1972-10-19 第69回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
○石川委員 方々の原子力開発の問題についてのいろいろな討論会、あるいは住民からの要望があってそれにこたえて私が出席することもあります。そのとき原研の労働組合の人たちも出ております。ところが、労働組合の人は、私が非常に感心したのですけれども、学問的な工場でこういう問題点がある、こういう問題点があるということで、ことさらに反対運動をあおるという態度は全然ございません。それから、問題があるとすれば、そしてそれが
○石川委員 方々の原子力開発の問題についてのいろいろな討論会、あるいは住民からの要望があってそれにこたえて私が出席することもあります。そのとき原研の労働組合の人たちも出ております。ところが、労働組合の人は、私が非常に感心したのですけれども、学問的な工場でこういう問題点がある、こういう問題点があるということで、ことさらに反対運動をあおるという態度は全然ございません。それから、問題があるとすれば、そしてそれが
○石川委員 局長、どうもあなた方のほうは指導性が欠けてい過ぎると思うのですよ。その他についてもこれから申し上げますけれども、これはどう考えても、どんなに裁判を繰り返しても、絶対に勝訴にはなり得ません。法律論争は私は避けますけれども、常識的に考えて、労働組合がストライキを解除したのになおかつロックアウトを続けていくということは、そこをつぶすということなんです。その腹がなければできないのです。そんなばかげた
○石川委員 ただいまから、科学技術行政の平和利用との関連において抜本的に方向転換がなされようということに対する質問をしようと思っておるわけでありますけれども、その前に原子力局長に二、三質問を申し上げます。 それはJPDRの判決、御存じですね。これは御承知のように、JPDRに関して労働組合がストライキをいたしておりましたが、ストライキを解除して、その後までロックアウトを解かなかった。民間においてそういう
○石川委員 これは、前からそういうふうなかけ声というか、目標だけは立てられておるのでありますけれども、現実にはいま私が申し上げたように、政府の占める割合がむしろ低下をしておるというふうな実態なんです。 それからあと一つ、数字をあげて御説明いたしますと、昭和三十七年と昭和四十五年、この間に国立研究機関――基礎的な研究機関としてはやはり国立研究機関の占める比重というものが非常に重要だ、民間においては基礎的
○石川委員 これは議論になりますから、この点はあまり深追いはしないつもりでありますけれども、日本株式会社だというふうな悪評が世界じゅうから浴びせられておる今日の日本におきましては、通産行政というものは考え直されなければならぬ、また福祉というものを取り入れた成長政策でなければならぬという考え方、もちろんそういう転換期に来ておることは、いなめないと思うのでありますけれども、しかし、なお現在の路線というものは
○石川委員 通産大臣を兼ねている科学技術庁長官の中曽根さん、たいへんお忙しいようで、一時の開会が一時間ばかりおくれたわけでありますけれども、そのことに関連をいたしまして、実は通産大臣と科学技術庁長官というのは兼務をすることは相当な無理があるのではないか。科学技術関係の仕事はたいへん複雑多岐にわたっておるし、きわめて重要な側面を、最近特に注目をされておるという現状、そういうことで、この兼任は、中曽根さんがどうこうということでは
○石川委員 実は、これは通産大臣が来て質問をしようと思っておったのでありますが、確かに六月、七月は海員ストの関係で輸入が減っておるというようなことは考慮に入れましても、七月は大体九億九千万ドルの貿易の黒字、総合収支では四億一千万ドル黒字、こういうような大幅な黒字を生んでおるわけです。ただ成約を見ますと、大体五月、六月というのは、大手十四社の関係だけでありますけれども、大幅に減っておるというようなことはあるわけですが
○石川委員 私は、ずっと前に、景気の見通しの問題で前経済企画庁長官といろいろ話をしたことがあるのですけれども、私の見通しは、いまになってみて誤っておったということを反省をいたしております。 それは、民間の景気の回復が私が思ったよりは意外に早いテンポで回復しつつある。もちろん、石油化学とか大装置産業関係での需給のアンバランスというものはいまだに解消はしておりませんけれども、民間消費というものの下ざさえ
○石川委員 通産大臣がおらないようでありますので、その間、経済企画庁長官に、実は質問の予定がなかったのでありますが、先ほど来の答弁を伺いましてちょっとふに落ちない点があるものですから、念のために伺っておきたいことが生じたわけであります。 それは、先ほど来通産大臣は、景気回復は徐々に、ゆるやかに上昇の気配をたどっておる、しかし、景気の下ざさえのために、これをより確実なものにするために財政投資をもっと
