1948-05-05 第2回国会 衆議院 文教委員会 第3号
○石原圓吉君 たいへん明瞭な御説明を売まして感謝いたします。御承知のように、師範学校を近く各府縣とも大学に改組したいという希望があるようであります。そうしたならば大体この師範学校を普通師範学校及び青年師範学校等を併せて大学とすることは、私ども非常に希望するものでありましてそれが実現する場合は、どの縣にもいわゆる師範教育を中心とした大学ができるわけでありますから、このことを大いに考慮していただかなければならぬ
○石原圓吉君 たいへん明瞭な御説明を売まして感謝いたします。御承知のように、師範学校を近く各府縣とも大学に改組したいという希望があるようであります。そうしたならば大体この師範学校を普通師範学校及び青年師範学校等を併せて大学とすることは、私ども非常に希望するものでありましてそれが実現する場合は、どの縣にもいわゆる師範教育を中心とした大学ができるわけでありますから、このことを大いに考慮していただかなければならぬ
○石原圓吉君 ちよつと補足させていただきたいと思います。ただいまの当局の御説明につきまして、どうか志摩水産学校の從來の歴史、現状について詳細の御調査を速やかにお願いしたいと思うのであります。その関連の問題といたしまして、なお御意見を承つてみたいことがあるのでありますが、それは、三重縣にはすでに医科大学が設置されたのであります。そして高等農林学校を大学にしたいといふ希望があるのでありまして、ただいま請願
○石原圓吉君 私は紹介者の一人の石原圓吉であります。沿革を私が説明いたしまして、詳細な具体的なことは水谷君より説明を申し上げるということになつておりますから、どうかよろしくお願いいたします。 志摩水産学校は三重縣の南部の太平洋に面した英虞灣の突端にありまして、その所在地は約四里の半島になつておりますその中間にありますので、明治初年に六箇村の組合学校として生れ出たのでありますが、その後郡立となり、また
○石原(圓)委員 私は魚價と漁業用の資材とは不可分に考えて、魚價も改訂をする、資材の配給部面も調節するという必要があると思うのでありまして、單に魚價だけ上げても資材そのものがつり合わなければ、とうてい計画的な漁業はできない、殊に今日までの資材は、漁業者がやみで買うから、どこからか出てくるもののほうが多いのである現実に生産する資材は、とても現在の漁業用として賄う何分の一もできない、そう私は見ておるのであります
○石原(圓)委員 魚價の改訂がしばしば行われたのでありまして、その間には一時的の値上りであつて、じきにそれが一般的に取上げられるようになるような状況で値上げしたこともありますし、また地区的に、六大都市と他との差別をつけたような値段のきめ方がある。それがどうなるかわかならいような関係で、そのままのところへさらにまたある部分なものが値上げをし、要望されるものが値上げをされないというような、漁村には不平も
○石原(圓)委員 田中君より内水面の問題でるるお述べになりましたことは、至極ごもつともでありまして、われわれこの関係者の委員が内水面の水面を閑却しておるかのようなお言葉もあつたのでありますけれども、絶対にさような考えはもつておらないのであります。およそ内水面の水産業なるものは、まつたく特異性をもつておるものである。天然の養殖によるか、餌料を與える養殖によるか、この二通りが大いに現在むつかしい問題になつております
○石原(圓)委員 多少各省の予算と安本の予算の割り振りには食い違いがあるように思うのでありますが、安本がないときには、大藏省は各省の予算をそれぞれ各省ごとにきめたのであつて、從つてその省内で按配ができた。ところが安本ができたから、たとえば公共事業のごときは、全体として予算の編成をするにあたつて、これは八掛にするとか、五掛にするとか、七掛にするとかいうことをやるから、結局内容のわからぬようなものになるであろう
