市場の調査、貿易のあっせん、輸出商品の宣伝、国際見本市への参加等の事業に対しまして、毎年国庫補助金を交付しておりますが、同会から提出されました決算書の内容に関する検討が十分でありませんでしたために、補助対象外の経費
○説明員(石渡達夫君) 検査院としましては、この工事の着工後の検査はことしが始めてでありまして、この検査もつい最近検査をしまして、担当官がやっときのうあたり帰ってきたばかりなんです。それでその報告を聞きまして、われわれとしましてもよく協議をし、結論を出したいと思っておりまして、まだその結論を出すところまで、現況としてはいっておりません。
○説明員(石渡達夫君) 特に御説明するほどのこともございませんが、愛知用水公団の工事はいろいろな事情によりまして着工もだいぶおくれております。さればといって竣工の期限をそう延ばすこともできないというふうな事情に相なっておりまして、結局、当初四年半で大事業を仕上げるという計画のものが三年余りで同量の工事を仕上げなくちゃならぬという事情に立ち至っております。従って工事の施行に当りまして、工事の能率的な施行
○説明員(石渡達夫君) 病変米の問題につきましては、検査院としましても、従来大きな問題としまして十分検査をしているのでありますが、従来の検査院の見た結果の取りまとめにつきましては、私最近かわったばかりでありまして、全体的なまとめをしておりませんので、今まで見ました取りまとめにつきまして後刻資料をもって御説明したいと思います。
○説明員(石渡達夫君) 政府が物を売ります場合にはなるべく高く売る。買う場合はなるべく安く買う。これが国の経費を一番効果的に使う原則でありまして、極力売る場合には競争入札をしまして、時価に沿って高く売れるように努力をする。買うときにはその反対に安く買うように努力する。こういうことを会計検査院ではしょっちゅうやかましく言っているわけであります。 本件の場合におきましては、結局麻袋三千百万枚というものを
○説明員(石渡達夫君) これは今、食糧庁長官から話がありましたように、メイズ・プール協定によって、保険料を輸入商社が納めておる。そのメイズ・プール協定の立て方をそういう立て方にしないで、別の見地から検討した方がいいんじゃないかということを検査院が言っておるのでありまして、ここにあげていますのは三十一年度の輸入トウモロコシの全量について言っているのでありまして、従って、ここに千六百万円が不経済になっていると
○説明員(石渡達夫君) まず、食糧特別会計について申し上げます。 これにつきましては二件あがっておりまして、一件は百三十六ページの八百五十七号であります。アメリカ産トウモロコシの購入価額に含まれております海上保険料は、保険事故の発生しなかった場合は、その半額が輸入商社に払い戻されることになっております。そうして保険事故の発生はまれでありまして、現に三十一年度中はこの発生がなく、丸紅飯田産業株式会社等輸入商社
○説明員(石渡達夫君) 十万円以上のものをあげますと、ここにありますように七百三十三工事、二億六千五百万円と、こういう数字になっておりまして、それ以下のものも、検査院としましては、検査のつど、ありました場合には照会をし、あえて事業主体をして返還あるいは手直しをさしております。その金額が幾らになるかという数字は、今持ち合せておりませんが、検査報告の記事といたしましては、小さいものは一応カットしまして、
○説明員(石渡達夫君) 今の問題でありますが、現在の法制におきましては、やはり現ナマが本人に到達しなければならないという足前になっておりますので、検査院としましては、原則としてやはり現ナマが各組合員に到達しなければならないという見解をもってやっております。その個々の事情を見まして、まあ事情やむを得ないというようなものは特に批難しないという場合もございますが、原則としては協同組合から個人の手に渡らなくちゃいけないという
○説明員(石渡達夫君) 昭和三十一年度農林省所管の事項につきまして御説明申し上げます。 まず一般会計の方から申しますと、昭和三十一年度の歳出決算額は九百四億四千六百万円でありまして、そのうち国が直轄で施行したり、または都道府県に委託して施行しまする土地改良、開拓、干拓等の事業費は百五十億千九百万円、土地改良、林道開設、漁港修築及び災害復旧等のいわゆる公共事業関係の補助費が三百二十億七千九百万円。右
○説明員(石渡達夫君) 御説明いたします。 百九十ベージに、「公共事業等に対する国庫補助について」とございますが、これについて説明いたします。災害復旧等の一般の補助につきましては、後に御説明するといたしまして、この中に記載してあります住宅関係の補助について詳しく御説明いたします。 公営住宅の三十一年庭中に建設されました戸数は五万二千戸になっておりますが、その五万二千戸の三七%に当りますところの一万九千戸
○説明員(石渡達夫君) これは厚生省の方針によりますと、収入金というのは徴収決定済額を計上すべきであるのに、これを間違えまして収納済額を計上した。徴収済額と収納済額の差額が間違って計算されていたというような事態でございます。
