1952-04-04 第13回国会 衆議院 水産委員会 第28号
○石原(圓)委員 今日までの貸出しについて、参考に私の意見を申し上げておきます。ただいま御説明のように、五億というものは南氷洋の関係に融資をされておるようでありますが、これは関係の会社はおそらく二会社か三会社であろうと思うのであります。鯨をとりに行つておる関係の会社だけであろうと思うのであります。それに対して五億円の融資をすでにしておるにかかわらず、先刻来論じておるいわゆる製氷、冷蔵、冷凍というものは
○石原(圓)委員 今日までの貸出しについて、参考に私の意見を申し上げておきます。ただいま御説明のように、五億というものは南氷洋の関係に融資をされておるようでありますが、これは関係の会社はおそらく二会社か三会社であろうと思うのであります。鯨をとりに行つておる関係の会社だけであろうと思うのであります。それに対して五億円の融資をすでにしておるにかかわらず、先刻来論じておるいわゆる製氷、冷蔵、冷凍というものは
○石原(圓)委員 開発銀行の貸出し方針というものについて、大体の考え方を承つておきたいのであります。 復興金融金庫が終戦直後にできまして、そうしてそれの全部が現在では開発銀行へ引継がれたわけであります。この復興金融金庫をつくるときの私もいわゆる議員の一員であつたのでありますが、しかもその小委員のような立場で審議をしたのであります。そのときの政府の方針、また復興金融金庫の性格というものは、一般市中の
○石原(圓)委員 委員会は、内容の適不適という以前に、順序をふんだところの申入れをしてあるのでありますから、あくまで議会と水産庁とが円満に協調してすべてのことを解決して行くという考え方から見れば、この点はいかに長官が弁明されても、その協調、歩調をそろえて唇歯輔車のような関係でやつて行くという考え方でないと感ずるのであります。そういう考え方であれば、私は今後の日本の水産のために非常に憂うるものであります
○石原(圓)委員 ただいま、衆議院の方を軽視しないということでありますけれども、事実においては軽視しておるということが厳然と現われておるのであります。本月の十八日に小委員会を開いて、懇々とその節要望しておいた。その後二十七日にさらに小委員会においてお尋ねしても、このとき参議院であなたは説明しているけれども、衆議院にはお顔が見えなかつたということは、これ衆議院を軽視しておる厳然たる事実であります。これをどういう
○石原(圓)委員 本月の十八日に公海漁業の小委員会を開きましたが、小委員会の審議の状態は非常にやかましくなりまして、結局決定する前に一応当局より委員会へ施行すべき案を示してもらいたい、方針を示してもらいたいという要望をしておいたのでありますが、それに対しては何らの連絡もなくおよそ決定をなさつた、しかも参議院の方へは二回にわたつてその内容を御説明になつておる、こういうことを聞くのでありますが、そういうことになれば
○石原(圓)委員 ただいま小高委員より発言のありましたさけ、ますの出漁の問題は、今回漁業に関する小委員会において一応審議をいたしまして、結末に先立つて、水産庁より小委員会へ向けて事前報告をすべく要求したままになつておりますから、もしその要求に対して回答なく決定したとすれば、ここに小委員会を無視したことになりまして、問題は相当紛糾すると思いますから、小委員長としてこのことを一言申し上げておきます。
○石原(圓)委員 資源保護法案につきましては、昨年参議院との間に申合せがあるはずであります。これはこの国会においてその申合せを必ず実行をして、そして実現を期するように委員長におかれて特段の御配慮を希望するものであります。
○石原(圓)委員 鈴木、松田両委員より北海道、青森、岩手の漁業災害についてお話があつたのでありますが、まことに同情にたえないものがあります。ことに氷塊のようなものが流れて来て漁港をこわすというようなことは、われわれは想像もしていなつたことであります。しかも日本の漁獲高の約半数を占める北海道、青森、岩手がさような厖大な損害を受けたために、また今後最もあの地方に漁業が発展しなければならぬ態勢でありますから
○石原(圓)委員 局長さんにちよつとお尋ねしたいのですが、輸出カン詰に対する融資の問題であります。開発銀行で融資をさすということについて、通産省はどういう御方針でありますか。それともう一つは、水産物のみならず、輸入物資に対してドルを現在払つおるわけでありますが、だんだんとドルをやめて邦貨で輸入物資の代金を払うという傾向のように考えられるのであります。この二つの点に対する御方針はどんなものでしようか。
