2005-02-28 第162回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
○白須政府参考人 ただいまの議員の御指摘どおり、債権管理法におきまして、当初の履行延期から十年を経過した後において、なお債務者が無資力またはこれに近い状態にあり、かつ、弁済することができることになる見込みがないと認められる場合には、債権を免除できるということにされているわけでございます。 この無資力またはこれに近い状態ということの範囲につきましては、今委員からも御指摘のとおり、来年以降、十年の履行延期
○白須政府参考人 ただいまの議員の御指摘どおり、債権管理法におきまして、当初の履行延期から十年を経過した後において、なお債務者が無資力またはこれに近い状態にあり、かつ、弁済することができることになる見込みがないと認められる場合には、債権を免除できるということにされているわけでございます。 この無資力またはこれに近い状態ということの範囲につきましては、今委員からも御指摘のとおり、来年以降、十年の履行延期
○白須政府参考人 お答え申し上げます。 ただいま委員からも御指摘ございました、PCDFであるというふうに認め、当時の参議院決算委員会におきまして、坂口元厚生労働大臣の御発言というものは私どもも十分承知をいたしております。 ただ、私どもとしては、先ほど委員からもお話ございましたように、こういったカネミ油症の仮払金の債権につきまして、債権管理法に基づきまして管理することが義務づけられているということでございますので
○白須政府参考人 ただいまの野生鳥獣の関係でございます。委員の御指摘のとおり、イノシシでございますとかあるいは猿、そういった野生鳥獣によります農作物の被害、大変に大きいものがございまして、平成十五年度では、金額約二百億円というふうに上がっているわけでございます。面積では約十三万ヘクタール。このうち、イノシシが西日本を中心といたしましてやはり一番大きゅうございまして、イノシシの関係が約五十億円。猿は、
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまのお尋ねでございます。有機農業の栽培面積の比較ということでございますが、そういった有機農業に係る農地につきまして明確な定義があるわけではないんでございますが、ただいまお話にありましたように、各国で制度化をされております有機農産物の認証制度の基準に適合した管理が行われていると、そういう農地の面積につきまして比較をいたしてみたわけでございます。 そういたしますと、我
○政府参考人(白須敏朗君) ハウスの関係でございます。 ただいま委員からの御指摘のとおり、一連の台風の襲来によりまして、全国的にビニールハウスの被害が発生をいたしております。そこで、現在、修復あるいは建て直しということで大変多くの資材が必要になっている状況にございまして、お話しのとおり、北海道を始めといたしまして全国的に資材は不足ぎみということでございます。修復が今なお続けられる、次年度の生産のためにも
○政府参考人(白須敏朗君) 委員の御指摘のうち、海外からの農産物の輸入に対して日本で育成された品種の保護はどうなっておるのかというふうなお尋ねに対しましてお答えをさせていただきたいと思います。 委員の御指摘のとおり、我が国でやはり育成されました新品種が不法に海外に持ち出されまして、その品種を用いて生産された農産物が、中国でございますとかあるいは韓国と、そういったところから逆に我が国に輸入されておるという
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの委員の御指摘でございます。私どもも、ただいま御指摘ございましたが、湖沼などのそういった閉鎖性水域の富栄養化と、そういうものにつきましては、水田などからの排水に含まれる肥料成分がその要因の一つであるということは認識をいたしているところでございます。 そこで、これまでも都道府県あるいは市町村などとも一体となりまして、ただいまお話ございました土作りでありますとかそういった
○白須政府参考人 せっかくの委員の御指摘でございますが、ただいま申し上げましたとおり、やはり本年度は、昨年度のようなそういった全国的な需給の逼迫というものは想定しがたいわけでございます。また、全国的に見まして、次期作用の種子の価格も例年並みというふうなことでございますので、私どもとして特別の助成措置を講ずるということは困難であるというふうに考えているわけでございます。
○白須政府参考人 ただいまの委員の御指摘でございます。 お話しのとおり、昨年は大変に米不足というふうなことで、米とそれから大豆の価格が高騰いたしまして、再生産に不可欠な種子につきましても、それぞれ各県で価格を引き上げざるを得ないというふうなことで、被災農家が翌年の再生産さえも困難となる、そういう状況が予想されたわけでございます。 そういった特別な事情もございまして、被災農家に次期作用の種子が不足
