1958-08-11 第29回国会 衆議院 地方行政委員会 第10号
○石井説明員 お説の通りでございまして私は、現在人権擁護局が本件につきまして鋭意調査されておりますことに対して期待を持っておるのでございまして、その調査の結果、勧告というようなことになりますれば、それに基きまして関係警察官の責任を追及すべきものと、かように考えておるのであります。当委員会におきましてしばしば本件につきまして警察官の行き過ぎ行為があったかどうかの具体的事実の詳細なる調査を御指示になったのでございまして
○石井説明員 お説の通りでございまして私は、現在人権擁護局が本件につきまして鋭意調査されておりますことに対して期待を持っておるのでございまして、その調査の結果、勧告というようなことになりますれば、それに基きまして関係警察官の責任を追及すべきものと、かように考えておるのであります。当委員会におきましてしばしば本件につきまして警察官の行き過ぎ行為があったかどうかの具体的事実の詳細なる調査を御指示になったのでございまして
○石井説明員 私の承知いたしておりますところでは、人権擁護局は、いろいろこの問題について御調査になっておることは事実でございますが、まだ最終結論に到達しておらないというふうに承知をいたしておるのであります。従って外部に対して、まだ最終結論を得る前にその内容を公表されるということはあり得ないと思いますので、ただいまお述べになりました事実がすべて正しいものというふうには即断をいたしかねるのであります。
○石井説明員 被害調査をいたしました資料はございます。ただいま私、手元に持ってきておりませんので、具体的数字のお答えができないのは遺憾と思いますが、御要求がありますれば資料として提出しても差しつかえないと思います。
○石井説明員 先ほど福岡県警察がわざわざ東京まで出向いてきて、日教組の本部の捜索を行なったことについて、特に詳細に御指摘がございました。御承知の通り、福岡県教組のいわゆる一斎休暇闘争は五月七日に行われたのでありますが、それに対する捜査の必要上、御承知のように、中央の指令によってこの一斎休暇闘争が行われたと疑われるに至りましたので、福岡県警察といたしましては、東京都内の日教組の中央本部に対する捜索令状
○石井説明員 申すまでもなく、犯罪捜査に当りましては、あくまで人権を尊重し、相手方の立場をよく考慮に入れて、適正なる捜査を進めるべきことは申すまでもないところであります。特に参考人として事情をお聞きするというような場合には、相手方の勤務の御都合等もいろいろありましょうし、あるいは健康の関係もありましょうし、いろいろのお仕事の関係もありましょうから、十分事情をよくお聞きしまして、都合のいいときに、事情
○石井説明員 お説の通り、警察は犯罪の予防に努めることが最も大切な任務でございまして、でき得べくんば犯罪を未然に防止するということが最も望ましいのであります。不幸にして犯罪の予防が不可能で、現実に不法事案が発生しました場合には、これに対しましてまたそれ相当の処置をしなければならぬ、こういう建前であろうと思うのでございます。従いまして、あらゆる事案について、およそ犯罪が発生しそうなおそれのある場合、未然
○石井説明員 先ほどお答えいたしました通り、私は、現地の警察の指揮官が刻々に推移する事態の変化に対しての見通し、判断というものを冷静になし得なかったために、ただいま御批判されるような結果になったと思うのでございまして、それは、当然ひとり今回の場合に限らず、およそ警備関係の部隊出動の場合には、現地の指揮官が常に心しなければならぬところでございまして、必要最小限度の警察力をもって警察の職務を全うするように
○石井説明員 確かにお話の通り、六十五名の方々が上陸されるときには、きわめてりっぱな態度と申しますか、手数のかからない、きわめておだやかな態度で上陸されたのでございます。その結果から考えますならば、まさしく現地の警察官の配置は多きに過ぎたのではないかということは言えようかと思います。そういう意味で、現地の警備課長はそういう述懐を漏らしたものと、私はただいまのお話を拝承いたしたのでございます。ところが
○石井説明員 受田委員が直接現地においでになりまして、つぶさに現状を御視察になられましての御発言でございますので、私はその点では深く敬意を表して、そのまま率直にお話を承わっておるのでございます。私は、現地からの報告に接しておるだけでございまして、現地を見ておるものでございませんので、あるいは間違っておる点がありますならば、それはまた御指摘をいただくことにいたしまして、私は現地から報告を受けておるところに
