2006-10-25 第165回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
○白須政府参考人 ただいま委員からお話ございましたように、漁船の海難事故は船舶全体の約三割を占めておるわけでございますし、あるいはまた死亡者、行方不明の方、そういう方を伴うという事故も大変多いわけでございまして、お話しのとおり、海難事故防止は極めて私どもとしても重要であるというふうに認識をいたしておる次第でございます。 そこで、ただいまお話ございましたが、そういった海の気象の関係の情報につきましては
○白須政府参考人 ただいま委員からお話ございましたように、漁船の海難事故は船舶全体の約三割を占めておるわけでございますし、あるいはまた死亡者、行方不明の方、そういう方を伴うという事故も大変多いわけでございまして、お話しのとおり、海難事故防止は極めて私どもとしても重要であるというふうに認識をいたしておる次第でございます。 そこで、ただいまお話ございましたが、そういった海の気象の関係の情報につきましては
○白須政府参考人 実はこの漁獲枠の管理につきましては、昨年までは、漁業者から十日ごとに漁獲状況を求めまして、それで漁獲量が漁獲枠に近づいた時点でミナミマグロの漁場への立ち入りの禁止ということを指示しておったわけでございます。 したがいまして、これは漁場ごとに数量管理ということなんでございますが、漁業者の報告を信頼して、それによって漁獲枠との関係を求めまして、それによってぎりぎりまで来れば立入禁止ということでやっておったわけでございますが
○白須政府参考人 ただいまのミナミマグロの漁獲量の関係でございます。 お話しのとおり、昨年の十月にみなみまぐろ保存委員会年次会合がございまして、そこで豪州から、我が国国内の冷凍ミナミマグロの取扱量が漁獲枠に対しまして過剰である、そういう可能性が指摘されたということでございます。 しかしながら、実は、豪州が用いました算出方法というのは、同一のミナミマグロが、消費地市場、例えば築地でございますが、それと
○白須政府参考人 ただいまの委員のお尋ねでございます。 お話しのとおり、現在、私ども、担い手を対象といたしました経営安定対策への転換でございますとか、そういった農政改革あるいは米政策改革というふうなことで、農政の抜本的な見直しを進めているところでございます。 ただいまお話しの、例えば農林統計業務でございますとか、あるいは食糧管理業務、そういったことにつきまして、今回大幅な定員の純減を行うということにいたしているわけでございますが
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの委員のお尋ねでございます。 お話しのとおり、現在、農林水産省におきましては、担い手を対象といたしました新たな経営安定対策への転換、そういった農政改革でございますとか、あるいは米の政策につきましても、米政策改革といったようなことで農政の抜本的な見直しを進めているところでございます。 ただいま委員からもお話ございましたように、今回、農林統計の業務でございますとか
○政府参考人(白須敏朗君) ただいま委員からの御指摘ございました、平成十二年度に指摘を受けまして今回も指摘を受けた資金、農林水産省関係で、ただいまお話ございましたとおり五つの資金があるわけでございます。その理由は、ここに、委員の御配付のところに記載されておるわけでございますが、大半は、事業実績が少ないというのが大半の理由になっておるわけでございます。 これらの資金につきましては、私どもも、十二年の
○白須政府参考人 ただいまの種苗管理センターの関係でございます。 お話のとおり、これは、独立行政法人通則法に基づきまして、国民生活、それから社会経済の安定などの公共上の見地から確実な実施が必要だということで、平成十三年四月から独立行政法人としてやっているわけでございます。ただ、本年度でこの独立行政法人は中期目標の期間を終了するということでございますので、現在、組織あるいは業務全般の検討を行っているわけでございます
○白須政府参考人 ただいまの委員からのお話の、いわゆる質の悪い種苗の流通の防止あるいは良質な種苗の供給確保対策というお尋ねでございます。 やはり、そういったコピーの増殖、これはぜひとも防がなければならないということはお話のとおりかというふうに考えております。 まさに種苗というものは、農林水産業におきましても最も基礎的な資材の一つでございます。しかしながら、外見では、これの品質あるいは品種の識別というものもなかなか
○白須政府参考人 ただいまのお尋ねでございます。委員の御指摘のとおり、例えばアジア地域でも、このUPOV条約を締結いたしておりますのは、我が国のほかには中国、韓国、それからシンガポールがあるわけでございますが、ただ、締結しております中国、韓国につきましても、ただいま委員からもお話がございましたが、例えば中国では、小豆でありますとかインゲンマメ、あるいはイグサというものが保護対象になっておらない、あるいはまた