○石川委員長代理 速記を起こして。 委員長の指名によりまして、私が委員長の職務を行ないます。 おはかりいたします。 本日、委員長渡部一郎君より委員長辞任の申し出がございました。この際、これを許可するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石川委員 話を進めてまいりますけれども、実はPCBの問題で私も二日間ばかり質問いたしましたが、そのときに予期せざるいろいろな公害が出てくるわけです。私はそのときにアスベスト公害という公害を提示いたしました。東京で初めてアスベストの小片が空気中から検出された問題があります。世界じゅうのどこでも検出されなかった。アメリカでは、死体解剖をいたしますと、アスベストの小片が必ずといっていいくらい人間のからだの
○石川委員 答弁は簡潔にしていただきたいと思います。 こういうふうな不気味なといいますか、とにかく二十一世紀に日本が世界に先がけて絶滅するとか、先頭を切ることは、これは明らかです。その中で、大気汚染の問題もありますけれども、食品衛生の問題が大きなかかわり合いを持つ。この問題をほんとうに肝に銘じてひとつ考えてもらわなければならぬ。今度食品衛生法の改正で、疑わしきは罰するということを言っておりますが、
○石川委員 食品衛生法の改正についての質問に入るわけでありますけれども、実は関係大臣が一人も出ておりませんで、私としては非常に遺憾であります。厚生大臣は、聞くところによると、参議院における健康保険法の改正という重要な課題を控えておりましてやむを得ないと思いますけれども、しかし私は、食品衛生法の問題は、次元は違うけれども、それに負けず劣らずのきわめて重要な課題だと思っておるわけであります。きょうはやむを
○石川委員 それでいまの料金の問題ですけれども、あとから順次触れていこうと思うのでありますが、公益事業である、こういうことでいろいろな助成融資というふうなものを考えてもらいたいし、現在でも考えておるわけですが、それを強化してもらいたい。こういう要望をわれわれとして持っておるわけでございますが、それだけに消費者の立場に立って、公益事業であるということで料金の設定はいたずらに利益を多く与えるということであってはまずいという
○石川委員 大気汚染の関係で、相当な効果が望める、あるいはまた省力化、あるいはまた経済性の面でも恵まれるということになれば、この法案に対しては、われわれは双手をあげて賛成をしなければならぬということになるだろうと思うのでありますけれども、ただうのみにそういういい面だけをするわけにはまいらぬと思う点も、若干危惧の念もないわけじゃございません。 そこで伺いたいのでありますけれども、熱供給事業というのは
○石川委員 熱供給事業法案で、まず最初に伺いたいのは、熱供給事業のメリットといたしまして、ここに説明が出ておりますのは、地域全体の生活環境の改善に寄与するほか、建物ごとにボイラー等を設置する必要がなくなって一カ所の熱供給センターに集約される結果、エネルギーの有効利用、それから建物スペースの有効利用、省力化、また都市災害の防止、大気汚染の防止、こういうふうなことが羅列をされておりまして、いいことずくめのようなかっこうにはなっておりますけれども
○石川委員 ただいま前田さんからいろいろうんちくを傾けての御説明を受けたのでありますけれども、地震に対して絶対だいじょうぶだというふうな御答弁とはつながっておらなかったと思うのです。ところが地震についても絶対安全だというふうな方もいるわけなんで、どうもその点がわれわれあまり良心的ではないなという感じがしてならぬわけなんでございますけれども、技術者の考える安全性というのは、定量化された場合にある程度の
○石川委員 それから安全性の問題で、前田先生と湯浅先生が対照的な御意見が出たので、われわれしろうと、ちょっと取捨選択に迷うようなところがあるわけなんですけれども、前田先生のおっしゃったことの中で、外国では腐食による事故が多い、こうおっしゃっています。私もそうだというふうに統計的に存じておるわけなんですが、先般のこの商工委員会では、他工事による事故が多いのだ、こういう説明をされておったので、これは間違
○石川委員 たいへん参考人の皆さん御苦労さまでございました。 出光さんにちょっと伺いたいのでありますが、これはちょっと法案のほうの中身の質問とは違うので簡単に御答弁いただけばよろしいと思うのですけれども、石油は御承知のように生活必需物資であり、それから経済成長といいますか、生活水準の向上に伴ってだんだんふえていく。十五年くらいたてば三倍以上になるであろうというふうな計算がなされておるということは、