○石原(圓)委員 ことし原料が少いのは、まぐろの出漁を準備して、沖へ出、る出ばなをくじかれたというような形でありまして、要するに関税を——アメリカが税を引上げるという声が大きくあり過ぎた、そのことがまぐろ漁業者に非常な萎縮的な悪影響を与えて、どの県にもまぐろ出漁の船の数が前年より非常に少いのでありまして、これはまずたいへんな不利益であつた。それでありまするから、ただいまお話のあるように、向うが急に人気
○石原(圓)委員 詳細の御説明でよくわかりましたが、そこで平塚さんの御予定通りに万一行かぬ場合には、金融の関係でカン詰業者が保有できる。それを売りくずすというようなことが起らないものか。もしそういうことになれば、せつかく努力してもしんぼうし切れなくて、ひそかに売りくずすということになることを非常に恐れるわけでありますが、ことに現在においては、とんぼに税を課せられるものと見て、カン詰業者は買い取つておる
○衆議院議員(石原圓吉君) その点は非常に重要な点であります。日本の国状としましてできるだけ多くの輸出をして外貨を獲得せんならん。併し過剰のために全体を下落させるということは、これは恐るべき結果になるのでありまして、この法律においてはその点が十分調節ができることになつておるのでありまして、要するに生産等に対して農林大臣は勧告をすることもできる。又、一面規格を向上せしめ質をよくし、悪い物は輸出をしないという
○衆議院議員(石原圓吉君) 農林大臣は、この法案が通過した以後の衆議院の水産常任委員会におきまして、去る月曜日、十日に御出席になつて、開発銀行等より三億円乃至四億円の融資をする、今回は暫定的であるが将来適当なる制度の下に所要の融資をしたい、こういうことを言明されたわけであります。なお安本長官は、まだ委員会ではその発言はないのでありまするが、他の機会において同様の言明を我々はしばしば得ておるのでありまして
○石原(圓)委員 私は今回とりやめにするというところの根拠の問題を納得が行かないから、自然こういう意見を出すのであります。根拠なるものが、すでにネヴイル氏も日本の方針次第でやると言われておる、ただアメリカの一部の刺網業者か何か騒然としておるというようなことが理由でありますが、それだけで納得するというわけには、私はどうしても行かない。納得のでき得る範囲までの御努力、御配慮が足らないように私は思う。これはひとり
○石原(圓)委員 ネヴイル氏はいわゆる進駐軍の水産代表として、長く日本に駐在しておられた人でありまして、その間にわれわれは立法的な方面よりもしばしば折衝いたしましたが、まことにりつぱな人格者であります。そうして日本の漁業のため水産のために、非常な御協力をくださつたということは私は感謝をしておるのであります。またその人格には敬服をしておるのであります。しかしながら今度は立場がかわつて、ネヴイル氏はアメリカ
○石原(圓)委員 土屋局長に以下数項お尋ねをいたします。 今回のかに工船等の出漁は、講和條約成立にあたりまして日本の漁民が海外へ進出するところの第一歩でありまして、いわゆる日本の関係漁業者は非常にこれを期待し、前途に望みを嘱し、勇躍出漁に従事せんとして、それぞれの関係者は勇んでその準備に従つておるのであります。その準備のための経費は、今日まで相当かさんでおると思うのであります。そうしてまたこれが出漁
○石原(圓)委員 この法案はちようど足かけ三年にわたつてやつと委員会を通過したのでありますし、その間の苦心さんたんたる情勢について、ただいま説明はいたしませんですが、委員諸君の御理解ある御協力に対しまして厚く感謝の意を表するものであります。つきましては水産長官は、この問題はあまり今日まで深くタッチされなかつたわけでありますが、さしあたりこの母貝の生産増殖に対する計画が非常に差追つているのでありまして
○石原(圓)委員 本案の第四条をそのままにして、第五条を修正することが私ども多年の研究の結果理想といたしておりましたが、この点に対しては種々今後に期待をいたしまして、この修正案に賛成をするものであります。私は真珠事業法案の理想としては、完全なる事業の統制とは申しませんが、ある程度の調整を加えて、対外的に真珠そのものの価値の向上、数量の調節をなし、世界的貴金属と相並んで、たとえばダイヤモンド政策のごとき