○白須政府参考人 ただいまの委員からの、食品残渣を中心とする、そういったものの十分リサイクルがされておらない原因というふうなお尋ねがあったわけでございます。 この食品残渣にも、もう委員も御案内かと思いますが、いろいろな種類があるわけでございまして、例えば一般家庭から出るということになってまいりますと、これは御案内のとおり、少量なものが、内容も非常に不分明でございます。したがいまして、では、例えばそれをえさにするというふうなことを
○白須政府参考人 ただいまの果汁の表示の関係でございます。 委員からのお話のとおり、この三月に策定をいたしました果樹農業の振興基本方針におきましても、原料原産地表示につきましては「果実飲料の原料原産地表示の義務化について引き続き検討するとともに、当面は製造業者が強調表示するよう推進するものとする。」というふうに決められているわけでございます。 お話しのとおり、表示の義務化は現在のところ見送られておるわけでございますが
○白須政府参考人 ただいまの黒豚の定義の関係でございます。 委員からもお話しのとおり、この関係につきましては食肉の小売品質基準ということで定められておるわけでございまして、私ども、小売店に対しまして、この基準に沿って表示するように指導しておるということでございます。 そこで、まさに委員からもお話ございましたとおり、かつては交雑種も黒豚と呼ばれておったというふうなこともございまして、これに対してこの
○白須政府参考人 ただいまの委員のお話の堆肥のよさのアピールといいますか、そういうことをもっと積極的にというふうなお話でございます。 委員からもお話がございましたとおり、やはり私どもとしても、この家畜排せつ物、先ほど来お話がございました九千万トン以上のものが発生するわけでございます。それはやはり堆肥化をいたしまして、農地あるいはまた草地において利用するということが基本であるというふうに考えているわけでございます
○白須政府参考人 今後の牛肉の輸入量の見通しというふうなことでございます。 牛肉の消費量につきましては、御案内のとおり、長期的に見ますると増加傾向にあるわけでございまして、ピークは平成十二年度ということでございます。百五十五万トンあったわけでございます。その後、御案内のとおり、平成十三年度には、国内におけますBSE発生というふうなことで減少いたしたわけでございますが、その後、牛肉の消費は回復傾向にあるわけでございます
○白須政府参考人 ただいまの委員のお話でございます。 この三月に策定をいたしました基本計画におきましては、ただいま委員からお話がございましたが、まず、家畜の飼養頭羽数につきましては、私ども、それぞれ一定の前提を置きまして、平成二十七年度におきましての見込みを出したわけでございます。その内訳を申し上げますが、乳用牛につきましては、平成十五年度百六十九万頭を、平成二十七年には百六十二万頭に、肉用牛につきましては
○政府参考人(白須敏朗君) この牛肉の買上げ・焼却のために、事業としまして使いましたお金は二百十億余でございます。そのうち、先ほど私申し上げましたのは、ハンナン関係で裁判の過程を通じまして不正に行われたというふうな金額につきまして確定をいたしましたのは十億ということでございますので、しかもそれにつきましては昨年末返還をさせたということでございます。したがいまして、ハンナンにつきましては、私どもはこれが
○政府参考人(白須敏朗君) ただいま委員からの、今回の牛肉の保管なり焼却事業で不正により支払われたお金は幾らかという今お問い合わせでございます。 実は、これにつきましては、私ども今回のこの特に大阪の牛肉偽装事件につきましては、補助対象外の牛肉の数量に相当する補助金につきまして、昨年の十二月でございますが、返還命令を農畜産業振興機構の方から出しまして全額を返還させたと、その金額が十億九百八十四万円というふうになっているわけでございます
○政府参考人(白須敏朗君) これまでのBSEの対策の関係のお尋ねでございます。 今委員からもお話ございましたとおり、国内でのBSEの発生を受けまして、一つには特定危険部位の除去、焼却でございますとか、あるいはBSEの検査、肉骨粉の飼料への使用を禁止するといった飼料の規制、それから消費者への正確な情報の提供、さらには流通段階を含めました牛肉トレーサビリティー制度の確立、それからやはり生産者なり関係の
○白須政府参考人 小麦の単収についての見込みの関係でございます。 ただいまの委員のお話のとおり、小麦につきましては、前の基本計画では、全国平均単収四百三十六キロということで、十八万ヘクタールの作付を見通したわけでございますが、新基本計画では、単収を四百五十キロといたしまして、約十九万ヘクタールの作付を見通しているわけでございます。 この手法につきましては、実は、これは前回の平成二十二年度の目標設定時
○政府参考人(白須敏朗君) ただいま申し上げましたとおり、実は私ども農林水産省の種苗課の方に、もう既に実は相談窓口というのが設置をされているわけでございます。 したがいまして、従来から、ただいま委員からもお話ございましたそういう権利の侵害をされたというふうなお問い合わせというのは当然役所の方にも、種苗課の方の相談窓口にも当然参ります。さらに加えまして、このGメンというのは専属的にそういう相談の受付