○石川委員 研究開発の問題は言い始めると切りがございませんし、その質問をするつもりじゃございませんから、次に移りたいと思いますが、アメリカなんかは大体国家予算の一五%くらいは研究開発費でありまして、日本の場合は三%、これだけ見てもいかに低いか。向こうは軍事開発ということが相当大きなファクターを占めてはおりますけれども、しかし結局は研究開発であることには間違いない。だから日本は軍事費にそう多くの費用をさかないというのは
○石川委員 十二時になれば、田中通産大臣が来るかと思って各論から入ったのでございますが、まだ来ていない。実は工業技術院だけが問題ではないのです。各省にまたがる研究機関が全部総ぐるみで移ろうという問題になっておりますので、太田さんにだけこのことの責任を追及したり、決意を聞いてみたところで、ちょっとお話にならぬという性質のものでありますけれでも、各省にまたがるいろんな研究機関の世論調査の結果、たとえば典型的
○石川委員 きょうは実は公取委員長も来ておられるので、寡占価格の質問をしたいと思ったのですけれども、時間がございません。非常に残念ですが、きょうは省略をいたします。 急遽けさになってから、いまのうちに質問をしておかなければならぬ、今国会中に一応のめどを立てなければならぬということで質問することにいたしましたのは、筑波学園都市の移転の問題でございます。工業技術院長、来ておられますか。——実はこの問題
○石川委員 以上でこの質問は打ち切りたいと思うのですけれども、地元としてまた付近の有識者としてはその点が非常に不安だ。どこの原子力施設についても、そういうことは言い得ると思うのです。たとえば原子力発電所を民間でつくった場合も、その点の下請関係をどう扱うかということについては、原子力局としてはひとつ十分な注意を払って、組織的にそういう間違いが起こらないようにするという体制をまずつくり上げるということをお
○石川委員 きょうはこの問題、あまり深く突っ込むというつもりもございませんし、そうしたのではあとの質問の時間がなくなりますからはしょりたいと思うのですけれども、よく官庁は官僚的といわれることばの中に、一片の通達といいますか、通達を何回も出して、通達を出しているんだから下部のほうはやっているはずだというようなことになりがちなんであります。これは官僚のやり方の一番悪い点だ、こういうふうに批判をされておるわけですけれども
○石川委員 きょうはたいへんお忙しいところを宗像理事長に御出席をいただきまして、心からお礼を申し上げます。 実はきょうは、原研にかねて問題になっておりました労使問題について質問をしたいと考えておったわけですけれども、実はきょうから団体交渉といいますか、そういう交渉が決裂をして原研がストライキに入るという状態を一応回避するために、団体交渉をきょう持って再考するというお話がございましたので、その件についての
○石川委員 それで話をもとに戻しますけれども、東京の樹木は五十年で全滅する、東京がたまたま非常な吹きだまりになる、風系が閉鎖的になるということで、たいへん貴重な資料が出されたわけでありますけれども、科学技術庁でせっかく出しても出しっぱなしで、各関係方面にこれを送り届けるということだけでは何もならぬと思うのです。この対策を一体どうするのだということでのいろいろな提言がここでなされておるわけです。これは
○石川委員 実はけさこの報告を見まして、気象庁、農林省、環境庁、それから東京、神奈川、千葉、こういう方々の協力によって非常に科学的な観点に立ってこういう結論を出されたということについては非常に敬意を表するのですが、私は、ただ単にこの報告だけでショックを受けたということではないのです。 ということは、農林省の食糧研究所官能検査研究室長、この人の発表によりますと、紀元二〇〇〇年に大体日本の人口はどうなるかという
○石川委員 私のきょうの質問は、思いつきみたいなかっこうになってたいへん恐縮なんですけれども、けさの各新聞に、東京の木が五十年で全滅をするという科学技術庁の資源調査会のほうからの報告の記事が出ておったわけです。この件について、一応資源調査会のほうから十分程度の範囲内で概略の御説明をいただき、それに対して関連する質問を申し上げる、こういうかっこうにしたいと思います。もしよければひとつ御説明をお願いいたしたいと
○石川委員 新全総ではあと一つたいへん大きな問題があると思うのですが、都市人口の過度集中、いわゆる過密過疎、この解決をはかるといいながら人口分散ということが一つもいわれておらぬわけです。むしろそうではなくて、産業振興によって過疎地域の人口流出を食いとめようとしたが失敗した、いまやそれの見込みがないところは人口流出を進めて切り捨てるんだ、こういう考え方が新全総には流れておるわけです。この考え方は私は非常
○石川委員 私のほうの推定と大体似たり寄ったりの数字だと思うのですが、いまのはたぶん工業生産額だろうと思うのです。私は出荷額ということを申し上げていますから大体合っているんじゃないかと思います。 そういたしますと、実は最近において自然環境を破壊するという問題、公害の問題、非常に大きな課題になっておるわけですが、実はこの間驚いたのですけれども、農林省の権威のある方が発表している数字は、二十一世紀、日本