○石井(榮)政府委員 実態につきましては、後ほど警視総監からお答えしていただくことにいたします。 先ほど申しました通り、東京初め大都市におきまして、いわゆる深夜喫茶の問題が非常に問題になっております。実は今月の中ごろ、いわゆる五大府県の本部長を集めまして、深夜喫茶の問題はもとより、その他暴力取締りの問題等、大都市の特殊な問題を取り上げましての打ち合せ会議を持ちました。実態について私ども地方に十分話
○石井(榮)政府委員 いわゆる深夜喫茶が青少年の悪の温床として最近非常に注目の的になっておりますことは、私どもも十分承知をいたしております。現行法におきましては、食品衛生法あるいは関係都道府県の条例等によって取締りをいたしておるのでございますが、それでは必ずしも十分な取締りができないという点は、確かに現実の問題としてわれわれも痛切に感じておるところでございます。現在これは大都市に大体多い問題でございますから
○石井(榮)政府委員 選挙違反の取締りにつきましては、警察といたしましては、一党一派に偏することなく、厳正公平なる態度をもって処理するように、私は第一線の都道府県警察本部長には、機会あるごとに強調いたしております。今回の総選挙の取締りに際しましても、全国警察本部長会議の際にこの点を重ねて注意をしておったのでございます。個々の取締りにつきましては、私全国の具体的な事実をすべて詳細に報告を受けておるわけでございませんので
○政府委員(石井榮三君) 警察の捜査当局といたしまして、逮捕状を請求いたしましたものにつきましては、裁判官はその理由ありとして逮捕状を出していただいたのでございます。問題はその後のことでございます。従いまして、その点につきましては私から責任あるお答えをするのは差し控えた方が適当かと思うのでございます。捜査に当った者といたしましては、なおさらに、身柄を勾留して捜査をする必要があったというふうに感じておった
○政府委員(石井榮三君) およそ逮捕状を請求し、また、これを執行するということにつきましては、事、人権に関することでございますから、きわめて慎重でなければならぬことは申すまでもないところでございます。捜査の必要上やむを得ず逮捕状を請求し、執行するにいたしましても、それは必要最小限度にとどめるべきことであることは申すまでもないところでございまして、私、機会あるごとにたびたび申し上げております通り、捜査
○政府委員(石井榮三君) ただいまお尋ねの高知県における先般の県下一斉十割休暇闘争のありました直後におきまして、高岡郡の檮原村西ノ川小学校、中学校のありますところにおきまして、父兄の方々がそうした休暇闘争に対するかなり批判的な態度をとられ、学校の先生方に対してそうした闘争に参加することについて反省を求められたということ、また、それに関連をいたしまして、同村におきましては、学校教員に部落有の住宅を提供
○政府委員(石井榮三君) 勤務評定実施につきましての反対あるいは賛成、いろいろお立場によって御意見の分れていることは、これは無理からぬことであります。私ども警察としましては、そのこと自体には何ら関与し介入する意図は持っておりません。願わくば目的のためにあくまで正しい手段方法によって運動が行われることを念願をいたしておるのでございます。不幸にして、いかに目的が正しくとも、合法のワクを逸脱した手段方法がとられますならば
○政府委員(石井榮三君) 高知県で勤務評定の規則をきめる教育委員会が開かれたのは六月五日でございましたか、七日でございましたか忘れました。そこのところははっきり記憶いたしておりませんが、とにかくそのころ高知県教育委員会においては勤務評定に関する規則の制定をされたように聞いております。その際に、それを阻止すべく、当日朝早くから、県の教組の関係、その他の方々が、県の教育委員長またその他の教育委員あるいは
○政府委員(石井榮三君) 高知県高岡郡で今お話のような事件があったことは、私はまだ報告に接しておりません。早速実情を調査いたしまして、お話のような事実でありますならば、これは相当重要な問題であります。刑事事件になるべきところは当然捜査をすべきものと、かように考えております。 なお、先ほど横井社長の傷害事件等について、捜査が緩慢ではないかというおしかりを受けましたが、警視庁におきましては、鋭意捜査をいたしておるのであります
○石井(榮)政府委員 私ども捜査に当る者といたしましては、本来、任意捜査で捜査の目的を達することが、最も望ましい、これが原則である、かように考えておるのでございます。ただいま御審議をいただいております高石代議士逮捕許諾請求にかかるこの事案につきましても、当初から、そうした観点に立ちまして、慎重検討を加えたつもりでございます。ところが、現在の段階におきましては、遺憾ながら、なお逮捕の必要性ありという結論