○政府参考人(白須敏朗君) ただいま委員からもお話しのとおり、新品種のこの保護ということにつきまして、それを、権利の侵害に対するこれを支援していくということは大変に重要なことだというふうに私どもも認識をいたしているわけでございます。 したがいまして、私どもとしても、これまでもこういった新品種の育成者権の保護の支援ということでございまして、それぞれ都道府県なりが行っておりますその情報の収集でございますとか
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの加工品の関係でございます。 委員からも御指摘のとおり、今回の改正におきましては、育成者権の効力の及ぶ加工品の品目を私どもとしては政令によりまして具体的に指定をしていくというふうにしているわけでございます。 ただ、委員からもお話ございましたとおり、やはりこのDNA分析ということで品種の識別がどうしても必要になるわけでございます。それによりましてこの権利の侵害の
○白須政府参考人 ただいまの自然災害によりまして被害を受けた養鶏農家に対する対策というお話でございます。 大雨など、こういった自然災害によりまして被害を受けました畜産農家、これは養鶏のみならずでございまして、畜産農家全般に対しましては、引き続きまして経営が継続できますように、農林漁業金融公庫におきまして、畜舎とか鶏舎とか、そういった施設の復旧を図りますための農林漁業施設資金というのがございます。その
○白須政府参考人 委員もお話しのとおりで、この生産努力目標は、今モチベーションの話も出ましたが、平成二十七年度における目標でございます。したがいまして、そういった意味で、農家所得も申し上げましたように考慮しまして、望ましい生産規模という意味でございまして、決して生産自体を規制したり、あるいは縮小するというふうなことではございません。 そういった意味で、私どもとしては、やはり農家の生産意欲に悪影響を
○白須政府参考人 ただいまの委員の生産努力目標関係の御質問でございます。 まず、てん菜の関係でございます。 ただいま委員からもお話しございましたとおり、てん菜の方の平成二十七年度の生産努力目標の基準年となりました平成十五年、もう委員御案内のとおりでございまして、史上まれに見る大豊作だったというふうなことでございます。てん菜の生産量は、平成十五年は四百十六万トンということでございまして、また、てん
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの生産努力目標との関係でございます。 委員御案内のとおり、小麦や大豆などにつきましては前回の基本計画の生産努力目標を超えます生産量が、例えば麦でございますと、平成二十二年度で八十万トンという目標を立てておりましたんですが、平成十五年度で八十六万トン、あるいはまた大豆でございますと、平成二十二年度で二十五万トン、これに対しまして、目標に対しまして、十三年度、十四年度
○政府参考人(白須敏朗君) 今、委員からもお話ございましたように、まずは農業者が最低限取り組むべき規範を策定するということでございます。これは、実は十六年度中に策定しまして、それで十七年度からは私どもが農林水産省としまして実施をいたします各種の支援事業に関連付けるということで普及定着を図ってまいりたいということでございまして、本日、三月三十一日付けをもって各県の関係者に通知をしたわけでございます。
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの委員の二毛作の関係のお尋ねでございます。 お話のとおり、やはりそういった米と麦といった二毛作の体系、大変に重要なことだというふうに考えているわけでございます。 ただ、現状では、例えば麦にしてみましても品質の問題ございます。要すれば、実需者側の受入れの問題あるわけでございまして、実需者にしてみますと、これ以上の国産麦の受入れに限界感があるというのが一点あるわけでございます
○政府参考人(白須敏朗君) ただいま委員から飼料自給率の向上を図るという観点からのお話があったわけでございます。 お話のとおりで、やはり食料自給率全体として向上させるためには飼料自給率の向上、不可欠であるというふうに考えております。したがいまして、やはり国内生産が可能な、ただいま委員からもお話ございました粗飼料につきまして、現在七六%なんでございますが、これを大幅に引き上げまして、何とか完全自給目指
○白須政府参考人 ただいまの飼料作物の関係でございます。 委員御案内のとおり、前回の基本計画の策定のときの基準年次でございます平成九年度、飼料作物の生産、TDN換算で三百九十四万トンあったわけでございます。それが平成十五年度には三百五十二万トンということで、御指摘のとおり、ふえておらないということでございます。 この原因につきまして私どもも検証いたしているわけでございますが、これは一つには、畜産