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの委員のお話でございます。 今回の緊急野菜対策、やはり野菜価格を早期に安定させるということでございまして、消費量の多い野菜のうちでも、当面供給の確保が困難だと、あるいはまた価格が高い水準で推移するというふうに見込まれるものにつきまして、品目の特性でございますとか、あるいはそういうふうに早く出しても商品性があるとか、そういうふうなことを考慮した上で品目を決定しているわけでございます
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの委員の御指摘でございますが、基本的にはやはり物が、出荷量が大幅に減少したということが基本であろうというふうに考えているわけでございます。 そこで、今、委員からもお話ございましたが、この高騰が生産者あるいは卸、小売と、そういうどの段階に、どの段階の収入に一番入っておるんだと、こういうふうなお話あったわけでございますが、なかなかやはり、生産者段階におきましては価格
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの野菜の関係の御指摘でございます。 お話のとおり、十月、例年産地が切り替わる月でございますが、相次ぐ台風の来襲あるいは長雨、日照不足ということで、冠水の被害あるいは生育の遅れが生じているわけでございます。先週、台風二十三号通過直後には、東京の卸売市場で一時、レタスで平年の六倍、あるいはまた主な野菜の平均で見ましても二・五倍というふうなことで、大変高い水準になっておるわけでございます
○白須政府参考人 ただいまの委員の御指摘でございます。 レタスを中心とする葉物につきましては大変高い水準になっておりまして、消費者の家計にも大変大きな影響、お話しのとおりでございます。ただ、現在、先週来の台風もあれしまして、天候も徐々に回復をいたしてきておりまして、キュウリなり、そういったものは太陽が出てきますとそれなりの出荷の促進も図られておりまして、徐々に出荷量も増加をいたしてきているわけでございます
○白須政府参考人 ただいま委員の御指摘の塩害の関係でございます。お話しのとおり、特に水稲なり、あるいはまた海岸に近いところの果樹というふうなところで、現在の台風の襲来によりまして大きな被害が発生しておるということでございます。 特に果樹につきましては、塩害によりまして樹体への影響が大変大きいということでございまして、過去にも平成三年の台風の際に大きな被害が発生したところでございます。そこで、私ども
○白須政府参考人 ただいまの委員の御指摘でございます。 お話しのとおり、国産農産物の安定供給というためには、やはり災害に強い農業づくりということが大変重要なことかというふうに考えている次第でございます。 特に、沖縄は亜熱帯という地域特性があるわけでございまして、サヤインゲンでございますとかあるいはゴーヤー、そういった野菜でございますとか、あるいは菊を中心とした花ということで、大変特色ある農業が展開
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの委員のお話でございますが、御案内のとおり、やはり農業生産活動そのものにつきましても、やはりそれに伴って様々な環境負荷が発生をするわけでございます。地域によりましては農業生産によりまして地下水などが汚濁すると、そういった例も生じているわけでございます。 したがいまして、やはり環境問題につきまして国民の関心がますます高まっているわけでございますので、やはり農業に対
○白須政府参考人 ただいまお話しのとおり、大変大きな被害が発生したわけでございます。そこで、私ども、被災直後の七月十四日付で、北陸農政局の方から、農作物被害に対します技術指導というふうなことで新潟、福井両県を含みます各県に発出をいたしまして、具体的な指導といたしましては、ただいまもお話ございましたが、土砂が流入をいたしました圃場におけるまずは土砂の除去あるいは用排水路の確保でございますとか、あるいは
○政府参考人(白須敏朗君) それぞれ価格の引下げ目標というふうなことで品目別にそういう目標も定めておりますが、これはいろいろ経営に差し支えるという面もございますので……
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの資材関係のお尋ねでございます。 お話しのとおり、平成七年に農業資材問題検討会を立ち上げまして、その検討を基に、主な農業生産資材でございます肥料、農薬、農業機械、その関係団体、各都道府県、それぞれ製造、流通、利用の各段階に応じまして行動計画を策定しておるわけでございますが、この団体といたしましては、ただいま委員からあれございましたが、まず製造団体としては肥料関係
○白須政府参考人 お答え申し上げます。 ただいま委員から御指摘がございました浅田容疑者が詐欺罪等で逮捕、起訴された事件に係りますいわゆる不正受給額につきましては、捜査当局によります捜査に基づくものでございまして、私ども農林水産省といたしまして、ただいまのこの犯罪事実の対象となりました金額を具体的に申し上げるということは差し控えさせていただきたいというふうに考えている次第でございます。