○石井(榮)政府委員 私、そういう具体的な事情を存じませんで、まことに申しわけございませんでしたが、さっそく、緊急な要務を終えたら、こちらに出頭させることにいたします。
○石井(榮)政府委員 先ほど、埼玉の曽我部本部長にその点を伺ったのでありますが、捜査上、緊急に予定している仕事があって、本日出席できないということでございます。
○石井(榮)政府委員 法秩序を守ることを任務といたします警察官みずからが、法をよく守る者でなければならぬことは申すまでもないところでございます。警察官が法にたがうような行為あるいは人権を侵すような行為があったとき、上司がこれをいわゆるくさいものにふたをする傾向があるのではないかという御指摘でございますが、遺憾ながら、過去においてはあるいはそういったような傾向があったかもしれません。今日は、そうしたことは
○石井(榮)政府委員 捜査に当る警察官が特に人権侵犯の問題を起しやすい立場にあるという点を考慮いたしまして、捜査係官の教養につきましては特に力をいたしておるつもりでございます。およそ捜査のあり方といたしましては、申すまでもなく基本的人権を尊重しつつ、科学的、合理的に捜査を進めまして真実の発見に努めるというあり方でなければならぬということを、私どもは絶えず第一線の関係官に強調いたしておるのでございます
○石井(榮)政府委員 警察官の教養の重要性につきましては、あらためて申し上げるまでもないところでございます。民主主義下の警察運営に当る者といたしまして、民主主義の理念に徹し、国民のための警察、国民に奉仕する警察官でなければならぬことは申すまでもないと存じます。私ども、警察官の教養にはかなり力を入れ、経質的にも、時間的にもそうでございますが、相当力をいたして今日に至っておるつもりでございます。しかしながら
○石井(榮)政府委員 先ほどお答えいたしました通り、事案が発生いたしましてから今日まで、約二週間を経過いたしておりますが、何分とも関係した人員が彼我相当多数でございまして、真相を把握するには、なお若干の時間をかけなければとうていでき得ない、こう思うのであります。警察側といたしましては、鋭意真相を把握すること、もし行き過ぎた行為があるならば、その程度に応じてそれ相当の処置をとりたいと考えておりますが、
○石井(榮)政府委員 今回の本州製紙江戸川工場におきまして、浦安漁民の方方に多数のけが人を出したということはまことに遺憾に存じます。私といたしましては、警視庁の方にこの事案の実態について十分真相を究明して、もし警察官の中に当日の行動において行き過ぎの行為があるならば、それぞれ所定の責めによって責任を追及すべきものである、かように考えて鋭意実態の把握をお願いをしておるのです。ただいま警視総監は、今日までの
○石井(榮)政府委員 警察官は、御承知の通り、犯罪の予防、また一たび起った事案については、犯罪の捜査といったような仕事を持っております。そうした仕事、職責を全うするためにいろいろ国民の一般の方々の御協力を得なければならぬということはあり得ると思うのでございます。そういう意味におきまして、いろいろ警察官がそうしたことについて事情を知っておると思われるような人からお聞きをする、また文書をいただくというようなこともあろうかと
○石井(榮)政府委員 各都道府県の第一線の警察官が、作業簿というようなものを作っておるかどうかというようなことにつきましては、あるいはそういうものを作っておる者もあるかもしれませんが、必ずしも全国画一的にそういうものがあるとは思いません。少くとも私ども中央からそういうものを作れといったような指導はいたしておりません。おそらく各警察官が、日常勤務に当りまして、いろいろ見聞きしましたことを将来のためにメモ
○石井(榮)政府委員 ただいま御例示になりました高知県幡多郡における事案につきましては、私まだそういう報告に接しておりません。そういう事実がありましたかどうか、さっそく確かめてみたいと思いますが、およそそうしたいわゆる差別的な事案というものは好ましいことではございません。ただいま竹内刑事局長からお答えがありましたように、人権擁護等の関係の機関におきまして、十分真相を究明いたしまして、善処せられることが
○政府委員(石井榮三君) ただいま高田先生のお申し出の点、さっそく実情をよく調査をいたして、適当な機会にお答えいたしたいと存じます。
○政府委員(石井榮三君) およそ犯罪捜査に当りまして、言動を、きわめて慎重でなければならぬことは申すまでもないところでございますが、先ほど御例示になりました警視庁公安二課の大久保刑事でございますが、取り調べに当って言動適切でないものがあったやに伺ったのであります。私初耳でございます。さっそくよく調査をいたしてみたいと思っております。なお、捜索に当りましてもこれまた同様に、およそ捜索に当り押収する物件