○石川委員 工業再配置、この法案は田中通産大臣が独自の着想で始められたということで、われわれもかねてこれを念願しておったわけでございますから、その限りにおいてはきわめて高く評価をしたいと思うのでありますけれども、しかしいままでのいろいろな計画が必ずしも計画どおりにはいっていない、計画倒れに終わっておるというようなことの反省の上に立って、これからどう進めるかということは、非常に大きな難問がたくさんあるのではないかと
○石川委員 ところで、鉱山政策というものは非常な転換期に立たされておる。もちろん円の再切り上げというものは断じて阻止するというかまえでありますから、当面不安がないものとわれわれも確信をしたいと思っておりますけれども、もし再切り上げということになれば、日本の非鉄金属、地下資源の関係の鉱山政策というものは全面的な崩壊であろうというのがほとんど常識ではないかと思うのです。中小炭鉱なんか残るところは皆無ではないかという
○石川委員 地下資源の需要は、石炭と違って将来ともにエネルギー革命のような状況の変化はないということだから、情勢は違うということは理解できるんですけれども、しかし逆にこの地下資源に対する要求というものはだんだんふえるわけですね。これは安定するとかなんとかいうんじゃなくて、その需要を国内で満たし切れないで海外に求めなきゃならぬというふうな情勢の変化であります。だんだん強くなってくるわけで、それだけに国内
○石川委員 きょうは鉱山石炭局長が見えてないので、私の質問する中核になる問題についての答弁者がさしあたりおりませんが、きょうは主として休廃山によるところの公害防止に関しての連合審査ということでありますけれども、その前に、現在の地下産業というものの実態について結論的な御説明をいただきたいと思うのであります。休廃山に関するところの問題と、これからは休廃山になろうとするところが相当あるんではなかろうか。現在
○石川委員 ただいまの動議につきまして、趣旨の説明をいたします。 まず、案文の朗読をいたします。 ポリ塩化ビフェニール等汚染防止に対処するための研究開発の推進に関する件(案) ポリ塩化ビフェニール(PCB)汚染の人体に及ぼす影響は、現在、世界的に重大な問題となっているが、わが国においても政府による諸般の対策にもかかわらず、過去の生産、流通面の実体からみて、さらに被害を受けることが予想されており
○石川委員 各県にそういう仕事を委託するということ自体別に反対する理由はないわけですけれども、いまの御返事だと、課が一つふえたというようなことでも、課長は一人ふえて、一つの課にいた人を分けてやっただけの話で、実際問題として公取自体が強化されたとはだれも考えないわけなんですよ。本来的にはこれでは不十分だ、何としても公取自体をもっと強化しなければその任務を十分に遂行できないのだという気持ちにあなた自身がなってもらわなければならぬと
○石川委員 その趣旨はわかりますけれども、大体各県に対して一人ずつ人件費を持つということでこの充実をはかるということでありますが、この不当表示、不当景品の問題は、各県ごとに行なうというのではなくて全国統一的に行なわれる場合のほうが多いのではないかという感じがするわけでございます。そういうことで、もし地方へそれを分担をさせるというのであれば一人ということではとても十分な機能を発揮することはできないのではないか
○石川委員 きょうは不当表示防止法の改正にかかわる法案についての質問であります。 そこでまず公取委員長に伺いたいのでありますが、今度の改正の要点は、公取委員会だけで十分その趣旨に沿うことができないということで知事に仕事の委託をする、こういうことになっておるわけでありますけれども、知事に委任をして一体どの程度の効果が期待できるのかという点、私たちは非常に不安に思っているのでありますが、その点の説明をまずお
○石川次夫君 私は、日本社会党を代表いたしまして、今回提出されました中小企業白書について質問をいたします。 由書によれば、昨年の中小企業の経常は、あらゆる指標に不況と円切り上げによる苦悩のほどがなまなましくあらわれております。昨年は、前年に比し、生産は一・五%しかふえません。前年の伸びの一二・七%から大きく後退をいたしております。昨年においても、六・一%の生産増をいたしました大企業に比べましても著
○石川委員 事故の経過とその問題に対する対策という点では一応それはわかるのですよ。わかりますけれども、根本的な体制の問題を今後どうするかということには全然触れてないわけですね。この問題が一つの非常な典型的な例だと思うので、さらに質問をしたいと思うのです。 これはバルブのある場所が大体管理区域になっていないですね。だれでもあけられるようになっておって、それが管理区域にも入ってない。しかもそのわきには