○白須政府参考人 ただいま委員からお話がございました植物生産工場、コンピューターを駆使したような、そういういわば農産物の生産工場でございます。 我が国におきましては、完全密閉型の施設におきまして、主としまして太陽光じゃなく人工光のもとで、養液栽培装置を用いまして、サラダ菜などの野菜を生産するいわゆる植物工場の取り組みでございまして、今委員からもございましたが、今のところ、私ども把握しておりますのは
○白須政府参考人 果実の生産、販売の促進というお尋ねでございます。 果樹の農業につきましては、まずは、やはり消費者ニーズ、大変多様化をいたしているわけでございます。そういった消費者ニーズにきめ細やかに対応していく。したがいまして、消費者の信頼を得られる、そういう産地を育成していくということが何より重要であるというふうに考えている次第でございます。 そこで、まず、生産の方でございますが、生産振興につきましては
○政府参考人(白須敏朗君) 場所につきましては、今、大臣からも申し上げましたとおり、国家公務員倫理審査会の方に、全体として倫理法、倫理規程に抵触しておるおそれがあるということで、その疑いがあるという報告とそれから調査開始の通知を行ったところでございます。 そういうことでございますので、その店なり場所等につきましてはまだ調査が十分行われておりませんので、この場でのお答えは差し控えさせていただきたいというふうに
○政府参考人(白須敏朗君) 当時の担当部長、それから担当者に確認をいたしましたところ、いずれも飲食代を支払った覚えはないということでございました。
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの野生鳥獣によります農作物被害とその対策というお話でございます。 委員の御指摘のとおり、イノシシ、猿等の野生鳥獣によります農作物被害、中山間地域を中心に発生をいたしておりまして、全国的な農作物の被害状況を見ますと、平成十四年度で被害面積約十四万ヘクタール、被害金額約二百十三億円というふうになっているわけでございます。 こういった農作物被害を防止をいたしますために
○白須政府参考人 中央と地方の連携というお尋ねでございます。 ただいま委員からもるるお話ございましたが、やはり何といいましても、中央と地方との連携、協調ということで、実はこれまでにも、中央競馬と地方競馬との間で交流競走というものも実施をいたしまして、競馬ファンに対しまして魅力あるレースの提供というふうなことも行ってきているところでございます。また一方では、地方競馬の主催者が中央競馬会の施設を利用しまして
○白須政府参考人 まず、地方競馬の魅力をどういうふうに考えるかということでございます。 地方競馬、これはもともと沿革といたしまして、各地で行われておりました祭典競馬というものから、地域の歴史なり文化という中で発展をしてまいったわけでございます。そういった特色がやはり競馬ファンにとりまして魅力のあるものということでございまして、例えば北海道でございますと、ばんえい競馬ということで、世界に唯一の馬そりによります
○白須政府参考人 ただいまの競馬の現状についての認識ということでございます。 我が国の競馬は、戦後しばらく、賭博としての側面ということから大変悪いイメージもあったわけでございますが、主催者によります清潔感のある施設整備でございますとかあるいは公正確保の努力、あるいはスターホースの登場といったようなことで、健全な娯楽として広く国民に受け入れられてまいったわけでございます。女性でございますとかあるいは
○白須政府参考人 オレンジ果汁についてのお尋ねでございます。 オレンジ果汁の我が国への輸入についてでございますが、まず平成十五年におきましては、九万二千トンということでございまして、ブラジルからが一番多うございまして、約七万トンということで、七五%でございます。アメリカからは約一万トン、一割。オーストラリアからは五千トンで、約六%というふうになっているわけでございます。 国産の方でございますが、
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの統一基準の策定という観点についてでございますが、業界の内部にこれにつきましては賛否両論がございます。一つには、競争が大変激しい鶏卵市場におきまして、消費者ニーズにこたえようと、そういうことで努力した結果として特殊卵が生産されて流通されておるといったことにかんがみますと、統一基準を作成するということは、販売上の特色でございますとか個性が出にくくなるということで、取
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの高付加価値卵、特殊卵についてのお尋ねでございます。 消費者の健康なり安全に対する意識の高まりというふうなことを背景といたしまして、鶏卵に対するニーズも多様化しているわけでございます。そこで、ただいま委員からも御指摘ありましたように、飼料でございますとかあるいは水、あるいは飼養環境と、そういった飼育方法に工夫を凝らしたこの鶏卵の生産努力というのが行われておりまして
○政府参考人(白須敏朗君) ウインドーレス鶏舎につきましてのお尋ねでございます。 本年の三月の十六日に、国の鳥インフルエンザの緊急総合対策というものが策定をされまして、その中で、ウイルスを持っております可能性のある野鳥でございますとかあるいはネズミ、そういった侵入を防止できますこのいわゆるウインドーレス鶏舎、これに対します整備の支援ということが盛り込まれたわけでございます。 それを受けまして、私