○政府委員(石井榮三君) 五月二十四日に、漁民の方々が工場に行かれましてこの際、工場の総務課長でありましたか、旗ざおで殴打するというようなこと、また、事務所の窓ガラスをこわすとか、マンホールにれんがを投げ込むといったような事犯があったのでございます。しかし、まあ、これは初めてのことでもありますし、まあ偶発的なことであろうということにしまして、当時は警察としましても、現場においての警告措置にとどめておったというような
○政府委員(石井榮三君) 先ほどもお答えいたしましたように、当日、当初はそんな事態になろうとは思っておらなかったのでございまして、従って、大げさな警備配置計画といったようなものは考えておらなかったのでございます。ところが、漁民の方々の陳情をされる状況等から見まして、先ほど申しましたように、国会の参議院常任委員会会館に行かれまして、ドアのガラスをこわされ、また、植木ばちをひっくり返されたというようなことがあったものでございますから
○政府委員(石井榮三君) 先ほど山口警備局長が概略を申し上げましたが、警察の直接関係した部面を申し上げたのでありまして、従いまして、十分でない点は私もこれを率直に認めます。今回六月十日にああいう不祥事を起しまして双方に相当のけが人を出しましたことはまことに遺憾なことであります。本州製紙工場と浦安その他の漁民の方々との間の紛争の問題につきましては、特に漁民の方にとっては生活に直結する重大問題でありますだけに
○説明員(石井榮三君) お説まことにごもっともでございます。捜査は、任意捜査によって目的を達成し得るならば、これが望ましいのでありまして、強制捜査というものは、必要やむを得ない場合にのみ行うべきである、それが人権を尊重するゆえんであります。捜査のあり方として当然かくあらねぼならぬ、かく私は日ごろかう考えておるのであります。今回の全逓関係の捜査にいたしましても、一般組合員の方々等につきましては、事情をいろいろお
○説明員(石井榮三君) 先ほど警備巴長がお答えしましたように、大阪の場合につきましては、捜索は建造物侵入並びに郵便法七十九条違反容疑でやっておるのでございますが、関係者の逮捕の場合には、建造物侵入、公務執行妨害、暴力行為等処罰に関する法律違反で逮捕いたしておるのでございます。名古屋の場合は、逮捕の場合には建造物侵入、公務執行妨害容疑で逮捕いたしておるものもありますし、また、捜索の場合には、建造物侵入及
○説明員(石井榮三君) 現行郵便法が制定されましたのは、たしか昭和二十二年でございますが、当時は、現業公務員は争議行為を禁止されておらなかったのでございます。従いまして、郵便職員の争議行為は正当なものとされ、かりに郵便法七十九条違反の行為がありましても、労働組合法第一条二項でございますかによりまして、違法性を阻却し、刑事責任を免れるということに相なることは、これは理の当然でございます。従いまして、当時現行郵便法
○政府委員(石井榮三君) ただいま御例示になりました点、私はなはだ申しわけございませんが、そういう事実を聞いておりませんので、そのこと自体については、おそらく、新聞をお読み上げいただいたのですからその通りのことがあったものと想像するのであります。警察官に協力援助した者の災害給付に関する法律は確かに相当のしぼりを入れておりますので、今御例示になりましたようなものは、現行法におきましては直ちにはこれに該当
○政府委員(石井榮三君) 警察がいわゆる暴力団等とくされ縁があるのではないか、かようなことをときどき批判をいただくのでございます。確かに過去におきまして遺憾ながらそういったことが単なるうわさでなしに若干事実としてあった点もうかがえるのでございます。その点はまことに遺憾に思っております。本来、警察はそうしたものといわゆるくされ縁なく、きぜんたる態度をもって職責の遂行に当らなければならぬものである、かように
○政府委員(石井榮三君) 亀田委員の御指摘の点まことにごもっともでございますが、私ども犯罪統計を第一線の各都道府県から徴しておりますが、暴力行為等処罰に関する関係では、この法律違反の件数を一括したものをとっておるのでありまして、そのうちで二百八条違反であるか、二百二十二条該当の行為であるか、あるいは二百六十一条該当の違反であったかというような内訳的なものは、各都道府県ではそれぞれそれは資料を持っておりますが
○政府委員(石井榮三君) 今毎年の、そうした関係の統計を手元に持っておりませんので、数字的に正確に申し上げることはできませんが、私の感じといたしましては、今私が申しましたような努力を年々継続して参っております関係もございまして、漸次減少しておるものと考えております。しかしながら、いまだに跡を断たないのは、先ほど申しました通り、まことに残念でございます。傾向としては漸次減少しておる、かように考えるのでございますが