○説明員(石渡達夫君) 二百三十九号ですが、これは歳入において徴収金二十九万二千円ばかり、これが計上漏れとなっております。それから二百四十は歳出の点……。
○説明員(石渡達夫君) 御説明申し上げます。 七十ページの「国庫補助金等の経理当を得ないもの」、これについて御説明いたします。保健所の運営、結核予防事業あるいは性病予防事業、こういう公衆衛生関係の予防事業に対する昭和三十年度の国庫補助金の経理の実態に関して、その精算状況を検査したのでありますが、その結果によりますと、補助基本額に補助の対象にならない経費を含めたり、あるいは誤算があったりしたために、
○説明員(石渡達夫君) 本件の場合には、指名競争でやっておりますが、指名競争の場合は、特定の個人を指名しまして、その指名された者の間で競争をしております。従って、もし本件のような非常にまずい結果の工事をしでかしたというような業者を指名した場合は、やはりその指名が妥当でないということになりまして、そうした場合には御注意をするということはいたしております。
○説明員(石渡達夫君) 御説明申し上げます。 最初に二百六十六ページに記載してある事項について御説明申し上げます。これは直轄工事につきまして、主として多目的ダム建設工事の経理に関する問題でありますが、多目的ダム建設工事に従事した国の職員の給与を国だけで全額支出しております。これは多目的ダム建設工事は国と共同事業者が共同で建設する事業でありますから、共同事業者にもその受益の限度においてこの工事に従事
○石渡会計検査院説明員 それでは御説明申し上げます。一六〇ページの昭和二十九年、三十年両年度の検査報告掲記事項の事後処理状況について申し上げます。 三十年度の決算検査報告に掲記した補助金の不当事項のうち、一工事二十万円以上のものが十件ありますが、そのうち当局において国庫補助金を返還または減額するものが四件、それに補助金の返還または減額にかえて手直しをするというものが六件ございます。この返還すると運輸省
○説明員(石渡達夫君) 今のお言葉ですが、私ども一事務官としまして、法規の権限の範囲において検査をしておりまして、院法の改正ということになると、もっとさらに大きな問題になりまして、私個人としてはちょっと意見を申し上げかねると思います。
○説明員(石渡達夫君) 補償金の国の支出に至るまでの過程においては検査をいたします。補償金を受けた団体がこれをどういうふうに経理するかということは、検査院法におきまして権限がございませんので、ここまでは権限は見ることはできないというわけでございます。
○説明員(石渡達夫君) 検査院としましては、前に何度も申し上げておりますように、この協定をした金額の二億六千六百万円、これは国がある種の債務を負担しておるんでありますが、その債務の金額がいいかどうか、協定の金額の二億六千六百万円が正しいかどうかという検査と、それからこの協定に基く、毎年支出をしておりますが、この支出が現在まで約一億六千万円、これを四回に分けて払っておりますが、その支出の場合に正当債権者
○石渡会計検査院説明員 三十年度の決算検査報告一〇一ページに掲示してあります七三一号、「経理の紊乱しているもの」これについて御説明いたします。関東信越地区麻薬取締官事務所、ここにおきまして三十年四月から三十一年九月の間において架空経理をしたものがございまして、これは麻薬取締り旅費、諸謝金、庁費等から合計三百六万六千円ばかりのものを、正規の手続によらないで、架空またはっけ増しをしまして別途に経理をしまして
○説明員(石渡達夫君) 現在審査の過程にありまして、まだ結論も出ませんけれども、大体まあ三十年度と同程度ではないかと思っております。
○説明員(石渡達夫君) 御説明申し上げます。二百二十五ページに「昭和二十八、二十九両年度の検査報告掲記事項の事後処理状況について」、これについて御説明いたします。 検査院で二十八年、二十九年度の既往年度に不当工事としてあげました工事が、その後どういうふうに当局者によって是正されているかということを検査したのでありますが、そのうち、国庫補助金を返還または減額するという措置をとるべきものが、二十九年度分
○説明員(石渡達夫君) 個々の問題としまして、われわれがこの組合の会計経理を見まして、組合に対するアドヴァイスはわれわれとしてはできませんが、建設省の行政的な措置として、せっかく支出した予算が最も効率的に使用される、こうしたことはわれわれとしましても、予算の効率的使用、こういうことを注意して見るべきだ。もしそうした事態があれば、今後において建設省にアドヴァイスすべきであるというふうに考えております。
○説明員(石渡達夫君) 会計検査としましては、国の支出が適法かどうか、金額がいいかどうかということを主として見ているのでありますが、本件に関しまして、竹本四方一に対する支払いは適法かどうかということも、実地検査の際に検査しまして、まあ一応適法と言える。それから各期の支払いについて、初めに二十九年五月に支払いまして、逐次四回払っておりますが、建設省におかれましても、その配分状況をよく監督されて、うまく