○石原(圓)委員 漁港の関係のみならず、建設局の予算の詳細にわたることを御説明になりまして、非常に得るところがあるのであります。ただこの場合に、私らの考えておることと違つておるのは、この予算の編成にあたりまして、公共事業費として一本にまとめて予算ができる。その内容がたれもわからないという点なのでありますが、これはどうも私どもも非常に意外とするところでありまして、われわれが感じておることは、安本の方が
○石原(圓)委員 漁港船溜につきまして二十三年度はどういう程度の予算でやるか、その内容を差支えない限り御説明を願いたいと思うのであります。御承知のように戰爭中漁港、船溜の大部分は破壞されまして、用をなさぬものが多いのであります。從つて昨年より本年の議会には漁港の改修新設が要望され、それもかなり大規模のものを必要としてまいつたのであります。その大規模のものの必要なることは、漁船のトン数が大きくなつた、
○石原(圓)委員 先刻來西村君から、るる質問をしましたが、その政府の答弁は、はなはだ要領を得ないのであります。また前日來、総理大臣、安本の長官等の出席を求めて、委員長は固く約束をせられたようでありまするけれども、その実現がないのであります。これを一面から考えると、われわれ水産常任委員会全体を、政府が他の委員会に比較して軽く扱つておるのでないかという感じもするのであります。ただいままで論議された資材の
○石原(圓)委員 次に價格の問題でお尋ねをいたしたいと思うのであります。昨年暮の十五日ごろでありましたか、にわかに嚴重に集出句を取締る。そのために進駐軍が日本の官憲とともに、生産水揚地に出張して取締るということが叫ばれて、すでに横浜のごときはそれが実現したというようなことも聞いたのであります。そういうぐあいに、そのことは漁業者に非常な恐怖心を與えまして、ただもうそのことだけで沖へ出なかつた、出漁へしなかつたという
○石原(圓)委員 鈴木君より資材の問題が出たのでありますが、政府は終戰後漁業権、船舶の建造等、多数の許可認可を與えたのであります。この多数の許可認可を與えたということは、急速に水産物を増産したい。そうして日本國民の窮迫を救いたいという建前から、そうしたということに見えるのでありまするが、今日になつてみますと、資材が少い。政府が終始一貫して、計画的に許可認可を與えたのならば、その與えるときに、すでに油
○石原(圓)委員 先刻申しました水産關係の豫算をせいぜい多く實現せしめる方法につきましては、委員長においてお考えの上、次の委員會にでも相談にかけられることになればさいわいだと思います。 なお水産當局にこの際希望竝びにお尋ねをしておきたいのでありますが、終戰前後殊に終戰まぎわに、全國の海岸の保安林が防空壕等をつくるため、その用材として多數に伐採されて、その伐採したあとが崖崩れ等になつて、魚付保安林としての
○石原(圓)委員 ただいまの御説明によるところの、水産關係の豫算の要求という點については、この漁港修築の問題にかかわらず、一つの方法を立てて、それを速やかに實現するよう努力すべき方策を委員長において立てていただきたいと思うのであります。 漁港の問題につきまして、一、二、三の案が出ましたが、わが國の漁港で、從來は全額國庫補助の漁港というものは、私の記憶においてはないと思うのであります。またその他の港
○石原(圓)委員 二十三年度の豫算に關しまして、先日の委員會の席で私が申し述べましたのは、ただいま問題となつておる各委員の御意見と一致するものであります。この委員會が二十三年度の水産關係の豫算に對して、これは重要である、これは重要でないという點につきまして、十分の檢討を加えて、そして重要性を認めたものは、單に水産局に任しておかずに、委員會はみずからもその豫算の成立について努力せなければならぬのじやないか
○石原(圓)委員 大體の御方針を承つたのでありますが、水産局長が從來八千萬圓の豫算であつたが、それを十億圓超過するというなことを申されましたけれども、從來の八千萬圓なるものは、私はそのままのもので、貨幣價値の關係によつて八億圓にもあたると思うのであります。さように物價が騰貴をして、小さい金では何もできない。たとえばこの委員會でもしばしば叫ばれておる燒津の漁港のごときでも、これは太平洋へかつお、まぐろで