○石原(圓)委員 沿岸漁業に圧迫を加えるとか、進出するとかいうことは、われわれ常任委員会が一番関心を持つておる問題であります。進出すれば圧迫になるということは論のないことであります。進出して圧迫しないということはないと思うのであります。であるから、われわれはあくまでも大洋漁業の方針は圧迫を加えない——圧迫を加えないということは進出も、今日まで進出をしておるが今後はしないか、今までもしていないが今後もしないというのか
○石原(圓)委員 この問題もやがてきまつて出漁することになると思いますが、ある説では、水産庁が円滑なる出漁方法をきめるために、ある特定の人にそのあつせんの労を依頼したというお話もあるのでありますが、そのあつせんの労を依頼したかしないかは別問題として、その人はむしろ今年はやめておいたらどうかという意見も出たという話もあるのであります。これは私どもが聞いている範囲で、事実はわかぢぬ。しかし水産庁がぐずぐずしていて
○石原(圓)委員 公海漁業につきまて、本日日水、大洋、日魯の各代表者の御出席を求めて、そうして本日審議に入るまでの経過を簡單に申し上げたいと思うのであります。申すまでもなく今回の公海に対する出漁は、日米加漁業協定の成立によるところの第一歩の日本の漁業の進出であります。この場合におきまして、わが日本の漁業の将来にはまだ対外的なたくさんの條約等が残されておるのでありまして、ことに目下調停中の韓国との問題
○石原(圓)委員 この電源開発につきましては、一つの電源開発の法律のうちへ、漁業に被害があつたらどうする、たとえばそのもよりの漁獲高が三箇年もしくは五箇年平均して、電源開発のために減つたならば、その減つた程度のものを電源開発の部分より補償するとか、そういう一般的な法律を電源開発法の中に加えて置くことが最も必要であると感ずるのでありまして、この点をつけ加えて申し入れておきます。
○石原(圓)委員 先の本委員会におきまして、水産行政機構に関することについて特に委員長にとりはからい方を委託をしてあるのであります。最近聞くところによれば、運輸省の港湾局を国土省に移すというようなことに類似した、たくさん機構改革があるようであります。そういう状態であるから、この際一時も早く水産庁内の行政機構に関する内容をわれわれに知らしめる機会を与え、なおそれに対する強化拡充の方策をとるように、格段
○石原(圓)委員 関連して……。この問題は私が公海漁業の小委員会の報告を申すときに同時と思つたのでありますけれども、混乱するきらいがあつてあとまわしにしようと思つたのであります。これは二十一日の小委員会において相当論議したのでありまして、そのときの結論といたしましては、近く秘密会を開いて十分意見を交換し、説明を聞くということになつておるのでありまして、このことをお諮りしたいと思つておつた次第であります
○石原(圓)委員 長官に特に申入れをいたします。それは日米加三国漁業協定をいたしました結果、公海の自由、その他三国がそれぞれの立場を公正に妥当に決定を見たことは、私が説明するまでもなく御承知と思うのであります。公海の自由、漁業の平等、このことは三国の実績と適格性によつてきめられたものであることは断言してはばからぬ。また三国もその点はかたく信じておるものであります。そして適格性及び実績というものを基礎
○石原(圓)委員 公海漁業につきましては、今回のこの出漁が平和條約成立以後の第一の着手となることでありまして、このことの業者の態度いかんは、関係諸外国に非常なる刺戟を與えるおそれがありまして、その結果非常な永久にわたる漁業條約の不利益を招くおそれが多分にあると認めまして、小産議員連盟におきましては、本月十合日、水産議員連盟所属衆参両院議員の緊急協議会を開きまして愼重審議の結果、左のような申し合せをいたしたりであります
○石原(圓)委員 海上保安隊についてでありますが現在の機構では漁業の取締り等には徹底しない。そのために最近東支那海における拿捕等は著しく激化して参つたことは御承知の通りであります。今後海上保安庁と警察予備隊が合併されて保安隊となる場合には、一層軍事的な使命が濃厚になることは争えない事実であると思うのであります。そのために漁業上の取締り、保護等の問題が閑却されて来るのではないかと非常に不安にたえないことでありまして