○説明員(石渡達夫君) 検査院としましては、前に申し上げておりますように、国の支出が適当なりやいなやというところまでの検査をしまして、すなわち、協定額の二億六千六百万円が適当なりやいなやという検査と、それから、それが補償額の全体総額になるのでありますが、総額が適当かどうかという検査と、それから、今まで支出しましたのが一億六千万円ばかりありますが、その一億六千万円の支出が適当なりやいなや、金額がいいかどうかということを
○説明員(石渡達夫君) 百一ページの七百三十一号について御説明します。 「経理のびん乱しているもの」、これは、関東信越地区麻薬取締官事務所で、三十年四月から三十一年九月の間に、正規の手続によらないで不当に支出した金額で、それを別途経理しまして、その現金で旅費、捜査費、報償費等に充当したものが二百八十九万五千円あった。この役所は、御承知のように、麻薬の取締りをしておるのでありまして、この法律に反した
○説明員(石渡達夫君) 検査院としましては、この被害者三百数十名から正規の委任状をとりまして、正規の契約をする能力のある者と、正規に代金を受領する権限のある者、これと契約し、これに対して支払っておりますから、これは有効な契約であり、有効な弁済であるというふうな解釈をしまして、国の支払いとしてはそこで終っておると、検査院としまして、漁業組合内部のメンバーに適正に配分されたかどうかということにつきましては
○説明員(石渡達夫君) 私どもの方としましては、正当債権者に支払っておるというところまでの検査をしておりまして、その正当債権者が団体のメンバーにうまくいくように払ったかどうかということは、精算証明としては上って参りません。ただ実地検査の場合に、正当債権者にはなるほど行っているけれども、その正当債権者に契約受領委任した各メンバーにうまく行っているかどうかというようなことは、実地検査の場合に実情を調べまして
○説明員(石渡達夫君) 検査院としましては、この補償金額の総額二億六千六百万円、この協定による金額がいいか悪いかという問題と、それから支払いの相手方が正当債権者であるかどうか、正当債権者に支払っておるかどうか、この二点が問題になると思うのであります。総額の協定の二億六千六百万円がきまりましたのは、二十九年のたしか五月だと思いましたが、検査院は翌年の三十年四月に実地検査をしまして、その金額がいいか悪いかという
○説明員(石渡達夫君) そういう場合には、補助を何回かに分けてやっておると思いますが、最後の、実際できたあとにやる補助は、現場に、厚生省なりあるいは厚生省の委託を受けた国の機関としての県が現場に行って、実際にそれだけできているかどうかということを確かめた上で補助金をやる、こうするのが正当な方法でありまして、この場合には、そうした最後の検収が手抜かりがあったというためにこうした結果になったと思います。
○説明員(石渡達夫君) この工事をしました甲府市、外五十四町村で、その工事の設計を作りますときに、現場をよく見ないで、一応机上で設計している。そうして、厚生省の方もまた現場へ行かないで、各実施団体の作った設計書をそのままうのみにしているというような事態でありまして、工事をした甲府市、外五十四町村においても、初めから悪意があったのではない。結果的に行き過ぎたことになりましたけれども、初めから厚生省をだますことでやったんではないというように
○説明員(石渡達夫君) 御説明いたします。 第七百八十七号は、一般会計の国立帯広療養所及び国立療養所刀根山病院におきまして、二十六年四月から三十年三月までの間に診療した患者に対する病院収入を徴収決定しないでいたものが五百六十八万三千円ばかりでありまして、そのうち百三万三千円は一ヵ年以上も古いもので、一ヵ年以上もたっているのに徴収決定の処置をとらなかったものでございます。こういうように徴収決定をしなかったのは
○石渡会計検査院説明員 三十年度決算検査報告の部につきまして御説明申し上げます。三十年度決算検査報告の二二五ページに「昭和二十八、二十九両年度の検査報告掲記事項の事後処理状況について」とありますが、これについて御説明します。二十九年度に補助が不当であるということを指摘しましたもののうち、国庫補助を返還または減額するとしておりますのが十一件ございますが、これについては三十一年九月末現在十件が処理済みになっております
○石渡会計検査院説明員 二八一ページの「昭和二十八年度決算検査報告掲記事項の事後処理状況について」これについて説明申し上げます、二十八年度に指摘されました検査報告のその後の処理がどうなっておるかということを検査したのでありますが、この補助を返還または減額するということを運輸省が申しておりまする処置につきましては件数が二十六件ありますが、そのうち三十年九月末現在において十四件が処理済になっております。