○石原(圓)委員 この漁港の請願の問題は委員長の御發言の通り承認したいと思います。ここにあらためて委員長の御方針竝びに水産當局の御方針等を伺いたいものでございます。それは二十三年度の豫算に關することであります。この委員會は水産省もしくは水産廳を設置せんとして、委員會開會以來お互いにその點に協力をしてまいつたことは、今さら申すまでもないのであります。日本の新興産業として第一にあげなければならぬところの
○石原(圓)委員 宇治山田市の玄關口にありますところの神社港は伊勢灣の咽喉にありまして、伊勢灣の漁船はそこに輻輳するのであります。また昔から伊勢神宮に参拜する各國の漁船は、この港を上陸地として参拜いたしておるのであります。三重縣の南部の水産物もこの港で海陸連絡をして、一般参拜者に供給するという昔からの習慣になつておるのでありまして、近時交通機關が不便になつてまいつたために、一層この港の利用が必要になつてきまして
○石原(圓)委員 ただいま井上政務次官より、地方水産業團體、府縣水産業會は次の團體法ができるまで、斷然閉鎖しないという御方針であることをはつきりとここに明言をされたので、この點は非常に滿足するものであります。しかしこの點は省より適當なる機關を通じて、早くその御方針を府縣水産業會竝びに漁業者に徹底するような御處置を仰ぎたいと思うのであります。なおまた新團體法ができるまでの間、地方の漁業會、業界と中央との
○石原(圓)委員 今月十四日において中央水産業會が閉鎖機關となりまして、その結果各道府縣水産業會はここに非常な不安の念を起しておるのであります。一體府縣水産業會は次の團體法が制定されるまで存置されるものであるか、その中間のいつかにまた閉鎖機關となるのではないかという、その點に不安を感じておるのであります。また官廳筋より、長く團體法の改正ができなかつたならば、あるいはその中間に府縣水産業會も閉鎖になるかもしれぬというようなことを
○石原(圓)委員 それからもう一つは、綿絲、綿網の問題であります。これが最近に値段が三倍に上るということになつておるらしいのであります。そのために製造工場においてはたくさんストツクをして、漁業者へ渡さない、こういう事實が現在あります。それは要するにそれによつて利益をするがために渡さない。こういうことに解釋をしなければならぬのである。すでにその原料なるものは、安い値段のときの原料を受け取つて、そうして
○石原(圓)委員 終戰前後におきまして、石油業者より配給される石油が、ドラムカンの下の方の三分の一は水であつたりして、そういうことのために、ドラムカンを積んで沖えいつて、豫定の燃料があると思つて航海をしておると、下の方は水であつたために途中で燃料がきれて、船は運航力を失つて流失したというようなこと、それらのたくさんの弊害があつて、斷然漁業者の使うものは漁業者の手において扱わなければいけない。これは價格
○石原(圓)委員 最近聞くところによりますと、漁村の石油を全部公團で扱う。そして從來の漁連乃至業會には全然扱わさないということの運動が猛烈に起つておるということであります。これにつきましては水産局においては適當なる處置をとつてくれておるものと思いまするが、御承知のように戰爭中に既存の石油は中水を通じて縣水、漁業會等で全國ことごとく取扱いをしておつたのであります。そのために適當なところにタンクができ、
○石原(圓)委員 捕鯨及び以西底引につきましても、終戰後はいわゆる漁業界を中心とした希望者が殖えてきたということは事實であります。從つていわゆる漁村の經營上、漁業會を中心として企業をしたいというに對しては、沿岸の捕鯨も以西底引も、當局においては愼重な考慮を煩わすことに願いたいと思うのであります。殊に漁業權の問題になつておるこの場合に、捕鯨の運用權であつても、このままでいくことはどうかと思うのであります