○石原(圓)委員 最近に保安庁と警察予備隊が合併されて一つの組織になるということを聞いておりまするが、その場合における海上の漁業関係の取締りその他全般的な問題に対して、水産庁においては、現在のところどのような構想を持ち、またその改組される保安隊との関係はどういうことになる見通しでありましようか、伺いたい。 それからもう一つは、行政機構の改革を今やつておるわけであります。これに対する水産庁の機構、その
○石原(圓)委員 さきに調印を見ました平和條約第二十一條によりまして朝鮮との間においても、同條約第九條にいう漁業協定の締結について、すみやかに交渉を開始する受益の権利を有することになつておることは申すまでもないのであります。この線に沿つて日韓両国の修好條約及び懸案の諸問題について協議するための日韓会談が本日より開かれ、韓国との漁業問題についても交渉が始められるように聞きましたが、韓国と本邦との漁業関係
○石原(圓)委員 私はこの場合政府に対して、私の所見を参考に申し上げます。それは最近に設けられたところの繭糸価格安定法であります。生糸なるものは保存の方法において永続性を持つておる。それにもかかわらず日本の重要産業であるから価格を調整する法律ができる。しかしそういう考え方は、それ以上にこの輸出カン詰並びに輸出真珠等には絶対に適用すべき性格のものであると思うのであります。この点は各省において研究せられ
○石原(圓)委員 このまぐろ関税問題につきましては、水産議員連盟よりダレス顧問に対して懇請をいたしたところが、まことに懇切ていねいなる御回答が参つておるのであります。これによりましても、日本側が紳士的にあくまでも持続してやつたならば、私は必ず曙光を認めるものと思うのであります。どうかこの点は紳士的にあくまでも協力一致してアメリカに対応するような態度をとつていただきたいということを切に懇望するものであります
○石原(圓)委員 はなはだなまぬるい御答弁で遺憾であります。これは画期的な法律ができたのであるから、いかにこの法律が議員提案であつても、それを執行するところの官庁が大きな心構えを持たなければ、まずこの第一歩の出発点のときに食い違いをしておつたならば、これはその活用に非常な支障を起すと思うのであります。であるからただいまの説明にいろいろありましたけれども、これは前年度より継続的のものへ幾らか割増しをした
○石原(圓)委員 今度新しくできました水産資源保護法案は画期的なものであつて、現漁民の長らく待望していたものがここに実現したわけであります。この法律によつて日本の水産、漁業の維持経営ができて行くという建前であり、御承知のように勧告五ポイントの重要な問題で、ことに国際的に重要性を持つておるものであります。これは議員の提案であつて、しかも議員にあつては、水産庁内の一つの課ではいけない、部制にしなければいけない
○石原(圓)委員 水産資源法案の一部修正につきましては、ただいま田淵委員の申される通りの経過であります。この問題は今度提案するまでには、参議院の水産委員との同調を必要とする点もありますので、提案する以上は、また再び修正等の通らないようにする必要を感ずるのでありまして、そのために休会明けの一月の開会劈頭に上程されるように本委員会においてはその成案並びにオーケーを求める点について善処することを委員長に特
○衆議院議員(石原圓吉君) いや珠のネツクレースになるものもあれば、一個の珠が独立して市場に出るものもあるし、狙いというものは真珠全体であります。ネツクレースだけを狙つての条項ではないのであります。
○衆議院議員(石原圓吉君) これは生産計画を立てる上からも、それから将來それらのものが真珠事業法で加工も何も一切やりたいということも考え、そう窮屈にしておく必要はないという建前であります。
○衆議院議員(石原圓吉君) ちよつと補足します。真珠の珠に穴を開けてそうしてそれ連にすると、即ちネツクレースにするということは、これのみを單純に工場を設けてやつており、そうして真珠の養殖はやつていないというものもあるのであります。そこでこれは非常な法律技術と申しますか、曾つて物品税の問題で、この穴を開けたものは加工であるかないかという問題が非常に深刻に論議されたのであります。そうしてその結論は、穴を
○石原(圓)委員 それから二十七年度にほぼ同額の支出がされると信じておるのでありまするが、その点も一応御説明を願つておきたいのてあります。もとよりこれは予算というものの成立ということが前提てあることは論ずるまでもないのてあります。それから山本水産庁次長よりも、訂度区に六百六十二万五千円を支出するということについて、責任ある御答弁を願つておきたいのであります。
