1985-06-19 第102回国会 衆議院 法務委員会 第22号
○石井参考人 臓器移植を外国に行って受けるという外国依存の仕方と、それから腎移植のように新鮮な状態で適当な方法で保存されるならば死体腎でも移植可能である、したがって適当に保存された腎臓の補給を外国から受けるという二つがあると思います。 まず後者から申し上げますと、人工透析研究会がまとめた統計によりますと、腎移植を必要とする患者さんは一万人を下らないであろう、日本ではそういうふうに考えられております
○石井参考人 臓器移植を外国に行って受けるという外国依存の仕方と、それから腎移植のように新鮮な状態で適当な方法で保存されるならば死体腎でも移植可能である、したがって適当に保存された腎臓の補給を外国から受けるという二つがあると思います。 まず後者から申し上げますと、人工透析研究会がまとめた統計によりますと、腎移植を必要とする患者さんは一万人を下らないであろう、日本ではそういうふうに考えられております
○石井参考人 第一点の社会的コンセンサスをどうして獲得すべきかという御質疑でございますが、これは大谷参考人それから藤村さんもおっしゃっておりましたように、脳死あるいは植物状態の患者のことが医学の雑誌だけじゃなくマスコミにおきましても、いろいろな雑誌にも著書にも出てくるようになりまして、一時よりははるかに認識が進んできたというふうに私、思います。どういう具体的な手だてがこれ以上必要かということを具体的
○石井参考人 石井でございます。 本題に入ります前に、問題の本質をよりはっきりと御理解願うために、お手元の図を参照していただきたいと思います。この図では、人間の生の営みにかかわりを持つ脳の仕組みが簡単に説明してございます。 人の命の中には、まず、命あっての物種というふうな、ともかく生きているという生命があり、これは主に脳の中の脳幹で統御されております。ここでは、原始的な反射、例えば目に光が入ると