○石原(圓)委員 もう少し局長さんに申し上げておきたいのは、最近にかつお節のできの惡いということは、結局船が岸壁に著いたときに鮮度が落ちておる。そうしてそれをまた運搬するのには非常に不便を感ずる。そこで生鮮漁というものに渡さなければリンクの油は何ももらえない。そういうようなことから漁船は非常に魚を處理することに——傷んでおるのにかかわらず、なおあとの漁業をやりたいがために、躊躇したり迷つたりして、結局
○石原(圓)委員 ただいまのお答え、かつおそのものには公定價格がある。しかるにその一部を加工する場合に一つの御杞憂があるようでありますが、現在におきましても、漁業者が加工業者に對して委託加工をするということは、そうたくさんはないけれどもやつておる所は相當あると思うのであります。それからまた加工業者と漁船と共同加工をやつておるところもあると思うのであります。それから今後の體制としては、漁業者が直接加工場
○石原(圓)委員 關連いたしますから、私の質問も併せてお願いしたいと思います。かつお節の價格撤廢につきまして、別の面より局長の考慮を煩わしたいと思うのであります。それは戰前よりすでに漁船の數が殖えて、現在約倍になつた。それがやがて關係方面の建造許可に對する方針によつて、すでに私は終戰前の三倍以上のトン数になるであろうかと豫想されるのでありまするが、さような莫大なるかつお漁船ができた。現在ではそれらの
○石原委員 休憩前の論議は、要するに委員長の魚價改訂に對するその意見の表現の形式に對して、夏堀君は不滿があつたかと思うのでありますが、今後はたとえ委員長が政治家として個人的な御意見を發表するにおきましても、やはり水産の小委員會、全體委員會の全部に影響があると私は思うのでありますがゆえに、今後は形式の上から、總意をまとめた表現のしかたにされんことをここに要望するものであります。また價格の面におきましては
○石原(圓)委員 本月二十日ごろにおきめになりました第二四半期の六億五千萬圓は、農林水産全部であるということでありますが、そのうち水産はいくらになつておりましようか。
○石原(圓)委員 水産金融につきましては非常に豫定の融資額が減りまして、漁船建造者を初め一般に非常に窮況に陥つておるのであります。この場合に復興金融金庫は五百五十億圓に増資をするということが傳えられておるのでありますが、かく多額の増資をする以上は、水産金融に對しても、從つてここに相當大幅の融資がされることと推察するのでありまするが、その大體の御方針をさいわい銀行局長がお見えになりましたから、安本の方々
○石原(圓)委員 自由黨といたしましては、水産省設置は非常に急ぐのでありますが、ただいま食糧の補足を急速に水産をもつていたしたい。その效果をねらつて、一時的に水産廳を設置する。從つて水産省に速かに直すことを前提として、この案に贊成をいたします。
○石原(圓)委員 船舶の價格を先刻調査査定と申しますか、委員會で適當な案をきめるということを申されましたが、私の承知しておるところは、またこういう委員會にかけて價格を決定して、そうして造船所と注文者とが取引するというのが一つもないように心得ておるのでありまするが、私の寡聞かもしれませんが、相當そういうことが實行されておるのでありましようか。またその査定委員はどれだけの權限をもつておるのでありましようか
○石原(圓)委員 最近では船の建造費は非常に暴騰をいたしてまいつたのでありますが、昨年の二、三月ころよりは、およそ船價はトンあて三倍近くあげられたように思うのでありますが、この船價の暴騰に對して、船舶局はどういう御方針をとつておられるのでありましようか。たとえば他のものに公定價格がある。船舶にも公定價格を適用するというような計畫なり、お考えなりはなかつたのであるか。實情から申しますと、この漁船は第四次建造