○白須政府参考人 ただいま環境支払いのお尋ねがあったわけでございます。 御案内のとおり、環境保全に関する施策は、もう環境問題に対します国民の関心が大変高くなっているわけでございまして、我が国農業全体を環境保全を重視したものに転換していくということは、大変重要なことでございます。したがいまして、今回のこの食料・農業・農村基本計画におきましても、一つには、環境保全に向けまして農業者が最低限取り組むべき
○白須政府参考人 ただいまの有機農業の関係でございます。 委員も御案内のとおり、有機農業は、土づくりを基礎といたしまして、化学肥料あるいは農薬を使用しないということを基本とする農業でございます。お話のとおり、やはり環境保全を重視する農業生産の一つの形態だということで、また、消費者の安全、安心の要請にもこたえるというものでございます。私ども、推進をしておるわけでございまして、また、新たな基本計画におきましても
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの委員のお話でございます。 お話しのとおり、実はこれまで、転作、稲を作付けしないというふうな転作に対します助成金につきましては、実は平成十五年度までは全国一律の要件、単価によりまして転作奨励金を交付しておったわけでございますが、平成十六年度からは市町村単位の協議会によりましてそれぞれ自主的に要件、単価を決定をいたしまして交付ができると、そういうふうな制度、仕組みに
○政府参考人(白須敏朗君) そのピッシングの廃止に向けました取組ということでございまして、私どもの事業の具体的内容ということでございます。 御案内のとおり、先ほどもお話ございましたが、やはり作業中に牛の、神経反射というふうなことで牛が暴れる可能性があるわけでございます。そういった場合に作業員の方がとっさに逃げられる程度のスペースといったものを広げる必要があるということとか、あるいはまた安全のために
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの乳用種牛肉の評価向上のための対策の内容でございますが、御案内のとおり、乳用種牛肉、いわゆる乳雄でございます。これにつきましては、我が国の牛肉生産の四分の一を担うというふうなことで、現在でも手ごろな価格の国産牛肉というふうなことで消費者からは一定の評価を得ているわけでございますが、ただ、流通業者等の実需者から見ますと、肉質の点で若干ばらつきが多いといったような点が
○政府参考人(白須敏朗君) ただいま委員からお話しのとおり、昨年の十一月から家畜排せつ物法、完全施行になったわけでございます。 これにつきまして五年間の猶予期間があったわけでございますが、おかげさまで全国の畜産・酪農家、それぞれに大変に御努力をいただきまして、昨年の十二月段階で私どもが調査をいたしましたところ、この管理基準へ対応いたしております農家は全体で九九・四%ということでございまして、ほとんどの
○白須政府参考人 前向きといいますか、いずれにしても、これは関連対策の一環でございますので、畜産物、酪農関係の価格決定を行う際にあわせましてこの関連対策について検討してまいりたいということでございます。
○白須政府参考人 ただいまの委員の御指摘でございます。 お話しのとおり、今後の需要を拡大していく上では、やはりチーズに対して生乳を仕向けていくということが大変に必要なことかというふうに考えているわけでございます。 そこで、ただいま委員からも御指摘ございました奨励金を私ども交付をいたしているわけでございますが、この事業の今後の内容等々につきましては、畜産物の価格決定の際にこれはあわせて検討してまいりたいというふうに
○白須政府参考人 ただいまの委員の御指摘でございます。 委員のお話のとおり、脱脂粉乳、大変に在庫がたまってきておりまして、その過剰在庫の解消に向けまして、それぞれ生産者の皆様方も大変なお取り組みをしていただいているわけでございます。 そこでまず最初に、第一点、委員からのお尋ねの、脱脂粉乳の在庫解消に向けまして新規需要の開拓ということでどんなことをしておるのか、その効果は上がっているのかというふうなお
○政府参考人(白須敏朗君) 前段の、委員御指摘の苗木やら種子の流出の関係、お答えしたいと思います。 委員からも御指摘ございましたように、近年、せっかく育成をいたしました、例えば北海道が育成をいたしましたインゲンマメとか小豆の新品種、あるいは栃木県が育成をいたしましたイチゴの新品種などが、我が国の育成品種としての種苗が不法に海外に持ち出されまして、その品種の農産物が向こうで生産されまして逆に我が国に
○政府参考人(白須敏朗君) ただいまの野村委員の御質問でございます。 一つ、お話しのとおり、認定農業者に準じた一定の要件を満たす営農形態というものを私ども担い手として位置付けてまいりたいというふうに考えているわけでございますが、特に畜産、今、委員からも御指摘ございましたが、他の作目と比べましても大変に特色があるわけでございます。 一つには、畜産全体として見ますと認定農業者の割合が現在でも高いわけでございます