○石原(圓)委員 ただいま御説明のうち、これは私初め各委員よりしばしば述べられた点でありまするが、この年度内に相当の母貝生産に関する支出を受けて、そうして本年度内に母貝の生産のなし得るところの助成を仰ぐということが最も必要なことでありまして、ただいまの御説明によりますると、六百六十二万五千円の予算となつておるようてあります。それはむろん補正予算で、――私どもの察するところによれば、年度内にその金を支出
○石原(圓)委員 この真珠養殖事業法案を本日御審議願いますのに先立ちまして、これに関連するところの予算の関係を水産当局より御説明を願いたいのであります。
○衆議院議員(石原圓吉君) これは俗に蝶貝と申しまして、全然三重県などに産する真珠の貝と大きさも質も違うのでありまして、貝の大きさも大きいのでありますが、珠も又大きいのであります。数字から申しますると、極く僅かであります。戰前最高の場合に、先ず貝の数量で一万貫、価格におきましてもその当時の二十万円内外であつたかと思います。その後の状況はわからんのでありまして、最近又三重県からも從來の慣例によつて採取
○衆議院議員(石原圓吉君) 提案者を代表いたしまして真珠養殖事業法案に対する提案理由を説明いたします。 我が国におきましては、古來より英国のダイヤモンドと共に、宝石界の双璧として世界独自の優秀なる養殖真珠が産出されるのでありますから、その事業を国策的に保護育成して、母貝生産者並びに養殖業者の経営の安定すると共に、輸出の振興により国民経済の発展に寄与せんとする次第であります。今この真珠の輸出高について
○石原(圓)委員 真珠養殖事業法案に対する提案理由を説明いたします。 わが国におきましては、古来より英国のダイヤモンドとともに、宝石界の双璧として世界独自の優秀なる養殖真珠が産出されるのでありますから、この事業を国策的に保護育成して、母貝生産者並びに養殖業者の経営の安定をはかるとともに、輸出の振興により国民経済の発展に寄與せんとする次第であります。 今この真珠の輸出高について見ますと、昭和二十三年
○衆議院議員(石原圓吉君) この問題はヘリントン氏が水産部長をやめられて帰るときに、日本政府に対する勧告があつたのであります。そのうちの一つに資源保護の問題を強く要望されてあるのでありまして、これは現在アメリカ、カナダ等かも代表者が参りまして只今漁業協定をやつている。この問題に重要な影響があると思うのであります。第一アメリカ、カナダの主張しているのは資源保存、国際資源の保存ということに重点を置いているのでありまして
○衆議院議員(石原圓吉君) この法案の小委員長をやつたものでありますが、甚だ済まんのですけれども、ちよつと一言だけ発言を許して頂きたいと思います。
○石原(圓)委員 昨日日米カ漁業協定小委員会を開きましたので、その結果を中間報告をいたしておきます。 昨日ほとんど全員の小委員諸君が出席されまして、藤田水産庁長官の出席を求めて、今日までの経過について詳細の報告を受けたのであります。その後におきまして小委員諸君の意向をまとめました結果、日本としてはあくまで公海の自由を主張する、漁業の平等を主張する、協約前の現地調査を主張する、批准の交換は調印の後にすべし
○石原(圓)委員 この法案を通過させれば、あとに整理要綱というものが出るはずであります。その整理要綱に対する水産庁当局の今日までの態度は実にあやふやでありまして、運動する方面に残す。ちようど風のまにまに底びきの船があつちに行つたりこつちに行つたり。こういうことではこの法律ができても要綱において骨抜きになつてしまうおそれがある。そのために、要綱はこの委員会の承認を得て始めて実施するということはすでに当局
○石原(圓)委員 水産資源法案に関する前国会の小委員のその後の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本案の緊要たることは今さら申すまでもないのでありまして、第十国会において小委員会並びに本委員会において成案を得ましたことは御承知の通りであります。さつそくオーケーを求めましたが、遂に第十国会の終るまでオーケーを得ることができなかつたのでありまして、まことに遺憾にたえないので、本案に対するオーケーの点