○石原(圓)委員 最近にできる百トン以上の鋼船でありますが、現在南方へ出漁を許されておる。この漁船に對して、新しくかつお、まぐろ漁業が許可制になつたわけでありますが、同時に航海にも許可を與える點につきまして、運輸省の方では關係方面の許可も得なければならぬ。こういう御方針のように指示される。水産局では了解濟でおるから、その必要はないというように、ちよつと意見が一致しない點があるように思うのですが、その
○石原(圓)委員 ただいまの三億圓に對しまして四億いくらを實際支出になつておる。從つて水産にはかなり豫定より餘分に支出をしておるような御説明でありましたけれども、それはその通りに違いないと思いますが、その計畫を立てる時の三億圓が、私どもの方の見るところでは非常に過少であつた。あるいはこのときの金額が妥當な額が定められて、それに準じて、ただいま御説明のように二割も三割も五割も餘計出ておつたならば、現在
○石原(圓)委員 大藏省の方に質問をいたします。漁船の建造等に復興金融金庫の金を、まず第一期に融資をする金額を、二十三億七千萬圓と決定されたことは御承知の通りであると思います。その金を現在までにどれだけ實際に漁船建造等に支出しておられるか、この點を伺いたいのであります。そのうち捕鯨のための融資とその他とを區別した數字が承りたいのであります。
○石原(圓)委員 ちよつと關連して……。水産廳設置に對しては、森君の御意見に全面的に贊成するものであります。殊に水産省を設置するということは、昨年の議會におきまして、滿上一致の國策樹立の決議案ができておるのでありまして、どうしても近い將來に水産省にしなければならないということは、日本の輿論がきまつておるのであります。たださしあたり、機構いじりをしておるために、當面の食糧事情を阻害するようなことがあつてはならぬから
○石原(圓)委員 本月金融の問題につきまして相當論議を必要と感じましたので、大藏當局の出席を求めるよう委員長にお取計らいを願つたわけでありまするが、思います見えにならぬところをみると、何かお差支えがあると考えるのでありまするが、次會には必ず出席するようにお取計らいを願いたいと思います。また資材の不足、その他の問題も、結局水産金融から問題は起つている。ちようど石炭がすべての資材の根源になつており、それに
○石原(圓)委員 ただいま農林大臣の御説明によりますると、魚の價格を上げなければならぬということは納得する。それはごもつともだ。全面的に同意だ。しかし自分の見込みはそう期待通りにはいかない。こういう意味にとれるのでありまするが、少くもこの小委員會におきまして、ここに決定的の案が定められて、その案を御納得はできるけれどもそうはいかない。こういうことは少し農林大臣の御答辯としては遺憾だと思ひます。お前方
○石原(圓)委員 ただいま小委員長の報告の中に、私が先日の小委員會で特に發言を許されて述べましたことは、ただいま小委員長より御報告の通りであります。この場合の魚價は到底一・九という程度ではいけないということが、ここに大きく呼ばれておるのであります。それは一昨日上野の精養軒におきまして、全國の漁業者代表者が集まりまして、そうして全員三倍程度の値上げを最も妥當とするという意見が、絶對多數でありました。それに
○石原(圓)委員 ちよつと關連しますが……、ただいま大臣より水産廳のことにつきまして熱意ある御意見を承り、まことに意を強うするものであります。参議院の水産關係者が集まりまして水産クラブをつくつておるのであります。この水産クラブが去る二十五日に總會を開きました席上におきまして、水産廳もしくは水産省の設置を強力に主張いたしました。そうしてもし内閣において遲れるならば、議會の發案權をもつてでも實現したいという
○石原圓吉君 捕鯨許可に関する感謝決議案を上程されましたので、提案者を代表いたしまして、提案の理由並びに趣旨弁明をさしていただきます。まず決議案文を朗読いたします。 捕鯨許可に関し連合國最高司令官に対する感謝決議 今回、連合國最高司令官から、南氷洋の捕鯨について第二回目の出漁を許可せられたことは、わが國現下の食糧事情に深く同情せられた高い人類愛によるものであつて、全國民の感謝にたえないところである