○石川委員 局長、あれは一回ぜひ見ておいてもらいたと思うのです。まことに初歩的なミスという以前の問題であって、こんなことがあったのでは、とてもじゃないが原子力の安全体制を語る資格はないのではないかという感じがしてならないであります。これはあとから、担当の理事さんもおいでになっていますから、その後の善後策等については説明を伺うといたしますけれども、とにかく普通の水道がそこにあるのです。水道があって、そのわきにいま
○石川委員 この問の原研における廃液漏れの事故がありまして、私は実は現地を行って見てまいったわけであります。いままでも再三事故がございまして、そのつど原子力委員会なり、科学技術庁なり、あるいはその当局が、きわめて初歩的なミスである、こういうことで、今後はそのようなミスのないように厳重に注意をするということを再三繰り返しておったのでありますけれども、私はこの廃液漏れの問題を、行ってみまして実はがく然といたしました
○石川委員 いまのところは濃縮のウランは全国的にアメリカに依存をしておって、この前のアメリカとの協定では百六十一トンということに濃縮ウランの取りきめができておるわけでありますけれども、アメリカ自体が、一九七五年には二万トンぐらい必要であって、生産能力は大体一万五千トンぐらいだろう、こういうことでありますから、あくまでもアメリカの側としては賃濃縮である、原料までは責任を持たぬぞというようなことが暗に示
○石川委員 その質問のついでに伺いたいのでありますが、ウランの資源というものは日本にはほとんど、ゼロではありませんけれども、人形峠等を含めて〇・〇五%のものが五千トン程度ということで非常に貧しいわけでありますから、全面的に海外に依存をしなければならぬということで、私は前々から金属鉱物探鉱促進事業団、これは銅、鉛、亜鉛だけが対象になっておったのですが、それだけじゃまずい、どうしてもウランを入れなければいかぬということを
○石川委員 原子力の問題ではたくさん申し上げたいことがあるのですが、きょうはこの協定の問題に限って関連する問題について質問をしたいと思っております。 原子力基本法にもありますように、国際協力を促進するという意味から申しまして、オーストラリア並びにフランスと多角的に協定を結ぶということ自体は、非常に望ましいことだと思うわけであります。ただ、若干この機会に伺っておきたいのでありますけれども、豪州との関係
○石川委員 このことは追及する時間がありませんからやめますけれども、非常に良心的にやっているところでもスラッジは自分のところで処理できないのです。そうするとそれをどこかに頼む。頼まれるところはおれのところが責任を持つ、こう言うのでしょう。言っているけれども全然放棄しっぱなしという現実が日本国じゅうに広く広がっておるという事実を見詰めておいて、それにどう対応するかということをぜひ厳重に対策を立ててもらいたい
○石川委員 きのう学者からいろいろな御意見を伺いましたけれども、大体ここにお集まりの皆さん方がよく承知しておる範囲をあまり出なかったと思うのです。ローマクラブで御承知のようにショッキングな発表がございました。二十一世紀は環境保全と資源問題で、人類は生き抜くことができないであろうという、きわめてショッキングな報告であるけれども、これはわれわれとしても非常に関心を持たざるを得ない重大問題であります。そこで
○石川委員 一応同じような御返事だろうと思うので……。そうしますと、やはり責任の根源は自分にあるとはお考えになっておらぬわけです、電機メーカーその他の製造会社は。やはり責任の根源は、善意があるかどうかということは別にして、鐘化とやはり三菱モンサントさんだというふうにお考えになっておるし、当然責任としてこれは回収しなければならぬと考える企業はないと思うんです。したがって、私は、たいへん多量に三万トンぐらい
○石川委員 三塩化物が四、五、六となればなるほど濃度が高くなって、非常に安定がよくなって蓄積度が高いというようなことになるわけでありますけれども、このトランスなんかは五塩化物が非常にたくさん使われておるというようなことで、非常に危険なんです。先ほど専焼炉のことについて島本委員のほうから質問があったわけでありますが、モンサントのほうは生産量は若干少ないわけでありますけれども、それでも回収したらわずかに
○石川委員 参考人にお伺いいたします。 いろいろ質問が出ておりますけれども、私も製造工場にかつていたことがあるんで、大体企業の側というのは利潤追求といいますか、とにかく好意的に見ても生産を上げることを通じて社会に貢献をするという気持ちがどうしても先行して、それにとらわれてしまう。したがって、どうしても世の中にこれが公害であるというようなことが公にされて、責任を追及されるという場にならないと、重い腰