1971-02-17 第65回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
○説明員(百井一郎君) たび重なる火災の事故はまあ全部が木造病棟から発生しているという点、しかも閉鎖病棟が大多数であるという点にかんがみまして、まずこの木造病棟の改築を早急に促進するということが第一点ではなかろうかと思います。したがいまして、私たちのほうといたしましても、特に民間病院が多いわけでございますので、医療金融公庫の融資につきまして、特に木造病棟の改築については最優先にしていただくように協議
○説明員(百井一郎君) たび重なる火災の事故はまあ全部が木造病棟から発生しているという点、しかも閉鎖病棟が大多数であるという点にかんがみまして、まずこの木造病棟の改築を早急に促進するということが第一点ではなかろうかと思います。したがいまして、私たちのほうといたしましても、特に民間病院が多いわけでございますので、医療金融公庫の融資につきまして、特に木造病棟の改築については最優先にしていただくように協議
○説明員(百井一郎君) 昨年から私たちがとってまいりました対策は四点ございます。 第一点は、公衆衛生局長または医務局長両局長命による火災防止上の指導強化についての通牒でございます。この中に盛られております重要な点を申し上げますと、まず精神病院の火災防止について点検をするということが、第一点であります。それから第二点は、木造病棟の耐火施設への切りかえ、そういういうことが第二点です。それから第三点といたしましては
○説明員(百井一郎君) ただいま御指摘のように、精神病院において火災が発生いたしますと、その病院の構造からいたしまして死亡事故というまことに悲惨な事故が発生するわけでございます。たいへん残念に思っておる次第でございます。最近の一昨年からの火災の事故を見てみますと、四十四年十一月十九日に徳島におきます藤井病院において火災が発生いたしまして、死亡が六人、負傷が五人でございます。それから、四十五年の六月二十九日
○百井説明員 オーバー入院についてお答えいたしたいと思います。 現在、全国的な平均が精神病院の場合ですと、大体一一五、六%がオーバー入院の状態になっておるわけであります。したがいまして、個々の病院を見ますと、あるいはそれ以上のオーバー入院を示しておる病院が数あります。今回の事故にかんがみまして、増設あるいは増床、そういうような面の指導もさることながら、まず当然退院してしかるべき患者がいるのではないだろうかというようなことについても
○百井説明員 お答えいたします。 今回の両毛病院の火災におきまして多数の死者を出しましたことは、非常に残念に存じておる次第でございます。また、これにつきましても、われわれ行政当局といたしまして十分反省いたさなければならない点が多いわけでございます。 御指摘のように、病院の建物そのものについても、建築基準のあり方というようなものはできておりますが、しかし、はたしてそのとおりやっておるかどうかということにつきましては
○百井説明員 御質問の十七名中十二名の精薄の患者が入院していた、しかも死亡事故を起こした。私たちといたしましても、非常な反省をいたしておる次第でございます。実はこの精薄患者を精神病院に入れることについては、いろいろと専門家の間においても議論がございます。また精薄自体、知恵おくれそのものだけの症状の場合もございますし、そのほかに性格異常であるとか、あるいは異常行動であるとか、その他の精神の合併症を持っている