○政府委員(石井榮三君) 暴力団と第一線の警察官との間にいわゆるくされ縁があり、そのために警察が当然執行すべき職務が執行されない、そこになれ合いになって、犯罪があってもこれを見のがすといったような傾向がありはしないかどうかという御指摘だと思うので、ございますが、正直に申しまして、過去におきましてそういったいわゆる暴力団と警察官の一部の者との間のくされ縁というものがあった事実を遺憾ながら認めなければならぬのでありますが
○政府委員(石井榮三君) 私ども警察といたしましては、およそ労働運動に対しましては、労使いずれにも偏せず、中立の立場を堅持すべきものであることは申すまでもないところでございまして、正常なる労働運動に対しましては何ら介入せず、干渉しないというのがわれわれのとるべき態度である、かように考えておるのでございまして、第一線の警察官諸君にも私は常にそういうふうに申しておるのでございます。しかしながら、労働運動
○政府委員(石井榮三君) 御承知のように、現在の警察制度は都道府県警察が建前でございます。従いまして、二十九年の制度改正によりまして、それ以前にありました都道府県内の数多くの市町村警察、これが一つの都道府県単位に統合されたわけでございます。従いまして、その統合前の旧市町村自治体警察の事務は、その新しい都道府県警察に一括包含されたわけでございます。その各市町村警察に勤務しておりました警察官の個々の行為等
○政府委員(石井榮三君) 最初にお答えいたしました通り、私は、およそ捜査に当る警察官としましては、感情を交えて事を処理するというようなことがあっては相ならぬのでありまして、ただいまお聞きいたしますと、当時事件の被疑者とされました山内氏と忠岡警察署長佐竹君との間に感情的におもしろくないものがあったやにうかがえるのでありまして、そうしたことが基盤となって、いわゆるしっぺい返し的にことさらに事件として取り
○政府委員(石井榮三君) ただいま御指摘になりました具体的事案につきまして、何分古いことでございまして、私全然存じておらなかったのでございます。昨日、この委員会においてこの問題をお取り上げになるという御通告をいただきまして、初めて大阪府警察本部に当時の事情を確かめてみたのでございます。ただいまお述べのような事実関係であるようでございます。 そこで、ただいま御指摘のありましたように、およそ捜査に当る
○石井(榮)政府委員 全国で数多い警察官が今御指摘のような仕事に何人従事しておるかということは、ただいま手元に資料を持っておりませんので、数字でお答えすることはできません。各都道府県それぞれの実情に即して必要な警察要員を配置しておるものと考えます。
○石井(榮)政府委員 暴力団と警察がなれ合いになっておるというふうなお尋ねでございますが、私の承知いたしておるところでは、そういうことはないと信じております。かつての警察におきまして、一部いわゆる町の暴力団の親分といったような者と地元の署長等と親しくしておるといったようなうわさを昔において聞いたことはございますが、今日の警察はそういうことはありませんから、御安心を願いたいと思います。
○石井(榮)政府委員 本法案の御審議の状況を伺っておりましても、まことに重要な、問題点のいろいろある法案である、かように存じておる次第でございます。本法案が成立の暁におきましては、私ども立法の趣旨を十分に体しまして、犯罪構成要件等に関しましては、第一線の警察官に十分指導、教養を加えまして、捜査の行き過ぎのない、適正なる捜査の行われますように、十分配慮をして参りたい、かように存じております。
○石井(榮)政府委員 まことにごもっともでございます。同感でございます。犯罪の発生の以前においてこれを未然に防止するということが望ましいのであります。警察といたしましても、従いまして犯罪の予防という見地に立っての活動にかなり力をいたしていることは申すまでもないことであります。その予防の力及ばずして一たび発生しました犯罪に対しましては、これを早期に解決すべく努力する、これがわれわれ警察の現在とっている
○石井(榮)政府委員 まことにごもっともな御懸念であります。私どもも第一線の捜査に当る警察官に対しまして常に申しておることでございます。取締り関係のいろいろの法令がございます。この法令の執行に当りましては、立法の精神を十分体して、行き過ぎのないように適正なる運営、執行をなすということを常に念頭に置いて、慎重な態度をもって事に当らねばならぬことは申すまでもないことであります。従いまして、これが法の運用