○政府参考人(白須敏朗君) お話しのとおり、大阪府肉連なり府同食に係ります隔離牛肉、全体で千七百十八トンあるわけでございますが、ただいまお話しのとおり、千三百十八トンが柏羽藤センターにおいて焼却されておるということでございます。ただ、当時の状況につきましては、先ほども申し上げましたが、もうとにかく早急に焼くことが消費者の不安を払拭するんだというふうなことで、与野党挙げての大変強い御要請もあったということ
○政府参考人(白須敏朗君) 川崎におきまして、といいますのは、これは大変難しい、要すれば大量の冷凍のものを焼くわけでございますので、なかなか一般の焼却施設におきまして焼くということは難しゅうございました。したがいまして、この通達の出る前に試験焼きということで、神奈川の焼却施設におきまして試験焼きをいたしているという実績はございます。
○政府参考人(白須敏朗君) お答え申し上げます。 ただいま委員のお話でございます。ただいまおっしゃったように、試験焼きというのはその通達の前にも行われておりました。ただ、申し上げておきたいのは、この保管・処分事業の発足当時でございますが、事業実施期間といたしましては、やはり十三年度内ということでほとんど時間もなかった。それから、消費者の不安も大変に頂点に達しておりまして、これを払拭いたしますために
○政府参考人(白須敏朗君) ただいま委員のお話でございますが、この牛肉在庫の処分事業、平成十四年の一月時点におきましては事業実施期間が平成十三年度内というふうにされておったわけでございまして、期間が非常に限られてほとんど時間がなかったというのがまず第一点あるわけでございます。 それから、消費者の不安を払拭するために早急に焼却すべきであると、こういうふうな形で当時与野党挙げての大変強い御要請もあったということを
○政府参考人(白須敏朗君) 事務的なことでございますので、私の方から。 ただいま申し上げましたとおり、一月八日に申請書が提出をされたわけでございます。それで、申し上げましたように、事業団からは二十六日に承認通知が出ておるわけでございますが、ただ、今、委員からも御指摘のとおり、一月十一日から焼却が開始をされておると、お話のとおりでございます。これにつきましては、当時、早期に焼却すべきという社会的な要請
○政府参考人(白須敏朗君) お答え申し上げます。 ただいま委員から御指摘の全国同和食肉事業協同組合連合会から承認申請が上がりましたのが平成十四年の一月八日でございます。それを農林水産省として接受いたしましたのは一月十五日でございます。それで、事業団から全同食の方にその承認申請が下りましたのは平成十四年の二月二十六日というふうに承知をいたしております。
○白須政府参考人 ただいまの委員の、米国産牛肉の輸入停止以降の日本側に与えた影響というふうなことでございます。 お話しのとおり、なかなか具体的な金額で申し上げることは難しいわけでございますが、一つ、この一月から三月までの牛肉につきましての、まず輸入量につきまして申し上げますと、九万一千トンということで、対前年同期に比べますと三八%の減少ということになっております。ただ、一方、生産量につきましては八万四千
○白須政府参考人 果樹農業、特にミカンについてのお尋ねでございます。 委員からもお話ございましたが、最近の多様化をいたしております消費者ニーズ、こういうことにきめ細やかに対応していくということで、消費者のいわば信頼の得られるような、そういう産地を育成していくということが何より重要なのではないかというふうに考えている次第でございます。 そこで、まずは、高品質あるいはまた安定的な供給でございますとか
○白須政府参考人 茶業の振興対策についてのお尋ねということでございます。 ただいま委員からもお話ございましたが、御案内のとおり、お茶につきましては、大変長い栽培の歴史も有しておるわけでございますし、全国各地での重要な基幹作物になっているわけでございます。特に、今お話もございましたが、静岡県は全国のお茶の生産量の四割以上を生産するというふうなことでございまして、日本一の産地というふうなことで、静岡茶
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの野菜についての構造改革の取組のお尋ねでございます。 野菜の構造改革につきましては、平成十三年のネギを始めといたします三品目に対しますセーフガードの暫定発動を受けまして、急増する輸入野菜に対抗し得る国内産地の確立、それから国産野菜の安定供給、これを推進いたしますために、平成十四年度から十六年度、三年間ということで取組が開始されているところでございます。 そこで
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの委員の御指摘でございます。 私どもが取った改善処置ということでございますが、当初、市場隔離牛肉の焼却処分を行います処分事業の実施に当たりましては、BSE発生確認前の一年間におけます食肉の中央卸売市場、これ十市場でございますが、この十市場で取引されました全品種の枝肉の平均、取引平均価格を基に評価額を一キログラム当たり千五百五十四円ということで算出をいたしまして、